23/08/20 十章の場所と季節を考える(※ネタバレ注意
九章が、初夏〜夏にかけての話だった。
なので、十章は秋か冬。
あと、問題は場所。
せっかく秋か冬という、個人的には好きな季節なので、その情景が生かされる場所がいいなぁ。
……。
あ。
主人公の実家にする?
また。
そこにするメリットは。
ほら、子供のワチャワチャが書きたいって言ったじゃん?
主人公の実家には、妹4、5、6、7、そして末弟がいる。
犬猫のいるし、ワチャワチャが書きやすい。
ただ……そうすると登場人物の人数がエグいな。
ちょっと考えてみると…
アティ
エリック
イリアス
ゼノ
ニコラ
ドン
ベルナ
ベネディクト
子供たちだけで8人。
そして、主人公弟妹たちが5人。
そこに?
主人公
マギー
サミュエル
ツァニス
獅子伯
ディミトリ
エリックがいるとしたら、最低でもアンドレウ夫人がいそう。
サブキャラとして、後は、クロエ(主人公の侍女)、ルーカス(アティの護衛)とヴラド(ゼノの護衛)。
ただし。
後半章出突っ張りだった、アレクは出てこない。
なぜなら。
領地を出奔した身なので、立場的に戻りにくいのと、リゾート地の狩猟部門の仕事があるから、その時期は自分の仕事場に戻る必要があるから。
戻らないと仕事クビになっちゃうしね。
後は、主人公の両親。そして、主人公の実質父親代わりだった執事。
サブキャラ入れて、26人……
お、多過ぎるッ……!!
第一章の登場人物が
主人公
アティ
ツァニス
マギー
サミュエル
エリック
イリアス
これだけだった事を考えると……
ふ、増えたなぁ……
……。
理由をつけて、大人キャラは削れるかな。
でも、アンドレウ夫人は入れたいんだよね。
なんせ。
人気なのよねぇ。
そして、私も書いてて楽しいのさ。
主人公実家領地に戻るとしたら、インフラ整備の話とか、今後の産業の話が絶対入ってくると思うんだけれど、その知恵を与えてくれる人としても、彼女は便利キャラ。
そして。
いざって時は力を貸してくれるのに、主人公を甘やかさないキャラ。使いやすいんだよねぇ。主人公を持ち上げるだけのキャラって、正直使いにくくって。いてもいなくてもどっちでもいい存在だから。
話を動かさないから、いても面白くないしね。
削れるキャラとしたら。
クロエかな。基本、主人公が行く場所にはついてくるんだけれど、屋敷の方でのミッションを与えたとして、主人公を離れさせる事は可能。
それは屋敷だけじゃなくって、九章での舞台だった場所に、指示役として行くから、今回はいないって、できるしね。
ディミトリは……仲間になったばっかりなので、基本そばに置いておきたいところだけれど、削れると言えば削れるかもしれない。
役割を与えて、それのために今回いないって出来るから。
むしろ、あまりに人数が多いので、必要人材以外は登場させたくないんだけれど。
ただ、芋づる式に登場するキャラっていうのがね、削れないよね。
アティがいるって事は、絶対にマギーがいるし、サブキャラであり護衛である、ルーカスとブラドもいる。
後は……。
あ。
九章で仲間になった、ミハエル卿、どうしよう。
後、手に入った顧客リストをもとに、アレコレやっていくという、ストーリー上の問題とかも考えないとなぁ。
あー。なんか、一緒に考えないといけない事がイッパーイ……
……。
うーん。
細かい部分に視線を向けていると、全部がバラバラで上手く纏まらないような気がする。
だから、それら必要な事を一度全部頭の中に入れて、俯瞰で見ていくのがいいのかもしれない。
いつもこのエッセイでやってる事の逆ね。
いつもは、このエッセイで、私の脳内にゴチャゴチャして存在している物を、言語化し羅列する事によって、脳内を整理していた。
今回は、その逆。
一度挙げた物を脳内に入れて、俯瞰で見てみる。
うーん。
まずは、ちょっと、やってみようかな。
景色を眺めるかのように、頭の中で妄想してみよう。
***
妄想してきた。
アンドレウ夫人が無双した。
ダメだ、彼女。獅子伯と同じ。
「貴女がいれば、もう他の人間、いらないよね」
になってしまうので、便利過ぎて逆にダメだ。出したら危険。問題が問題にならなくなる。
どうしたもんか……
彼女の口から、自分の置かれた状況を、語って欲しかったんだよなァ……
……ふむ。
アンドレウ夫人も、今回はナシがいいか。
同じ役割のマギーが、アティがいるとしたら出張ってくるので。
どうしても必要なら、「過去を思い出す」といった感じで、話に出せばいい。
ふむ。
過去の回想とは、なんとも便利なモノだのう……
ただ。
ここら辺、どんなストーリーにするかで、その人が必要か否かが決まるからなぁ。
やっぱりストーリーありきで考えないとダメなのか。
ふむ。
じゃあ、どんな話にするか、だな。
テーマも決めたいし、取り扱うネタも考えないと。
それに合わせて舞台と登場人物が変わる。
ただ。本筋ストーリーを追うだけじゃなくって、第六章の冬山で、子供たちに大切な事を伝えるっていうのも、やりたいんだ。
主人公がただ子供たちに甘いだけじゃなく、必要な事は都度教えてるんだよっていう。
そういう意味では、第四章でエリックに「強さとは」を教えたのも良かったなぁ。アレ好きだな。
子供に伝えたい事……
子供に伝えたい事……
この間、電車に乗って移動する時間があった時に、ふとバイアスの事を調べたんだよね。
で、そのバイアスっていうのは、主観でしか生きられない生き物にとっては仕方のないものであり、知識の浅さや視野の狭さが原因であるモノが多かった。
そう考えると、子供ってバイアスがかかりまくった視点で見てるんだよね。世界を。
そして残酷。オブラートに包んだり、婉曲に表現する手法をまだ身に着けてないから。
「世界は広く、自分と自分を取り巻く世界にも、全く違うモノが沢山あるんだよ」
っていうのを、子供に伝えられたらいいね。
日本って凄く文化が安定している国で、バイアスが結構強い国なんだ。
これは良い意味で。
バイアスがあっても普通に人が暮らせる国って、凄く生きやすい場所なんだよね。
ただし、それは「普通の人」にとってであり、少しでもそこから外れるとちょっと生きるのが大変になる。
そこを責めるつもりは毛頭なく、普通の人にとって既に生きやすい世界になっているのなら、ここから「そうではない人」に少しずつ範囲を広げていけばいいだけ。
……ま、ただ今の日本は「普通の人が暮らしやすい国」っていうのが崩れ始めているから、色々揺れてるんだろうな、とは思うけれど。
作中では主人公が「普通の人が、安穏と生きられる事に代えられるモノはない」って繰り返し言ってるんだけれど。
主人公はこの「普通の人」の中からあぶれる人をなくしたいって思って行動してる。
それは何故かっていうと、女の身体である自分、そして病弱だった半身の双子の兄が、「普通の人」からあぶれている、とずっと感じていたから。
それをなんとかしたいと思ってるんだよね。
そして、可愛がっている子供たちは、成長すると「なんとかできる」立場になる。
だから主人公は、できるだけ「自分たちはバイアスの中に生きてて、その呪縛からは逃れられない。だから、『バイアスがかかってる事を意識しよう』って言う事を教えたい」と思ってそうなんだよな。
これは、熊を喰った時と同じ。
自分達は間接的に何かの命を奪って、それを摂取して生きてる。「他の生き物を殺して生きている」という呪縛からは逃れられない。だから感謝して生きようねって伝えていた。
コレと同じような事がしたい。
何があるだろうか?
いや、もう、子供たちを外に連れ出すだけでもいいような気がするけれどね。
一応設定として、主人公の実家がある領地は、外部から隔絶されている為、独特の文化が根強く残ってるっていう設定だし。
それを見せられればそれでも充分な気がするなぁ。
……よし。
じゃあだとすると、ストーリー本編について、何を取り扱ってどこまで進めるか、だな。
そこをおおまかに決めようではないか。
次のエピソードでな!!
って事で、今回はここまで。
以上!
それではね!!
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