Day 0-3

 目が覚めるとロリ神様の膝で横になっていた。


「あ、あの、俺どのぐらい寝てました?」


「うーんと、10分ぐらいかな。大丈夫、英二のかわいい寝顔を見ただけだから」


 まだ、お姉さんモードなのか。


「そ、そうですか。でも、恥ずかしいので忘れてください」


 でもロリ神様は、うんともすんとも言わず、ただ、ニコリと笑顔を返しただけだった。


「それで、どうだった。甘やかされた気分は」


「えっと......悪くなかったです」

「そっか。それは良かったよ。また甘やかしてあげるからね」

「あ、ありがとう、ございます」


「......では、第一段階をクリアしたので、次の場所へ行きましょう」


 ON OFF の切り替え凄いなー。もう元のロリ神様だよ。


 そして、言われるがままロリ神様の後をついていくと大きなスクリーンのある部屋か見えてきた。


「ここは?」


「ここは世界を観察する部屋として、使われています」


「世界を観察?」


「はい。我々はいくつかの世界を観察しており、それを一定期間観察もしくは、悲しき者を世界に送る事が仕事となっています」


 成る程。この世界は、現世で奇しくも命を落とした者の救済措置なのかもしれない。


「では、貴方の望む世界を少し覗いて見ましょう」


 スクリーン画面に映像が映り、ある光景が見えてきた。


 そこには可愛いロリたちが元気に鬼ごっこやかくれんぼ、花の冠作りなどで、遊んでいる姿が見受けられた。


「ここはロリしかいない世界。ロリロリパラダイスです」


「...わーお」


 それ以外言葉が出なかった。そして、何故だか、その姿を見ているだけで、心が癒されていった。あんなに無邪気に遊ぶ姿がこんなにもいとおしく、心癒されるものなのか、と思っている矢先に。


「どうですか?気に入りましたか?」


「正直に言います。むちゃくちゃ気に入りました」


「では、あちらへ行く準備をするとしましょうか。こちらへとうぞ」


 そう言われ着いていくと、今度は事務所みたいな。資料やなんやらいっぱいある部屋にきた。


「まず。最初にこちらをどうぞ」


 渡された紙にはこう書かれていた。


 基本ルール

 〇毎日ロリたちに甘やかさる事

 〇癒し世界ロリロリパラダイスではロリ以外絶対に働いてはいけない。


 特別ルール

 このルールはロリによって異なります。

 例:1日1回ハグされること。など。


「と、この様に貴方はルールに従い、楽しい生活を送ってください。もし、ルールを破れば。強制追放になりますので、ご注意ください」


「強制追放ってどこに追放されるんですか?」


 またもロリ神様は笑って誤魔化してきた。


「そうですか。でも、ルールさえ守ればいいんですよね。楽勝ですよ」


「そうですか。それは心強い。ですが、送る前に一つ。転送先についてなのですが、出来るだけロリの居ない場所へと考えています」


「それはロリ達を脅かしてしまうからですか?」


「それもありますが、出来れば最初の出会いを大事にしてほしいのです」


「出会いですか」


「はい。詳しい事は言えませんが、その出来るだけによって、貴方の癒しが大きく変わります」


「......分かりました。ではお願いします」


 次の瞬間強い光が部屋を包み、俺をロリ世界へつれていった。

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