22/06/21 偶にはITエンジニアらしい事を書こうじゃないか。

 というワケで。

 遅々として進まない九章をちょっと置いておくとして、ITエンジニアらしい事を書こうじゃないか。


 コロナの影響で、在宅勤務だったりする事が多くなった方もいらっしゃるのではなかろうか。

 私はリモートで仕事が可能である為、もうここ2年以上はリモートですわ。


 つか、その前から猫犬の介護してたから、4年近くリモートですけどね。

 んで。

 お宅のPC環境は、いかがですか?


 このコロナ禍の影響で自宅にPC環境を整えた人も増えたんじゃないかと思います。

 んでね。

 PC環境を整えるよってなった時、みんないの一番に調べるのって、椅子だと思うんだ。

 今はゲーミングチェアもお手頃価格(※エンジニア感覚)になってきているので、腰痛とか肩凝りにならないために、そこにこだわったりとかさ。


 でもね。

 知ってた?

 実はね。


 PC環境をする上で一番大事なのって、机なんだ。もっというと、机のなんだ。

 これ、あまりマジで知られていない事なんだけど。


 なんで知られていないかって?

 理由があるよ。


 机の高さっていうのはね、標準サイズとされるものがあって、それがほぼ固定なんだ。

 72cmぐらいが多いよ。

 これが規格サイズなんです。


 でも知ってたかい?

 この規格、制定は1999年。

 その当時は、当然一家に一台PCがある時代ではなかった為、そもそもこの規格自体は、机でをする事を前提にされた高さなんだ。

 しかもしかも。

 この机の高さを規格するのに基準としている身長は、だいたい172cmなんですってよ。


 この基準身長『172cm』より小さい人には、この72cmの机って高すぎるんですよ。


 さらにさらに。


 さっき言ったように、これ用であって、PC作業の事は想定されていないんだ。

 PC作業を行う場合、キーボード分の厚さの事を想定して、基準よりさらに3~5cm程低くないと、姿勢が悪くなる。


 基準身長172cmとすると、PCデスクの高さの適正は、67~69cm程度。


 つまり、市販されているデスクは、どいつもこいつも高すぎるんです。


 じゃあ、椅子の高さをあげればいいじゃない、ってなるんですが。

 椅子の高さをあげると、かかとが地面から浮いてしまう事があります。

 そうすると、足先の重さがテコの原理で膝裏から太ももにかかることになり、血行が悪くなって座りごこちが悪くなる。足がむくんだりするのは、このせいだよ。

 そうすると一定時間以上座っていられなくって、姿勢が崩れるんですよ。胡坐あぐらかいたり猫背になったり。逆に後ろに寝そべるかのような体勢になったり。


 そうならない為には、フットレストとかを机の下に置いて、かかとが浮かないようにした方がいい。


 でも。

 椅子の高さ調整でも、椅子の高さが足りないって事もありうる。

 私がそうだった。

 椅子をMAXまで高くしても、机と釣り合わなかった。2万したゲーミングチェアなのに!!


 なので、ずっと椅子の上に胡坐あぐらをかいていたよ。


 胡坐あぐらをかくと、当然腰が引ける為腰痛の元となる。猫背にもなるしね。ストレートネックにもなるよ。

 つか、私の頸椎のリハビリ原因はコレや。


 なので、机を買う時は、椅子、フットレスト、全部セットで買うのがベスト。

 どれかが身体に合わないと、すぐには気づけない悲惨な状況になることになるから。


 私は、ゲーミングチェアが気に入っていたので買い替えたくなく。

 でも机の高さには規格があるので、椅子の高さに合った(※自分の身体に合った)机もなく。


 なので、昇降可能な机を新規で購入しましたよ。

 ガス圧式ではなく、ボルトで調整するやつ。

 それ単体で考えると、決して安い値段ではなかったけれど、頸椎リハビリにかかった費用と期間を考えると激安だよ。


 早速それで環境を整えてみました。


 普通のデスクと考えると低すぎる、でもリビングテーブルと考えると高すぎる、中途半端な高さの机の高さにしました。

 椅子の高さも私の膝下の長さに合わせた高さにしました。これも結構低い方だろうな。


 でもお陰様で。

 椅子の上に胡坐あぐらをかくこともなく、足を組んでしまう事もなく、とっても自然な体勢でPC作業が出来るようになりました。

 オンラインゲームもできそうだよ! しないけど!! (※ハマる事は分かり過ぎる程分かっているので、その沼には入らないようにしている)


 もっと早くに気づいていれば、頸椎をいためる事もなかったのに……


 姿勢の悪さって、悪影響がすぐに出てくるモンじゃないから曲者ですわ。

 私のように、数年かけてやっと症状が出てくるとかね。

 でも、症状が出た時はもう手遅れなんだよ。

 傷めた頸椎はリハビリでは元に戻りません。症状が出ないようにするまでしか出来ませんからね。

 コレ、もし今後もっと悪化してリハビリでは対処できなくなったら手術になるよ。

 だからこれ以上悪化しないように維持が必須。


 しかも。

 大概、生活に影響する程の症状が出るのって、中年下り坂になってからなんだよ。

 体力も気力も衰え始め、老後の事が『遠い未来の事』ではなく『確実にやってくる近未来』となった頃で、なんとかしようにも体力・気力が必要で、なかなか手を出せない。

 若い頃、年上の人達が自嘲気味に色々指摘してきてくれた事を、今になって実感。

『自分は大丈夫なのではないか』

 なんて事は、ないんだなぁ……

 恐ろしい事だ。


 PC作業が当たり前になったのって、ここ20年ぐらいの話なので、その事に気づいている人って意外と少ないかもしれない。

 みんな! 身体は大切にねっ!! マジで!!!


 さて。

 こんなモンかな。

 あんまりITエンジニアっぽくなかったかもしれんけど……


 今回はここまでかな!

 さあ、そろそろ九章に戻らなければ!


 それではね!!




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