23/10/28 十章を、後先のこと考えずにボンヤリイメージしてみようか(※ネタバレ注意
前回のエピソードを読み返してて、ふと気づく。
七章で、主人公はフラリと実家に帰った。
実は、今回も帰らそうと思ってる。
もしかしてワシ自身が、何かあると、実家に戻りたいなー、子供でいられたあの場所に帰りたいなーと、思うんかもしれない。
なるほどな。
ウチは家族仲はかなり良い方なので、実家は安穏とできる場所なんよ。
だからかもしれない。
セレーネさんにとって実家は、一人の自立した女性である以前に、娘であり姉でいられる場所なのかも。
立場って、縛られる反面、安心ももたらすからね。
特に彼女は、弟妹たちに癒されたいのかもしれないね。
ってトコで。
今サラッと流したけど、十章の舞台は、また、主人公の地元の話にしようと思っています。
なんでかって。
子供達にワチャワチャしてもらうには、そこが一番いいかな、と思ってね。
冬の厳しさや自然に接する為には、良さそうな場所だな、と思って。
また、主人公の勝手知ったる場所の方が、主人公も動きやすいんじゃないか、と思って。
で。
それだけだと、説得力に欠けるので、後付けの理由として。
実家のインフラ整備、及び、今後の領地経営の方針を話し合いに行くって感じで。
他にも、都合がいい事があるんよ。
実家領地だと、獅子伯、出しやすいねん。
偶数章では、獅子伯を出さんといかん。
てか、まぁ約束事ではなく、今までは作者都合だったんだけど。
あんまり出しすぎると、超人過ぎて問題が問題にならんから。
でも、出さないと、獅子伯派の読者さんに詰められてまうわ、ワシが……
今までは、マジで『お前国境放り出して何しょっちゅう主人公の会いに来てんねん。仕事しろ!!』だったけど、今回はちゃんと仕事の一環として来る、っていうね。
そもそも今回は、獅子伯は主人公が実家帰ってくる事知らずに行くからね。
なんで獅子伯が来るかっつーと、インフラ整備の為の借金を、メルクーリにお願いする事になるからだよ。
本来であれば、借金する方が、お金貸してくれる人の所に行くのが筋なんだけど、なんだかんだ理由をつけて、獅子伯の方から来るんだ。
『なんだかんだ理由をつける』のは、主人公実家側ではなく、獅子伯が、ね。
彼は。
八章の終わりであんな事しちゃった手前、もし、万が一、ホントに、主人公が受け入れてくれた時の事を考えて、主人公実家側に恩を売りつつ仲良くしておきたかったから。
一度、バカな弟が手酷く主人公と離婚してしまった為、受け入れてもらうとしたって、そんなに簡単にはいかないだろう、と思ってんだよ。
だから率先して根回しの為に動こうとしてるんですよねー。
ほーら。
後付けとは思えない登場理由!
素晴らしい!!
たださぁ……
獅子伯出すとしたらさァ……
何かを進展させないと、だよなぁ……
ワシ、ホント、八章の展開、なんであんな風にしてもーたんやろ……
恋愛沙汰のジレジレグダグダって、嫌いではないけど……苦手なんよ!
面倒臭いから! 見てるとイライラするから!!
だからワシ、根本的に恋愛ものやラブコメが読めないんよ。
進展……
進展……?
しん、てん……??
何を書けば『進展』になんの???
いや、そもそも、何を進めりゃいいの???
何を書けば、読者さん、喜んでくれんの???
ワシ?
ワシは幼児とのキャッキャウフフが見れれば喜ぶよ。そっちは全く触れなくっても構わないぐらい。
兎に角、子供とのキャッキャウフフを──
それダァ!!
今までは、幼児と主人公しか主にキャッキャウフフしてなかった!
大人の野郎どもと幼児が一緒にキャキャウフフするシーンを書こう!
それを見た主人公の中で、こう、何かが進展──する気がせぇへん……
ただ、私が、大人の男性と幼児のキャッキャウフフが見たいという欲が満たされるだけに過ぎない……
しまった。
どうしよう。
何を書けばいいんだろうか。
……。
嫉妬?
嫉妬、とか??
主人公がモテモテなのを見て、誰かが嫉妬すりゃいいのか??
いや、待て。
待って。
そもそもよ。
『モテモテ』って、どんな感じなん?
既に今の状況が『モテモテ』だと思うんですよ。
違う?
違くないよね??
違く、ない、よね……???
分からん……
乙女ゲームで、実質逆ハーレム状態になった時の状況って、どんななんだろう??
そもそも、各キャラの親密度の行動を、他キャラが受けて行動が変わるっていうゲーム、あんの?
そんな細かいところまで設定されているゲームがあるんなら、作成する人間の技量を尊敬するわ。
ワシがプログラム作るとしたら、そんな柔軟な作りにならないように、キャラ同士の掛け合いとか、ナシにするわ。
じゃないと、1シーンに何パターン脚本とプログラム用意すりゃいいんだよ!
コストかかり過ぎ!! ってなるもん。
……いや待て?
もしかして、私の作品を読んでてくれて、そこを期待している読者さんたちは、普段乙女ゲームでは実装されていないような、そういう状況を見たい、と思ってるのか??
いや、そもそも、読者さんみんなが乙女ゲームやってるとは限らないやろ……
なんだろう。
うーん……
でも、私も、人間関係の距離や機微、会話でのやり取りとか、そういうのを書くのは好きなんよ。
特に会話は好きだね。会話するキャラ同士がボケツッコミするような感じだと尚よし。
書いてて楽しい。
最近、マギーさんと主人公が仲良さげに会話する機会が減ってきてしまって、ちょっとつまんないなぁ、と思ってる。
──ああ。
もう、十章はそういう章にしようっかなぁ。
キャラ同士の距離感を改めて見直せるような章。
最初から比べて、随分人間関係も変わった。
コメディ的なのも書きたいんだよなぁ。
でも、それだけじゃダメか。
読者の皆さんは、ザマァも期待しているだろうから。
主人公の実家の辺りで発生する問題って、なんだろう。
やっぱり、昔ながらの『しがらみ』かもなぁ。
……九章の最後で、『伯爵の爵位を継承して領主にならないか』という選択肢が提示された。
が。
主人公が選択するだけの問題じゃないんだよな。
コレ、周りからの反発も、当然ある筈なんだよ。
例え『個人』として主人公の人柄が好きだとしても、それが『政治の場に立つ』となると、途端に『それはどうだろう?』と思う人がいても、不思議じゃない。
個人としては好いてても、「自分の上に立つ」となると、途端に反発心や不快感を感じる人も、いるだろう。
変化には、理由もなく不安を感じるのが、生き物の本能だからな。
それか?
そこなのか??
でも、それに対峙するって事は、主人公の進む道が『領主になる』事が濃厚にならんか??
なるような気がするヨ。
そこへの道が舗装されるって事やしな。
うーん。
どうしよう??
……。
いや、いいや。
後先の事を考えずに、十章は書きたい。
後先の事は、問題が発生してから、その時どうするか考えよう。
その方がさ。
きっと面白い物になりそうだもんよ。
とにかく、今回は幼児たちとのキャッキャうふふを書きたーい!
なので。
ふむ。
もう、深い事考えず、とりあえず書き出しちゃおっかなぁ。
九章は、先の事を考えてしまい、全然書けなくなってしまって、丸一年も放置してしまったんだもん。いや、放置はしてないけれどな。
悩むより、まずは書いてみる!
それやな!!
って事で。
取り敢えず、まず書いてみる事にした!
書いてみてから、あとでそれを組み直したりして、公開に耐えうるものに変更しよう!
そうしよう!
まずは、自分が書きたい事を書いてくる!
って事で、今回はここまで!
以上!
それではね!!
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます