22/05/10~12 キャラを決める。(※ネタバレ注意
弟伯爵について、生い立ちとか過去とかはぶっちゃけどうでもよく。
まずは、キャラから考えた方がいいよって事に気づきました。
なので、今までのはちょっと置いておくとして。
キャラクターとして考えましょうかね。
年齢は40代ぐらい。
今まで登場してきた味方キャラの中では年上ですね。
つっても、大人キャラたちの年齢は微妙で、明言していない事を良い事に流動させていますけどね。
で。
ポイントとしては、
『主人公との間柄はどんな感じになるのか』
です。
私個人としては、共闘できる人がいい。
恋愛とかは絡ませない。
だってさ。恋愛を絡まずに、味方になってくれる男性が欲しいじゃん。
今の所、そういう感情ナシで協力してくれるのって、女性ばっかだし。
いや、アレクシス(主人公幼馴染)もそうなんだけど、でも、なんか、恋愛絡みに見えなくもないじゃん。そういうのは、もう、いい。お腹いっぱい。
***
ここで日付を跨ぐ。
芸能人の訃報を聞いてダイレクトに心理的ダメージを受ける。
特別大好きってワケではなかったけれど、まさかこの人がって人で。
その人たちが表には出せなかった心理的状況を想像してしまって落ち込む。
それに伴い、今ザマァでやろうとしていた事について、やり方を考えないとやっぱりダメだと思ってしまう。
叱咤激励は、ある程度心にエネルギーがある人に対してじゃないと、致命傷になる事がある。それは自分が一番よく理解している。
昔の事を思い出した。
どうしたもんか。
でも、やりたいのは『ヨシヨシ』でもない。
昔のあの日、誰かにヨシヨシして欲しかったワケじゃなかったから。それはまぁ私の事で、それは別の人には当てはまらないっていうのは分かるんだけど。
ヨシヨシでもない。
背中を叩く叱咤激励でもない。
あの時、私は、どうやって回復したんだったっけな?
あともう一つ。
芸人さんではなく俳優さんの訃報の方を見ていて。
ああ、弟伯爵は、彼のような人がいいかもしれない、と思った。
本質は真面目で繊細。色々な事に心を痛めていた。色々な事に疑問を持っていた。
でも、それがずっと封殺されてきて、何もできなくって、放蕩人間を装っても、自分の本質を消す事もできなくって。
強くあれ、でも出過ぎるな、目立つな、でも挫折も負ける事も許されない。
そんな矛盾した事を絶えず求められ混乱し、燻って腐ってしまっていた人って感じは、どうだろうか?
人は、表に出してる顔だけがその人の本質じゃない。
とても複雑で多面的。相手によって見せる顔は違うし。
ああ、いかん。完全に心理が引っ張られている。
でも大丈夫っす。私は今小説が生きがいで、珍しく『今は死にたくない』って思ってるから。
***
ここで再度、日を跨ぐ。
やる気がないワケじゃないのに、気持ちが上がらず低迷したままでニッチもサッチもいかなくなり。
なので、自分を癒す為にひたすら馴染みのある音楽と映像を見て、心の平穏を取り戻そうとしておりました。
自閉症の子供が、グルグル回るものや定期的に動くもの、一定のリズムを刻むものに集中する事に通じてる気がする。予測できないものや変調するものって、覚悟している時や心に余裕がある時にしか受け止めきれんわな。
ハイ。
一晩経って落ち着いたので、改めて考えてみた。
今回難攻しているのって、ネタを絞り切ってしまっていて、自分の中のネタが枯渇してしまっている事だと思うんですよ。
出そうと思っている弟伯爵がイメージできないのも、そう。
亡くなった俳優さんを見た時に、『こんな感じがいいかも』と思ったのは、新しい刺激だったからだろうな。
インプットが足りない。圧倒的に足りない。
参考となるキャラは絶対どこかにいる筈だし。だって、今までにないキャラ、なんて100%生めないもん。今までにない作品がこの世に存在しないのと同じ。全ては過去のリブート。
そのリブートをする為のネタが欲しい。
見たことがない映画や漫画じゃなくっていい。過去読んだ作品、見た作品、過去出会った人の中にヒントがあるハズだ。
主人公の周りに配置するとしたら、既存のキャラと被らないキャラがいいな。
なので、既存キャラをまず考えてみよう。
・夫
普段無口なクセに、言う時の言葉はメッチャ素直なタイプ。
・獅子伯
いざ・ここぞという時だけしか動かないリーダータイプ。
・家庭教師
イキってるけどちょっと足りない二枚目半タイプ。
・幼馴染
道化担当だけど、人の機微に敏感で心配りできるタイプ。
・アティの護衛
純朴青年。まっすぐ。ひたすら真っすぐ。
・ゼノの護衛
縁の下の力持ちタイプ。サポート力抜群。
ああ、こうして見ると、『油断できない』って人間がいないな。
味方ではあるけど、主人公に冷たく接する人間がいない。
つまり『我儘』がいないんだな。
うーん。
女性キャラではいる気がする。
子守頭のマギーさんもアンドレウ夫人も、主人公を甘やかさない。優しい言葉なんてかけてくれない。
でも、今回の弟伯爵の立ち位置には合わない気がするんだよなぁ。
あ。それに該当する人間、おった。
八章では敵だった、人形顔男性使用人・ディミトリだ。
そうだ、ちょうど『二重スパイなんじゃねぇの!?』と思わせたいと思っていたから。
簡単には服従せず、つねにこちらを試すような行動をとる。そうか、じゃあディミトリにそのキャラを当てはめよう。
待て待て。じゃあ弟伯爵はどうすりゃいいんだ?
うーん、うーん、うーん……
ピコーン!!
実在の乙女ゲームのキャラを参考にしてみようぜっ!
よし、じゃあちょっと調べてくるねっ!!
調べに行く前に気づいた!
乙女ゲームのキャラに40代おらんやろ!?
いかん、どうしたらいいんだ!?
いや、年齢は置いといて、キャラだけ参考にすりゃいいんじゃないっすかね!?
よし、じゃあやっぱり調べてくるね!
***
乙女ゲームで人気あるのって、サスペンスとかバイオレンスなんだね……知らなかった。あれ、これ、どっかで書いた気がする。
で、調べてみたんだけど、乙女ゲームにお約束の、女好きのチャラいキャラがいない。幼馴染が近いけど、そうじゃなくって、俺様的で乙女ゲームの主人公を振り回すタイプ。
ただな……これには理由があって、こっちの作品の主人公、そういう男を一歩退いて見てて振り回されないんだよ。
うーん、でも、タイプとしては良いかもしれない。
放蕩男、俺様でダメ男を演じてるというテイの。うーん、私が好きじゃないな、そういうキャラ。なんで世の中の乙女たちはこういうキャラがいいんでしょうかね。分からない……
でも、こういう女好きのチャラいキャラって、女嫌いの裏返しなんだよね。女性を道具のように思っていないとなれないと思うよ、女好きって。本質は、女好きなんじゃなくって『女嫌いの女体好き』ってヤツ。
絶対に主人公とは相いれない。
でも、そういうキャラだから『共闘』関係になれるのかも。
で、もう一つ。
女嫌いになった理由も考えよう。これは前のエピソードで使っていたヤツをそのままもってこよう。好きだった女性が兄に取られた。
別の視点から見たら、弟から兄に乗り換えたって感じかな。
うわ、これ、まさに主人公の境遇と重なるゥー。面白い。
彼が女性を物のように扱うのは、捨てた彼女への意趣返しのようなもの。他の女性に八つ当たりしている、ともいえる。面白い。
この人は、決して主人公の完全なる味方にはならない。でも、それがいい。
共闘とは、つまりそういう事だと思う。
それに、私も別に主人公信者が欲しいワケじゃないし。信者ばっかりだったら作品としてつまんないしね。
よし、なんとなくキャラが固まった。これをもとに、九章の屋台骨を考えていこう。
それは次のエピソードでね!
それでは次回!!
また!!
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