22/07/07 九章を深掘りする(※ネタバレ注意

 なんですって!?

 今日は七夕ですって!?


 七夕の絵を描きたいなぁ!

 ……線画で、いい? 色塗りはちょっと……面倒くさいんだよね。

 つか。

 描いてる時間、あんの?


 ないヨ★


 なんで1日って24時間しかないんだろう、本当に……


 さて、続きを考えるよ。

 って、エピソードを切り替えると、途端に今までのヤル気が吹っ飛ぶこの現象に名前をください。

 なんでなんでしょうか?


 前のエピソード読んで思い出すよ。さっき書いたのに、もう忘れたよ。


 ええと?

 そうそう。嫌なジジイは主人公が物見遊山(と思ってる)に出た事を知ってる。そして、居所は敵伯爵の間者から教えてもらった。

 泊まってる場所は知らないけれど、夜会に登場した事は知ってる。


 彼女の動きをずっと観察していた。まずは接触するより先に観察だからね。

 すると、彼女は弟伯爵と接触した。

 愛人ポストで悠々自適生活を送る女が、他の伯爵と接触したのを見たら──どう思うかな。本来の目的は当然知らないから……

「あの女、更に別の男に手を出そうってのか!」

 って思うかな。どうだろう??

 まぁどう思ったにせよ、敵伯爵への報告は行うだろうな、たぶん。彼がやらなくても、敵伯爵お抱えの暗殺者は報告するだろう。


 敵伯爵は、この報告で主人公たちの真の目的を知る。んで、厄介な存在となってしまった弟伯爵の排除を敵暗殺者に依頼するだろうな。

 そうなると、当然嫌なジジイもその事を知る事になるかな。敵伯爵は言わないかなぁ。うーん。いや、言わないと最後の流れに辿り着かないから、知るって事で。


 それを聞いた嫌なジジイはどうするかな?

 安直に暗殺者を差し向けるか。

 うーん。本当にそれって安直過ぎる。


 ──あー。アレや。

 自分が雇った暗殺者に襲わせて、そこを助けて信頼を得るってヤツだ。


 いや、待て。待て。待て。

 もう少し、もう少し何かと関連を持たせたい。

 孤児の少年の話とか……


 ……。


 爆破

 孤児の話

 スラム

 孤児院

 養老院

 爆破

 更地

 孤児の少年

 嫌なジジイ

 爆破……


 ご都合主義満載で、そのジジイの別荘が近くにある事にする?

 当初の予定では、列車の主要都市にするつもりだった。ストリートチルドレンがいる場所ってそう言う場所が多いから。


 でも。


 別荘のある場所って考えると、ちょっと違うかも。


 想像しろ想像しろ。

 そういえば、レオナルド・ディカプリオさんの映画で、湖の前にある屋敷で毎晩夜会のようなものが開かれていて──っていうの、あったよね? なんて映画だったっけ。あ、『華麗なるギャッツビー』だ。

 そうそう。

 実は九章のイメージはアレに近いんだ。2013年版ね。雰囲気がって意味だけど。

 ……。


 じじいの別荘に匿ってもらう?

 いや、それだと何かが違う気がする。


 ジジイ

 孤児の少年

 爆破


 弟伯爵と敵伯爵


 どっかの歯車が合わない。

 噛み合えば綺麗に回り出しそうなのに、一番大事なところが噛み合っていないように感じる。

 何だろう??


 孤児の少年とジジイの関係は??


 ジジイは子爵だ。孤児たちを使って少ない稼ぎの上前をはねたりはしない。そんな、利益の少ないことはしない。孤児たちが関わっているとしたら──もっとお金が稼げることの筈。なんだろう?


 簡単なのは人身売買。もしくは今の派遣労働のように働かせて上前をはねる。

 ──ああ、そういえば。NHKで放送されていた赤毛のアンのDVD BOXを2つ買ったとき。2つ目のDVDに入っていた、アンの子供の頃の回想シーンにあったアレだ。

 労働者を働かせて搾取している。


 あ。そういえば、プロットを考えている時に、思いついていたネタがあったよね?

 弟伯爵が、とある村でお世話になった。でも、その村で病気が蔓延してしまって、敵伯爵に焼き払われてしまったっていうネタ。

 なんか、なんか、噛み合いそうなんだよなぁ。

 もう少し。

 もう一つ。

 あともうちょっと。

 なんだろう。何があれば、噛み合う??


 村が焼き払われるっていうネタ、捨てたんだっけ?

 いや、捨ててはいないけど、プロット考えているうちに忘れたんだろうな。流した。もう少し、ここ、発展させられないかな?


 嫌なジジイは……、少し離れた場所に別荘を持ってる……と、する。


 弟伯爵は、最愛の女性を兄に取られて拗らせてる。でも、拗ねてる理由はそれだけじゃない。自分が無力であると思い知らされてる。そして、不要な人間であるって事も。

 だから拗ねた。拗ねたってことは、前は崇高な理想を描いていたってことだよね。その話が、子爵とか何か別の話と関連していて欲しい。


 ──同じ事が、繰り返される、とか?


 あ、何だろう。今一瞬、脳内で何かがスムーズに流れたような気がした。

 一瞬だけ、スムーズに何かが繋がったような。なんだろう。どこだろう?

 考えろ、考えろ。


 疫病で焼き払われた村。実は公害。

 ……。

 それだ。

 今回も、それが行われようとしてるんだ。

 そこに、子爵も関わってる。弟子爵の排除、そして主人公の排除。そして厄介な村の排除。一石三鳥を狙って何かが行われようとしている。


 勿論、敵伯爵や子爵は最初からそれを狙っていたワケじゃない。

 今回、たまたま丁度良いからと、一石三鳥が狙われただけ。

 丁度良いタイミング。

 丁度良いタイミング。

 いや、でも、まだどこかが合わない。

 何かが噛み合ってない。

 子爵だ。コイツがそれと、どう絡んでいるのか。


 子爵はずっとタイミングを見計らっていた。

 主人公へ復讐するタイミングを。


 ……それを狙われた?

 意図して、弟伯爵はある場所に逃げるように仕組まれ、主人公もそこに釣り出された?


 うん、それも面白そう。

 その方向でちょっと考えてみようぜ。


 敵伯爵は、当然、主人公が間者の取り込みを行なっている事を知ってる。

 じゃあ、次に主人公たちが何を狙うのかを、当然予想するよね。

 恐らく、敵伯爵は、もう主人公を侮ったりはしていないだろう。油断していないって感じ。多分、八章で取り逃した間者とかがいて、主人公の活躍を聞いているだろうし。

 弟伯爵も取り込んで、首をすげ替えようとしている事も、読まれているのかもしれない。


 恐らく。

 敵伯爵は、夫・ツァニスではなく、主人公を危険視してる。

 だから、暗殺を目論んでいるだろう。当然。

 で、弟伯爵の存在も邪魔だ。まだ息子たちは若すぎて、万が一自分がいなくなった場合、弟が爵位を継いでしまう。それは絶対に嫌。自分の血脈を残したいから。


 ──ああ。今までも、何回か暗殺者を放ってるのかも。

 でも、カラマンリス邸に密かに存在している、昔からいた暗部の人間に排除されたり、獅子伯がこっそり放った護衛たちに排除されてしまって、上手くいっていなかった。

 主人公たちは、それを知ってるのかな。知らないとしたら、とんだ楽観主義者たちだ。だからそれはない。ああ、主人公たちが知らない間に排除された暗殺者たちもいただろうけど、主人公たち自身が排除した暗殺者たちもいたのかもしれない。

 ふむ。


 危険をわかっていて、主人公は旅に出た。虎穴に入らずんば虎子を得ず、だから。


 この、一世一代のチャンスを敵伯爵は当然見逃さない。

 主人公たちが弟伯爵に接触するだろうっていう事は読んでいた。

 だから、弟伯爵を都合の良い場所に移動させていた。二人いっぺんに亡き者にしようと。

 そこに協力したのが子爵なんだ。主人公に八つ当たり的逆恨みを抱いていたから。


 そして、一石三鳥を狙う。

 以前から問題になっていた場所とかがあった。そこを更地にする事と、邪魔な人間たちの排除、そして、更地にした犯人をカラマンリス侯爵家になすりつける──一石三鳥どころか、四鳥を狙ったか。


 その為に、私なら、どんな策略を巡らせる?


 そこには、間者だったディミトリと、操りやすいベネディクトがいる。

 それを利用しない手はない。

 元間者への接触と、洗脳の為に、子爵は主人公たちに近寄ろうとするんだ。

 近寄り、主人公たちがいないところで、少しずつディミトリとベネディクトに接触する。


 ──ま、結論としては、二人とも裏切らないんだけどね。

 でも、危ういっていうところを見せたい。


 主人公たちに接触する為に、主人公たちを襲わせて自分たちが助ける。

 そこにスムーズに持っていく為の、何かが必要だな。ワンクッションというか。


 あ。忘れてた。孤児の少年。これをどこに混ぜる?

 いっそ、孤児の少年は取り入れないことにするか。

 ここが正念場な気がする。私の。ここがしっかりハマれば、うまく書けそうな気がする。


 もう少しだ。

 もう少しで形になる。


 頑張れ私。考えろ私。やればできる。やればできる子、それが私。

 七夕の奇跡が今起こるかもしれないし。


 といったところで。

 今回はここまで。

 以上!

 それでは!

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