21/01/01 謹賀新年! 相変わらず蹴ッ躓いてるよ。

 新年あけましておめでとうございます!


 去年は長編を仕上げられなかったけど、その代わりに鬼の様に仕事した。

 エッセイも書いたし、悩みまくった一年でしたね。


 皆様の叡智えいちと暖かさで胸いっぱい。

 私が創作活動を続けられたのは、ひとえに皆様の存在あってこそ。

 皆様がいらっしゃらなかったら、とっくに筆を粉微塵こなみじんにしたあげく石臼でひいてチリにしていたと思います。


 本当にありがとうございました。

 そして、今年も引き続きよろしくお願い致します。


 今年こそ!

 長編を一本完結させるぞ!!


 さて。


 そんな年始の挨拶はそれぐらいにして。


 プロットの続きだよ!

 と、言っても。

 プロットと言える様なモノはまだ姿形もないんだけどね。


 じゃあ何してたんだよという声が聞こえて来そうですが。

 ちゃんと頭は使ってたんだよー。


 あのね。


 何か、作品の象徴となるモノがないかなぁ、も、そういうの考えてたんだ。


 例えばさ。

 リングなら、ラベルのないビデオ。

 ホラー作品だと、この象徴となるモノって多いんだよね。

 スキーマスクや鉄の爪とかね。

 鬼滅の刃なら、炭治郎の緑と黒の市松模様。

 ……鬼滅のはちょっと違う気がするけどまぁいい。


 そういう、象徴となるモノがあると、創作しやすかったりするから、そういうの何かないかなぁと、漠然と探してたんだよ。


 すぐに思いついたのはアナログ時計だった。

 スチパンぽいし好きなんだよね、そういうの。

 でもね。

 時計はさ、くろまりもさんの『セカンドアクト・オブ・スチームガール(https://kakuyomu.jp/works/1177354054889393666 )』で、カッコいい形で象徴にしてんだよ。既に。

 あれ以上にカッコいい形で象徴に出来る気がしないから、時計はナァシッ!!


 他に色々考えてみたよ。

 歯車。砂時計。ナイフ。銃。花。雪の結晶。などなどなどなど。


 どいつもこいつも、なんかイマイチパチンとハマらない。

 だから、象徴に関しては、大体のストーリーの形が見えてから決めようと、途中で諦めた。

 ははっ。


 次に考えたのは。


 私は『普通の人が頑張る話』が好きなんだけど、今回は主人公を『普通の人』にする気がなかったのね。

『普通』だと制限がね。バトルとかアクション的な部分にね。難しさが出るな、と思って。

 だから『元裏稼業の実は強い人』とした。

 でも、この部分はまだ迷っていて、なんとか「強いけど『もうお前だけ居ればいいんじゃないかな』にならない設定に出来ないか」と考えている。


 前に須──監視者兼保護者Sさんが仰っていた『あまり活用できるような能力じゃないけど、ある特定の事柄に特化して強い』という側面があるのがいいのかな。


 漠然としていて、まだ具体的な事が何一つ思い浮かんでないので、『そうしよう!』と出来ないところが歯痒い。


 古き良き作品をインスパイアしたものにしたいという思いもある。

 でも、ホントにタダの焼き直しじゃ、書く意味がない。

 時代に合わせてアップデートしたいし、今だからこそ描けるモノ、という事を意識したい。


 が。


 元となるインスパイアしたい作品が思いつかない。

 インプット量が少ない証拠だ……


 過去作品の中で、リブートしてみたい作品はなかったか?!

 ……。

 ……あんまり。

 というか、ある筈なんだけど思いつかないんだよ!!

 だって好きな作品って沢山あるもん!!


 ただ……


 例えばスパイもの、好きな割には思い浮かばないんだよね。

 女性主人公で考えてるせいかな?

 既存のエンタメスパイ作品で、女主人公に置き換え可能ならモノってあるのかな?

 考えればありそうだけど……

 と、いうか。

 折角インスパイアするんであれば、それを逆手に取れたりしたら面白いと思うけど……

 そういう事を考えるから、上手く思いつけないんだろうなぁ。


 ……例えば、ロング・キス・グッドナイトは、記憶喪失の元暗殺者の話だった。


 ああ、ソレ、参考にする?

 アレは、事件に関わっていくウチに徐々に記憶を取り戻していって、暗殺者に戻り最初は家族とか子供とかどうでもいいって感じだったけど、子供への愛情を思い出して子供を守る為に奮闘するという話だった。


 ソレみたく。

 主人公、元裏稼業で記憶喪失の程をとってるけど、実は記憶を失ってなくて。

 ただでも子供の為に普通に生活しようとしてて、でも否応なく事件に巻き込まれていくって感じは?


 ああ、でもそれやると、『実は強いという事を隠している』という部分が、あざとくなりそう……隠してる筈なのに、要所要所で敵を簡単にボコボコにしてたらさ。『本気で隠したいと思ってる?』って思いそう。

 私が。


 ……うーん。

 今流行りの転生ものの逆張りをね、したいなって思ってて。

 転生ものは、生まれ変わる前の記憶を持ってて、それがキーになるじゃん。

『前世の記憶を持ってる』という事を利用したり、むしろ生まれ変わる前の人格を完全に引きずったり、人格を転生前のもので上書きしちゃったりしてる事に、私は違和感が果たしないのですよ。

 なので、そこにアンチテーゼを叩きつけたいなって。


 須──監視者兼保護者Sさんからもアドバイスを頂いたし。

 要は『外し』ですよ。

 タカナシさんの『意外な組み合わせ』とか、須──監視者兼保護者Sさんの『A→B→C'の外しの概念』ですね。


 うーん。

 でも転生モノアンチテーゼは外しの概念とは少し違うなぁ。

 展開や設定などにおいて、オチを予想させて裏切ったり、予想外の展開したり。


 まぁ、この部分をあーだこーだ悩んでても仕方がない!

 須──監視者兼保護者Sさんも仰る通り、駄作でもなんでも書いて書いて書きまくっていれぼ、その中から珠玉の一作が出てくるかもしれないし!


 と。いうワケで。

 よし。


 どのみち、今回は作品の面白さより自分の消化不良を解消する事が目的なんだから、適当に適当に考えていってみよう。


 散々私が言っていた、スパイものの王道パターンでいってみようか。まずは。


 何か概念的なスパイものといえば。


 伝説級のスパイがいてある日、カワイイ女性or超絶美人を助ける事となる。その女性が事件の重要なカギを握っていて。大概、核爆弾とかが敵組織に盗まれたりする事が事件だったりするかな。

 で、味方だと思っていた仲間に裏切られて絶体絶命に陥るんだけど、最後の機転で敵組織を壊滅させてハッピーエンド、カワイイ女子or美女ともラブラブになる。

 っていうのが、ステレオタイプのスパイものかな。

 場合によっては、裏切者が、味方ではなく守っていたハズの美女だったりね。

 美女の場合は敵である確率は高い。か弱そうなカワイイ女子の時は安パイだね。


 スパイものに限らず、警察モノ等もこの系統が多い。異世界系でも設定が違うだけで、この流れ自体はほとんど変わらない。

 世界や国を脅かす存在があり、それを巡っての攻防が繰り広げられるんだ。

 これは明確で分かりやすく、かつ、「はい! 敵をやっつけたので脅威はなくなりました! ハッピーエンドです!」と区切りをつけやすいからだね。

 だから、このストーリー展開は踏襲とうしゅうした方が良いと思う。


 ただし。

 このままじゃつまんない。


 そうそう。

 ちょっと前にね『薬屋のひとりごと』を読んで、そのストーリー構成に感化されたんだけどさ。

 章立てにしてね。各章の事件が、最後の大きな事件の布石になってるっていうやつ。

 各章で小さな事件を起こして解決し、最後にそれを布石として大きな事件が解決し、ハッピーエンドっていう流れにするの。


 どや??


 一作十二万字ぐらいを想定し(どうせオーバーして十五万字ぐらいになるだろうし)、それを起承転結として四章立て。各章三万字ぐらいで終わるレベルの中編ぐらいの長さの事件をそれぞれ考えてる。


 第一章は登場人物と世界観の説明的事件の話。

 第二章・第三章は登場人物たちの関係性や背景を深堀するような事件の話。

 そして最後の第四章が、第一章~第三章までを布石とした大きな事件と、その解決の話。


 で、どうかな。


 エンタメ極振り作品なのであれば、十万字以上かけて解決する重厚な話より、三万字ぐらいで解決する短編よりは長い、でも軽めな話を複数個入れて、ハイ次、ハイ次って行った方が読み易そうだしさ。


 と、なると。

 第四章の「第三章までを布石とした大きな事件」からまず考えていかないとね。


 前に考えていた、死者を蘇らせるっていうのも面白いよね。

 これ、そのまま持って来ちゃおうかな。

 別の考えるの面倒クサイし……(※ダメな大人


 おさらいとして。

 その「死者を蘇らせる」事件について、もう一度考えてみようか。

 新たな設定を付与するでもヨシ。直しが必要な部分を直すのもアリ。


 敵の目的は。

 過去の凄い人を蘇らせる事。歴史的人物でも可。

 その蘇らせた人により、日本を改革して欲しい、という国家転覆的な事を考えているのです。

 また武家社会的なものの復刻でも考えているのかなぁ。そしたら、徳川家康とか? 織田信長とかでも面白い? いや、むしろその功績を称えて明智光秀かも。

 明智光秀のやった事が評価されないと不満を抱いていて、その汚名返上をして、次こそは国のトップに、と考えている誰か、とかね。

 末裔かなぁ。

 末裔なら面白いかなぁ。

 ……あ、でも現存しているから、あんまり好き勝手書けないかな。

 いいや。「実際のところ全然末裔じゃない。思い込み」っていう風にすればいいかも。

 よし、それ面白いかもしれない。


 その後だ。

 実際のところ、その死者復活の儀式は失敗する。もともと、特定の人物を復活させられるようなモノではなかったから。

 それによって事件が大きくなる。他の人をゾンビ化させるような、キョンシー化するようなものだった為。

 このままだとこの影響が町中、ひいては国中に広がってしまう。

 それを止めるのが、今回のエンディングの目的。


 うん、前考えたまんまだけど、なんとか使えそうな気がしてきた。

 今度は、これに至るまでの過程を、三分割する話を考えるんだよね。

 イケるよ。

 イケる気がするよ!


 新年一発目のエピソードですが、なんとか始動出来てる気がします!

 つまずいてるけど!

 足が絡まって転んで顎から着地する勢いですが!

 地面にアゴこすりながらも、なんとか前に進んで行こうと思います!!


 なので!

 この1年も、引き続きお付き合いのほど、よろしくお願い致します!!


 それでは!

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