第5話

黒「小学生か。精神的成長が確認できない。子は親に似るというが…親の顔が見てみたいものだ。」

白「一発目にディスり入るのやめてー?」

黒「何か要件があるなら墓前で聞くよ?」

白「(´・ω・`)なにそれ怖い。」

黒「違反者が多い…。」

白「いいじゃん、もう。それより黒って口喧嘩強いよねー。」

黒「なんのはなし?」

白「ほら、さっきの言い合い。」

黒「あぁ、あの違反者の。」

白「他人事みたいな言い方してるけど黒のことだから。論破してたじゃん!」

黒「正しい方が勝つような内容だったから。それに、どうやったって間違っている方が結果的には負ける。」

白「でもさぁ、そうやって厳しくしてても嫌われるだけじゃない?」

黒「お前らはわかってないね。大人は良い子を可愛がってくれる。大人さえこちら側にいるのであればクソガキに嫌われても痛くない。」

白「え、そんなこと考えてたの?」

黒「別に大人に期待しているわけではないが、子供が無力であることもわかっている。大人の決定に子供は反抗はできても決定を消すような影響力は持たない。クソガキならば尚更。大人に好かれればそれでいい。」

白「大人に媚びを売る的な?」

黒「媚びじゃない。正しいと言われていること、当たり前のことをしていれば自然と教師などの大人から信頼を得られ好かれ評価してもらえる。子供に好かれるよりも大人に好かれる方が遥かに得が多い。大人というよりも、歳上であればというほうが正しいけれど。」

白「ワーオ。得って?」

黒「単純に得られるものが物理的にも非物理的にも比較的多いというだけ。同年代に好かれても嬉しくない。同年代ほど面倒で損の多いのはないわ。」

白「あ、何気に黒よりも迷彩のが歳上じゃん!ってか、めっちゃ言われてるし、同年代て!」

黒「後輩に好かれる分は可愛いものよな。素直に嬉しい。得は同年代よりかは多い。」

白「後輩だったら何の得があるって?」

黒「尊敬でもされてみろ、嬉しいだろうが!!!頼られてみろ、もっと頼ってくれていいぞ!!ってなる!!!!」

白「びっくりしたぁ…、黒そんな思うことあるんだ…。」

黒「結論、同年代はまともな人間だけでいい、あとのクソガキは死ね。歳上、最高。後輩、可愛い。以上。」

白「黒の本音が刺さる。」

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