1964年のオヤジバンド 「僕たちのいた夏」

作者 結城 てつや

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★★★ Excellent!!!

2020年から1964年にタイムスリップしたオヤジバンドの面々。それだけでなく、見た目まで二十代に若返ってしまう。

過去は物価から文化まで何から何まで違う。キャバレーの雰囲気や、漂うカレーの香りまで、ディテールの拘りが光る。

バンドメンバーはマネジメントを買って出た男、マサと共に懸命に生きる当時の人達と触れ合い、人生の価値を見つめ直していく。

今を生きるとはどういうことか、忙しい毎日に埋没して大切なものを見失っていないか。

内容は平易だが、突きつけられる問いは重く突き刺さる。