21/02/22 猛烈なPV数と読者選考の因果。

 詰まった……


 いや、問題解決の方法を具体的に考えずここまで来てしまったので、

 むしろそれは予定調和なんですが。

 なんですが。

 なんですけどね……


 うーん。どうしよう。

 エッセイで考えをまとめるクセが出来てしまったせいか、熟考する時はこのエッセイを書かないと、考えがまとめられなくなってしまったみたーい。


 あ、それだけ、今公開中の作品は「その場の思いつきで書いてる」って事なんですねけどね。


 ネタの中身を考える前に、今私に起こっている現象について、考えてみようと思う。

 ネタ考えるのはその後ねー。


 現時点(2021/02/22 9:11)で、PV数は9,276。1日1000PVぐらいなので、今日には多分1万PVいくでしょう。

 フォロー数は228。

 どうやら殆どのユーザーさんがカクヨム未登録者のようなので、応援や応援コメントはナシ。


 いや、この勢い。

 私の作品の中では初なんですよ。勿論ね。

 一番PV数が稼げた「サイバーセキュリティと私」でも7950PVだよ。

 フォロー数が30を超えた事もねぇのに、今回は200超えたよ。

 私がカクヨムエンジニアだったらバグを疑うよ。


 でもさ。


 この作品が、私の作品の中で飛びぬけて面白いって事は、多分ないんだ。

 つまりこれは、完全に、長いタイトルと『悪役令嬢』モノの強みの恩恵なんだ。


 今回、私は長文タイトルを採用しました。今までの中で一番長い名前です。

『悪役令嬢の継母に転生したので娘を幸せにします、絶対に。王子? 騎士? 宰相? そんな権力だけの上っペラな男たちに娘は渡せません。』

 タイトルの限界に挑戦しようと思ったけどヤメたよ流石に。


 これは、ぶっちゃけタイトルにあらすじ入れたのと同じ事です。

 書き出す時に、『悪役令嬢の義母の話』という事以外決まっていなかったので、タイトル&あらすじ詐欺になるところでした。

 今のところ、ちゃんとタイトル通りの流れにはなってるかなぁ。


 あと、キャッチコピーね。

『『北方の暴れ馬』の異名を持つ悪役令嬢継母が乙女ゲームで育児無双する!』

 これ、他の作品を参考にして、こっちもあらすじ的なキャッチコピーにしたんですよ。

 しかも、カクヨムではキャッチコピーの方が目立つから、こっちの方によりパワーワード入れました。

『悪役令嬢』『乙女ゲーム』『無双』がそれにあたります。


 これの効果って、結構絶大だな、と改めて思った。


 今まではさ。

 結構、ネガティブな印象を受けていたんだよね。長文タイトルやキャッチコピーって。

 そこであらすじ説明したら、本文読む価値ないじゃんって。


 確かに。

 私が今まで書いていた作品というのは、オチにガン振りしているので、オチが推測できるようなタイトルはご法度だったんですよ。

 私が読者側だった時も、そういう観点で見ていました。

 オチが推測できるような作品は避けていました。オチを楽しみに読んでたからね。


 でも今回の作品は、少し毛色が違います。

 オチを考えていない上、まぁ作品の性質上『ハッピーエンド』ですからね。それ以外のオチがない。

 だから、今回の作品についてはタイトルから推測できる、『オチに至るまでの過程』を楽しむような作品になっています。


 つまり。

『予想されるハッピーエンドへ、そのキャラがどのように至るのか』

 これを読者さんたちは楽しみに、読んでくれているという事なんだね。

 そして、その期待をあおる事が、タイトルとキャッチコピーで出来ている、という事。


 なるほど理解。

 実体験として腑に落ちた。

 これは、実体験しないと気づけなかった視点でしたね。

 頭では仕組みは理解していましたよ?

 でも『いやあ、そうは言ってもさぁ』とか、どこか別世界の話だと思ってました。


 そんな事はなかったヨ。


 で。

 じゃあなんで私は今まで、他作家さんたちの同じような作品にひっかからなかったのか。

 私自身が『過程も大事だけど、一番重要なのはオチ』

 と思っていたから。

 これは、今でも変わっていない。

 でもどこかで、私の感覚は多数派だと思っていた。


 そんな事はなかった。


 星の数ほどあるWEB小説、表紙すらないWEB小説、そりゃ、時間コストがかかるしさ。大博打は打てないわな。

 だから、タイトルであらすじが説明されていると良いんだね。


 しかし、『オチに至る過程を楽しみにする』人が、これほど多いとは。

 自分、少数派だったんですね……


 だから、どんなタイプの人をひっかけたいか、これによってタイトルやキャッチコピーの書き方を変えるのは、至極当然の事なんですねー。


 そして、下手な事を考えずに書き始める事で、それを好む人たちの関心を引く事ができた。

 これがPV数の理由だと思います。


 いや。

 ホント。

 マジ。

 作品の質についてなんてさ、ぶっちゃけ今までのものに比べたら全然よ。

 主人公以外のキャラの性格すら決まってないし、誰をどのタイミングで出そうとかも考えてないからね?

 書いてる時にその場で適当に考えて書いてるから、『キャラの深掘り? 何ソレ美味しいの?』状態だよ。

 今までは比較的書いてる時にキャラの姿とかもイメージできたりしたんだけど、ぶっちゃけ今は主人公の姿すらもイメージできていない状態。

 あ、子供2人はできてるけどね。


 だけど、この作品が一番人気。


 一番人気……ねぇ……はぁ。


 で、ね。

 ここで気づいたよ。

 読者選考の事と、ラノベ出版社の事情が。


 今回の事で、やっぱり読者選考って『面白いかどうかを見ているのではない』という事を実感しました。

 完全に『求心力があって書籍化した時に売れる可能性が高いかどうか』の為の読者選考なんだって。

 そこを突破できた作品だけど、編集部は『売れそうかどうか』という視点で振り分けていくんだね。

(※だって、中にはタイトルエロ釣りで際ど過ぎて通常出版できない作品もあるから。R15ギリギリなんて作品も多いしね)


 出版社も苦境だと聞きますし。

 数多の作品を全て下読みして(コストかかりすぎ)、自分で面白いかどうかを判定し(博打ポイント)、実際に初動がどれぐらい売れたかでしか判定できない(大博打ぽポイント)って、これとんだ紐ナシバンジー。

 この不況のご時世にそんなコストかけられないよね。


 本の出版て、WEB世界に慣れた人からすると、想像ができないぐらい人の手がかけられた世界だしさ。

 私はちょびっと印刷業界にいたから。印刷工程だけでも膨大なコストがかけられていたよ。色校正とか凄いよ。某企業の某イメージキャラの人の顔色を、何度チェックしたか分からんね……

「売ってからじゃないと、全く売れないかどうか不明」

 な作品に、数百万超えの前投資はできないって。

 しかもそれがさ「担当者の審美眼」だけに頼っていたとしたら。危険!!!


 だからの「読者選考」

 されど読者選考……


 うーん。

 何か、良い方法はないものか。

『娯楽作品を提供する』という、元来『楽しい事が全て』の事なんだから、関わる人全員が『Win-Win』になる方法が……

 少しずつ模索していくしかないんだよね。

 むっず。


 さて。

 そろそろネタの方の話を──あーっと!!

 既に文字数が3000に届くよ!


 続きは次回ね!

 作品の方は全然書けないから、こっちでちょっと頭の体操だよ!


 それではね!!

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