21/09/19~23 七章の事を考える⑥

 うーん、うーん、うーん……

 胃が痛い。


 ボコボコにするのは大人がいい。

 でも乙女ゲームと絡めたい。

 うーん、うーん、うーん……


 ああ、でも第一章はイリアスが裏ボスだったね。

 でもこれは、先の展開を一切考慮せず、行き当たりばったりで書いたから。

 あー、でも、その勢いも必要だよなァ。


 ……

 私が何故、そこで躊躇してるかってーと。

 新キャラがそもそも多いからなんだよ。

 私自身が、アレよコレよとキャラを出させられると混乱するタイプなんだよ。

 自分が苦手だから、躊躇してる。


 勢いか……

 勢いだよな。

 考える時間が増えると勢いがなくなるしな。


 それに、今までだって、アレコレプロット考えたりしてんのに、本編書き始めたらガラッと方向性変わったとかもあるからな。

 っていうか、それしかないからな。


 場所、そして、敵。

 これだけを考えろ。

 そこだけを確定させろ。

 それ以外は全て瑣末な事だ。


 場所に悩んでいるのは新キャラの多さだけなんだよ。

 それがなければ遠慮なく実家でやるんだよ。


 ……ヨシ。

 それはなんとか力技を使う。

 あとは、敵だ。敵、敵。ここが一番大切。

 細かい事は気にすんな!!


 ヨシ、よし、よし。

 兎に角まず書いてみよう。

 須──監視者兼保護者のSさんや、タカナシさんがいつもそう言って背中を押してくれていた。

 今回は脳内のお二人に背中を押された事にして、まずはやってみよう!!


 それでは、ちょっと書いてくるね!!


 ***


 書き始めてすぐ詰まった。

 実家にいる説明がクソ面倒臭い。

 主人公が読者さんたちにぶっ叩かれる未来しか見えない。


 もう少しこう、良い説明をつけられないかなァ。


 ***


 と、いう事で。

 なんとか説明の方向性を捻じ曲げて、先を続けてみた。何とかなった。

 でも説明が続いて、これで大丈夫なのかと心配になる。


 今日、隔日更新の日。

 でも、まだ全然自信がないので、更新はストップさせる事にした。

 より良いものを提供する為だ。致し方なし。

 このまま止らせてしまうつもりはないし。

 2万字ぐらい書いてみて、読み返して、エンドまでの方向性がちゃんと見えたら公開しよう。


 その為には、兎に角まず書いてみるしかない。

 疑問を持つのは書いてからにしよう。


 ***


 書いてみたけど、どうしても止まる。


 おそらく、この先「書きたい事」に紐づかないからなのかもしれない。

 まだ「書きたい部分」がボンヤリしすぎてるのかな。


 いっそ、完全に方向転換した方がいいのか??

 うーん。


 過去、何を思って書き出してたかなぁ。

 エッセイ読み返してみようかな。


 六章は四苦八苦してたけど、でも、何と言うか、基本はブレてなかったように思う。

 そうか。だから、まずは章の背骨となるオチを考えないといけないんだ。


 背骨となるオチか……


 伝統の破壊。

 ああ、その背骨について、『こんなシーンを入れたい』『こんなセリフを書きたい』をくっつけてくんだよね。

 溢れるエピソードも沢山あるけど。


 だから、やっぱ、背骨。

 伝統の破壊、とした場合──どう破壊するか、だな。

 ああ、あと、第六章の時に考えていた、『母親としての義務』『妻としての義務』の押し付け。これも入れたい。


 そう思うと、実家がやっぱり丁度良い場所なんだよなぁ。

 押し付けられるの、今は肉親以外いなさそうだし。そして、主人公が反抗するのが苦手な人たち。

 主人公は苦手意識を持ってるから、そう簡単にはブチ切れられない、多分ね。


 どういうパターンで伝統の破壊をしようか。

 この間考えてたのは、女人禁制の山に突っ込んでいく、だな。

 突っ込んで行く為の理由が欲しい。

 しかも、他にも沢山の人がいる中で、自分が出張って行く理由も。


 いっつも、ここを悩む。

『主人公が行く理由』

 いや、猪突猛進・傍若無人だから、っていうのも理由だけど、それにしたって正当な理由が欲しい。

 なければただのワガママ野郎になっちゃう。

 少なくも、彼女の中で自分が動くべき理由があって欲しい。

 何にでもただ興味本位で首を突っ込むとかって、ちょっと、なぁ。


 大体の場合は、『他の人よりも上手く事を運べる自負がある』から。ま、凄い自惚れだな。

 二章では、敵の思惑が分かってたから。

 三章では、ザマァする為。

 四章では、その時点では多重人格の事を自分だけが理解していたから。

 五章では、喧嘩売られたから。

 六章では、そんな自負がない為自分からは行かなかった。その代わり、熊に来てもらったけど。

 ……思い返すと、意外と二回ぐらいしかそういう場面てなかったんだ。

 マジか。もっと沢山あったように思ったけど。


 ま、でもその二回どっちとも、事実主人公だから上手く事が運べたんだよね。


 そう、そうであって欲しい。

 他の人間でも勿論いいけれど『主人公が一番上手く事を運べる』という、理由が欲しい。

 何か、理由を作らなきゃ。

 そう、何か、主人公だけが知ってる事があるんだ。

 それって何だろうなぁ。


 ……多分、これも、乙女ゲームの何かなんだろうな。だから、主人公にしか知り得ないんだ。

 乙女ゲームと絡ませる。なんだろう。

 多重人格はもう使っちゃったし。

 相手の事を知ってる、というアドバンテージ。

 と、言う事は。

 やっぱり、登場人物絡みか。

 うーん……

 なんか、エリックとゼノ以外、サイコパスばっかになるなぁ……

 うーん、そうならないようにそうならないように。

 うーん、うーん、うーーーーーーん……


 毒殺未遂事件は置いておこう。

 まずはその背骨の部分を確定させよう。


 乙女ゲームに関わるキャラで。

 何か事件を起こす?

 いや、乙女ゲームに関わるキャラと間接的に関係があって、キャラの昔話や背景として語られるんでもいいね。ダニエラと乙女ゲームの主人公がそうだったように。


 ふむ。

 何か、良いキャラいないかな。

 いないかなー。いないかなー。うーん。

 女の子キャラが欲しいって思ってたよねェ。

 アティとは正反対の。おしゃべりで何が強いように見えて、実は寂しがり屋で素直じゃない女の子。

 乙女ゲームで女の子キャラが出てくるとしたら、乙女ゲームの主人公の友達か、悪役令嬢の取り巻きか。ライバルキャラとか?

 アティはエリック攻略の時のライバルとして、とか?

 うーん。

 それか、最初は悪役令嬢の取り巻きだったけど、乙女ゲームの主人公に寝返るタイプか?


 その子に関係する子だとしたら?

 いや、まずは起こる事件から考えようか。


 山に無理矢理突入する──いや、多分止められるのは目に見えてる。

 章の中には、必ず男装を1回入れる、というこだわりがあるから、ソレを入れるか。


 山に入る理由は、誰かを助けに行く。そして、自分が一番上手く対処できるという自負があったから。

 他の人間には説明しようがない何かがあるんだな。それは何だろう?


 ……乙女ゲームのイベントとか?

 何か、仕掛けか何かがあるとか。

 その仕組みは経年で忘れ去られた事で……いやでも、それならその内容を誰かに伝えるだけでいい。

 上手く伝えられない事って、何だろう。

 簡単なのは、この世界では使われていない文字が使われた何か、だったりするよね。

 失われた文化の文字、とかね。

 でも、主人公がそれを覚えてるかどうかも怪しいよねぇ。

 何か、もう少し、違うものは?


 仕組み、的な物、とか?

 うーん、なんかしっくりこないなぁ。

 シーンだよ、こういう時は、そのシーンを思い浮かべるんだ。

 そのオチのシーンを。


 ……ダメだ、なんか、合わない。

 なんでと感じるか分からない。


 うーん。

 ちょっと、次のエピソードに引っ張ろう。

 こんなに難しいのは久々だな。

 それだけ、作品の分岐点に近づいてきてるからだろうな。


 引き続き悩むよ!

 それではね!

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