22/05/04② 九章のザマァを考える(※ネタバレ注意

 なんで今日はこんなに筆が進むのか?


 家から出て、集中できる場所で書いているからです。

 つまり、今、ファミレスです。ファミレス最高。めっちゃ集中できる。

 家だと無理だねぇ。


 家のPCは勿論、普段仕事で使っているものなので、とっても使いやすいし処理速度も速い。(開発用だから

 でも、家のPCは、そこに向かうと『ハイ仕事ォォォォ!!!』って感じがして、こういう、肩の力を抜いた事を考えたり書いたりができないんだよ。

 かといって、家でラップトップ(ノートPC)を開くと、お猫様が『オイ下僕、そこは私の座布団でしょう?』って、PC押しのけて座って来るからさ(デレデレ


 家では集中できない体になってしまいました……


 っていうか。

 どっかのビジホで缶詰執筆したい。

 文豪を気取りたいんじゃなくって。

 今なら分かる。アレの本当の意味。

 普段の生活から隔離され、完全の脳味噌を切り替えて執筆に専念するのは、缶詰ってとっても有効なんだね。マジで。

 いつか、やりたい。でもGW中はビジホが空いてない……しかも、高い。


 さて、続きだよ。


 九章のザマァから考える事にしましたね。

 じゃあ、そのザマァをどうしようかっていうので、第一章から八章までの事を振り返ってきました。


 第七章と第八章は、基本『血統主義』についての反発回でしたね。

 基本、どの章にも『女性への扱い』についてが、大小織り交ぜられています。

 ただし、主人公の周りに味方が増えてきた為、女性の扱いの理不尽さを扱うのが難しくなってきました。

 それを、改めてやりたいなって思っている部分もある。

 それを含めて。

『この問題を取り上げたいな』と思っている事が、あるんだけど。

 これ、ザマァに入れられるかなぁ……


『有害な男らしさ』『男の生きづらさ』そこから転じた『女性ヘイトと女性蔑視』の話なんだけど。


 ネットの世界を覗いていると、意見が偏り鋭くなる傾向が見て取れる。

 普段の生活ではなかなかできない、女性ヘイトを拗らせている意見をよく見るね。勿論、男性ヘイトもね。


 いや、ホント、男性は生きづらいなって、思うよ。日本の自殺率は男性の方が多い理由も、それが理由でしょう。

 でも、その生きづらさの原因を『女性』に転嫁している人をよく見るが……実際のところはさ、男性の生きづらさって、男性社会のルールのせいなんじゃね? って思うんですよね。

 生きづらさの理由を考えてみると良く分かるよ。

 いちいちここには書かないけど。


 その呪縛、そもそも誰が、何のために、かけたのか?

 これを深掘りして考えていくと、なんとなく理由が透けて見えてくるよね。


 ※※※


 ここで、色々書いたけど、やめた。

 全消しした。

 これ、ここに書いちゃうと、満足しちゃって、作品に昇華できなくなるから。


 第九章の裏に潜ませる内容は『有害な男らしさ』『男の生きづらさ』にしようかな。

 主人公、女なのに? って思われるかもしれないけれど。


 >その生きづらさの原因を『女性』に転嫁している人


 これっすよ。本題はコレ。転嫁すんなって話にしようかなって。

 ただ、そうすると、転嫁される話になるけど、それって構築するの大変そう。

 転嫁、じゃない方がいいのかな……うーん。


 さっき、外を散歩しながら考えていたのは

 主人公が弟伯爵に対して

「こんな自分がないヤツなら、味方にするだけ足を引っ張られる。それならコイツを立てる方が危険だ。ならこんなヤツいらない」

 って言いきってしまう感じだった。

「誰かに立たせてもらう事を期待して、自分で立とうとしないヤツなんか、のちにこっちに寄りかかってきて重荷になるか、楽な方に流されて結局コイツも敵になる」

 とかね。

 あと思いついたセリフは

「私が強いのは強くあろうとしたからだ! 無知でいると搾取される! だからそうされないように学び、楯突いたからだ! 周りのサポートは受けたけど、自分で自分を助ける為に、物事の理不尽の根幹を理解しようとしたからだ!!」

 的な感じだった。

 うーん、散歩していた時の方が、もっと良いセリフだった気がするけど……

 もうちょっと考えれば、素敵なセリフが思いつくかも。


 なんでこうなるかっていうと、たぶん、弟伯爵が、主人公たちのサポートを期待し、自分を持ち上げて祭り上げてくれる事を期待していたから。

 そんなヤツはいらないって、キレたんじゃないのかな。


 じゃあどうするんだってなった時、最後の手段を取るかどうか、主人公は悩むだろうな。

 最後の手段っていうのは、ベネディクトを祭り上げること。

 ベネディクトは敵伯爵家の次男だからな。家を継ぐ権利は一応有してる。

 でも。

 主人公は悩むだろうな。それは絶対取りたくない手段だって。

 自分たちの利益の為に、庇護している子供を利用する事を、彼女はヨシとしない。自分は悪に徹するとしても、自分が悪として堕ちるのは構わないだろうけれど、子供を一緒に堕とす事は出来ないだろうな。

 特に、ベネディクトは。

 せっかく地獄から救い出したのに、自分の手で彼をまた地獄に堕とす事は、きっとできない。


 その時、彼女は、どうするんだろうか。

 ……暗殺って、手段をとるかな。

 でも、それは誰かに止められるだろう。


 前回の第八章終盤で、読者の皆さんに指摘された通り、主人公の悪い点は、他人に頼れず一人で物事を片付けようとする癖です。それを誰かに指摘され、改善する回にもしたい。


 ああ、あと、入れたい事、他にもあった。

 一応、今回、前回の敵だった人形顔男性使用人・ディミトリを連れて行くんだけど、彼が『もしかしたら二重スパイになってるかも』という懸念を持たせたい。

 疑念をね、抱かせたい。

 それっぽい動きを、ディミトリにさせたい。


 これは、実は二重スパイである事はなく、彼は信じられないから、主人公を試すの。自分を本当に信じてくれんのかって。

 そういう話も入れたいね。


 と、いうことは?

 ザマァ、というか、主題をぶつける相手は、弟伯爵だな。

 イリアス・ニコラ・ベネディクトと同じ、目覚め回になる。

 で、スッキリさせるには、かなり強い敵をなんとかぶっ倒す事で代替とする感じ。


 お。

 という事は、強敵を用意しておきたいな。

 天敵となるような、ライバル。敵。

 そろそろ、大奥様以外にも、主人公を毛嫌いするキャラを用意したいしね。

 今までは、バトルでは主人公勝ってた。勝利がギリギリだったのは、熊相手ぐらいか。

 人間相手には敵なしかよ。強ェな。

 敵、欲しいな。

 強い、敵。

 うーん。

 女の子にしようかな。女の子の敵。

 基本、主人公は男相手には必ず警戒しているんだけど、女の子相手には油断する。


 あー。あー。あー。

 なるほど。

 主人公が、誘拐されて欲しいな。危険な目にあって欲しい。

 そういう危険も、やっぱ必要だよね! だって、スパイ活劇だもん!!


 ……読者さんに、またアレコレ言われそうだな……主人公、また危険な目に遭ってる! って。ふふ。すみません。

 だって、危険な目にあわないと……面白く、ないじゃん?


 それとも、読者さんがおっしゃっていたように、胸焼けするほどイケメンに囲まれたいっていう通り、天敵を男にするか?

 今回出す敵は、後々まで引っ張りたい。だから、魅力的な敵にしたいんだよね。

 ここらへんでイメージしているのは、エージェントオブカーターの敵って感じ。

 シーズン1の強敵はロシアの諜報&暗殺者の女性だった。美人でさ。綺麗なの。暗殺者には見えない。

 あと、キングスマンに出てきたガゼル。鬼強いのにキュートなんだよ!!


 ただ、ここで気を付けたいのは、『女の敵は女』としたくない事。

 女の敵は女じゃないんだよ。女同士を戦わせようと仕向けているヤツが必ずいるんだよ。

 奴隷を管理する時、どうすれば円滑になるのか?

 それはね、奴隷の中に序列を作る事なんだって。

 そうすると、底辺奴隷のヘイトは、雇い主ではなく奴隷頭にいくんだってさ。

 上手いやり方だよね。


 だから、描写には気を付けたい。


 うーん、やっぱり、女の子がいいなぁ。鬼強くてキュートな、でも絶対に味方にならない敵を出したい。サイコパスで、良心の呵責なんて絶対に感じないの。だから、説得とかは不可能。相手に病的に心酔してるっていうより……うーん、ガゼルみたいな感じがいいんだよなぁ。ガゼルは、キングスマンの敵となったヴァレンタイン(※演じていたのは、私の大好きなサミュエル・L・ジャクソンさん。家庭教師・サミュエルに名前をいただきました)の側近なんだけど、ズバズバものをいうし、血が苦手なヴァレンタインの面倒を、ヤレヤレって思いながら見てる感じ。

 あれがいいよねぇ。

 それでいて、おもっくそ可愛い子がいいな。


 ……私は、どんだけ強い女子が好きなんだろうか。

 うん、とっても好きなんだ。


『お前は私が絶対殺す。お前の死に顔を最前列でかぶりつきで見たいの』

 って、言わせたい。


 ……あれ? これって、主人公、女の子だよね?

 そういうキャラ、出す? ホントに??

 うーん。

 男の子だとすると、イメージは、るろうに剣心に出てきた宗次郎とか(※映画版で、神木君がやってた役)銀魂の沖田(※映画で、吉沢くんがやってた役)とかかな。


 本当はさ、人形顔男性使用人を、そういうサイコパスキャラにしようかと思ったんだけど、書いてるウチにそうはならなかった。

 サイコパスは、心を動かされるって事、ないんだ。同じサイコパスなら惹かれ合うモノがあるらしいけど、主人公はサイコパスじゃないし。説得は無理だし、もし金で転ばせても、更なるお金を積まれると、簡単に寝返るから。自分にメリットがある事しかしないんだよ、サイコパスは。共感性がないから。良心の呵責もない。彼らにあるのは、自分にとって、快か不快か、だけだから。

 ディミトリさんは違う。顔は綺麗だけど柄はとっても悪いってだけ。

 本当は、最初、家庭教師・サミュエルをそういう役にしたかったけど、ならなかった。利口を気取る貧弱(若干ヘタレ気味)になっちまった。私のヘタレっぷりに引っ張られてしまったね。


 サイコパスに好かれる主人公も書いてみたかったけど……

 っていうか、好きなんだ、そういうの。

『お前を殺す役は、絶対誰にも譲らない』

 っていうの。まあ、そういうキャラなら、男でも女でも好きだね。


 どっちのが喜ばれるかな。

 女性の方が、読んでくれている数が多い気がする。でも、男性で喜んでくれてる方もいる。

 うーん。どうしよう。


 自分のお気に入りとして書くなら、絶対女の子。


 この作品には、鬼強い女の子しか出てきませんね。私の嗜好ダダ漏れだよ。


 だって、もうこれ以上主人公の周りに男要らないし。

 あ、でも、コレ重要! 乙女ゲームと絡ませたい!!

 でも、そんな、女暗殺者、乙女ゲームに、出番、ある?

 そんなバイオレンスゲームなの? 乙女ゲームって。


 あ! もう4000文字超えちゃってる!

 続きはまた次回ね!

 乙女ゲームと女暗殺者の関係性、考えてみる!

 それではね!!

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