底辺ITエンジニアの底辺人生のアレとコレとソレ

21/05/08 ネタバレ注意:第四章プロットを考える。

　さて。

　切羽詰まってきたので、ここでプロット考えちゃうよ。

　ガッツリネタバレしていくので、本編を前情報なしで楽しみたい場合はブラウザバックよろしく！！！

　さて。

　今回は子供がメインの話にする予定です。

　子供たちに活躍して欲しいので、子供たちに関わる話にしたいよね。

　前回は、毒親の話にしようぜ★ って話をしてたから、毒親夫妻とその子供を初登場させようと思ったけれど。

　ここで新しいキャラを出すと、既存キャラが霞むんだよね。

　勿論新しいキャラを出した方が、新しい設定を作れるので話を構築するのは楽なんだけど。

　ここでさ。

　今まで出てる子供達を、少し深掘りしてもいいかなって、思った。

　特に、エリック、ゼノの二人は全然深堀りされてないし、イリアスも背景は語られたけど説明だけだったし。

　だからね。

　サミュエルとマギーの話を深掘りしたように、子供たちを深掘りしたいよね。

　で、子供たちの性格や今の環境や嗜好、考え方とかを見せたいよね。

　例えば、エリックの正義感とか。

　彼は確かに単純バカだけど、同時に高潔でもある。その高潔さは幼い頃から持ち合わせてるものだろうし。

　イリアスにも、歪みの中に繊細で傷つきやすい心がある事、ゼノも誰かを守りたいという強い心を持ってるし、アティにも能動的に動く根性がある。

　今回、敵にトドメを刺すのは子供たちだな。

　存分に子供たちにケチョンケチョンにやられろ。

　さて。

　じゃあ誰を今回ピックアップするか。

　そして、どうお膳立てするか。

　DV父親。これは譲りたくないね。

　じゃあ誰がDVされるか、だよなぁ。

　アティ、ゼノはあり得ない。

　だとしたら、エリックとイリアス。

　イリアスは完全放置されてるからDV親ではない。

　だとしたらエリック？　アンドレウ公爵はDV親なの？　マジか。

　いや、殴られて大きくなったら、多分短絡王子にはならないなぁ。

　だとしたら別の子供か。

　アバター親は、誰かの母親であって欲しいんだよなぁ。

　だとしたら、やっぱり新しい子供を出すしかないのか……？

　……双子？

　男の子と女の子、双子、とか？

『双子』である事に、セレーネは放っておけなくなる。自分に重ねちゃって。

　男の子は父親に殴られ、

　女の子は母親にアバターにされてる。

　いやー。でも、なんか話がブレそうだなぁ。

　うーん。

　なんかもっと、こう、違う側面から考えてみるか？

　DV父は、基本外面は最高にいいんだよね。

　そりゃそうだ。溜まる鬱憤は全て家族を殴る事で発散してるんだから。

　だから、DVの事を例えば主人公が夫やサミュエルに報告しても信じてもらえない。

　……いや、ダメだなぁ。

　なんかソレもしっくりこない。

　子供が大人に立ち向かう場面が書きたい。

　うーん……難しいなぁ。

　前回、どうやって思いついたんだっけ？

　ちょっと前のエッセイを見返して来ようっと。

　しばし待たれよ。

　＊＊＊

　なるほど。

　敵から考えていったんだな。

　そこに、乙女ゲームのテンプレっぽいものをハメ込んだんだ。

　今回の敵はDV男とアバター母。(※予定

　で。

　乙女ゲームのテンプレにハメるとすると、ゲームのサポートキャラにしようと思ってたんだよね。

　主人公に色々教えてくれる、絶対的味方。

　……そもそも。

『絶対的味方』って、変だよね。

　本当の乙女ゲームには、どんなサポートキャラがいるんだ？

　調べてみよう。

　ググり方がまずかったのか、上手く出てこなかった。

　なので、有名恋愛シミュレーションゲームのwiki見てきた。

　パターンがあったよー。

　① 主人公の兄弟姉妹

　なるほど。恋愛に発展しない属性キャラだね。と、思ったら。隠し攻略対象でもある場合があるってどういう事やねん。

　実は義理の兄弟姉妹で──って。なるほど、深い世界だ……

　② 主人公の親友

　なるほど。確かに安パイ。しかし、現実に考えると、絶対的味方の親友っておんのか？

　ライバルになるやろ。なぜならん。

　③ ナビキャラ

　コレは私も良く使うタイプだけど、魔法とかナシの世界だと不可思議な生き物は無理だろ。

　今回のこの話で使えるとしたら②しかねぇじゃん。

　テンプレはちょっと置いておくとして。

　②の場合、どんな感じがテンプレそうなのかを考えてみよう。

　きっと、この設定は漫画でもよくいるキャラだろうし。

　まず、主人公の友達。攻略キャラ達より主人公の方が大好きで、何かあった時に味方になってくれるキャラ。

　不思議なのは、何故恋のライバルにならないのか？

　普通なりそうなもんだよなぁ。

　理由としては、友人の好みが奇抜で、攻略対象が友人の好みのタイプではない場合。

　もしくは、ファン的に好きだけど、あくまでファンで恋人になりたいわけじゃないパターン。

　あとは、そもそも恋愛に興味がないパターン。

　うーん……

　どうもなんか、微妙だなぁ。

　アレか？　悪役令嬢モノのテンプレの方で、悪役令嬢取り巻きの一人、とかってヤツ。

　いや？　ここで攻略対象っていうのもアリなのか？

　例えば、さっき話題に出た双子。

　女の子の方は主人公のサポートキャラで、男の方が攻略対象で。

　──ちょっと待て。

　王子、宰相、騎士。乙女ゲームなら基本キャラは出しちゃったぞ？

　他の攻略対象って、どんなじゃ？

　あ、お色気担当キャラ？

　女たらしで云々ってヤツ。

　よくあるよね？　なんか色気垂れ流したキャラ。でも、よくよく設定見ると20前後ぐらいで、冷静に考えると『まだケツの青いガキではないですか？』というヤツ。

　ギャルゲーにもいるよね。ビッチなのに実は純情、とかいう、なんか不思議な矛盾を抱えた人物が。

　殴られて育つって、どんな感じなのだろうか。

　と、DV家庭で育った子供の事についての論文を読んできた。

　心が恐ろしいまでに沈んだ……いかん。これは簡単に小説のネタにして『ハイ解決☆』ってしてはいけない世界だった……

　地獄があったよそこには。

　うーーーーん。

　お色気キャラの方から色々考えていった方がいいのかな。

　うーーーーーーーーん。

　そういえば、面白い言葉をTwitterで見たんだよね。

『女体好きの女嫌い』

　女性の体は好きなんだけど、女性そのものは嫌い、という人がいるんやって。

　そう言われると、例えば第三章に出てきた老元子爵はまさにこのタイプなんだよね。

　女は大好きなんだ、あのジジイ。

　でも、人格を持って自分の意思を発言する女は嫌いなんだよね。

　あー。だからァ。

　乙女ゲームのお色気担当の攻略対象は、このタイプだったのかも。

　で、乙女ゲームの主人公が、その心の清さ(笑)で彼を目覚めさせる、的な？

　なんか、テンプレっぽくない？

　少女漫画にもありそうな流れやん。

　なんか結局女性をケア要員にしてるけどさ。

　なんで少女漫画や恋愛系の物語って、ケア推奨してんの？

　ウチの悪役令嬢継母の主人公なんて、旦那の顎掴んで『舐めんなボケ』とかまして下さる強い女性よ？

　私はその方が好きなんだけどなぁ……

　話が逸れた。

　その『女体好きの女嫌い』は、当然環境要因でそうなるワケだよね。

　なんでそうなるのかな？

　女性を客体化しているから、というのは聞いた事があるな。モノが自分の意思を持って自分を拒絶したらムカつく、という事らしい。

　ダッチ◯イフでも抱いてろ。

　いかん、自分が強い女性が好きだからって、そうじゃない人も勿論おるよな。

　いかんいかん。

　エッセイや論文斜め読みしてきた。

　有害な男らしさと女性からの拒否が要因らしいね。

　悪循環やなぁ。

　有害な男らしさを振りかざして、女性の話を聞かずに『言う事聞け』と言ったら、そりゃ相手から拒否されるわ。でも拒否されたら男同士のコミュニティの中で馬鹿にされる。だから余計に力尽くでなんとかしようとする。余計拒否される。

　そうなると、『拒否した女のせいで自分の評価が下がった』と感じる。

　だから女性が嫌いになる。でも女は抱きたい。

　そんな魔のスパイラルにハマっちゃったか、みたいだねぇ。多分、もっと深い要因はあろうけれども。

　そもそも、そんな苦しいコミュニティから抜ければいいけれど、ブラック会社から抜けられない心理と同じなのかな。

　なら分かるよ。私もすり減らしてきたからさ……心を。

　子供の頃から、そんなコミュニティに支配されていたら──

　おっと、文字数が結構かさんだぞ？

　続きは次回やな。

　ヤバイ、ホントにストックが切れる！　はやく何とかしないと！！

　続きは次回ね！

　それでは！！