Day 0-2

 するとロリ神様は固かった表情が緩まり、今までが、演技だったかのように。そして、本来のロリっ子になっていた。


「いや~、久しぶりの仕事だよ。これは腕がなるね。ねぇ、何して遊ぶ!やっぱりゲームだよね。ゲームしよう!」


 だが、俺はその豹変ぶりに少し戸惑っていた。


「えっ、ちょと待って。君はー『えっ、何?もしかしてゲームはいや?』ーいや、そうじゃなくてー」


「あっ、そっか。英二お兄ちゃん!私と早く遊ぼ!」


 その瞬間胸がキュンキュンした。実際、妹などはいなかったし、お兄ちゃんなんて勿論呼ばれる事もなかった。妹がいるとこんな感じなのかと思った。

 少し、戸惑いはしたが、別に断る理由もない。それに、甘やかしてもらえるなら喜んで甘やかされたい。


「あ、ああ。遊ぼう!」

「そう来なくちゃ。ねぇ、何する?」


「そうだなー」


 それから、ロリ神様とマ〇オカー〇、ス〇ブラ、リ〇ム天〇など、いっぱい遊び尽くした。


「ロリ神様、ゲーム上手いですね」

「そうでしょ! さぁ英二お兄ちゃん、もっと私を楽しませてよ!」


そこから第2ラウンドが始まった。


「あー。楽しかった!こんなに遊んだのはいつぶりだろう。ありがとう、ロリ神様」


「ふふっ、それはよかった。じゃあ、最後に」


 ロリ神様がそっと俺を抱き寄せ、頬に彼女の胸にあたった。小さな腕が背中に回り、体温と鼓動がしっかりと伝わってくる。そして、何故か気持ちが落ち着く。


「今でよく頑張ったな、英二。辛かっただろう。今は私に目一杯甘えていいんだぞ」


 ロリ神様は先ほどの口調とは打って変わって、今は年上のお姉さんみたいだ。


「困っているのに、誰も助けてくれなくて、辛かっただろ。これからは私を頼っていい。さぁ」


 その言葉を聞いて、瞳から涙がこぼれた。


「我慢するな。もっと泣いてもいい。だって、今まで頑張ってきたんだ。泣くのは許される事だ。誰も否定しない」


 それからはもう、涙が止まらなかった。涙が枯れるまで、泣いて、泣いて、泣きまくった。

 そして、いつの間にか眠りについていた。

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