24/08/04 続々・十章の屋台骨を考える(※ネタバレ注意
十章の主人公活躍のヤマは見えた。
死刑に処されそうになった時に、大暴れして逃げ出す。
その時にカッコイイセリフを吐く。
それを聞く相手、だな。
当初はジジイでイメージしてたけれど、その場は閉鎖空間で限られた人間しかいない事を考えると、ジジイだとすると、ちょっとなぁ。
盛大なザマァをしたい。
その相手はジジイだ。
だとすると、閉鎖空間でジジイを蹴り飛ばしても、つまらない。
あのセリフは吐かせたい。
もしかしたら、閉鎖空間でそれを言うのは、ジジイ相手ではないのか?
他の、ジジイと同じ事を考えていて行動している、誰か、なのか?
もう少し、もう少し考えよう。
あのセリフは吐かせたい。
実は、あのセリフは「殺される直前になった時に、主人公が吐くカッコイイセリフ」としてずっと考えてたんだよ。
でも、出すチャンスがなかったから、自分の中で妄想でニヤニヤして終わらせていた。
出すチャンスがあるのなら、出したい。
「例え自分が殺されても、変化は止められない」
っていうのをね、言わせたかった。
相手がジジイじゃないのが、ちょっとなぁ……
でも、ヴィランの大ボスがジジイとして、大きな『ザマァ』相手はやっぱりジジイだとすると──
うーん。
出すタイミングに悩む。
ジジイをザマァするのは、みんながいる前がいい。
出来れば、全員が、いる場所で。
「役者は揃った」状態がいい。
ならば。
窮地に立った時に、主人公はあのセリフを吐くんじゃないのか?
──なんか、セリフが下りて来た。
忘れないウチにメモ。
「お祖父様は勘違いしていらっしゃる。この世界を守るのも変えるのも、我々じゃないんですよ。変えるのは、今いる子供たちです」
そう。世界に風潮を変える──今ないものがあるのが「当たり前」未来を作るのは、子供たちなんだよなぁ。その子供たちが「当たり前」の空気を作る。
その為に主人公は、今「変えるべきものはコレだ」と声をあげているに過ぎない。
そして、もし何かを変えたとしても、それが「当たり前」になるのは、子供たちの世代。
主人公の時代にはまだ「抵抗感が残ってる」んだよね。
大人は、変える為の努力をする。そしてそれを受け取った子供たちが「それが当たり前である」として、更に良い方向へと変えていくことになる。
Twitter見てて本当に感じるけれども。
「衛生大国日本」
なんて、まだここ数十年の話。下手をしたら、まだ30年ぐらいしか経ってない話だ。
私が子供の頃は、駅の線路の部分には、敷石が見えないぐらいまでポイ捨てされた煙草の吸殻が山積してた。
そこここで煙草のポイ捨て、ゴミのポイ捨て、痰の吐き捨て、ガムの吐き捨てが行われ、汚いエリアも多かった。ってか、電車の中で煙草吸えてた。読み終わった新聞紙が網棚の上に沢山置かれ、エロ広告が普通にそこここにあった。
それが「どこにいても綺麗な町」になったのは、そうしようと、その時の大人たちが努力し、子供にとって「町が綺麗」を当たり前にしたからだ。
「町が綺麗」を当たり前として育ってきた子供たちにとっては、町が綺麗なのは当たり前。だからその当たり前を当たり前として維持し、何か問題がるモノがあれば、それを変えて行こうと動き、更にその次の世代が、変わったものを「当たり前」として感じるようになる。
上手く、簡潔な言葉に置き換えられないけれど、そこは、もう少し熟考するとして。
いいね。
その方向もいいね。
まぁ、それは一旦置いておこう。
それよりも、ヤマの流れだ。
処刑について。
たぶん、その場にはジジイはいない。重ねて確認。閉じた空間での『ザマァ』はあんまりおもしろくない。『ザマァ』をするなら、みんながいる場所がいい。
と、いうことは。
処刑の場には、ジジイはいない。
じゃあ、その場には誰がいる?
ジジイと同じ考えの、ジジイ以外のもう一人の登場人物か。
でも、似たような登場人物を増やしても、なぁ……
そういえば、暗殺者・コスティを出そうと思ってた。
ヤツはなかなか殺せない主人公に固執し、主人公を苦しめて殺す事を目的にしている。
だとしたら、処刑の場にいないワケがないよな。
でも……
処刑されそうになった場面から、主人公が回りの人間を全て倒して逃げるとした時、その場に暗殺者がいたら困る。なんでかって、ヤツ、強いから。主人公一人では実力差がありすぎて無理。倒せない。
何か、倒せる工夫があればいいけれど。
それに。
暗殺者の目的は、ただ主人公が苦しんで死ぬ姿を見たいだけなので、ヤツに対して「私を殺しても~」のセリフがあるのは変なんだよ。
もう少し、シーンについてを考え直すか。
なんで処刑を閉鎖空間でって思ったかっていうと、前述どおり、裁判なんぞ面倒くさい手順を全て省いて、速攻で主人公を始末したかったから。
裁判の場になると、絶対に主人公を弁護する人間、擁護する人間がいる。そいつらに邪魔されたくなかったから。
イメージしてみよう。
まずは、捕まる所からだ。攫われるとか、そういうんじゃないと思われる。
濡れ衣の嫌疑をかけられ、連行されるんだろうな。
取り調べされる場所へと連れていかれた後、あることないこと言われる。
ここらへんは、参考にした映画のまんまかなぁ。
取り調べみたいのをするのは、誰だろう?
少なくとも、ジジイの息がかかった者だ。適当な言い訳をつけて、主人公を即処刑しようとする。
いや、ここ、ジジイ自身でもいいのかもしれない?
処刑するのはジジイじゃない。ここで死刑を言い渡して、誰かに片付けさせるのか。
その時に、主人公があの「私を殺しても~」のセリフを吐くのか。
んで?
処刑するのは、あの暗殺者か。嬉々としてその役割を引き受けるだろうな。
ただ……前述したとおり、主人公一人じゃ、暗殺者は倒せないんだよ。実力に差がありすぎるから。
ここについて、何か算段をたてられていればいいのかもなぁ。
正面切って戦って勝てる相手じゃない。
どうすれば、いいかな。倒せなくっても、せめて逃げる事ができればいい。
誰かが助けに来て、は、単純だし。っていうか、誰かに助けられてOKっていうのは、好きじゃない。
まずはダメ元で四苦八苦する姿を見せるのが、この作品のキモだ。
布石があって、それが利用できるといいけど……思いつかないなぁ。
……未来の自分に託そう。(※問題の先送り
そんで、監禁されていた場所から逃げ出した後。
──ああ、その後だな。問題は。
……。
無事、死刑が執行された事にして、ジジイを騙すか。
その方が、なんか、面白そう。
ジジイは、主人公が無事死刑執行されて、これで邪魔ものはいなくなったと安心してる。
若干葬式ムード漂う、収穫祭の最後の瞬間に、ジジイは主人公の末弟を正式な次期伯爵候補とする事を、声高々に宣言する。
そこへ現れる主人公。今まで散々やらかしてきたジジイの悪事の証拠を持って。
うん。良い感じ。
エリックの叫びとか、上手く入れられるといいけれど、それは未来の私の腕次第だな(※問題の先送り
ヤマは……これ以上深く考えても、その通りに書けるとは思えないので、このレベルでいいかもしれない。
思いついた事は、ここに残してるし頭の片隅にも残っているので、大丈夫、かな。
って事は。
ベッサリオンの収穫祭に来たのは。
表向きの目的は、「子供たちに収穫祭を楽しんで欲しいから」。
裏の目的は、ジジイの悪事暴露の為か。
証拠を探すとして。裏帳簿はまぁいいとして。それだけじゃ理由としては薄い。
ジジイに買われた女の子だな。
その子を、どう物語に絡ませるのか。
彼女は、逃げようと、してるかなぁ。
ストックホルム症候群を起こしてるとしたら、逃げないな。逃げないどころか、ジジイに協力しているだろう。
……いやぁ。ストックホルム症候群を起こしていれば、ジジイの為に、その女の子が主人公を後ろから刺す、とか、そういう事件が起こせそうで面白いかなぁ、と思ったんだけど。
そんなんするとまた「主人公が酷い目にあっててツライ!!」って言われるかなぁ(ニチャア
……でも、刺されたりする場合、あとが大変なんだよなぁ。背中とかって本当に大変で、例えば腎臓とか肝臓刺されたら致命的だし、もうすこし上だと肺を刺されて自分の血で溺れ死ぬ事になる。
この時代は、内臓手術なんてそれほど高い技術があるワケじゃないから、致命的なんだよなぁ。コルセットがあって深く刺さらなかった、とかならアリかもしれないけれど。
ただ、その事件を挟むチャンスがなさそうだ。
あ。
忘れてた。
証拠集めの時に、どんな事が起こるのか。
ここでアレコレ起こして、ジジイへのヘイトを貯めたいし、主人公に不利な状況証拠が集まるようにしたい。
何を起こそうかなぁ。
大体、そこで起こる事は全て後に繋がっていて欲しい。
ただ、収穫祭で遊んでる子供たちのキャッキャウフフも描写したいんや。
そこで、子供たちの関係性が変わってきた事も見せたいし。
あ。
そうか。
主人公にとって不利な状況証拠っていうのがどんなのか、いくつか候補を考えておかないとな。
……ふむ。
ここで一発、起承転結を改めて考えてみないとな。
それについては次回書く!
って事で、今回はここまで!
以上!!
それではね!!!
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