アールヴの料理人

あとがき

「アールヴの料理人」に最後までお付き合い頂き、ありがとうございました。

さて今回のあとがきは、話のなかで気になる言葉を抜き出して、解説するかたちで書いてみます（個人の主観ありあり）。

時間潰しに、ぜひ本編を片手にご覧ください。

・配達用のトライク。

ピザ屋が使うような三輪バイクです。法律上ヘルメットは不要。でも安全のためには絶対に被った方が良いです。

・花屋のエプロン

　力仕事で屈んだりするので、前掛けの間は開いている方が便利。

・アールヴ

エルフの古い呼びかた。

・つむじが２つある

身内にいますが、頭頂部から見ると渦の交わりが圧巻です！　ブラシで押さえつけても、すぐにピョコン！

・玉ねぎヘア

あまり見ないですが、長い髪をふんわり目の球状にまとめ、根本を数珠のように結んで、垂らしてある髪です。吊るして干してある玉ねぎのイメージ。やっぱり邪魔だよねえ？

・匂いのしない花

飲食店、特に食メインの場合、強香種の花は避けるといいます。百合などは特に。

・見繕う（みつくろう）

ミツキから客に、言わせようとした言葉ですが、飲食店側が使っていい言葉なのかなあと、気になり調べました。

　みつくろう対象が「人」以外なら平気とか、店員が言うのは絶対に駄目だとか、良くわかりません。結局は客から言わせました。

・スープ・ド・フェイ

「フェイのスープ」まんまです。フェイはフランスの妖精を指す言葉。響きが好きなので、名前だけ借りました。

・コンソメスープ

実際にバーでお通しのひとつに出された経験あり。美味しかった。私は薄めが好みです。

・エシレバター

庶民には買えないフランスの高級バター。お菓子にたっぷり使うらしい。贅沢！

・たらこパスタ

最後の方に残る、ソースとたらこが混じったスープが大好き！　ペロペロ舐めます！（庶民）

・ハーブティ

シシリーの店長が好きな飲み物。短編「秘密の花園」では、お店でクレーム客をなだめるのに使っています。

まさか書くとは思っていなかった、フローリストのサイドストーリー。コミカルな演出にするつもりが、感動系になりました。

テーマが「料理」なので、もう少し食べ物を主軸に添えても良かったかなあ。

最後に、この話を書くきっかけを頂いたツイ友の門々さまに深く感謝致します。

2019/5/18　　　まきや