20/11/09 登場人物たちの年齢と、事件の解決方法を考える。

 登場人物の年齢分布。

 私、実は作品を読む時に、結構ここ気にしてる。


 世界にはあらゆる年代の人がいるのに、例えば世界の危機に瀕した時にそれに立ち向かう人達の年齢が、ほぼ固定されている時にとっっっっても違和感を感じてしまいのです。全員が全員17歳~19歳ですって言われたら「え? なんで?」ってなるやん。

 創作物である時、作品的に都合が悪いので年齢を偏らせるのが普通なんだけど、私はできるだけ幅広い年齢で書きたい。希望。あくまで、ね。


 さて。

 今回です。


 中心となる主人公はアラサーの予定です。そして、子供は4~7歳ぐらいかなと思てる。幅広っ。ぶっちゃけ、子供の年齢はあんまりよく分からないので……小学校上がる前ぐらいかなって。5歳にしようか。そうしよう。今決めた。

 ちなみに、漠然と男の子だと思ってた。


 子守ナニーは実は、男でイメージしていた。

 サバコンでゴリマッチョの子守ナニー書いてから『男の子守ナニーもいいじゃん』って思ったからかな。

 彼は、子守ナニーの仕事をしつつ、書生のような立場で研究員の仕事をしてるっていう感じ。年齢は20代前半ぐらいかな。

 子供の年齢が5歳だから、5年前ぐらいに村を滅ぼされている。その頃は10代後半か。


 そうすると、表ボスはやっぱり20代前半じゃない方がいいね。子守ナニーと被る。だからやっぱり中年……? アラフォーぐらいか? ちょっと頭髪が寂しくなってきてお腹が出てきた感じの……あうぅ……自分がエグられる……お腹痛い……

 待って待って。そんなみすぼらしい感じにしちゃうと「魅力的な悪役」じゃなくなっちゃうよ。

 彼には彼の良いところがあるよっ!?

 ああ、でも主人公に「ババアはすっこんでろ!」って言って「お前のがジジイじゃねぇか!」って言い返されて欲しい。

 ああでも、主人公より若くて「ババアはすっこんでろ!」って言っても「お前もあとちょっとしたらアタシよりみすぼらしいジジイになるんじゃボケ!」と言い返されそう。というか、言い返しそうな主人公をイメージしていた。

 アラフォーで……取りあえずアラフォーで……うん。


 敵メイドさんはどうしようかな。

 20代真ん中ぐらいがいいか。イメージはキングスマンのジゼルなんだ。でも、あんなボスにズケズケモノをいう感じではなく、表ボスの言う事は全面肯定しちゃう感じ。


 敵執事は敵メイドさんの父か祖父。メイドさんの年齢を考えると父か。50代か、いっても60前半。多分、表ボスの世話係兼教育係だったんだろうね。

 彼が教育やお世話に失敗した側面もあるかもしれない。

 彼の間違いを唯一指摘しやすい立場にいたから。でも、彼はそれをしなかった。表ボスに従順でYESマンになる事を選んでしまった。全面的に彼が悪いワケではないけれど、表ボスを増長させてしまった原因の一つでもある。


 ドS女子は20代後半ぐらいかな。表ボスが雇ったんだから、若くてカワイイんだろうな。……年齢不詳な方がいいんだけどな。若く見える、としておこう。


 暑苦しい変態男。今のところまだ登場の是非が微妙だけど。主人公より少し上か。少し下か。取りあえず、表ボスのコンプレックスを大いに刺激して欲しいから、表ボスより若い方がいい。


 ……実は。

 まだカッコイイババアの登場を諦めてはいない。

 50~60代、もしくはもうちょっと上で、主人公を手助けしてくれるカッコいいババア。何かヤバイ武器とか取り寄せたり、情報収集能力が凄かったり、盗品売買とかも扱ってそうな、すっごいババア。昔は傭兵だった、とかでもいい。

 とにかくカッコイイババアを出したい。

 私のBBA萌えはまだ続いている。

 ちなみに、全然登場場所とか考えていないのに、そのBBAの二つ名、もしくは店の名前まで決めている。『泣き女バンシー』だ。

 もともと『泣き女バンシー』とはアイルランドやスコットランドの方に伝わる妖怪・妖精の事で、人の死を予言する・叫ぶとされている。

 そこから由来して「その女傭兵と出会ったら(声を聞いたら)死ぬ」から『泣き女バンシー』と呼ばれるようになった、ていう逸話まで考えた。


 登場する場所とか全然決まってないし、そもそも出すかどうかも決めてないのにな!!

『実は強いBBA』が好き過ぎる……


 脱線した!!


 うーん。

 逆に子供が少なすぎるか?

 ティーンがおらんね……まぁ、別にティーン向けで書こうとか思ってないから構わないんだけど。

 そもそも、身の回りにティーンがいないから参考にできないし……


 さて。

 主要メンバーは大体考え終わった。

 このメンバーたちを使って、ストーリーの大枠を構成していきましょうかね。


 ええと。

 今回は前半部分は後半部分の為に構成されるものだからァ……

 まずは後半から考えていこうか。

 まずはじゃあ、どう物語の決着がつくのか。


 子供に封印された『精神汚染の力』が暴走し、ヤバイ状況になる。

 それを再封印して大団円だ。


 ……あれ? 待って。

 そもそも、主人公は昔その力に操られて村を全滅させたんだ。

 ってことは、その力自体は主人公にも有効って事だ。

 ダメじゃん。それ。

 どうやってそれを防御するんや?

 それに、『精神汚染の力』が暴走した時、まわりの状況はどうなるんや??

 全然考えてなかったなぁ……

 しかも、その時の子守ナニーの動きとか。

 一番重要な所なのに全然考えてなかった!!

 なんて事だ!!

 うーん、うーん、どうしよう……


 Twitterで、最近の作品で好まれるのは『萌えるシチュエーションの連打』と見た。

 だから、『こんなシチュを書きたい』『私の読者さんはこんなシチュが好きだろう』を小さなエピソードで繋いでいくのがいいのかの。


 あとは、それを自然な展開に見せる『設定』だ。しかも突然過ぎる印象を与えない為に、しつこいぐらい何処かに布石を打たないといけない。

 どうするか。


 あー……前に『子守唄を歌って封印する』って考えてたなァー……

 それ、どうなんだろう。事件の解決方法として、アリなのかなぁ。

 本来、バトルものなのであれば、敵をぶっ倒してハッピーエンド!! なんだけど、それだと『暴力が正義!!』になるしさぁ。

 相手は子供で倒せないからさ。

『倒せない理由』としての子供でもあるワケだし。


 映画としてイメージしてみよう。


 もうヤバイ! ダメだ!

 って絶望感と緊張感がMAXまで高まった空間に、優しい子守唄が響き渡る。

 ボロボロな姿でそれでも立つ主人公。

 瞬間、変わる空気。

 驚く周りの人々。

 波がさざめくように見えない力が広がっていき、我を失っていた人達も自我を取り戻していく。

 力が再度封印された子供がその場にコロンと横になる。

 子供のそばへ辿り着き、その場にバタっと倒れ込む主人公。

『子育てって大変……』 と、ポツリと呟く。


 って感じ。

 どや?

 どうなんや??

 なんか、良いのか悪いのかやっぱりよく分からなかったぞ?!


 そもそも、その時、元凶である子守ナニーは何してるんだ?!

 どうすりゃこんな状況になるんだよ?!

 なんかここまでの道筋が全然想像できないよ!

 ホントに書けるのかな?!

 ちょっと心配になってきたよ……


 こうなってる時の、周りの状況だよなぁ……問題は。

 なんで主人公ボロボロなん?

 子守ナニーはこの時どうなってんの?

 表ボスは? 敵①②は? ドS女子や変態男は??


 ここが正念場だ。

 私は、このシーンをMAXに盛り上げる為に、全てを構築するのだ。

 だから、ある程度自分の気持ちを盛り上げたい。

『このシーンの為に!!』

 ってしたい。

 だから、感傷的な気持ちや昂る気持ち、抒情的な郷愁的な、兎に角ここに気持ちを全部ぶっ込みたい。


『もうダメだ!!』っていうギリギリ感。

 それを壊す子守唄。

 全ての結果を! ここに!!!


 ……っていう風に、本当に出来るのか……?

 やるしかない気がする。

 ぶっちゃけ自信はない。

 全ては私の筆力にかかってる。

 すんごい貧弱な筆力な気もしなくもなくもなくもなくもないけれど……


 よし。

 次のエピソードでは、この結末について少し深掘りしていきましょうかね。


 それでは次回!

 乞うご期待!!

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