第3話

白「黒のことどう思う?」

迷彩「長い付き合いだからわかるけど、結構いい子だよ?好き嫌いハッキリしてるし正義感は強いし、自他に厳しいけどね。」

白「めっちゃ睨んでこない?」

迷彩「あぁ、目が悪いから目を凝らしてるだけー。あ、でも機嫌が悪い時は完全に睨んでるけどね!」

白「じゃぁ、話す時いっつも機嫌悪いんじゃん。」

迷彩「あんたのこと嫌ってるからでしょ。」

白「うっわ、聞きたくなかった!てか、何処がいい子?」

迷彩「優しいよ?」

白「どこが!?全然優しくないんだけど!?」

迷彩「だから白を嫌って、」

白「2度も言わないで!?」

迷彩「なんでも話を聞いてくれるし、相談ちゃんとのってくれるよ?先生のお手伝い大好きだし、実は一人反省会やってるし。」

白「一人反省会って。」

迷彩「なんか、自分の言動を振り返って反省してるって。前の発表もそうだったじゃん。」

白「最初に皆への苦情、ディスりから入ったやつ?」

迷彩「最初に皆についてキツイこといっておきながら、中間で自分の反省点言って、最後には皆よりも自分が変わらないとって言ってたやつ。あの落差は黒らしいわ。」

白「あんま聞いてなかったからわからんないんだけど。」

迷彩「寝てたよね、あんた。」

白「相談なんかすんの?」

迷彩「黒は嫌いな人の相談にものってくれるよ。」

白「ほんとにぃ?」

迷彩「真面目だから。でも、黒に真面目って言ったら真面目じゃないって言うんだよ!」

白「確かに黒は真面目…。」

迷彩「でしょ!『真面目じゃない。真面目だったら…』って言い始めるから自覚ないな!って思う。」

白「不真面目って言ったら?」

迷彩「いや、不真面目なことないじゃん…。『普通』としか思ってないよ、あの子。」

白「あれが普通!?」

迷彩「やっぱそう思う?」

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