第7話

黒「最近の若者にはついていけない。」

白「黒も最近の若者だよ。」

黒「同じ年に生まれたことを恨むしかない、と何度思ったことか。」

白「そこまで言わなくてもいいんじゃないかな!?」

黒「いや、思うんだけどなんで嫌われてるってわかってて白は来るの?暇を極めてるの?」

白「暇なの?って普通に聞いてくるのかと思ったけどなんか進化してた。あと暇人だよ。」

黒「嫌われても構わないって思う理由がここにいる。」

白「新しい話をありがとう。とっても悲しいなぁ。まさかの理由になっていたなんて。」

黒「これだけ人をディスってる奴の話を聞きに来るなんて暇潰し方法が見当たらなかったと見える。」

白「うん、まぁ、ないんだけど。ないんだけど黒と話してると楽しいじゃん?」

黒「いや、知らんし。疑問形で返されても楽しいかどうかとかお前の感覚知らんし。」

白「そんなことよりなんで最近の若者をディスってたの?」

黒「流行りのファッションとかゲームとかの良さがまったくもって理解できない。」

白「それで?」

黒「若者がふざけて起こす問題に腹が立つ。」

白「そして?」

黒「それと一緒の扱いを受けなければならないことに嫌気がさす。」

白「さらに?」

黒「お前の返答が鬱陶しい。」

白「ごめん。」

黒「前に流行った動物を積み上げるゲームも、積み木じゃね?って思ったしそれって幼稚園児が遊ぶやつじゃね?って思った。」

白「違うよ!積み木じゃなくて動物だし!」

黒「積み木に動物を描いてデジタル化してお片付けが楽になったね。」

白「やめて!?その言い方やめて?!」

黒「それに広野活動ってスマホゲームも見てみたけど、似たり寄ったりのゲームって過去にもいっぱいあったよね。」

白「そんなこといったらゲーム全部そんなんじゃん。」

黒「そうだけど?特別それがいいって言えるほどのものには感じなかった。」

白「まぁ、あくまでも個人に意見だしね。」

黒「射的やん。」

白「おいこら。やめなさい。全部そういう風に言い換えるのやめなさい。」

黒「人間殺したきゃ的を人形に変えりゃ射的やん。手軽に手元で射的ができるね。」

白「どうしたの。最早なにも受け付けなくなったの?!」

黒「ダメージジーンズなんか破けたズボンじゃん。それわざわざ買わんでも破けばいいじゃん。ふわもこの靴も全体ふわもこにしたらそれ冬用のスリッパじゃん。それかわんでもスリッパはいてけよ。」

白「そういうこというのやめて!?ほんとに!スリッパじゃないから!!」

黒「可愛いー!って言ったりおしゃれー!って言ってるけど実は馬鹿だな?モデルが着てたらアリなんだな?」

白「黒はもうちょっと人や物を受け入れようね。」

黒「わかった。仮に全て受け入れたとしよう。それでは『黒』というキャラがなくなってしまう。ディスったりこういうことを言う役なのに。」

白「メタ発言やめましょねー。謝るからそれ以上言うのはなしねー。」

黒「以上、ファッションに興味が一切ない黒でした。」

白「なかったなら仕方ない。」

  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

日常会話文 影宮 @yagami_kagemiya

★で称える

この小説が面白かったら★をつけてください。おすすめレビューも書けます。

フォローしてこの作品の続きを読もう

この小説のおすすめレビューを見る