22/05/03 九章のストーリーラインを考える(※ネタバレ注意
さて、第八章も閑話まで公開し終わってしまったので、ちゃんとしっかり九章事を考えないとな。
あっという間にGWも折り返し。早い!! 昨日仕事してたからかな!?
全然何もしてないのに、なんでもうGW折り返してんのっ!?
それはそれとして。時間は有効に使わないとな。
じゃあまずは、九章の全体の流れ。
前回は、九章の入れたい『理不尽』の事を考えていたよね。
でもそれは、九章を飾りたい『演出』に近いものがあり、かつ『裏に隠した主題』でしかない。
表側の、ちゃんとした『九章のストーリーライン』も考えないとね。
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ストーリーラインは、敵伯爵の首をすげかえる為の人物をスカウトしにいく事が目的。まぁ、すんなりスカウトできないのが王道だよね。
相手は、自分が暗殺されないように近づいてくる人物については警戒してる。
もし接触できたとしても、相手は喜び勇んで協力してくれる、なんて事は絶対にない。
相手は、半分隠居みたいな生活をしていて、敵伯爵に命を狙われないような態度を取ってる。『自分は貴方の脅威にはなりえません』って。放蕩っぽい態度を取ってるかもなぁ。
その相手を、こちら側に寝返らせ、かつ、すげかえる首にする。その気にさせる。
さて、じゃあそれをどうやるか、だね。
そもそも、何を餌に、こちら側に寝返らせるのか。
それは、相手が暗に何を欲しているのか、がポイントだね。
そういえば、その『相手』の年齢とか、考えてなかったなぁ。
敵伯爵は、ベネディクトの親。そのベネディクトは次男だから、上に兄弟がいる。上は20歳近くかな。だとすると、敵伯爵は40代後半から50代ぐらいか。その弟だとしたら、年齢は近いハズだな。
人生の終わりが見えてきて、『人生このまま終わるのか』と、ある意味自分に絶望する。
そのまま終わらない為、再度一花咲かせる最後のチャンスだとして、新しい趣味を見つけようとしたり、何か今までやった事がない事にチャレンジしようとしたりする。
そんな頃合いなのではないだろうか?
……うーん。
娯楽作品として、40・50代のオッサンを中核にもってくるって……どうしよう。個人的には微妙だなぁ。敵として出すのは全然OKだけど。
何か、モデルとなる出来事、ないかなぁ。
ちょうど第三章をやってた時は、オリンピック直前で元総理が問題起こしていて、それを参考にさせてもらったね。ちょっとだけだけど。
何か、そういう参考となるようなものがあると、結構ネタになっていいんだよなぁ。
……。
弟の年齢を、もう少し下げるか?
30代後半から40代前半ぐらいまで。いや、大した違いではないかもしれないけれど。
詳しい年齢はいいや。大体それぐらいって事で。
で? その年齢の人たちが欲している事ってなんだろう?
さっきの話からすると、『まだまだお前はやれる』っていうのを思わせるって事だけど……主人公たちは全員年下だから、言っても説得力なさそうだよなぁ。
っていうか。『まだまだお前はやれる』って励ますんじゃないんだよな、たぶん。
『甘ったれてんじゃねぇよ』って言うんだろうな、流れ的に。たぶん、この主人公なら。
甘ったれて、いじけてんじゃねぇぞ、誰かにヨシヨシしてもらい待ちしていいのは幼児までじゃゴラァ! 誰かにケアされるのを期待してんじゃねぇ! 自分で自分を慰めて奮い立たせ、自分の足と腕で立てよ! 健康で教育も受けて生きるための術を全部誰かに用意してもらった癖に、大人になってまで誰かに道を示してもらわねぇとダメってか!? お前は自分で道を選べる立場にいる癖に! ふざけんな!!
ぐらい、いいそうじゃない? 主人公なら。
貴族の男子にそんな道はないって相手が切れた時、『そうしたのは法律やしきたりを決めてるお前たち自身だろ! それを変えられるのもお前たちだ!! 変える力を持ってる癖に、勝手に自分で自分を雁字搦めにして苦しんで、あげく弱者に八つ当たりしてんじゃねぇ!!!』って、主人公は更に切れるかな。
でも、それで心を入れ替えるのって、心に柔軟性がないとダメなんだよな。
自分のダメなところを指摘されて、素直にその言葉が聞けるって、年齢上がると難しいんだよなぁ。
いや、ある意味若い時の方が、頑なである事もあるけどさ。でも、年齢を重ねて、より意固地になる人もいるし。うーん。
味方になる人なら、心に柔軟性があって欲しいね。少しでいいから。
味方……味方、ねぇ。
乙女ゲームに関わるようなキャラじゃないとなぁ。
明示しなくてもいいからさ、でも関わっていて欲しい。
何か、ないかなぁ……
敵も必要だし。一つの章に一つのザマァ。この作品の醍醐味です。
敵をぶっ倒してザマァ。これ、基本。うーん。
あと、スパイ活劇風にしたいって話もしてた。
孤児たちの話もしたいって。
これ、混ぜられるのか??
あ、そっち方面から考えていこうか。
スパイ活劇風って事は、どこかに侵入してアレコレしたりするワケだよね。
うーんと、私の大好きなキングスマンを参考にしようか。
巨大な敵がおって、そいつがやらかそうとしている、人類選別計画を止めるんだよね。キングスマンは。前半は、そのキングスマンになるための試験の話だけど。
と? すると??
例えば、今回味方にしようとしているヤツを、敵伯爵と取り合うって話?
でも、主人公が側からすると、今ってタイミングなんだけど、敵伯爵からすると、なんで今更ってタイミングになるよなぁ。だって、今までずっと存在は知ってたから。
主人公たちが動き出す事を知って、今までほったらかしていたけど、主人公側にこれ以上武器を与えたくない敵伯爵が、弟の暗殺に乗り出したって感じ?
まぁ、なくはない話だね。無理矢理って流れでもない。
でも、うーん。イマイチ?
オッサンを取り合う話って、何が面白いんだ??
私がもう一つ好きな話は、ナイト&デイ。でもあれは、一般の女の子が巻き込まれるから面白い。アレは……永久電池? をめぐるお話だった。永久電池? と、それの開発者の男の子を巡る話。
スパイもので人を取り合う話って、そういう、何かの開発者とか、その人しかできない凄い事があって、それを取り合う話だね。
科学者って、変人設定ができるから面白い話にできたりする。
うーん? 微妙??
あとは、REDだな。あれは私の好きな『最盛期を過ぎた高齢者たちが、まだまだ現役』っていうのを楽しむ話だ。
アレは、昔あったとある作戦に関わり、関係者が──って話だった気がする。
うーん。
まぁ、そのスパイもののパターンに当てはめる事は可能そうだな。
ちょっとイメージしてみるか。
主人公たちは、まずは伯爵弟との接触を図るな。
で、接触しようとしたら──ここでひと悶着? すんなりとは、いかないもんね。
うーん。敵さんは弟伯爵の暗殺を企てているから、きっと、誘拐等という煩わしい事はしないだろう。
暗殺を止めるのは大変だろうなぁ。匿うのかな。最初。匿えちゃったら、簡単に事が運びすぎる気がする。
暗殺しない理由が欲しいな。いや、でも、そんな面倒くさい事をするぐらいなら、暗殺しちゃうよな、普通。
何故、暗殺せずに攫うのか。理由が必要。
うーん?
最初に接触するのは、弟伯爵本人じゃないのか? 弟伯爵をおびき寄せる為に、他のものを狙う、とか。
うーん。
いやいや。
それはどうだろうか?
その為だけに、子供や女性を出したりするのは嫌だしね。
そういう『役割』しかないキャラなら出したくない。女子供を、そういう風に使うのは、創作では王道だけど、あんまり好きじゃない。
今は、話の『流れ』、骨格を決めたいんだ。
だから、まずは細かい部分は考えず、背骨となる流れを考えよう。
まずは、深く考えず、私がスパイ映画を見ているとして、どんなスパイ映画なら私が楽しめるのか考えてみよう。
敵伯爵の首をすげかえる為に、主人公たちが見出したのは伯爵の弟だった。
放蕩している伯爵弟と接触する為に、そいつがいるといわれている場所に行く主人公たち。
伯爵弟と言われている人間に接触したが──実は、それは敵伯爵が放ったスパイであり、早速交戦。なんとか撃退する。
それにより、敵伯爵がこちらの動きを警戒し、刺客を放っている事を知る主人公たち──
うん、流れ的にはおかしくないね。
よし、このまま考えていこうぜ。
今回のエピソードはここまでかな。続きは次回。
それでは!!
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