21/09/24② 七章について考える⑧
※※こちら、公開どうしようか悩んで寝かせたので、タイムラグがありま~す※※
実家で色々事が動く。
むしろ、動かす為の舞台が実家だ。
さて、どうしよう。
先に伸ばすか、今回の舞台にしようか。
因みに、春の章は、また舞台がメルクーリになる。紫の花を見に行くんだよ。去年できなかったから。その約束を無視、なかったことにするのも、勿論出来るけどね。
ふーむ。
あと問題になってるのは、伝統の壊し方について、コレというものが思いついてないからだろうなァ。
いつもだとさ。
アレコレ雑多な事をアレコレ頭に浮かべてると、ある瞬間に、ドミノがパタパタ倒れていくみたいに綺麗な筋道が見えたりするんだよな。一つ目のパズルのピースがパチリとハマった瞬間、次から次へとハマるピースが見えるっていう、ね。
まだそれがない。
たぶん、まだネタが足りないんだよなぁ。
ドミノ、ピースがまだ足りない。
何だろう。
何が足りないのかな。
まずは、伝統の破壊方法。
コレね。私は伝統が好きなので、無造作に壊すのは絶対にヤダ。
伝統は伝えていく為に、常に本質を理解して、時代に合わせてアップデートしていくべきだと思ってる。
本質を無視して理不尽に成り下がった伝統は、軌道修正した方がいいと思ってる。
問題は、その、やり方だ。
例えば。
女人禁制の祭りがある。
私は、そこに無理矢理女を入れろ、というのは、少し違う気がするんだよね。
もし、女人禁制に真っ当な理由があるのだとしたら。その祭りに無理矢理入るのではなく、入りたい女性で同じ祭りを男子禁制で作ってみたらどうかと思う。
例えばだよ? 例えばだからね。
で、女人禁制の祭りは男性で準備から運営まで全てをこなし、男子禁制の祭りは準備から運営まで全てをこなすようにしたらいいのではないか?
これは、一つの解決策だよ。これがベストだとは私も思ってない。ベストなものなんか存在しない。あるのはベター、ただそれだけ。
無作為に壊すのは絶対にヤダ。
本質が蔑ろにされる事が本当に嫌だから。
と、いうところで。
作品の方に立ち返りましょ。
で? どうしたらよい? (真顔
うーん。
女人禁制の山があるとして。
アティと末弟が攫われたとする。
なんでアティ単体にしないかってーと、これ以上アティにトラウマ増やしたくない。いや、攫われた時点でトラウマになるだろうけれど、一人よりマシかなって。
ああ、なんか、セリフが浮いた。
使うかどうかはわからないけど、メモ代わりに。
助けに行きたがる主人公に誰かが
『母なら子供が戻ってきた時に安心させられるように安らぎの場所を作って待っていなければならない』
と言う。
それに対して
『母には待つことしか許されてないなら私は母じゃなくて良い!』
だな。
コレ、勿論、主人公が自分なら子供たちを一番素早く助けられると言う自負があった上での言葉だよ?
私は『餅は餅屋』って考えてるから。
主人公の悪い所でもあるんだけど『人に任せて待つ』が、出来ないタイプ。
子供の行動に対してはハンカチ噛み締めながら耐えようと我慢するのに、他のことについては出来ない。
信じてないから、というより、待ってて良い結果になった事がないんだろうなァ。
期待しては裏切られる、を繰り返してきたから、他人に期待してない。だから、本当に大事で結果が重要な事には、手を出さずにはいられない。
そんな主人公に、それでも『母ならば』と役割による立ち振る舞いを強要しようとする人が現れるだろう。
それで、主人公は考えると思う。
よし、そこは決まった。
他は?
子供を二人誘拐するって事は、犯人は複数犯。
犯人は……大人と、少年?
大人が少年を洗脳してる、とか。
でも、そもそもさ、誘拐なんてしたら手詰まりになるよね。
自分とかも無事には済まない。
逃げる算段なのか?
逃げようとして? 誘拐する、というのは、相手に何か要求を通そうとする、という事。
でも、そこで無事逃げおおせたとしても、追っ手に追われ続ける事には変わらないよね。
追われる事が嫌ならそんな事はしない。
いや、そこまで考えて犯罪犯す人ってどれぐらいいる?
上手くいく事だけを考えて犯罪するよね。
リスクが見えていて、それが大きい事が想定できる場合には、犯罪なんて起こさない。
リスクを安く見積もらないと、メリットの方が大きいと思えないと、犯罪には手を染めない。
つまり、犯人はそもそも自分の正体がバレず、事をうまく運べると踏んでいた。
それが、何かが上手くいかずに失敗したんだ。
で、最後の手段として誘拐してどっかに立てこもった、とかね。
考えていたのは、子供、それも幼児を使う事。幼児に、主人公の飲み物に毒を混入させる事。
どうして幼児が毒を持ってたのか、どうして入れたのか、それに理由がつけられれば、いける。
入れた理由は簡単だ。ソレは毒ではなく、主人公に元気にする為のお薬だよ、と嘘をつけば良い。
毒を持ってた理由だな。
ふむ。
子供に常に持たせていたもので、いざと言う時為の自害の薬だった、とか?
幼児はその毒の本来の意味を知らず、持つ習慣だけがあった。
自害の薬は、スパイなら持ってるものだよね。口を割らない為のもの。
子供には『本当に困った時に使いなさい』と、概念的な事だけ伝えられていた、とかね。
スパイか。
そういう家系なのかな。
侯爵家の裏の顔。侯爵家を裏で支える伯爵家。
なんか、これ、乙女ゲームにありそじゃね?
本来は乙女ゲームの悪役令嬢側についていたキャラだけど、ストーリーの途中で寝返るの。
寝返る理由は?
寝返る理由が、カギだな。
それは、主人公だけが知ってる事。乙女ゲームの中でしか語られてない事だから。
カラマンリス侯爵家を見限るんだ。
なぜ見限るのかな?
まぁ、多分斜陽になってたから。でも、それだけじゃない。多分、もう、嫌になっていた、とかね。
主人公が来る前の侯爵家、結構ヤバかったんじゃないかなぁ。
ま、だとして。別にソレはカギじゃねぇなぁ。
もう少し、欲しい。
……。
元の乙女ゲームでも、同じように、アティの義母、殺されかけた?
命は助かったけど、ソレで子供が望めない身体になった。
(でも、タイミングいつだろう?? なぜ今回の作中にはまだ起こらなかったんだろう?? なんで今だったんだろう??)
それで、もしかしたら義母はカラマンリス侯爵家の滅亡を望んでた、とか。
その後、カラマンリス侯爵家に養子に来た子を洗脳して、操作し易くした。
で、例えばその攻略対象の最終イベントが、主人公の実家で繰り広げられる。
このイベントでは、乙女ゲームの主人公が義母の作戦を逆手に取って、悪役令嬢と攻略対象を洗脳した義母を倒してハッピーエンド、的な。
どやァ!!!
今はまだ思いついたばっかりだから、良し悪しが分からない。
良し悪しは置いといて、その最終イベントの中身を少し考えよう。
カラマンリス侯爵夫人は、どうやって婚家を滅亡させようとしていた?
何かやらかしてから、秘密の暴露だな。
自分は直接手を下さず、洗脳した攻略対象を使うの。
んー。あー。えーと。
メルクーリ伯爵家に何かする、とかね。
これは復讐。元夫の家にも痛手を与えたくて。蔑ろにされたんだろうなァ。
それで、ゼノに何かするのかもな。
メルクーリ伯爵家は辺境伯なので、実質侯爵家よりも力がある。
侯爵家の没落の一端だな。
乙女ゲーム中の侯爵家と辺境伯家には直接的な接点がなく、仲は良くも悪くもない。
ゼノを攻略対象に手をかけさせようとして、乙女ゲームの主人公にそれを阻止され、追い詰められ、っていう。
その最終イベントの場所が、そこ。
追い詰められた義母と悪役令嬢は、乙女ゲームの主人公を誘拐して、ベッサリオンの山に籠る。
本当は女人禁制のその山に。
義母はそういうのを嫌悪してて、土足で踏み躙る気もあったんじゃないかな。
その山にはきっと秘密があった。
義母はその秘密を知ってたのかな。
なんで知ってたんだ?
女人禁制を破りたくて山にコッソリ入っていたのかな。
例えば。
その山にはとある仕組みがあって、その罠にかけて来た人を殺せるモノだった、とか?
なんでそんな物騒な仕掛けが……
ああ、まだベッサリオンが国だった時の名残りか。敵を誘い出して殺す、もしくは集団自決の為の。
危険だから足を踏み入れちゃいけなかったのかも。危ないから足を踏み入れちゃいけない、が、危ないから『女性は』足を踏み入れちゃいけない、に変質してったの。
で、時代が違えば女王だったという自負があった義母は、昔の伝説や歴史を紐解く事で、忘れ去られていたその仕組みを知った。
この作品の主人公は過去の栄光にそこまで固執してなかったから知らないの。
この作品の敵はソレを知らずに山に篭った。
仕掛けの事を思い出した主人公は、囚われたアティと末弟、そして助けに行った人々が危ない事を知る。
だから助けに行った。
ドヤァァァ!!!
なんか、良い感じ、しない? どう?
分からない! 自分では分からないィィ!!
あ!
文字数も結構いったな!!
次のエピソードまで引っ張るよ!!
それでは次へ!!
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