第6話
そろそろ梅雨に入ろうかという6月某日、大学の講義が終わった俺はコンビニに向かった。今日のシフトは午後2時から夜の10時。8時間みっちり入れた。俺がバイトしているコンビニは駅からも近く、下宿先からも近い。そして万里花は自分が通っている高校がこのコンビニの近くにあると言ってたな。
午後4時すぎ、高校の制服を着た万里花がやってきた。万里花は売場に向かい、カゴに商品を入れる。今日は夕食を買うようだ。そして彩香はレジに向かい、俺は万里花が買う商品をスキャンする。万里花が買った商品は焼肉弁当とペットボトルの紅茶だ。
「以上で、お会計が749円になります。お弁当は温めますか?」
「はい。温めてください」
俺は彩香が買った弁当を電子レンジで温め、割り箸とおしぼりとともにレジ袋に入れ、彩香に渡す。俺は彩香に「お買い上げありがとうございました〜」と言う。彩香は笑顔を俺に向け、コンビニを後にした。
午後9時すぎ、万里花が再びコンビニにやって来た。夕方とは違って私服姿だった。これから夏だというのが一目でわかる、白で統一されたコーデが可愛い。そして万里花は売場に向かい、カゴに商品を入れる。カゴに商品を入れた万里花はレジに向かい、俺は万里花が買う商品をスキャンする。今回、万里花が買った商品はペットボトルのオレンジジュースとお菓子だ。
「以上で、お会計が256円になります」
俺は万里花にこう言い、万里花は256円丁度を俺に渡した。万里花の手は少し冷んやりしているけど、とても柔らかい。
「256円丁度をお預かり致します」
そして俺はコンビニを後にする万里花に「お買い上げありがとうございました〜」と言う。万里花は俺に笑顔を向け、駅の方へ向かった。
そして午後10時すぎ、俺はバイトを終えた。バイトを終えた俺はスマホを確認する。万里花からLINEが届いていた。LINEには「バイト終わったら目黒駅に来て!」と書かれていた。俺は着替えを済ませ、駅の方へに向かった。万里花は駅のコンコースで待ちくたびれた顔をしながら待っていた。
「直、遅い」
万里花の第一声はそれだった。俺は「10時までずっとバイトだったから仕方ないだろ」と言う。それでも万里花は「でも、そんな直が私は大好きなんだけどね〜バイト一筋なところが」と言う。万里花の笑っている顔は世界一可愛い。そして俺は、
「で、何の用だよ。こんな時間だぞ。お前が補導されるし、俺も捕まる」
と万里花に言う。万里花は「だーって、直と話したかったんだもん♡」と言う。そして、俺と万里花のたわいもない会話が続く。万里花は今日、目黒でテレビ番組のロケをしていたと言っていた。放送された時はちゃんと見よう。そして、
「・・・もうこんな時間だね。あ、そうだ。今日は長いこと付き合ってありがとう!」
と万里花は言い、改札に向かう準備をした。時刻は夜の11時になろうとしていた。俺は、
「うん。今日は万里花とゆっくり話せて楽しかったよ」
と言う。そして万里花は、
「私ね、直哉のことだーいだい大好き!ずーっと一緒にいようね♡」
と俺に言い、笑顔を向けた。その笑顔は俺が好きで好きでしょうがないアイドル・
「俺も万里花のことが大好きだぞ!誰よりも愛してるからな!」
と俺は改札の方に向かう万里花にこう大声で叫んだ。
◇ ◇ ◇
最後に2人のキャラ設定を書いて終わりたいと思います。
・
誕生日・・・4月2日
年齢・・・20歳(大学2年)
出身地・・・大阪府
血液型・・・A型
身長・・・175cm
体重・・・65kg
・
誕生日・・・8月1日
年齢・・・15歳(高校1年)
出身地・・・東京都
血液型・・・AB型
身長・・・155cm
体重・・・45kg
バイト先の迷惑客が、大好きな美少女アイドルだった件 青獅子 @bluelion
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