23/03/05 九章について再考察する(※ネタバレ注意

 どうでもいいかもしれないけれど、フリックでの入力が上手くいかない……

 そりゃ、元々フリックを使い始めたのがゴリゴリの大人になってからっていうのもあるんだけれど、キーボード入力の方が思考速度とほど同じ速度で書けるから。

 フリックだと、キーボードと比較するとどうしても入力速度が落ちる。


 また、画面の大きさも影響してくるね。

 私は書きながら、一度手を止めて俯瞰して文章を読み返して、更に続きを書くってしてるんだけれど、スマホ入力の場合は、画面を縦長状態にするので1行の長さが短く、また(老眼だから)あまりに文字が小さいと頭に入らないので、ある程度大きい状態にしているから、1画面に収まる文章量が少ない。

 俯瞰できないので、何度も手を止めてプレビュー画面にしてスクロールして確認する事になる。


 隙間時間にちょびちょびならそれでも構わないんだけれど、腰を据えてやろうとすると、その手間がクッソ面倒臭い。

 その小さなイライラの積み重ねが、大きなストレスになってしまう事も。


 また、今この文章はiPadにキーボードをくっつけて打ってるんだけれど、通常パソコンの方が楽。何故なら、iPadは勝手に予測変換してしまって、意図しない文字になってしまったりするから。その場合には、一度入力を確定させてから消すから、手間が地味にかかる。

 予測変換、マジウザイ。


 一番楽なのは、結局PCなんだよねぇ……


 って事で、ここでノートパソコンに切り替えました。

 ホント、この方が早い。なんせもうXX年使ってるからな。

 ただ、記号を打つ時に困るけど。私は普段US配列キーボードを使ってるから、Shift-JIS(日本)配列のキーボードと、記号の位置が違う。

 そこが微妙に戸惑うかな。

 ま、でもそれぐらいで、圧倒的にノートPCが早い。


 前置き長ェよ!!


 ここで、ちゃんとしっかり九章の事考えていくよ。

 ついでにこの先の事も書いていっちゃう。

 頭の中でしか情報を蓄積しないと、そのうち忘れるから。書きながら考え、書いて考えを固めるっていう意味もあるし。

 ホント、頭の中だけで考えられる人ってすげぇなって思うよ。


 ここから、致命的なネタバレをしていくから、読む人は気を付けてね!!






 ここ数日。

 悪役令嬢継母作品の終わらせ方を考えている。

 読者さんたちは、誰とくっつくのかを予想して楽しんでいただいているが──


 私は、結婚させない事を考えており、そこにどうカタルシスを生ませるかをずっと悶々と考えていた。

 白雪姫やシンデレラ、眠れる森の美女など、ディズニーの昔の映画では『結婚して幸せに暮らしましたとさ。おしまい』が定石だった。

 近年その傾向が崩れてきている。

 しかし。

 日本のティーン向け作品を見ると、結局『結婚』がオチに来ている作品が多いな、と感じた。

 もし、結婚がエンドではない作品があるとしたら、結婚が作品のスタートになってる。

 女性の人生において『結婚』が区切りであり、それありき、となっているのが多い。


 結婚は結末ではなくスタートだと、本当に日頃から考えている。既婚者だからね。

 あと、もともと、悪役令嬢継母作品は、世の中にあふれかえっている『定石』をぶっ壊したくって書き始めたっていうのもある。

 そうすると、『結婚が区切りになる』という物も、ぶち壊したいんですよねぇ。


 ただし。


『じゃあこの主人公は一生結婚しないのか』

 っていうと、別にそういうワケじゃない。

 作品の目的・ゴールをそこに置いているワケじゃないってだけなので、作品が終わった後、のちのち結婚するかもしれませんね。作中では語られないだけで。

 アンチ結婚でもありません、私は。既婚者だっつーの。


 ただ、そこにどうやって作品の大団円をもっていけるのか、予想が出来てないんです。

 どうすれば、カタルシスが生まれるかなぁ……


 ま、それは作品自体のエンドだ。

 まずは九章を考えないと。


 もっていきたい結論は

『敵である伯爵を追い落とす為の鍵が手に入る』

 ってところ。

 今まで私はその方法として、敵伯爵の弟を味方につける事によって、敵伯爵の首をすげかえる事を目論んでいた。

 ただ、首をすげかえる為のネタもちょびっと考えていて。

 スキャンダルを白日の下に晒したらどうかって考えていた。

 それが、人身売買だった。


 ただ敵を倒すだけでは、庶民の生活に混乱を生んでしまうから。

 庶民が変わらず平和に暮らしていく為には、上を倒しただけじゃダメなんですよ。

 お飾りでもいいからトップを置かないと。

『国』や自治体等、その人たちが暮らす地域を、統括する組織っていうのは絶対的に必要で、それが秩序を生むんだよ。

 まだ発展途上と言われている場所では、その『統括する組織』に対して庶民が信頼感を持っていない事が多い。だから『自衛』する必要があって、略奪等はその延長に存在しているんだろうな、って私は思っている。

 確かに、『自分だけが得をしたい』『安定した世界を壊したい』『誰かを傷つけ殺したい』っていうサイコは勿論存在している。

 でもそれって存在はしているけれど、絶対数としては多くない。マイノリティっす。多くの人たちは安穏と生きたいんだよ。生きる事について心配せず生きたいの。


 その為には、統括する組織自体が消えてしまうのはダメなんだ。

 じゃあどするかってーと、統括するトップの首をすげかえるだけ。

 会社でもなんでもそうなんだけど、首がすげかわっただけだと、すぐに大きく事は動かないんだ。すげかえられた首が、少しずつ少しずつ方向を変えたりする事によって、変わっていくんだよ。

 すげかえられた首が、無理矢理今までと180度違う事をする場合には、それは革命・クーデーターって呼ばれるね。

 違うかもしんないけれど、私はそう感じてる。


 主人公は、庶民の生活が大きく変わる事は望んでいない。むしろ、平和に暮らして欲しいって思ってる。

 だから、敵伯爵を暗殺して『ハイ終わり』にはしない。できない。そうすると庶民の生活にも多大な影響を与える事を、主人公は知ってるから。

 それに。

 暗殺されてしまった場合、大概、庶民はそこに同情します。

 どれだけ今まで悪い事をしていたとしても、『無理矢理命を奪われてしまった』という現象が、大なり小なり同情心を引き起こすんだよ。

 特に、庶民が悪政に気づいていない時は特に。


 統括組織の人間は、管理している人間たちが気づかないレベルで少しずつ少しずつ、生活を変えさせます。

 鍋の中に水とカエルを入れて、火をつけて少しずつ煮るのと同じです。

 ゆだるまで、カエルは気づかず、気づいた時には既に逃げ出せる程の体力がなくなり、そのままゆだってしまう。


 だからといって、火をつけている人間をカエルの目の前で殺すと、カエルは『なんて酷い事をするんだ!』と反応する事になる。

 カエルには、火をつけて薪をくべていたのが見えないから。


 なんか話が逸れたな。

 そっちはどうでもいい。


 取り敢えず、主人公たちは、敵伯爵の首をすげかえる為の、新しい首と、スキャンダルを手に入れようとしている。

 それが九章の本筋。


 んで。

 書き直し中の九章では、主人公は『稀代の悪女』を演じながら、目立ちつつ行動するようにしようとしていました。

 これはブラフで、本筋の目的を隠す為に、他の方向で悪目立ちしようとしている。


 ただ、まだ悩んでいて、コレがブラフになるかどうか、自分でもまだ分かってない。

 最初は隠密活動させようかと思ってそういう方向で書いてたんだけど、途中で『この主人公に目立たないで活動って無理やん』ってなって、方向を変えたんですけれどね。


 この本筋はそのままに。

 今まで考えていたものを、全部ナシにして改めて考えてみた方がいいのだろうか?


 うーーーーーーーーーーーーーーん……


 人身売買のネタは、使いたいんだよねェ……

 色々考えているけれど、これは結局外したくない。


 今のこの現代でも、表立った人身売買は禁止されているけれど、それに似た空気が蔓延しているって思ってるから。

 ブラック企業に勤めている社畜の皆さんは、奴隷に近い扱いされてるよね。

 その人の人生なんて考えてもらえず、ただ結果を出す・お金を生み出す事だけを求められている。

 それだけじゃなくって、店員に横柄な態度をとる客もそうだよね。相手に人格があるとか全く思ってない。

 そういう、現代にも残るソレについてに、一石投じたい。ま、それを正面切って書くんじゃなくって、ライトな話に乗せて『それってどうなん?』としたいだけ。

 今までの章も、全部そうなってるよ。

 なるべく説教臭くならないように、エンタメ極振りしつつ。

 世の中にある理不尽をぶった斬りたい。


 うーーーーーーん……

 やっぱり難しいのかな。

 もう少し考えてみますわ。


 このエピソードはここまで。

 次でも続けて思考していくよ。


 それでは次回!

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