21/07/06 悪役令嬢継母作品を書くにあたって注意してる事。

 ごめん! 公開すんの忘れてた!

 なので、タイムラグあるんですが、どうぞ!!


 ***


 では、私が悪役令嬢継母話を書く時についての、なんちゃって創作論を展開していくぞコラぁ!!


 なるべく、本編ネタバレにならないような内容にするね。


 さて。

 まず始めに。前提なんですが。

 ちゃんとした創作論じゃないんで、きっちり論理立てて書きませんー。

 そんな器用な事は仕事以外ではしたくないからデス!! (※ダメな大人


 なので、思った事を思った順に書き散らかしていくから、そのつもりでよろしくです。(っていうか、もうこのエッセイって読者は前からの方たちばっかりだから、ぶっちゃけ今更って気もするけど……気にしなァ―いっ!!)


【構成について】

 まず、内容をアレコレする前に。小説としての構成で「こうするよ」って決めている事があります。


 ① 1エピソードは3000~4000ぐらい

 自分が1エピソードにつき、「あー読んだ」って感じるのがこれぐらいだから。

 これより少ないと「短っ」と感じ、これより長いと「長っ」って感じるから。ええ、自分基準。

 ただ、これは絶対じゃなくって、内容によっては2500ぐらいのものもあるし、4000超えてるものもある。あくまで基準、努力目標っすね。自分をガチガチに縛らないスタイルでお送りしております。


 ② 1章分は10万字~16万字

 これは、文庫本1冊がこれぐらいだから。

 別に書籍化を狙ってるんじゃなくって、文庫本1冊がこれぐらいで統一されているっていう事は、多分理由があるんだろ、と思って。理由はいちいち調べてないけど、そういうものなら、それに乗っかろうと思っているからです。

 あと、確かにこれぐらいだと、起承転結・序破急が、ちょうどよい長さになるんだよね。


 ③ 起承転結は、それぞれ3万字ぐらい。序破急で考えるとそれぞれ4万字ぐらい

 ②を基準にしてるから、こういう文字数になる。

 均等に分配しているのは、私の場合、気を付けないと、起承、が長くなってしまうから。でも、これについては、完全に「それぐらいになるかな」ぐらいで書いてる。

 今はあまり意識せず自然とそうなっているっていうのもあるんだけど。

 厳密には書いてない。ここについては、作品の内容に合わせて伸び縮みしてますな。


 最初書く時は全然考えていなくって、書き連ねていって、一息ついた時に文字数をカウントし「あ、そろそろ方向転換の時期だ」って思ってるだけ。

 ただ、それだけ。


【文章について】

 これは、ホント人それぞれだから、合う合わないって本当にあるなって思った。


 ① ちょっと難しい漢字・言葉を敢えて使う

 コレは、読んだ人を中二病に堕とす為です(断言

 漢字を読めばなんとなく理解できたり、話の前後で察せられるものに限定はしていますけどね。

 なんでって、私がそうだったから。

 ラノベで「刹那」とか「瞬く間に」とかって言葉を学んだからさ。

 いや、実生活で使わんやろ、そんな言葉。

 でも、それがラノベの醍醐味だいごみだと、私は信じているッ!!!

 さあ! みんなでLet's 中二病罹患りかん!!


 ② なるべく、1つの意図になる文章を心掛ける。

 これ、直接ダイレクトに読みやすさに繋がると思うんですが。

 私が何度も自作を読み返す理由がコレです。

「ん? どういう事?」とならないように、心掛けてるんです。

 私は、状況説明する時の1文が長くなる傾向にあるのですが、これ、長いと「ん?」って途中でなるんですよね。だから、そうならないように気を付けてる。

 1つの文章の中に、あまり沢山の挙動が入らないようにしてるよ。


 あとは、どっちにも取れる意味の言葉は極力使わない。

 例えば「首を振った」ってなると、横になのか縦なのか分からないので、横に振ったのか縦に振ったのか必ず書いてます。

 あ、でも、首を振る動作がYES/NOを表さない時は、いちいちそう書かないかも。


 実は、リアル世界では、私がコレを書いているってみんなに言っていないんですが、一人だけ、伝えて読んでもらいました。

 その人の感想が『良い意味で、僕にも書けそうって感じた』でした。

 つまり、サラリと書かれていて読みやすい、って事らしいです。読んでくれた方に、『自分でそう感じたと気づいた時、凄いなって思ったよ』と聞きました。

 嬉しかったですね。


 システムもそうなんですが『使いやすいシンプルなもの』って実は滅茶苦茶隅々まで気が使われていて、シンプルとは程遠い作り方をされています。

 勘違いしたり、パッと見て使い方が分からないもの、どうしたらよいのか分からなくなるものっていうのは、そうならないように、めちゃくちゃ神経使われているって事です。

 それを感じ取ってくれたのが、凄く嬉しかったですね。


 優雅に泳ぐ白鳥やシンクロナイズドスイミングは、見えない部分で滅茶苦茶苦労しているもんです。


 ③ キャラが使う言葉に気を付ける

 例えば、悪役令嬢継母作品の主人公は「嫁」「普通」という言葉を使いません。

 また、モノローグではガンガン使っていますが、台詞では「メイド」とあまり言わないようにしています。


 ま、でも文章については『意図が一つしかない』ように読める書き方に、極振りしてますけどね。

 他はぶっちゃけオマケみたいなもん。


【中身について】

 いつもだと、私はオチから決めて書き始めますが、悪役令嬢継母作品に限って言うと、全然先のことを考えてないです。


 なんとなーく、なんとなーく『こういう方面の話』と決めて、それに関わりそうなエピソードをその場で即興で積み重ねてってるだけです。


 第一章なんか『こういう方面』て考えずに書き始めたからね。

 今考えるとすげえなって思うわ。


 ただ、唯一最初からブレさせてない事があります。

 これがブレなければ、意外となんとかなるもんです。


 それは。


『主人公の信念』

 これは当初から決めてて、未だにブレずに済んでます。


 雑に説明すると、

 主人公の信念は以下の通り


 ① 子供大好き!

 ② 困った時の判断基準は『アティの為になるか否か』

 ③ 自分の身は自分で守る。自分の心も自分で守る。

 ④ だから、ぞんざいに扱われると、誰に対しても毅然と対峙する。

 ⑤泣き寝入りは絶対しない。


 一番大切にしてるのは②と③です。

 特に③。

 少女漫画や乙女ゲームによくある、『受動的』、『男の誰かからの助けを待つ』、という事をしません。

『真摯な行動をに見られていて、自分が間に持ち上げられる・認められる』という事を、主人公は期待しません。


 この部分、受け入れられない人もいるみたいで、『ヒーローがいない』という感想を見た事があります。

 ええ、いません。

 主人公は自分で自分を助けます。


『誰かに見初められることで救われる』話へのアンチテーゼだからです。


『自分の力で這い上がる』事がテーマですね。


 既存の悪役令嬢ものと大きく違うのはここかな。


『自分を真摯に愛する男がいるから平気』

 ではなく

『自分を真摯に自分で愛してるから平気』

 な話なんですよ。


 他人の評価に依存しない。


 これがあると、どんな事件が起こっても、どう解決するかが考えやすくなって、結構スルスル進むんですよ。

 ぶっちゃけ、中身については主人公の信条以外はあんまり気にせず、行き当たりばったりで書いています。


【それでもちょっと考える中身について】

 舞台はファンタジーですが、発生している事件自体は、現代でも起こっている事件をベースにしています。


 嫁姑問題とか、毒親問題とかさ。

 そのネタ自体は、ネットの記事を読み漁って拾ってきていますね。


 世界の危機なんぞに対峙する必要はないんですよ。

 身近な問題の方が、みんなピンとくるもんです。


 敵の対応の仕方とかだって、インターネットで集めた情報をもとにしているので、現実離れもしてませんぜ。

 いや、今現在のこのコロナ禍で噴出している問題を見れば、『そんなバカな事する人間なんていねぇよww』なんて、言えないですよね……


 社会派な作品を書いてるつもりは毛頭なくって。

 身近な問題をザマァした方が、読み手がピンとくるし分かりやすいじゃないですか。

 ただそれだけなんすよ。

 取り上げる内容について、結構賛否ももらってますが、いやファンタジーだからって、世界の危機に立ち向かわなきゃいけないわけじゃないし、国の存亡にかかわらなきゃいけないワケじゃないじゃん……え、ダメなの……?


 同じテーマでタカナシさんが書いてるじゃん!!

 介護のお仕事×ファンタジーで書いてるじゃん!!

(ここで突然ぶっこむ宣伝)

【魔王さまが認知症っ!? 最強魔王の側近は背に腹は代えられないから勇者に介護お願いしたらプロだったから教わります!!】

 https://kakuyomu.jp/works/16816452219960798699


 これだって、同じ切り口じゃないの!?

(※道連れスタイル)


 キャラ等身大って考えると、その身に振りかかる問題って、小さいけど雑多あって、蹴散らそうにも蹴散らしきれない問題ばっかだと思うんですよ。

 そういう問題だからこそ、読み手が「ああ、分かる」「ああ、なるほど」「そうか、そういう事もあるのか」って、感じてくれんじゃねぇかなぁ……と、さ。思ったワケですよ。

 むしろ、普段見えないであろう他人の問題を、あえて挙げてるって感じ。

 もしかしたら、友達が同じ問題を抱えてるかもしれないよ? 見えてないっていうのは、ないって事じゃないからね??


 世界を救う話が読みたければ、カクヨムにもっと面白くって凄い作品が沢山あるので、そっちへ是非どうぞって感じです。

 基本、このスタイルは崩すつもりはないですね。(珍しく強気


 基本、このこと以外はほぼ考えずに書いてます。

 いやホント、マジで。


 文法? 意図が伝わればいいんじゃね?

 ─や…問題? いいじゃん、作品の中で統一されていれば。

 トマトジャガイモサンドイッチ問題? ファンタジーに何言ってんの?

 ステータス? スキル? レベル? ちゃんと筋が通ってればいいんじゃね?


 そんなゆるいスタイルでお送りしております!

 結構長くなっちゃった!!


 ……やっぱり、あんまり他人のタメになる話にならなかったな……


 ま、そんな感じです。

 次回からは、またネタ出しの為にウンウン唸っていくスタイルでお送りする事になるかと思います。


 それではまたね。

 以上!!

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