22/03/08 本の大きさを考える。

 さて。

 本についての続きを考えていく前に。


 悪役令嬢継母の応援メッセージの所感を、残しておこうかな。

 第一章は結構刺激が(ある意味)強いみたいで、比較的コメントをもらうエピソードが決まってるんだけど。


 これは私の主観で予想なんだけどね。

 男性と思われる読者の方々から、比較的『この立場ならこんなのあり得ない。コイツヤバイ』というコメントをいただく事が多い気がする。


 男性の視点から見ると『自分と相手の立場を比較』し、行動を決める事が多いのだな、と感じた。

 逆に女性と思われる読者さんからはそういうコメントは殆ど頂かない。

 勿論、書いてる内容は私の実体験ではなく、ネットで拾った情報が殆どなんだけど。

 そこから推測されるに、女性たちは往々にして

『立場を超えてド失礼なヤツは何処にでもいるし誰にでもやる。立場関係ない』

 という経験をしてきてるのだな、と。

 恐らく、女性たちの立場を無視し、女性だからと侮られド失礼な事をされてきたんだろうな。


 ここに、男性から見えてるであろう景色と、女性から見えているであろう景色が違う事を、まざまざと実感したのでした。


 終わり。


 じゃ、本についてを考えていくよー。


 今は、『本に本編以外何を載せるか』という部分についてを考えていました。


・表紙の絵

・タイトルロゴ

・表紙のデザイナー


 これが必要だって事は分かりましたね。

 ハイ。


 分かっただけで、1mmも前に進んでいませんけれどね。


 さて、じゃあまぁ必要だという事は理解できたところで。


 他に何を載せたいか?

 です。


2) 挿絵も欲しいよね。


 表紙だけでもいいんだけど、数枚、挿絵があった方が良いよね。個人的には、なんだけど。

 印刷の関係上、白黒で。

 ただ、表紙をお願いする絵師さんが、モノクロの絵が描けるかどうかがまた微妙。

 でも、表紙と挿絵が違うっていうのは『表紙詐欺』とののしられる可能性をはらむ。

 心が弱いので、ののしられるのはちょっと……


 どうしようかねぇ、本当に。

 いっそ、挿絵、ナシにするか……うーん。どうしよう。


 実は、私は小ネタとしてデフォルメしたキャラで4コマを描いたりするのは好きなんだけど。それを載せても面白いかなって思ったり。

 でも、表紙との絵のクオリティの差が酷すぎて、結局罵られる結果になったらどうしよう……


 本来ならさぁ。私に絵の才能があればいいんだけどさァ!

 商業ベースになるような絵のクオリティは無理ですよ無理なんですよっ!!

 ちっきしょう! もうちょっと絵に力を入れておけばよかったなぁ!

 若い頃にもっと色々やってればなぁ……


 ……仕事しかしてなかった自分が残念過ぎるね。


 挿絵や4コマは『オマケ』的な意味で欲しいんだよね。

 私は過去、コミックについている作者さんのオマケが好きでしたし。

 自分が好きだったものを相手にも提供したい──やっぱり、自分で作るんだから、そういう事はしたいなって思うよ。


3) あとがき


 必要かな、コレ。どうなんだろう?

 私が昔愛したスレイヤーズでは、あとがきが楽しかった。


 でも、あとがきって、何を書けばいいんだろう??


 調べてみた。

 本を書いた感想とか、読者への手紙・メッセージのようなものなどを書くみたいだね。

 ……え? つまり、このエッセイみたいなの書けばいいの? それでいいの?

 でも、どれぐらい需要があるんだろう??

 ま、でも、考えてみよう。4コマでもいいよね、たぶん。きっと。おそらく。たぶん?


4) 中表紙・目次・章立てデザイン


 これも必要なんだよね、本だから。

 でも、これについてはネットで調べるとサンプルとなるものがワンサカでてくるよ。

 中には無料&著作権なしで利用できるものがある。それを利用するか、それか自分でゼロから作るか、だね。


 うん。私にデザインセンスはない。

 なので、テンプレの利用規約を読んで、使用可能なものを借りてこようと思います。

 無理、よくない。


 さて。

 これで、本に載せたい事の大体の情報がそろいましたね。

 あとは、それを本の体裁にしていく方法を考えますよ。


⑥ 本の体裁を考える


 本は物理なので、大きさをまず考える必要があります。


 Amazon kindleのペーパーバックで印刷できる本の大きさは色々あります。

 日本の判型が選べるので、そこから選ぶ方が楽ですね。

 一応、カスタマイズされた大きさでも可能だけど……

 色々理由があって、既存判型から選びます。


1) 版型を選ぶ


 なんで既存サイズがいいとしたかっていうと。

 原稿を作る為には、Wordを使って印刷組みし、PDF化する必要があるんですが。

 そのWordの設定をゼロから作るのが、マジで、物凄く、とっても、面倒くさいんです。


 だから、印刷組みされているテンプレートファイルを、ネット上から拾ってきて使うのが一番いいんですよ。

 楽、マジ、楽。


 ちなみに、Amazon kindleのペーパーバックの説明ページに、Wordの設定情報があるんですが……これね、それを見ながら設定しようとした私。挫折しました。

 設定細かいんすよ……(※当たり前

 しかも、表示・前付・目次・後付、その他色々ページの種別によって属性が違う。


 もー!!!


 って、なります。

 なるぐらいなら、テンプレを使わせてもらった方が早い。

 で、あれば、既存判型から選ぶのがいいんですよ。


 ちなみに、「出版 小説 テンプレート Word」でいっぱいでてきます。

 利用規約をよく読んで、可能なヤツを利用しましょう!!


 今回私は、新書サイズにしようかと思っています。


理由①

 デカイと邪魔。

 デカイ本って、そいつのしまい場所にマジ困るんだよ。ホント、困るんだよ、ええ、困るんだよ。


理由②

 文庫本サイズだと小さすぎる。

 ええとね。

 これは、私が実際にペーパーパックの本を買ってみた感想なんだけれど。

 300ページ弱ぐらいあったその本の分厚さがね。結構ね、うーん、分厚い、だった。

 別に特別紙が分厚いワケじゃないよ? 勿論。

 例えば第一章を文庫サイズにした場合、300ページを超えるのね。

 分厚いんだよ……


 ページ数が増えると……

 ・分厚い

 ・重い

 ・印刷代が増える

 というデメリットがある。


 だから、色々ケチって

「二段組」にする事にしたんですよ。


 文庫サイズだと、二段組にするとちょっと一段の文字数が少なすぎる。

 だから、新書サイズで縦長にしつつ、二段組にする事にしました。


 二段組にしたのは、他にも理由があって。

 私の小説は、読みやすさ重視の為に、1行の文字数(※ここで言う文字数とは、行が始まって、改行されるまでの文字数のこと)が、比較的少ないんですよ。

 そうするとね。

 本の下半分か真っ白になる。

 勿体ない、もったいない。


理由③

 二段組にするなら、B6サイズやA5サイズでも勿論良い訳ですが……

 個人的に。

 ちょっとした時にサッと読める、つまり置き場所に困らない大きさにしたかった。

 試しに買ったペーパーバックはB6サイズだった。

 勿論、このサイズにも惹かれた。

 でも、やめた理由がある。


「挿絵」を入れるとしたら、デカすぎる。


 挿絵って、大体1ページに1つじゃん。

 デカいんだよ。


 でも、今思った、二段組なら、一段分を挿絵にして、半分に文章埋めてもいいんだな。

 おお、だとしたらB6サイズでもいいではないか。


 ……ここにきて悩むわチキショウッ……!


★ここで改めて、本のサイズ、段組み、挿絵の事を考える★


 段組みは、もう必須です。段組みは慣れないと読みにくかったりするかな? 私は京極夏彦さんの文庫本で慣れてるから大丈夫。

 あれ、段組みしている分際で630ページにも及ぶゴンブトさなんですよね……。

 あの量を、それでも一気に読ませる京極夏彦さんは本当に凄いな……


 話が逸れた!!


 私の場合は


・改行頻度が高い為、下半分が真っ白になる可能性があり、もったいない

・ページ数を減らしたい(分厚いと重い

・印刷コストを減らしたい(ケチ


 ってだけです。


 いやはや。

 だってさぁ。オンデマンド印刷だからさぁ。1冊コストがどっちみち高いんだよっ!!

 今なんとなーく計算してみたけど、ロイヤリティほぼゼロ計算したって、1,100円ですよっ!? 誰が1,000円以上する個人本買ってくれるんだよッ!?

 文庫サイズにしたらさァ!! 2,000円とかいくぜ!? 絶対ダメだって! 自分ならそんな本買わねぇなァ!!

(※嘘です。本ですよね。1,000円以内であれば誤差として認識するレベルです。3,000円以内なら平気でバカスカ買います。すみません)


 オンデマンド印刷の場合、本の大きさは値段にあまり関係がないんだよね。

 本が小さかろうと大きかろうと、印刷工程はあまり変わらないから。ただ、ページはダイレクトで影響してくる。

 だから、できるだけページ数は減らした方がいい。


 ……ああ、だとしたら、新書二段組より、B6二段組の方が、いいねぇ……

 より、ページ数減らせる。


 だとしたら、挿絵は二段組の一段分を使う事とすっか。

 本の挿絵にしては珍しく、横長サイズ。ははっ。よいではないかよいではないか。

 別に既存のものと同じにする気なんてサラサラないからな。


 ちなみに、印刷コストだけでいうと、B6の200ページぐらいで、大体600円ぐらいなんだけど、そこにAmazonの取り分が乗るんだよ。だからB6の200ページで大体1,000円いっちゃうの。当たり前だ。ビジネスだからな。


 よし。

 決めた。


 B6サイズ二段組にしよう。

 ハイ、決定。


 B6サイズにすれば、なんとか200ページぐらいでおさめられるハズだから、消費税込みで1,100円以内にすませられる!


 ……本当に、1,100円もする本、買ってくれるのかなぁ……

 いや、別にいいや。

 欲しい人は買えばいい。いらない人は買わなければいい。

 ただ、それだけだっ!!


 ……1,100円も出させるなら、やっぱり何かそれに対応する金額のクオリティにしないとなぁ……


 それに。


 今はペーパーバックで販売する事ばっかり考えてるけど、

 kindle電子書籍版どうするかも、同時に考えておかないとなぁ。


 考える事いっぱいだよ。

 まだ第八章全部書き終わってないのに。

 まだ年度末の魔物と戦ってんのに。

 つか、年度末の魔物との闘いは、これからが本番なのに。


 はぁ、疲れた。


 よし、今回はここまでね。


 それではお疲れ様!

 また次のエピソードでね!!

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