21/09/15〜16 七章の事を考える③

 悪夢を見た。

 たぶん、どっか体調悪いんだ。そういう身体からのメッセージだから。

 どうしたんだろう。時間差副反応? そういう事もあんのかなぁ。


 と、思っていたら。

 不安症状が出て来た。

 身体は元気だよ。頭も痛くないし身体もダルくない。むしろ絶好調。身体は。

 なのに物凄い絶望感が巻き起こって来てる。


 何故だ?

 私は過去不安障害を患っていた為、この『絶望感』が脳内物質の反応という事を理解している。だからその感情に振り回される事はないんだけど。

 だとしても、この精神状態だと仕事もプライベートも何も手につかなくなるんですよね。気が散るというか、集中は勿論出来ないし、1つの事を考え続ける事もできない。どうしたもんか。


 ……あ。

 エネルギー不足だ。たぶん。朝も昼も食べてない。お腹が空かないので忘れてた。

 でも、食べるの面倒クサイなぁ。

 ダメダメ。無理矢理にでも胃の中に何か突っ込まないと。高エネルギーのものでいいから。確か家にチョコが買い置きしてあった筈。それを食べてきますわ。

 あー。食べたくないなぁ……


 ***


 チョコはなんか本当に食べたくなかったので、ワクチン副反応対応用に買っておいたエネルギーチャージゼリー吸ってきた。

 まさか、副反応の時に食べずに他のタイミングの時に食べる事になるとは……


 定期的に見舞われるんですよね、この状態に。

 何故なのか知らんけど。

 ……いや、これが老化現象だよ……ぐふっ!


 お腹に入れたので身体が落ち着いてきたのか、少し気分が良くなってきた。

 まったく、自分の身体だけど本当に面倒くさいなぁ。

『生活の質を保持する』って、本当に大切な事だよ。こんなんにイチイチ邪魔されていたら、マトモに生活するのも大変じゃコンチキショウ!


 さて。

 前置きが長くなりましたが。

 七章についてですね。


 その前に。(またかよ)

 9/15に公開されたエピソードの応援コメントが荒れておる。

 どうやら、読んでくださっている方々の、何か心の柔らかい部分にソフトタッチしてしまったようだ。

 マジか。


 ここからは私の偏見なのだけれど。

 心の柔らかい部分にソフトタッチされてしまった人たちは、……うーんと。

 何かしらの『生きづらさ』を無意識に抱えているんじゃないかと思った。

 まさに、書いたエピソードは『自分の生きる選択を悩む』という部分だったんだけど、主人公が、読み手の人たちが好ましくない方に揺れているように見えたのか、拒否反応を起こされていると感じた。


 特に拒否反応が起こされた言葉が『自由』だ。

 この言葉って、とっても意味が広くって、とっても力があって、とっても危険。

 見事に皆さんの心を(意図せず)揺らしてしまった。


 おそらくこの言葉って、人によって、その言葉の意味と定義と範囲が違うんですよね。

 他の事だと、私が意図した事が上手く伝わらなかった場合には、応援メッセージになんとか説明を(後付けだけど)行うんだけれど。

 今回は、それはしないようにしようかな。

 反応してくれた人たちに、考えて欲しいな。

 主人公が言った『自由』の意味を。


 おそらく、これは生まれた場所、時代、立場、その他いろいろなものによって、それぞれ意味が違う。


 日々ね。

 ニュースとか見てると、思うんだ。


 ああ、母親って、人間扱いじゃなくて『母親』って生き物に区分されちゃうんだなぁ、と。


 向うには、主人公の思考の意図を書くつもりはないから、こっちに代わりに書くけれど。(言いたい)


 彼女が言った『自由になりたい』は、『母親という役割から降りたい』『人間の法律から解放されたい』という意味じゃないんだよ。


『他人に許可されたからそうするのではなく、自分で選び取りたい』って言ってるのですよ。

 無理と分かってても。

 無理って分かってるから、自分の気持ちと折り合いをつけるにはどうしたらいいんだろう、と悩んでるんだよ。


 これ、自分でもニュアンス難しいなって思うんですが。

 主人公はアティを自分が産んでないから、『アティの母である許可を他人から貰っている』という状況を、痛い程理解しています。っていうか、改めて理解した。

 アティの母になったのも、自分の意志ではないです。

 ただ、娘になったアティに色々してあげたいって思ったのは、彼女の意志です。

 でもそうすると、じゃあ逆に相手は誰でもいいんだってなるんですよ。

 再婚した相手に子供がいたら、その子を愛するんだって。

 子供は誰でも良かったんだねって。


 アレクに突っ込まれたのは、そこなんですよ。


 主人公は、それを否定したいの。

『自分の娘だから愛してる』じゃなくて『アティだから愛してる』って思いたい。


 うわぁ、これ、伝わるのか。


 さらにこっから詳しく色々書いたんだけど、割愛。

 もういいや。ここではこれ以上説明しない。

 私は問題提起するだけ。

 考えるのも、同意するのも反発するのも、その人たちの考えだから。


 さて。

 七章の方考えようっと。(やっとかよ)


 さて、前回の続き。


 やっぱり、この作品では、やられたらやり返す! 倍返しだ!! を、地でいってる作品なので、ぶっ飛ばすのは大人がいい。

 どのみち、主人公は子供に対してはチョロインだから、ぶっ飛ばさないし許しちゃうかも。それじゃあスッキリしない。


 理不尽を殴り返す。

 これがこの作品のコンセプト。


 じゃあ誰だ?

 うーん、うーん、うーん。


 2人、はやめて1人にしようか。

 何も知らない子供に毒を盛らせて、大人の方はニヨニヨ待ってる感じ?

 ああ、でもそれだけじゃダメだ。

 まずは『理不尽』だよ。

 それがベースにあるんだ。

 しかも、アティが絡む理不尽じゃないと、主人公は動かない。


 もっかい、もっかい流れを確認させて


 ・主人公実家に帰る

 ・妹たちには喜ばれるけど、祖父&母にはボッコボコにされる

 ・そこに夫と娘とその親戚来訪

 ・娘、妹たちにむちゃくちゃにされる(※娘喜んで野生化

 ・ある日、外でお弁当とか食べようとしていたら時、あやまって主人公、食べ物を落とす

 ・飼ってた犬が貪り食べてしまう。すると、犬が死んでしまう

 ・毒入ってたんじゃね!? ってなる

 ・犯人捜し

 ・子供が入れたという事になる

 ・でも子供がそれをする理由が分からない

 ・真犯人探し

 ・うんぬん


 あれ? これ、別に実家じゃなくて良くね?

 場所にも意味を持たせたいんだよな。

 そうすると、むしろ夫の領地の方が場所的には有利だ。

 犯人も誰か分からないし、まわりがみんな敵、になりえるし。


 あー、でも、それ以外にも何か欲しい。その章でのテーマというかコンセプトが。

 六章は、「力がないと、どんなに重要な話だろうと聞いてもらえない」だった。


 うーん、うーん、うーん。

 確かにね。夫が実家領地に来るのは、都合が悪いんだよ。

 セルギオスがもっと若くして死んじゃった事がバレちゃうから。

 だから、実家はなしかな。

 うーん。ただ、主人公にゆっくり考える時間を与えたかったんだよなぁ。

 だって、もうここまで怒涛の展開だったから。


 何か、毒殺未遂事件以外に、もっと、根底に流れるテーマ的な何かを……うーん。


 ……今、伝統的な差別に切り込むインド映画の記事を読んだ。

 やっぱここだな。

 今回はコレだ。

 伝統に切り込む。


 私自身は伝統が好きだ。

 着物も好きだし畳も好き、祭りも好きだし正月や豆まきなども好き。

 でも。

 伝統として脈々と伝えられてきた差別意識には首を捻る。

 それに伴い、実は伝統ではなく、他の文化が混じる事により、とある層が都合の良い差別意識だけが根付いた、比較的新しいモノもある。


 これに切り込むか。

 これをやるには、都会の方ではなく、比較的閉鎖的な文化の方が都合がいい。

 これは田舎差別とかではなく、どうしても情報流動差により『さまざまな認識や感覚が混ざりにくい』というだけの話。

 だから、夫の実家か、主人公の実家か。

 でも、夫は領主なので、夫の意識が変わったら大号令で変えられてしまう可能性がある。


 それが出来ないのは、主人公の実家だな。

 やっぱ、そっち行くか。


 ちょっとその方向で、もう少し突っ込んで考えてみよう。


 それでは次回!! またね!!

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