23/05/06③ 九章について脳内を整理する(※ネタバレ注意
私は普段、コーヒーかお茶か麦茶、それかフルーツビネガーを薄めたものしか飲まないんだけれど。
フルーツビネガーは、別に意識高い系ってワケじゃないです。内臓脂肪が気になるだけです。ハイ。「内臓脂肪の分解」とか書かれてて、鵜呑みにして飛びついただけです。中年下り坂は、藁をも掴むんだよ……
ただ、時々、無性に清涼飲料水が飲みたくなる。今がまさにソレ。なので、今近くにあった自動販売機でアクエリのスパークリングという珍しい物を買ってきた。
……入院していた時の事を思い出した。
私にとって、アクエリは入院時の思い出の味なんだなぁ。まぁ、当然、良い思い出ではないので、なんだか微妙な気持ちになるわ。
と、いうことで。(前置き、全然九章に関係ない
続きを考えていきますよ。
主人公たちは、身分を隠してない。
ただ、自分たちから意図して悪い噂も流していない。
周りが勝手に、悪い噂を流しているだけ。
彼女が認めるのは「身体を壊したこと」と「離婚したこと」、そして「離婚後もカラマンリス侯爵家に居座っていること」だけ。
愛人だとか、その手練手管で侯爵を籠絡したとか、顔のいい使用人を周りに侍らせているとか、ショタコン(少年性愛)だとか、周りが好き勝手噂しているだけ。
尋ねられれば否定はするだろうけれど、自分から敢えて否定を吹聴したりはしないんだろうなぁ。
ただ、「ラエルティオス伯爵の弟に会いたがっている」という噂を流す。
理由までは流さない。誰かが勝手に「カラマンリス領地を掌握する為に、まずは伯爵の弟から籠絡する気なんだ」と噂を流すだろうし。
それを問われれば、本人は笑顔で否定する。勿論、否定は本心だけど。まぁ、周りは勝手に「そりゃ肯定はしないだろうよ」と勝手に下世話な推測をする。
──あ、一応、言い訳できるような理由が欲しいな。彼が持つ何かに興味があって、それについて尋ねたくて会いたがっている、と。
としたら、彼が、何かを持っていないとな。それは何だろう?
彼は、敵伯爵から蜥蜴の尻尾切りとして利用されている。色々な悪どい事は、彼に一枚噛ませることで、共犯者に仕立て上げ、証拠は弟を指し示すようになっている。
つまり、彼は敵伯爵からすると、ただの都合の良い傀儡であり道具。そんな彼自身が、独自に持つものって、何だろう??
時代的には、工場制に移行し始めた頃。もしかして、それか?
か、研究系か、文学系か。いやぁ、本人は横柄で自分からは動かないってイメージしてるから、お金集めとか研究とか、そういう系だとは思えない。
としたら?
──ああ。
教育機関かも。しかも、女児専用の。
これは、最近読んだ藤田和日郎さんの「黒博物館 三日月よ、怪物と踊れ」から着想。その中で、平民の女児たちを預かり教育を施す、女児専用の寄宿学校のことが出てくる。
敵伯爵の弟は、それを管理しているっていうのはどうやろ?
多分、それは敵伯爵から丸投げされているだけ。敵伯爵は、庶民からの人気を維持する為に作っただけ。
「黒博物館 三日月よ、怪物と踊れ」の作中でもそうだったように、実態は酷いものなんだけれど、外からは伺い知れない。
ただ、その存在は主人公の興味はめっちゃ惹くよね。
だから、そのことを聞きたくって会いたいって言う、っていう。
いいんじゃね??
──下手をしたら、管理を奪おうと思ってるかもしれないしね。主人公が。
多分、調べると実態が酷い事はすぐに分かると思う。
それについても話が聞きたいとして、会いたがっている、としよう。
結構、いい線いけてる気がするんだ。どうやろ??
ではここで、筋を見直してみよう。
・人身売買の場に乗り込んでいって、警ら隊が包囲する時間稼ぎを行い、人身売買組織とその参加者を一網打尽にする。
・本来であれば、もっと時間をかけて逃げられないように慎重を期するつもりだったけれど、スリの少女が攫われてしまった為、即動く事にした。
・警ら隊を説得する。
・子供たちのコロニーに対する一斉検挙が実施され、たまたま主人公の傍にいたスリの少女は免れたが、勘違いされて間に溝ができてしまう。
・ニコラとスリの少女、主人公とスリの少女の交流。
・暗殺者に狙われたところをスリの少女たちに匿ってもらい、一命を取り留める。また、スリの少女の現状を知る。
・敵伯爵の弟の屋敷に一人で来いと言われたので行ったら、弟はおらず、執事兼暗殺者だったヤツに襲われる。
──この次のヤツは、流れ的に即さないとして、前回考えたのは没ね。
だからここから新しく考え直すよ。
・敵伯爵の弟の執事に、主人公に弟が折り入って話があるから、後日一人で邸に来い、と耳打ちされる。
──あ。
執事やめようか。元間者のベネディクトと立ち位置被る。2連続で同じのだすのはちょっと……
友人、でいいんじゃね?
敵伯爵から弟を傀儡&監視する為に遣わされた、監視役兼暗殺者。
スペアとして兄の陰に隠され、いじけていた弟に、親身になってくれる友人。持ち上げてくれる友人。弟は、彼を信頼してた。ま、友人の方は演技だったんだけど。
だから、上記は訂正ね。
・敵伯爵の弟の友人、という人間に、後日内密の話があるから、邸に一人で来てほしいと耳打ちされる。
・とあるパーティで、声をかけられ赴くと、そこには偉そうな態度の敵伯爵の弟と友人が。女児の寄宿舎の話をしようとしたら、おもっくそ侮辱されて憤慨する主人公。
・人身売買の話や女児の寄宿舎の調査をするが、確証は出てこない上に、調べれば調べるほど、敵伯爵との繋がりの証拠が出ないせいで、その弟の犯行に見えると感じる。また、女児の寄宿舎も人気取りの為だけに存在しており、その管理運営は酷いものだという実態が分かる。
・主人公は目的地に到着したのち、パーティなどによく顔を出し、敵伯爵の弟に会いたいんだよね、的な話を吹聴する。
──あ。
思いついた。
当初から、獅子伯の妹のマティルダをどこかで合流させたいな、と思ってたんだよね。
彼女は主人公たちとは別行動をとってて、女児の寄宿舎の実態を調査しに行ってたってしようか。
それか──マギーの出番?
本来であれば、アティの側から離れないんだけど、今回だけは協力を──してくれるワケねぇわ。マギーはアティに直接関係する事しかしない。してくれない。今回は間接的に関係する事だけど、間接的過ぎてアティの側を離れてまでやってくれるとは思えない。
うん。マギーはなし。
やっぱりマティルダだな。
マティルダは、別途獅子伯から主人公の身の安全も頼まれている。勿論、マティルダ自身も大事だから無理はしないように言明されているだろうけれど……
多分、マティルダ自身は、どっからが危険でどっからが危険じゃないのか、分かってないだろうなぁ。主人公の依頼に応じたのも、別に諜報活動とは思ってなくって、単にカラマンリス領内での馬の利用状況の調査がしたかっただけっていう。彼女はあくまで、馬優先。
あ、でも、きっと厩務員のお爺さんにもお願いされてると思う。主人公を頼みますって。彼女はきっと厩務員さんに出会った後、彼の凄さを実感して尊敬してる筈。
文字も読めないしちゃんとした教育も受けてないのに、自分以上に馬に精通して凄い人だから。あと、きっとマティルダの話もニコニコしながら聞いてくれるから、個人的に好きになりそうだなぁ。
マティルダの話に逸れた!
主人公たち、パーティに顔を出す傍ら、情報収集してる描写も欲しいところ。
だからぁ……
・暗殺者に狙われたところをスリの少女たちに匿ってもらい、一命を取り留める。また、スリの少女の現状を知る。
・敵伯爵の弟の屋敷に一人で来いと言われたので行ったら、弟はおらず、執事兼暗殺者だったヤツに襲われる。
・敵伯爵の弟の友人、という人間に、後日内密の話があるから、邸に一人で来てほしいと耳打ちされる。
・とあるパーティで、声をかけられ赴くと、そこには偉そうな態度の敵伯爵の弟と友人が。女児の寄宿舎の話をしようとしたら、おもっくそ侮辱されて憤慨する主人公。
・女児の寄宿舎の実態を調査しに行ってくれていたマティルダが合流。
どうやら庶民からの人気取りの為だけに存在し、実態が酷いものだと知る。
──ん? またなんか、イメージが降りてきたぞ?
敵伯爵の邸に一人で来い、と言われたワケじゃなくって、人身売買が行われているという噂の場所を聞きつけ、本当にそこで行われているか、事前調査しに来た、としたら?
勿論、一人でじゃない。アレクやディミトリ、ベネディクト、マティルダを連れて。
ただその途中で襲われるんだよ。警護の人間かと思ったら、明らかに主人公が狙われている。それが、自分に放たれた暗殺者であると知る。
逃げ回っている間に仲間たちとはぐれてしまう。絶対絶命になった時に、スリの少女に救われるの。経緯は上記で書いた通りで、その場にたまたま居合わせた子供も、目撃者として抹殺されそうになったところを、主人公が助ける。
だから匿ってくれたっていう、ね。
ん?
とすると? なんか筋が変わるぞ?
ちょっと見直してみよう。
・暗殺者に狙われたところをスリの少女たちに匿ってもらい、一命を取り留める。また、スリの少女の現状を知る。
・警備なので、逃げれば追ってこないだろうと思ったら、何故か執拗に狙われる主人公。どうやらそれは、警備の人間ではなくって主人公の命を狙う暗殺者だった。
・調査の結果、人身売買が行われていると噂される場所を特定する。本当にそこで行われているか確認するために、そこへと赴く。
しかし、存在がバレて警備の人間たちに襲われる。
・パーティに出る以外にも情報収集を行う主人公たち。その情報を共有するすると、人身売買組織は確かに存在するものの、敵伯爵に直接繋がる証拠はなく、敵伯爵の弟が主宰しているような情報ばかりが出てくる。
・とあるパーティで、声をかけられ赴くと、そこには偉そうな態度の敵伯爵の弟と友人が。女児の寄宿舎の話をしようとしたら、おもっくそ侮辱されて憤慨する主人公。
・女児の寄宿舎の実態を調査しに行ってくれていたマティルダが合流。
どうやら庶民からの人気取りの為だけに存在し、実態が酷いものだと知る。
うーん。
まぁ、悪く、ない。
パーティで敵伯爵の弟と出会うのと、マティルダ合流、どっちが先がいいかって感じ。どっちでもいい気がするけれど、そういう情報の共有は作中1回に纏めた方がいいよね。そこで一度リズムが崩れるというか、説明回になるから。
あー。でもぉ……
パーティに複数回出る描写は欲しいなぁ。
そんな、最初の頃からすぐに出会えるのは変だし。
情報収集にも、それなりに時間がかかるだろうし、諜報活動の一環として、情報提供者たちを集めたりセーフハウスを見繕ったりする描写も欲しい。
あー。どうしよっかなぁ……
って。
あ! 4000文字軽く超えてんじゃん! まぁ、今まで考えた筋とかコピペしてるしね。文字稼ぎじゃないよ。エッセイで文字数稼いでも意味ないし。
続きは次回ね!
なんか、ホント調子がいいよ! 怖いぐらい!
……え? 何、私、もしかして、死期が近いん??
気にしなーい!
行けるところまで行こう! 考えらえるところまで考えるよ!!
ってことで、今回はここまで!
以上!
それではね!!
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