22/07/03 九章、詰まった。(※ネタバレ注意

 第九章、さっそく詰まってる。


 当初のプロットでは、弟伯爵の元へと訪れ、そこで偽物と対面してバトルになる、と思ってた。


 早速プロットとズレた。

 今現在の流れは、とある夜会に弟伯爵がよく出没するという話を聞いた主人公たちが、夜会へと潜入する。

 んで、そこで弟伯爵と会うって感じ。

 偽物登場せんし。


 なんでこうしたかっていうと、まぁ自然とそうなったというのが正しいんだけど、書いているウチに

『弟伯爵の偽物とどこで逢うん? 潜伏先? でも、潜伏先ってそんな簡単に判明するものだっけ?』

 と思い、こういう形にした。


 でも、固まったよね。詰まったよね。手が止まったよね。

 全然考えていなかった流れなので、続きが書けない。

 どうしたもんか。


 ここら辺、やっぱりちゃんと考えてから進めるべきだったか。


 ならちゃんと考えてみようか。


 弟伯爵の潜伏先は、たぶん、そんな簡単に判明するとは思えない。

 判明しちゃって良いのかな?


 いや、いや、いや、待て。

 まずは全体的な話の流れの方から考えないと。

 全体の流れに合わせた方が、書く時楽だから。その流れの事を頭に思い浮かべながら書けるし。


 ざっくりと。

 悪い孤児院の話を考えていた。そこの院長が悪いジジイ、周りを固めるのは凄腕暗殺者の女性。


 でも。


 九章の案出しの為に、エージェント・オブ・カーターとキングスマンを見直してみた。

 そっちに比べて、なんか、舞台装置が多すぎるな、と思った。

 上記2つは、舞台装置自体は比較的単純なんだよね。キングスマンなんて、最初から敵が見えてるし。

 弟伯爵篭絡と悪い孤児院の話、これは混ぜられないんじゃないかと思った。

 孤児院の話が浮くんだよ。

 だとすると、ない方がいい。


 うーん。

 うーん。

 うーん。


 そういえば。

 書いていて。

 凄腕暗殺者について。当初は女の子で想像してた。

 コレ。

 男じゃダメかな。

 でも。

 女の子にもしたい。

 うーん。

 うーん。

 うーん。


 それよりも。

 なんで今、手が止まったのか、そっちから考えてみるか。

(※すみません、思考があっちこっち飛びまくっていますよ)


 手が止まったのは。

 夜会にいた本物の弟伯爵の所に主人公が来たんだけど。

 主人公がどう弟伯爵に話を持って行くべきなのかが全然見えていないから。

 主人公は、夜会では女の姿でドレスアップしつつ、正体を隠す為に変装しています。


 本来の目的は、弟伯爵を味方として自分たち側に引き入れたい。

 そういう時、どう話を持って行くべきなのか?

 分からんな。

 情報を引き出したいワケじゃない。相手に本質を理解させずに操作したいワケでもない。ちゃんと事情を知って味方になって欲しい。

 そういう時、最初の話し方は、どうなる?


 ここが思い浮かばないんだよ。


 最初、暗殺者を装って味方の誰かが弟伯爵を襲う。それを助けるテイを取り、相手に信用させる、という手を考えた。

 でもコレ、後で真相がバレると信頼が底をつくんだよ。

 だから使えない。

 相手の弱味を握って味方にするのもダメ。

 相手がちゃんと自分の意志で『味方になりたい』と思わせないと。

 ファンタスティックビースト2のグリンデルバルドみたいに。


 うーん、うーん、うーん。


 この話の最後。弟伯爵を動かすのは、嘘の手紙、と決めた。

 だから、そこに至るまでの手法を考えるんだ。オチから逆算して道筋を決める。

 それしかできんか……


 と、すると。

 まずは。


 最後。

 ・嘘の手紙を手渡す。それを読んだ弟伯爵は、敵伯爵と対決する事を決意する。


 そこまでに必要なのか。


 ・弟伯爵が、敵伯爵(兄)に最愛の人をとられた事を、主人公たちが知ってる必要がある

 ・その最愛の人が死んでる事等を、主人公たちが知ってる必要がある

 ・手紙を準備する


 上記は、最後の仕掛けに絶対必要な事。

 で。

 ・弟伯爵が、最愛の人を取られた事を根に持って、スネてる事をどこかで見せたい

 ・どうこじらせてしまったのかを見せたい

 これは必要。ただ、どこかのイベントで見せられればいい。


 最後のオチに持って行く為の、イベントと舞台装置が必要だ。

 シチュエーションを考えよう。(※今更

 どこで、その手紙を見せる?


 カラマンリス邸に連れ帰った時か?

 それとも、その最愛の人、とかいう人の墓の前か。


 連れ帰るのは無理だろう。信頼されてないと。信頼してもらう為のイベントだから、その前の連れ帰るのは無理。

 だとしたら墓の前。結構、シチュエーション的には良いかもしれない。


 で。

 そうだ。

 手紙。

 コレ、主人公から手渡したら、うさん臭くなるんだよ。だから、主人公以外から手渡される必要がある。これは、コンフィデンスマンJPプリンス編を見て思った。

 そもそも、手紙の仕掛けを思いついたのは、コンフィデンスマンを見たからだしね。


 ダメ元で考えてみよう。

 例えば。

 手紙を託された、というメイドの娘という人物が登場して、彼女から手紙を受け取る、とか。

 それは実はマティルダで。だから、それは主人公側が蒔いた罠というか種、なんだけど。

 その噂を、弟伯爵の耳に入れる必要があるな。


 あ。


 そうか。

 主人公は、弟伯爵に会った時に『味方になってくれ』って言うんじゃないんだ。

『貴方が喉から手が出る程知りたかった情報を持ってるよ。欲しくない?』

 って、言うんじゃない?


 いや、早まるな。まだ早い。自分の思いつきにすぐに飛びついては危険だ。

 よく考えろ。

 それは一旦置いておこう。


 正直、主人公と弟伯爵は、ぶつかって欲しいんだよね。

 弟伯爵は色々拗らせているので、その尻を主人公に蹴とばして欲しい。

 そのイベントも入れたいねぇ。

 最初は対立していたけれど、最後の最後には共闘して敵を倒す。うん、王道。少年漫画の流れ。

 その為のイベントだなぁ。


 どんなイベントがいいかなぁ。

 九章の最後の締めとなる大きなイベントだ。

 スパイモノの王道は、『何かを食い止める』だ。

 街のガス管爆発でも企んでいただく?

 それとも、弟伯爵の暗殺? 爆弾でも仕込まれていただく?

 んー。

 あー。

 うー……

 ガス爆発、面白いなぁ。

 そんな、ポっと思いついた案、採用していいんかなぁ。

 いいんじゃね?

 いつもそうだし。


 あ。

 そうだ。

 そういえば、あの映画も面白かった。ロバートダウニーJrさんがやってる、シャーロック・ホームズ。

 あれは……確か? 議員を全員毒殺する為の仕組みが、国会だかどっかに仕込まれていて、それを阻止していた気がする。

 うん??

 規模がデカイなぁ。

 んん??

 そういうのは、ちょっとなぁ……

 うーん……


 ……

 例えば、貧民街の爆破、とか?

 敵伯爵は、弟伯爵の抹殺と巻き込まれて主人公たちが死ぬ事、そして、町で邪魔な貧民街を更地にする事を目的として、そういう事をする、的な。

 当初からその町の治安の悪さは指摘されていて、その原因が貧民街にある、邪魔じゃん、じゃあ爆破して更地にしちゃえばいいんじゃね? 的な考え方で?

 ……アリか? そんなの。

 んで、敵伯爵はその爆破の犯人を、カラマンリス侯爵の手の者、と偽ろうとする、とかね。

 うん。

 規模デカイ話になってきたなぁ。

 規模デカイ話は好きじゃないんだけどなぁ……


 貧民街じゃなくって、どっかの孤児院とかどっかの養老院とか、孤児たちが潜んでる建物でもいいけど。

 あんまり規模を大きくしたくないから、ちょっと小さくしよう。


 アリかな、それ。


 アリな気がしてきたけど、それって、仕事と並行してやってて、深く考えられていないからかな。

 どうだろう。


 そこで、どうやって弟伯爵と共闘すんのかな。

 ああそれに。

 爆破の話、なんか突然降って湧いてきたような感じになってんな。

 それもちゃんとどっかに布石と打っておかないと。


 うーん。


 まずは最後のイベントだ。そこでどんな展開になるかを考えよう。


 暗殺者とのバトルもここやな。

 でも、暗殺者、最後生き残る事を暗示させる。

 あー、でも、誰かがちゃんと倒されて欲しい。ムカつくヤツ。

 暗殺者以外の敵も考えておこう。

 当初考えていや、嫌なジジイにするか? どんなジジイだ??

 ジジイ、最後のバトルにどう絡むんだ???


 九章が始まってから考える事じゃねぇなぁ……

 でも仕方ない。

 始まっちゃってるんだから。

 よし、頑張ろう。


 続きは次エピソードね。


 今回はここまで!

 以上!!

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