22/07/06 九章、続きを考える(※ネタバレ注意

 ケツに火がつかないと動かない。

 それが私。

 ダメな大人。


 ハイ、というワケで。続きを考えていくよ。

 サッサと考えないと、ストックが尽きるよ。

 マジで。そろそろギリだよ。


 さて。

 最後の爆破イベントを考えていたね。

 そこの登場人物をまず考えてみようか。

 主人公、弟伯爵。この二人は絶対。


 あと入れたいのは、顔が綺麗な間者・ディミトリ。コイツが実は裏切り者──と見せかけて、本当に味方だった、としたい。

 あとは、実は、子供。テセウスが消える代わりに入れたい子供。でも、優先度は低い。

 あとは、暗殺者。主人公のライバルになりえる暗殺者。

 ムカつくジジイ。最後の最後にやられるヤツとして欲しい。

 こいつらを交えて、どんなイベントにするか、だな。


 爆破イベントだとすると、その爆破装置を止めるよね。

 それか、自爆的なヤツかな。自爆的なのは入れたくないな。あんまり。だとしたら時限式。でも、仕組みは単純ですよ。時代が時代だからね。


 あー。でも、なんか。

 仕事中だからか、全然頭が動かない。

 さっき、郵便局に自転車で爆走していた時は、結構いい感じで頭動いていたけど、自転車だったのですぐに往復できてしまい、結局さほどちゃんと考えられていないし。

 うーん、困ったもんだ。


 そういえば。

 弟伯爵の最愛の人であり、兄に取られたという女性。

 よくよく考えたら、養子になりそこなった男の子・ベネディクトの母親だった。

 その女の息子を見て、弟伯爵はどう思うかな。

 憎く思いそうかな。

 例えば、ハリーポッターと母親のリリーと、スナイプ先生の関係やな。

 スナイプ先生は愛しいリリーの為にハリーを守ってた。でも、これはハリーの為じゃないんだよね。リリーの面影を追ってたに過ぎない。そして、憎い男の息子であるハリーを憎んでもいた。だから当初はイジメ抜いていた。


 だから多分……弟伯爵も、愛しい女の面影をベネディクトに見つつも、憎い兄の血を感じて呪うだろう。あからさまに嫌悪するかもな。

 ──あ。そうか。

 人形顔間者・ディミトリをスパイっぽく見せるのもアレだけど、ベネディクトにも怪しい動きをさせようか。洗脳しなおされそうな描写を入れるの。

 でも、ベネディクトはそれを跳ね除ける。父の呪縛から解き放たれつつあるベネディクトと、兄や父・祖父の呪縛に囚われたままの弟伯爵を対比させても面白いかもな。


 そうなると。ベネディクトを操ろうとしてくる嫌なジジイとの邂逅がどっかで必要になるな。今回ブッ倒すのはコイツ。


 嫌なジジイの立ち位置を考えよう。

 どう九章に絡んでくる奴なのか。

 味方に見せかけた方が面白いかな。でも、違和感がある。そして、端々嫌な言動をさせる。主人公に『……なんかコイツ、嫌いだなぁ』と思わせるような人間。

 それを、どうやって絡めるか。

 うーん。


 可能であれば、主人公側が助ける、というテイを取りたい。

 そうすれば、自然と『味方』という立ち位置を取れるから。

 うーん。うーん。うーん。何か、ないか……


 背景が、必要なんだよな。たぶん。何か事件を起こす為には。

 今回のこの九章には、まだその背景・ドラマがない。……なくはないが、薄い。

 過去に絡ませたい。


 ──あ。

 アレや。第二章で大奥様とタッグを組んでアティを誘拐しようとしたヤツがいたよな……

(過去の備忘録チェック)

 あ。伯爵か。うーん。思ったより地位が高いなぁ。

 ……あ、いや。もう一人おったな。大奥様が突っ込もうとした子爵令嬢。アレ関係は?

 例えば、子爵令嬢の祖父。孫可愛さに主人公に復讐を目論む、的な。

 でもそうなると、その子爵が主人公の動きを知ってる事になるなぁ。敵伯爵と組んだか。


 でも。それも面白い。


 主人公に暗殺者が送られてる。

 敵の目的は

 ・邪魔になってきた弟伯爵の排除

 ・侯爵家の間者たちの排除

 ・主人公への復讐

 となる。

 うん、結構使いやすくなってきた気がするよ。


 その為のイベントと布石を考えないと。

 えーと、えーと、えーと……


 ……もう。モンハン・サンライズとマイクラに手を出してしまった事が悔やまれる。

 なんで人間には24時間しかないの?

 なんで大人は1日10時間ぐらい働かないと生きていけないの??

 1日10時間働いたら、残り14時間しかないじゃん! その中で8時間は健康の為に寝たいから、残り6時間じゃん。6時間中2~3時間は家とワンニャンの為の時間だよ。残り3時間に、ゲームと小説とテレビと漫画と映画を詰め込めないよ!!

 1日にせめて6時間は自由時間が欲しいよう!!

 1日にゲームは1時間? 無理だよ!! 我慢の出来ない大人だからなっ!!


 ……愚痴っても終わらない。

 そんな時間があるのなら考えろ。

 ハイ。


 と、いうことで。仕事をサッサと終わらせる為に、短時間に珈琲三杯飲んでカフェインを投入。

 ……早死にするかもしれん。

 でも、これでもカフェイン減らしたんだよ。前は1日1.5リットルぐらい珈琲飲んでたから。うん、死ぬって。


 復讐物語。これをベースにちょいっと考えてみようぜ。


 例えば。

 今ストックがある分だと、主人公は弟伯爵に接触。でも、いきなりここで本題には入りません。そんな事したら怪しまれるからね。焦らす。あくまでも。

 で、その日はそのまま帰る。

 そうしたら。

 そうだな、襲われるか。

 ん。

 そうか。暗殺者、二人にしようか。

 最初に襲ってくる暗殺者は男。で、ソイツが途中で殺されるんだけど、それは主人公たちのせいじゃなくって、女暗殺者の仕業。邪魔だから殺すの。うん、面白い。

 ま、そうじゃないとしても、ちょっとそのまま考えてみようぜ。


 あー。でも、獅子伯が影で放った護衛もいる予定なんだよなぁ。その人が、主人公の危機を放っておく訳がない。うーん、どうしたもんか。

 いや、護衛がいたから軽く済んだ、という事なのかもしれない。


 ふむ。

 じゃあ、もう少し突っ込んで考えてみよう。

 襲われるメンバー。勿論撃退する。しかし、そこに居続けることが危険だという事になる。

 そうなったら、どうする? 別のホテルを探すよな。

 うーん、そうすると、嫌なジジイと出会わない。嫌なじじいとの邂逅を考えないと。

 当初は味方のフリをして登場する……


 エージェントオブカーターでは、囚われていたのを助け出した事がキッカケだった。でも、今回はジジイを助けることがミッションの中にはない。

 だから……違うのか。助けてもらうのか。その恩があるから、主人公は嫌な事を言われても強く出れない、的な?

 助けてもらう、助けてもらう、助けてもらう……


 例えば、夜会からの帰り際に襲われて、その時に助けてもらう、とか?

 うーん。

 そういえば、孤児の少年に助けてもらう流れも考えていたよなぁ……

 それと同じ流れって言うのは、どうなんだろう??


 孤児の少年の話を入れるの、やめる??

 うーん、でもなぁ……


 もう少し、もう少しで、今まで揃えたパズルのピースが全部ピタリとハマりそうなんだよなぁ。

 登場人物たちを全員頭に浮かべて、俯瞰で見れないかなぁ。

 私が好きな箱庭ゲームみたいに。

 ……でも村人があまりに小さい&キャラ付けされていないゲームは好きじゃない。個性ある村人それぞれが、それぞれの思惑を持って勝手に動き回るのを見るのが好き。

(そう思うと、ドラクエビルダーズ2は本当に秀逸だった……スクウェア・エニックス様……3を作って……金なら沢山払うから!!)


 こういう時は、主人公以外のキャラの視点を追おう。

 例えば、さっき言ってた嫌なジジイ。

 ヤツは、第二章で夫・ツァニスに体当たり作戦をやらされた子爵令嬢の祖父。

 目に入れても痛くない程甘やかしていたので、侯爵夫人になれるかも、という話に当然飛びついた。

 しかし、結果は怒られて孫娘を突き返された。

 まず怒りポイント1、やな。

 孫娘を侯爵家に突っ込んだ時、周りに『娘は侯爵夫人になるんだ』と吹聴してしまっていたので、突き返された後『侯爵に捨てられた』『見向きもされなかった』『お手付きになったのにダメだった』と、あることないこと噂されるように。

 それにより、結婚話が来なくなってしまった。

 怒りポイント2。

 孫娘が泣き暮れてしまい、外に出なくなってしまった。

 怒りポイント3。

 その後の噂によると、どうやら『カラマンリスのダチュラ』と呼ばれる現行侯爵夫人のせいらしい。

 あの女さえいなければ。

 自分は離婚したクセに、ちゃっかり愛人ポストに収まって(※実際は違うんだけどね)悠々自適に生活している。


 この恨み、晴らさでおくべきか。


 って感じか。

 その後、敵伯爵と手を組んで暗殺者(女)を借り受けつつ、自分でも暗殺者(男)を雇って、遊びに出たという元侯爵夫人の元へと出向いた。


 ん?

 コイツは主人公の裏の顔を知ってるのか? それによって行動が変わるぞ?

 知らないってなると、主人公がただの物見遊山に来ただけで、しかも男を周りに侍らせて遊び回っているように見える。


 いや、最初は裏の顔知らなかったのかも。でも九章の中で知るのかもよ。

 だとしたらどうなる??


 もう3600文字ぐらいだけど、のってきたので続けるよ。


 そもそも。主人公は男装して旅に出てる。元侯爵夫人が旅に出たという事を、どうやって知る??


 そうか、そこをもっと詰めておかないと、後々矛盾する。

 考えろ。


 例えば。

 旅に出た事は秘密にしていない。

 主人公は、自分について口さがなく言われる事には慣れている。しかも、自分が希代の悪女であるという噂が流れれば流れるほど、夫と娘の立ち位置は同情される事となり、悪くならない。

 なら。

 むしろ、悪女として名を馳せるにようにするか?

 後々、全部事を片付けて消える事になった時に、都合が良くなるように。


 そもそも。

 本来、醜聞なんだよ。離婚したのに元夫の屋敷に逗留し続けるって。

 周りではこいう風に噂する。

『子供は産めなくなったが、愛人として囲われているんだ』

 って。


 あー。そうか。ちゃんと考えておこう。

 離婚の余波。

 貴族の離婚は当時は家同士の問題だ。問題にならないように、主人公の実家・ベッサリオン伯爵家には全部説明しているかもしれない。

 だから、両親&弟妹たちは事情を全部知ってる。知ってて協力してくれている。

 離婚したことにより、再度ベッサリオン伯爵令嬢に戻った主人公。勿論、両親は戻る事を許してる。事情を知ってるしね。

 ……もしかしたら、その為に、ベッサリオン伯爵夫妻、一度カラマンリス邸に来てるかもしれない。夫・ツァニスが招いて説明してる。

 だから、口さがない噂もどこ吹く風。

 どのみち当初から、ベッサリオンは『田舎者』『野蛮』『未開地』と謗られているし、いつも通りや。(※実際のところは色々生きるのに大変なので、新しい技術の開発や取り込みには積極的で、平民たちの教育レベルも高い。場所柄身体能力の高い者も多く、団結して生きないと生きられない為真面目で勤勉者も多い。だから北西辺境部隊では、ベッサリオン出身者は重宝されてる)


 七章での活躍のおかげで、ベッサリオン伯爵家(主人公の実家)は心強い味方になった。陰ながらのバックアップもされているんだろうな。


 ……あ。両親、もしかしたら、離婚した主人公を伯爵に推そうと考えてるかもしれないなぁ……

 じゃあ……アレク、もしかしたら、主人公の両親に、戻って来て主人公と結婚し、補佐をする立場にならないかって、言われているかもしれない。

 アレク、悩んでそうだなぁ。表には出さないけど。せっかく子爵という重責から逃げられたのに、伯爵補佐になれって言われたら嫌だろうなぁ。

 でも、主人公がそれを望むなら──とも、考えるかもしれない。主人公の事は好きだしね。猛烈な恋愛感情ではないけど、穏やかに彼女の事が好きで、だからそれもいいかもって思えるかも。

 アレクは、その性的嗜好から家族を持つ事を、最初っから諦めてるんだよね。でも、子供も好きだし、誰かとワチャワチャするのも実は好き。結構な寂しがり屋。(だから人と接する事ができる、リゾート地の仕事を選んだ)

 もしこれが、自分が家族を持てるチャンスなのだとしたら──

 あー、悩みそーう。ははっ。


 本筋からズレた。


 で。もし旅に出た事を秘密にしていないなら。

 かなり恥ずかしい噂が立てられているが、ベッサリオン伯爵家は本当の事を知ってるので意に介さない。これが祖父現役だったら、烈火の如く怒られて追放されていたけれど、それは父母が抑えてくれているから大丈夫。

 万が一の場合、おそらく両親は主人公を匿うか、アレクに依頼して逃がすと思うな。


 実家関係は問題なし。


 主人公には『愛人として元夫に囲われている』という噂がある。

 勿論、それは本人も分かってる。もしかしたら、アンドレウ公爵夫人が意図して流したかもしれない。

 何故なら。

 もし事が上手く運んだ場合。

 彼女の噂がマイナスからプラスに一気に転じる可能性があるから。

『ヤンキーがちょっと優しい所を見せると、過大に評価される』

 という心理状態と同じ。

 悪い人と思われていた人が、人道的な事をすると一気に評価が上がるんだよ。

 本当なら、何も問題を起こさないで生活していた人の方が尊いのにね。

 もともとマイナス評価される事が多い主人公。今更マイナスを増やした所で、貴族社会では噂は流されそのうち忘れられる。それに、悪いヤツと思われていた人間のお涙頂戴物語はウケると知ってるので、それを狙っている可能性もある。

 ……アンドレウ夫人、凄いな。


 こぼれ話。

 実は、『不惑前にして~』で出て来たルリさんという、私お気に入りのキャラ。

 彼女は、アンドレウ夫人とマギー(とついでにアレク)を足して割らないタイプの人。逆に言うと、ルリさんを分離させたのがアンドレウ夫人とマギーとアレク。

 ルリさんがいかに超人だったのかって話。

 彼女、また再登場させたいなぁ……


 私、ワガママで傍若無人で賢くて可愛いドSな女性が好きなんだよね……

 ルリさんしかり、アンドレウ夫人、マギーもそう。チャレンジカップで頓挫した話に出て来たキヨちゃんもそう。アレクもちょっとそう。キヨちゃんとアレクは男だけどね。そうか。キヨちゃんからアレクが派生したんだな……

 キヨちゃんの話もまた書きたいなぁ。八雲とのタッグは、書いていて本当に楽しかった。


 話がまた逸れた!!


 戻すよ。

 うん。という事は、主人公が道楽の旅行に出たって事になっていて、外に出た話は周知の事実だ。むしろ、その方が都合が良いかもしれない。主人公たちにとって。

 でも、道中は危険だし、裏ミッションがあるから、『旅に出た』『XXにいる』という話は表に出しても、どこに泊まっているのか、足取りはどうなのか、途中どう動いているのかは、男装して隠しているんだろう。

 動きの先を悟られたらダメだから。

 逆に裏の動きを隠す為にも、元侯爵夫人の姿をしている時は物凄く目立つように、逆にワザとそう振る舞っているかもしれないね。

 うん、それいい。

 どこかでそれの説明を簡単に入れたいなぁ。


 と、いうワケで嫌なジジイは主人公が遊びにでかけた事も知ってる、という事で。

 で。列車強盗の件で身分を明かした為、どこに向かっているのか漏れた、と。

 うん、イイ感じ。矛盾はない。


 よし、じゃあ次のエピソードでもう少し深掘りしていこうか。


 のってきたよ!

 のってきたよ!!

 仕事もこれぐらい気分が乗るといいのにな!

 ムリだけど!!!


 それでは次回!

 以上!!



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