20/11/18 表現したい感情を掘り起こす──からの。
感情を掘り起こせ。
自分の中にある『表現したい感情』や。
離別、消滅、そういった類いに伴う感情──
でも、『悲しい』一択じゃなく、『これで良かったんだ』という、ある種のポジティブさを内包したもの。
えぇー……
もうなんか、今までで散々書き散らかしてきた気がするゥー。
何を書いても自分の中の二番煎じに感じるゥー。
違うが似てるものはないのか?
ないのか??
ないんかい!!!
ないよー。
でてこないよー。
どうしたら出てくるの?
滝行でもすればいい??
離別。消滅。
何との別れ?
別れるのは主人公なのか?
何と別れるの??
ベストではなくベターだった。
出来れば『最初から身近にあってそれに気づかなかった』というのがやってみたいんだよな。
当初は、それを主人公ではない人間が体験すると考えていた。
それでもいいのか?
それでもいい、と思う。
でも、当初考えていたような『それにより真実が分かって復讐をやめる』ではない方がいい気がする。
私が好きな感情が、それによってでは生まれないから。
いや、それがあっても構わない。
ただ──
足りない。
なんか足りない。
もう一つ、何か欲しい。
感情を生む為の『何か』……
なんだろう。
ネタはもう自分の中に既にある気がするんだよね。
ただ、出てこないんだ。
何かが邪魔して引っかかって出てこない……
うーん、喉に引っかかった魚の小骨みたい……
……こういう時は、目を閉じて具体的に映像をイメージしてみよう。
イケる。
今回こそはイケるぞ私!
頑張ってイメージしてみるぞ!!
今まで身近にあったものとの離別がいいかな……自分の一部と思えるようなものとの離別とか……?
あああああ!
頭ん中では身悶えしつつゴロゴロ転がってる!
転がってるよ!現実世界でやったら人間としての価値が底辺より下にメリ込むから実際にはやらないけど!!
兎に角イメージだ!
イメージしろ私!!
***
普通に寝てしまった……
なんか色々考えてたけど忘れたなぁ。
『これだ!』というのは思いつかなかった気がする。
もうダメなのか。
私の脳みそは枯れてしまったのか。
ダメ元で、いろんなパターンをもう少し具体的に妄想してみるか……
頭ん中でアレコレ断片的なものを思い浮かべても上手く形にならないから。
思いついてたネタとしては、例えば二重人格的に、主人公の中にもう一つ人格があんねん。それが、本当に精神病理的なのか、それともなんらかの理由で憑依されたのか、それとも転生的なのか。
作品の最後でその人格が消えるのか自分と融合するのかはまぁいいとして。
そこに何らか私が求めてる感情が生まれるのか?
と考えると……生まれなさそうなんだよなぁ。
あと考えてたのは、マスコット的なキャラがいて、ソイツが実はキーか何かで、最後消える、とかね。
一番望んでる形に近いハズなのに、うまく展開が考えられない。
ダメだ。
ドツボにハマってる。良くない方向で。
しかも、それにより精神的にヤバイ方に引きずられて行っている。
だから余計に「楽しく」考えられない。
これは──
ちょっと、少し、もっともっともっと
迷路に入った状態でどれが正解の道なのかを悩んでいる状態で、しかもその迷路を解くのが楽しいと思えない状態になってしまっているから……
「まて。そもそもこの迷路を楽しむ方向でいいんだっけ?」ってところに立ち戻ろう。
入口へ戻るのだ。
「私は本当にこの迷路に挑戦するって事でいいんだっけ?」
と、見直してみよう。
だって、今、楽しくない。
こんな状態で書いたところで、読んだ人も多分楽しくない。
違う。
そうじゃない。
私が書きたいのは「エンタメ」だ。
エンタメってつまり、読んだ人を楽しませたいのだ。
私が楽しくないのに、他の人が楽しめるワケがない。
迷路のタイプは間違っていない。
でも、数多ある種類の中で、選んだ迷路は「ちょっと違った」んじゃないか??
私が書いていて楽しくて、しかも、私の読者さんにそれが伝わる作品がいい。
そうしたいんだ。
一番に目指すのはそこなんだ。
一度、今一度見直す。
今すぐ見直すよ。持ち越すと、この「違和感」が消えてしまうから。
今考えているのは、作品のベースみたいなもんで、作品の背景・いちいち全部を詳細には説明しないけれど、しっかり考えておくべき事柄なだけ。
いうなれば家の骨格。もしくは柱の組み方やどこに釘を打って置くのか、などの「外からは見える必要がないけれど、作品を構築する上で考えておいた方が良い事」ってだけ。
外見は「エンタメ特化作品」「楽しい! って思える作品」ってだけ。
深く考察すると、その背景が見えるかもしれないけど、上辺だけをなぞって読めば単なる「痛快エンタメ」になる作品。
私が細かいところまで気を配っているのは、「私の読者さんたちは深読みが出来る人たち」だから。
その方々に「つまんねぇ」と感じて欲しくないから、ちゃんと隅々まで気を配ろうとしているだけ。
だから、本来であれば、別に今考えている詳細な部分を「はーい! ここが論点です! この作品のキモです!!」って言うつもりはない。
私の読者さんたちに、読んでてふと気づいてニヤリとして欲しいだけ。
つまり。
先に「こんな痛快エンタメ」という外側を考えて、その上で、その詳細隅々に気を配っていく作り方の方がいいのではないか?
上辺をなぞっただけでは見えず、深読みして初めて「おお、なるほどそうきたか」と感じてもらうような作品がいい。深掘りしても底の浅さが出てこない作品がいい。
「単純明快痛快エンタメ・でもちょっとマニアック」
で、いいのではないか?
やっぱり私は無駄な方向に今考え過ぎているんだ。
違う。
やっぱりそうじゃない。
今まで考えていたネタは勿論利用するが、余計な下心はバッサリ捨てよう。
必要なのは「その単純な出来事の裏側を深堀した時に、新しい視点が見えて思わずニヤリとしてしまうようなもの」だ。
そうだな……
言ってしまえば
「冴えない地味女が、実は元裏稼業の凄い人で、その人が事件を痛快に解決する話」
で、いいんじゃないか?
今まで考えていた設定やら何やらは、全部そこに付随する些末な事なんだ。
だから、まずは「冴えない地味女が、実は元裏稼業の凄い人で、その人が事件を痛快に解決する話」の中に、私が込めたい「感情」を何にするか、っていうのを考えた方が、すんなりいくのではないか??
そんな気がしてきた。
ちょっと前に綾瀬はるかさんが主演していた「奥様は、取り扱い注意」みたいな感じで。
でも、最後の最後に主人公の凄さが周囲に伝わるって事はなく、結局「地味女」として周りから残念に見られているっていうのは変わらないって感じにしたい。
「知らない人は知らないまんま生きるのが一番幸せ」っていう事も込めつつ。
主人公は、嫌な事も色々あるけど、それでもこの平穏な日常が好きっていう感じに、できないかなぁ。
すっげぇ、巡り巡って、本当にスタートラインまで戻ってきちゃったね。
でもさ。
「初心忘るべからず」って思ってる筈なのに、詳細を詰めようとしていると、どんどん違う方向へと流されていっちゃうんだよね。どうしても。
だから、煮詰まったらまたスタートラインまで戻るっていうのは、アリだよアリ。
例えスタートラインに戻ったとしても、今まで考えたネタは無駄にはならないし。
(※無駄にポジティブ
よし。
ここから再度考え直していこうよ。
忘れるなよ、自分。
あくまで書きたいのは「痛快活劇」だ。面白いエンタメだぞ。
表面的な部分は単純でいいんだ、単純で。
その事を心に刻めよ。脳みそにも。なんならデコにも刻んでおいて、鏡見る度に思い出すんでもいいぞ。……いや、やっぱそれはナシで。
兎に角、そこを忘れずに少しずつ少しずつ肉付けしていこう。
今度こそ! 今度こそ先に進むぞ!
それで次回!!
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