第八章について考える

21/11/23 八章について考える(※ネタバレ注意

 さて、やってまいりました第八章。


 いつも通りコッテリネタバレしていくから、本編を楽しみたい方は注意してね!!

 さていくよ。


 第八章は転換章。

 下手したらこれで終わりか?

 まだそこまで全然考えてない。

 どうしようかね。本当に。


 獅子伯出したい☆

 以上終了!

 それしか決まってねぇよ!!


 うーん。

 そもそもどんな話にしたいのかを考えないとな。


 主人公と獅子伯の話をね、書きたいんだ。

 たださ、前々回の終わり際で「もう関わらないようにしないと」って思っているから、進ませるには何かが必要なんだよ。


 ま、そのための舞台装置が、第二章でやった「紫の花が咲く木の群生を見る」なんだよね。第二章の時は見れなかったから。

 第二章で見れないようにしておいて良かったー! 勿論、第二章を書いている時はそんな先の事は考えてなかったんだけど、展開によっては使えるように、という事で布石として残しておいて良かったァー!


 なので。

 主人公ご一行様は、獅子伯の別荘にまた行きます。

 しかも。エリックとかも一緒にね! 今度こそ! 今度こそ!! 今度こそ!!!

 子供たちとのイチャコラを沢山書くぞ! 書きたいぞ!! うらぁ!! ストレス溜まってるんじゃオラァ!!!


 勿論、今度は夫も一緒です。

 そんなお花見している場合じゃねぇだろ、という言葉が聞こえてきそうですが。

 これには理由があるのですね。


 夫は自領のお家騒動の真っ最中。

 夫は自領の味方がどれぐらいいるのか分かりません。

 なので、いざという時に外部の味方を頼る事にします。というか、多分その事を主人公と相談して思いつくでしょう。

 獅子伯とエリックの両親・アンドレウ公爵を味方につける。

 その談合──違った、話し合いをするための場所が、獅子伯の別荘なのです。

 おそらくそれは主人公だけじゃなく、マギーやサミュエル、アンドレウ夫人と相談して決めた結果だと思いますわ。


 表向きの要件は、「去年のリベンジ。お花見するぞ!」

 でも、実際のところは侯爵家お家騒動の為に、それぞれの家の協力を得る為なのです。


 そう。

 実は。

 第八章では、主要キャラ勢ぞろい。

 主人公、夫、アティ、ニコラ、マギー、サミュエル、傍付きとしてクロエとルーカスも勿論同行、ついでに厩務員さんも連れて行くつもり。

 今回からカラマンリス邸に逗留している、ベネディクトとベルナも行くよ。

 そしてエリック、エリック両親、イリアス。

 ゼノとヴラドさん、そして獅子伯。

 そして。

 ふふ。

 可能であれば、主人公の幼馴染であり元婚約者、アレクも出すよ。

 そして弟妹達の中で二人ぐらい連れて来たいね!!


 登場人物多いッ!!!


 ちょっと待て。

 今希望通りの数をカウントすると。主人公を除いて……20人……だと?

 ムリだろ(遠い目)


 だって、ここに第八章のヴィランも追加されるんやで?

 2x人って。ムリ過ぎる……


 もともと、七章では新しい登場人物も多かったし、そうすると既存も含めて滅茶苦茶増えるから、エリックご一行とゼノご一行を省いたのに。

 それでも、アティとマギーとサミュエルとニコラが空気になったのに。ルーカスなんてついでみたいに名前が出てくるだけなのに。


 ただね。

 終わりに向かうから。

 改めて、主人公とそれぞれのキャラたちの関係性、それぞれのキャラ同士の関係性を描写したいな、と思ったんだよね。

 アレクを出したいのはソレ。

 場を引っ掻き回すのに最適☆ 主人公の心を騒がせる。マギーに次ぐ便利キャラなんですよね、私にとっては。だから、主人公が困った時や迷った時に、マンツーマンで相談したりしている描写が二人は多いんです。


 さて。

 登場人物の多さはここではいったん目を瞑ろう。

 話の大筋を考えて、後でキャラを削ろう。


 この第八章で、私は何を主題・テーマにするのか。

 それが問題だ。


 前回は「伝統を見直す」だったよ。

 今回は??


 正直「関係性を見直す」って感じだけど、それでいいのかな。

 もっと、こう、ないかな?


 ……章のタイトル、最初っからつけるのやめようかな……上手くいかない気がするよ。今まではなんとなーく上手くいっていただけのような気がする。

 第八章って書いてあれば、それで、いいよ、ね……? ダメ??


 まぁいいわ。

 テーマ・主題だよ。

 前回はまぁ分かりやすかったね。

 今回は?

 うん、やっぱり「お互いの関係性を見直す」って感じだな。

 一番は、アティと主人公。

 アティはお母さまLOVEなんだけど、そこには多少なりとも「母の愛は絶対」という感覚があると思うんですよね。

 子供なら誰しもが持つ感覚ですね。

 人との関係は、実際のところは相性が一番強くって、親子といえど相性が悪い人たちもいます。

 なのに、どうしても「母」「娘」という肩書によるステレオタイプのフィルターを通して相手を見ようとしてしまう側面が、あると思うんですよね。

 それを、テーマにしたいな。

 ただ……四・五歳の幼児にそれを理解させるのは無理だろうって……


 うん、理解は求めない。

「そういう形もあるんだよ」

 と伝えるだけだ。

 私がここまでずっと書いてきたことを、ただ繰り返すだけ。

 他の人の「親子」「母娘」は知らん。主人公とアティの関係性、それだけが大切。そこには肩書云々ではない何かが既にある。

 そもそも、二人には血の繋がりがない。

 肩書を失ったら関係性が大きく変わってしまう繋がりしかない。

 でも、それを乗り越える何かが欲しい。


 じゃあ、それをどんなイベントで表現するか、だな。

 ヴィランはそこにつけ込んで来るようなヤツにしたいな。


 ああ。アティの母の実家がそういえば出て来てないなぁ。

 これ、利用できないかなぁ。

 いや、アティの母の実家が敵になるのは、なぁ。

 うーん、どうだろうか。


 いや、アティを取り返しに来たっていうのも、アリかもしれない。

 カラマンリス領地のゴタゴタが貴族間の噂となり、アティの身にも危険が迫っていると知ったら、そりゃアティ母の実家が出張ってくるかも。


 うーん……

 今回も難産の予感……


 そうだなぁ。

 ボンヤリとだけど、章のオチを先に考えようか。

 どんなオチにするのか。

 全てはそこへ向かっての積み重ねだしね。


 章のオチか……難しいな。


 終わりに向かうんだから、終わりに向かって必要なオチを用意すればいいんだろうけれど。

 実は。

 まだ終わりが見えていない……


 えー!! どうしよう!?

 結論どうする!?

 どうしようか!?

 ああ心臓痛い……読者さんに猛烈に叩かれる未来が見えるゥ……


 ぼんやりと考えているのは。

 ① 今の夫と添い遂げる

 ② 獅子伯と添い遂げる

 ③ 一人で生きる

 の3つ。

 ①か②で悩んでおり、いっそその枠をぶっ壊す為の③の事も考えている、という事です。

 結婚ENDや、気持ちが通じ合って良かったね! というエンドは嫌なんだ。

 だって人生、そこがスタートラインだから。

 もともとそういう作品へのアンチテーゼでもあるし。

 でもよくよく考えるとさ、そこから別の話が始まるんだから、このタイトルの作品は、そこで終了、でも構わないと思う事もある。


 ……ま、だから悩んでいるんだけどさぁ……


 当初この作品を考え始めた時はどう思っていたか?

 うーん。

 実はそこまで考えていなかった。

 ぼんやーりと、ぼんやーりと①と②は考えていたよ。最初っからね。

 ②の方が強かったかな。

 でも、夫と娘の存在感が増してきてしまったので①も捨てがたいなって思ったんだよ。

 そこから①と②は同じぐらい、どっちも書いてみたいなって思った。


 ただなぁ……

 結局、最初に思いついていた②がって、思ってしまうよね。

 しかし、夫と別れました。ハイすぐに主人公と再婚しました、めでたしめでたし、っていうのもやる気はないんだ。

 もし獅子伯とくっつくってなっても、すんなりはいかせられないし、すんなりさせる気もない。

 そんなに物事は単純に終わらない。

 もし獅子伯とくっつくってなっても、すぐじゃない。少し経ってからになる。

 おそらく、お互いすぐに気持ちの整理もできないし、周りの軋轢もあるから。

 そう考えると、今の夫の方がすんなりいくんだよねぇ。


 難しい問題だ。

 本当に、どうしよう。


 ただ、方向としては獅子伯に近づけたい。

 だから、八章の流れで獅子伯と接近させたいね。

 せめて、「獅子伯との未来はナシじゃないんだ」という事を感じさせたい。

 でもなぁ。主人公本人に「距離を取らないと」と思わせちまったからなぁ。

 そう思ったら徹底的に避けるだろうて。

 だから、無理矢理状況的に近づけさせたいね。


 この章では、獅子伯も救われてほしいなって思っていて。

 獅子伯には妻と子をいっぺんに亡くすというトラウマがあります。

 妻と子を大切に出来なかった事が、彼の人生に影を落とし、こと恋愛や結婚について前向きになれないようになっています。

 妻と子を幸せに出来なかったのに、自分が幸せになってはならない、そう考えているようなものかな。

 そのトラウマを和らげさせてあげたい。

 取り除くのは無理でも、一歩前に出させてあげたい。


 その為のイベントを、どんなのにするか、だね。


 あとね。

 これは可能ならでいいんだけど。

 夫に男装バレさせたいな、と。


 と、なると。

 イベントだよ。大きな、ね。章の大きなメインとなる出来事。

 アティの母の実家が出てくるのもいいけど、今夫領地でもゴタゴタがあるから、そっちから敵が来てもいい。

 ただ、章のテーマが「お互いの関係性を見直す」だから、それに絡む感じのがいいよなぁ。

 どんなだろう??


 バトルだろうなぁ。バトルに発展するもの。

 獅子伯もいるし、護衛たちも勢ぞろいしているから、対大人数でも今回はいける。

 実は、明示していない設定なんだけど、八章から主人公の庇護の下に入ったベネディクトは暗殺術が使えるタイプの少年。主人公以上の戦闘能力を持ってるんだよね。

 それを見せるんでもいい。


 あー。でもォ。

 子供たちとワチャワチャしたーい!!

 子供たちにも活躍させたいんだよねー!

 子供ワチャワチャイベントも絡ませなければ。

 ってか、ぶっちゃけそっちもメインにしたい。


 あ! 文字数がかなり行ってしまった!

 続きは次回!

 それではね!!

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