22/07/09〜10 九章のプロットを見直す(※ネタバレ注意

 七夕の奇跡は起こったような、起こらなかったような。

 でも、随分進展した気がする。


 今これだけ考え直していると、5月6月何してたんだよって気もするけど。

 大事な充電期間だったんだよっ!!

 充電は必要だよ! 私も生きてるからなっ!


 さて。

 前の続き。

 今、前エピソードを頭から読み返してみて、思考の変遷が見てとれた。

 最初に「これいい」といったヤツが変形して、別の形になっていたりしてる。


 これでいいような気がする。


 色々な事を考えて、流して、そこから、実際に自分が「こういう流れが好き」というものだけが残って、それが形になっていっているから。設定は二の次。私には好きな「ストーリーライン」を再現する、という事の方が大切だから。

 未公開(まだ明示されていない)設定が邪魔なら捨てたり、形を変えさせたりする。

 それでいい。


 ズレた!

 続きだよ!


 敵伯爵にまんまにおびき寄せられた、弟伯爵と主人公たち。

 そこで待ち構えていたのは、主人公に復讐したがっていた子爵。

 彼らなら、どう罠を張る?


 敵伯爵は主人公の情報を集めただろう。まずは噂から。『北方の暴れ馬』と呼ばれていた事から『カラマンリスのダチュラ』と呼ばれるに至った経緯まで。

 実際に主人公の実家があるベッサリオンに調査員を派遣して調べたかな?

 もしかしたら、剣術大会にセルギオスという名前の剣士が参加していて荒らした事も調べ上げたかも。

 そこで気づくかな。本物のセルギオスの没年と合わないことを。


 ──そういえば。ツァニスは本当のセルギオスの没年を調べなかったね。噂だけしか聞かなかった。憧れていた人が死んだ事がよほどショックだったか。

 死んだ事を信じたくなくって、ちゃんとしっかり調べなかったのかもしれない。

 ちゃんと調べてその事実が出てきてしまったら、セルギオスが死んだ事が確定してしまうから。生きていて欲しい。その希望が彼の目を曇らせたかもね。


 ズレた!


 敵伯爵のことだよ。

 セルギオスの没年は、しっかり調べるとちゃんと出てくる。調べたかな。調べるだろうな。七章、八章と続けてコケにされたんだからな。

 剣術大会荒らしをしていた事は──どうだろうね。信じないんじゃないかな。

 ただの令嬢が剣で男たちをバッタバッタと倒したなんて。きっと違う誰かだろうとするだろうな。

 だって、剣術大会荒らしをしていたのが主人公だったっていう、証拠はないからね。


 そう。敵伯爵は、色々調べるけれど、それに慢心してどっかで失敗して欲しい。

 ──。

 だとすると。

 あ、もしかして。

 暗殺するんじゃなくって、仲間にならないかって、誘うかも。


 主人公がここまでのことをする理由を、恐らく敵伯爵は読み違えて。

 敵伯爵は、主人公がここまでやるのは、侯爵夫人としてのしあがりたいからだって思いそう。だって自分がそういうタイプだったし、過去妻だった女もそうだったし、周りの女性もみんなそうだから。


 敵伯爵は、主人公に結婚を持ちかけるかもしれない。

 妻になってこちら側についた暁には、侯爵夫人にしてやる、と。

 どんだけ金を使ってもいいし、欲しい物はなんでも与えてやる、と。

 ま、実際には絶対結婚しないだろうけれどね。結婚を餌に利用するアレです。既婚浮気者がよく使う手ですね。


 ま、当然、主人公は呆れつつ拒否しますけどね。

 外から見ると、まさか継子の為にここまでしてるって、誰も信じないんだよ。

 主人公の周りにいる人間たちは、主人公の日常を見ているので当然理解してるし、もはや主人公がアティの為に行動しているっていうのは、周知の事実で疑いようもないこと。


 あー。でも、どうしようかな。それを九章にだすか否か。

 だって、九章には敵伯爵が直接的には登場しないし。

 そういうやりとりは、直接対決の時にした方が面白いかも。


 でも。


 直接対決、あるんか?


 実はまだそこらへん、全然考えていないんだよね。

 だって、敵伯爵のことを思いついたのも七章だしさ。まさかこんな方向の話になるとは、自分でも思ってなかったし。


 うーん。

 出し惜しみしても意味ない気がする。ある日突然、私がトラックで異世界転生してしまうかもしれないし、出し惜しみできるほど、私は器用じゃないし。


 よし、その誘いは、子爵が代理で行おう。

 で。

 その交渉を行う為には、主人公は捕まってないといけない。


 ……。

 捕まる為のアレが、孤児の少年なのか。それとも、洗脳されたと見せかけるベネディクトなのか。

 ここらへん、ちょっと流れを考えてみようぜ。

 あ、その前に、最後の大きなイベントをどうするか、だし、敵伯爵と子爵が張った罠のことをもう少し深掘りしたいね。


 ……敵伯爵は、子爵も切り捨てるつもりだったのかもしれない。

 それを前提に考えてみよう。


 主人公が弟伯爵に接触しに来る事は予想できた。

 弟伯爵を、都合の良い場所に移動するように仕向けた。


 そのって、何について都合が良かったんだろうか。

 敵伯爵は一石二鳥、三鳥、四鳥を狙う。

 何かも一緒に片付けようとしていたはずだ。


 人身売買とか、そういう表に出てきては困ること、とか?

 例えば。

 を提供していたこと、とか?

 女の子たちを見せ物にしつつ、売春&性奴隷・愛人として斡旋していたりする場所。で、子爵がそこの経営をしていた。

 主人公たちとの対決となり、そういう後ろ暗いものと手を切って、身辺整理しようとしていたのかもしれない。


 だから、これを機に子爵も切り捨てられるんだ。


 ん。

 と、いう事は、主人公、そこに攫われて見せ物にされそうになる??


 ……それも面白い。


 自分の孫を溺愛する傍らで、女の子を物のように扱う事に、主人公は烈火の如く怒るだろう。目に見える。大暴れしそうだな。


 クリミナルマインドで、人身売買のネタをやっていたな。

 潜入捜査官が捕まってしまうんだけど、実は潜入捜査官と友人だった女子大生が、その人身売買を取り仕切るボスだった。

 アレは面白かったなぁ。


 ん。そうか。

 そこで女暗殺者を利用できる。

 主人公は最初、その子を守ろうとしていた?

 それとも、クリミナルマインドのように、潜入捜査をしようとする?

 いや、それはないな。だって、今はそれどころじゃないから。優先させたい事があるんだよ。だからもしそれをその時知ったとしても……

 でも、どうかなぁ……

 そういう事件が身近にあったと知った時、主人公はそれを看過できるかな。

 できそうもないんだよなぁ……


 あ。

 弟伯爵の関わりが希薄担ってきた。こっちがメインだから、彼もちゃんとガッツリ噛ませないと。

 うーん、どうしようかな。


 女性に裏切られ、拗らせていた弟伯爵。

 この件にどう絡んでくるかな。

 出来事を並べて、そこに人を配置して、俯瞰で見てみよう。


 ***


 ここで時間が少し空きました。

 色々考えているんですが、当初考えていたプロットと内容が変わってきたので、今ストックされている部分をそのまま公開するのはどうだろう、と思ってきてしまった。


 今公開されている部分については、前章からの説明とかだったので変える必要はなくって今のままでいいと思うんだけど、ここからが変わりそうな予感。


 だから……


 またお休みをいただく事にした。

 今のストック分をそのまま公開してしまうと、先の展開に無理が生じてしまいそうだから。矛盾もね。


 仕事じゃないので真剣にやりたい。(←

 仕事はその日適当に仕事をしていても給料は貰えます。下手をしたら、出勤して席に座っているだけでもいいワケですね。(※私は今は在宅作業なので、成果報告するから『何もしない』は無理だけど


 でも、小説は違います。

 これはライフワークです。

 頭の中を文字として出力する事自体が、私のストレス発散であり、反応をいただける事が、私の社会との接点なんですよ。


 これがなくなったら、私の人生がまた灰色に戻ってまう。

 なので真剣に取り組みたい。


 取り敢えず、上記で思いついた事を、もう少し俯瞰で深掘りしていこうと思います。


 今回はここまで!


 以上! それでは!!

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