23/08/19 十章の事件・テーマを考えよう。(※ネタバレ注意
推理系の漫画──頭脳は高校生・身体は小学生の彼とか、有名探偵の孫とか、まぁそれ以外の色々なヤツね。
あれ、主人公が『死神』って呼ばれてて、彼らがいると事件が起こる、死人が出るって言われてる。
確かに確かに。
あの漫画の登場人物たちが住む場所や世界には生きたくないね。
怖すぎるわ。
まぁ、作品の展開上、事件が起こらなきゃいけないワケで。
主人公が毎回事件にぶちあたるワケで。
確かに死神の異名は伊達じゃないって感じになるんですけれども。
書き手の方から見ると、なんか、もう、疲れたな。ほのぼの書きたいなって、思うんじゃないのかなぁ……
毎回毎回事件にぶちあたって、書き手の方も精神的に引っ張られる事もあるワケで。
ワシ、結構疲れたよ。
九章が詰まった理由は、もしかしたらそこもあったのかもしれない。
あと、単純に。
ネタに詰まる。
今までは、水戸黄門や暴れん坊将軍、遠山の金さん的な感じで、ザマァ的なものを書きたいな、と思ってて。
それをもう少し膨らませて、文庫本一冊分ぐらいにしてたよ。
ネタは、ネットから拾ってきた『それってどうなんだろうな』を元にしてた。
が。
今までは、目についたモノを片っ端から利用してきたんだけれど。
そろそろ、マジで、ネタが尽きてきた。
勿論、世の中には沢山の理不尽はあるものの。エンタメ化出来るモノと出来ないモノがあって。
私が扱いたいかどうかもあるし。
尽きて……きた……
またネットの海をバタフライして、探してくるしかないのか。
いや、足元に、まだまだ転がってるバズなんだ。
どうやって見つければいいのだろうか……
……九章で書いたのは、他人から勝手に押し付けられる価値と、選択肢の話だった。
まぁ、ちょっと霞んだけどね。布石として用意しておく事──説明しなきゃいけない事が多くって、なかなかそれが明確に出来なかった気がするけれど。
別に、1回取り上げた物を、再度取り上げちゃいけないって事はないから、繰り返し繰り返し、何度も手を変え品を変えされる同じ問題を、同じように跳ね返すっていうのは、ある意味アリな気がする。
だから、過去取り上げた話でも、良いっちゃー良いと思う。
今ホットな話題と言えば。
許可なく他人の体に触るって事だね。
倫理観では分かってる筈なのに、なぜ擁護する人がいるんだろうか?
誰でも「許可されてなければ触っちゃダメ」って、理解しているはずなのに、なぜだ?
「やっちゃダメな事をやった」
と、大概の人は言ってるんだけれど、それを枕言葉に「でも」が続くのはなぜだろう?
明日は我が身だからかなぁ。
同情心?
SNSを見てると、みんな、倫理観がないわけじゃないみたいだよな。
でも、発生した事件を矮小化して「そんなオオゴトじゃない」「騒ぐ方が変だ」「他の人間もやってるのになんで今回だけ」って言うのは、なぜだろう?
これ、小説でも取り上げたネタだな。
雪山リゾートでの話にした。
これ、分かりやすくする為に、猟銃で誤射された件ってしたけれど。
これは、読者さんからの反応で、みんな事件の矮小化の感覚は理解できたみたいだけれど。
これが女性の体となった瞬間、矮小化を無意識に進めようとする声がデカイのは何故だ?
それに……
これ、ちょっと自分の方でもあったから余計に気になるんだけれど。
「他の人間もやってるのになんで今回だけ」
って声ね。
周りもやってるじゃん! なんで自分だけ注意するんだよ!!
的な、声ね。
いや、それ許される理由にも免罪符にもならんねんけど……
……。
今回のネタ、これにするか?
確かに、ずっと、なんか、モヤモヤが晴れないんだよな。
あと、その話題から派生した話題で
「女性が『一人の人間として扱え』って言うと、男性から『じゃあ他の男たちと同じように厳しく接するからな』って言う」
っていう現象ね。
コレも個人的には不思議だったんだけど、そういう男性って、もしかして、友達にも攻撃性発揮してんのかなァ……
それって、友達じゃなくって敵って意味だよね。ライバルとか。
もしかして、そういう人たちの『友達』の認識って、私が思う『友達』と違うのかなぁ……
勿論、男性全員がコレを言ってるワケじゃないって分かってはいるけれど。
でも、コレに似た感覚を、誰しもが持ってる気がする。
自分より弱い、自分より下の「お目溢ししてあげている対象」には優しくして、それ以外は全部敵でありライバルって、ちょっとサバイバル過ぎやしないかのう。
生きにくくなるし、疲れるよね……
他人に優しくしましょうって、未就学児の頃や小学生とかでも習うと思うのに、なぜ途中でそれが変わるのだろうか?
どこから変わるのだろうか?
どこでそう言う認識に変わったんだろうか?
何かキッカケみたいなものがあるんだろうか?
これをネタにしてもいいかもな。
ネタに出来るかどうか、分からんけどな。
だって、今回は「子供たちとのワチャワチャが書きたい!」って思ってるからな。ワチャワチャとそのネタが融合するとは到底思えない……
……。
あ、そうだった。
今回、舞台も同時に考えないと。
子供たちが
特に、エリックと、イリアス。
彼らは違う家の子なので、集まるには理由が必要なんだよなぁ。
カラマンリス邸であれば、エリックとイリアスが勝手に遊びに来たってできるけれど……
屋敷で起こせるネタって、もうやり尽くした気がするんだよなぁ。
屋敷内部は改革が進んでて、結構過ごしやすい場所になってると思うし、あそこらへん近辺は、もう主人公の理解者が多くって、事件が起きないし、起きても味方がいっぱいで、ぶっちゃけ、つまんない。
水戸黄門って、そこらへん上手くって、旅をしてるから、その行先でそれぞれ事件などに出くわすって出来る。
例えば頭脳は高校生、体は小学生のヤツの場合は、彼ら自身はあまり出歩かないので、自然と某町が恐ろしく治安の悪い場所になる。
だから、今回も外で起こるってした方が、書き手としては楽。
でも、その場合には、その場にエリック&イリアスがいる状況っていうのも、考えないといけない。
うーん。どうしよう。
……前回みたく、また冬山リゾートにでも行くか??
あ。季節の事も考えたい。
季節は結構重要なんだよ。
ちょっと待ってね。
各章の季節を見直そう。
一章:冬の終わり
二章:春(お花見に行く予定だった)
三章:初夏(夏至祭りがあった)
四章:夏(避暑に行った)
五章:秋(主人公の兄の命日がある)
六章:冬(冬山に遊びに行った)
七章:冬の終わり
八章:春(お花見リベンジ)
九章:初夏〜夏
とすると、十章は、秋か冬か。
ただ、主人公からすると、秋って兄の命日があるので、絶対流せない時期。
だとしたら秋か……
しかし、そうすると九章からの時間経過がなぁ。うーん……
待てよ。
主人公の兄が死んだ時、周りは収穫直前の田んぼがあった。黄金に輝いていたって記憶してるから。
異世界とはいえ、読者さんが理解しやすいように、日本の季節感に合わせてるんだけれど、そうすると、米の収穫は大概、9〜10月。
満月が美しかったって事は、日本でいうと中秋の名月の日だったんだろう。
それって9月下旬ぐらい。
九章自体の中で流れる期間って、実は結構長くって、2ヶ月以上あると思ってる。
多分、主人公が暑い暑いって言ってるので、初夏から始まり、九章が終わる頃って、多分夏の終わり頃か?
実際の月で考えると、6月〜8月、もしくは9月ぐらいまでの話か。
主人公の兄の命日の話を十章に入れるとすると、九章から間が開かないってなってまう。
できれば、猶予を持たせたい。
時間をギチギチに語られていないからこそ、話を書く時に余裕を持たせられる。
『章の間に時間があるから、そこで色々やってたんだよ』
ってできる。
あー……
いや、行けるか?
主人公の兄に関するトラウマは解消されているんで、もう感傷的にはならないだろう。
さらっと流して──十章は、秋の終わりから冬にかけてとかって、出来るか。
その季節柄の事も含めてるんだよなぁ、この作品。
その方が語りやすいから。
実は情景描写とかも私は結構好きでねぇ。
映画で言えば、状況の説明のヒキの
アレを入れるのが好き。
うーん。
考えられる場所っていうのを、想定しながらイメージしてみるか。
そうしよう。
じゃあ、それは次回ね。
今回はここまで!
以上!!
それではね!!
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