20/11/05 敵について深掘り中~

 キャラが弱い……


 ふと、コンビニでレジに並びつつ、食玩コーナーを見て思った。


 いや、売ってるヤツじゃなくて私の作品の方ね?

 まぁあり得ない話ではあるんだけど、何か天変地異が起こって私の作品が商業作品として売れたとして。

 そのキャラが食玩になるか? っていう視点で見た時、正直「それはどうだろう」って思ったのですよ。

 まぁ、食玩になっているような作品には公式ビジュアルがもう既にあって、それが可愛かったりかっこよかったりするから食玩として売れるんだとは思うけれど。


 でも、その公式ビジュアルに負けない『キャラ性』が、小説の登場キャラには必要なのではないかと思った。


 そこから、今考えているキャラについて見直してみた時に、正直『どうなんだろうか』って思ってしまった。

 ぶっちゃけ、今まで書いた長編作品の中でコレはというキャラは、サバコンだと子守ナニーオートマトンの刀義とうぎ京子キョウコ婆様ぐらい。

 30コンだとルリさんと紫苑シオンさん。チャレンジカップの本編のキヨちゃんぐらいだ。


 他は正直『キャラが弱い』と言われたら、頷かざるを得ない。

 かたや筋肉ゴリラとITBBAだし、ビジュアル化した時は正直それもどうだろうかと思わなくもないが……


 ……言い訳させていただくと、今までの長編作品は、あくまで「壊される日常」という観点で書いているので、登場人物たちが普通である事を目指したんですよ。

 だから逆にヤバそうな人はあんまりいなかった。


 エンタメとして突き抜けると考えると、それはどうだろうって感じだよね??

 ある程度、どこかの方向に突き抜けている必要がある気がする。


 そういう意味では、やはり私は『キャラ』が苦手なんだなぁ……

「現実には絶対にお近づきになりたくない人間だけど、作品の登場人物としては魅力的」っていうのが、良いキャラですね。

 例えば、ワンピースのルフィさん、ドラゴンボールの悟空さんですね。

 この2人、漫画の主人公だったからよかったものの、現実世界の人間だったとしたら、テロリストとサイコパスですよ……?

 それが、環境・周りの人間・立場によって、魅力的な主人公に早変わり!

 ……フィクションマジックだ……


 そこ、それなんだよ。

 私に足りないものは。

 これです。

『色々突き抜けたキャラ』

 私は小市民であり、まわりにはあんまり変な人はいませんでした。むしろ、良い人が沢山います。今でも。

 また、ブラック企業ですり潰されてきた時ですら、まぁそんなに頭のねじぶっ飛んでいるような人はいなかった。(頭のネジ外れかけてる人はいたけど)


 そんな私がキャラを作るとなると、それほどヤバイ人にならないんですよね。

 現実でそういう人と対面した事が殆どないので、想像できないんです。

 Twitterやネットの世界を見てると、『ああ……ヤバイ(微笑み』という人はチラホラ存在確認できますが、関わらない(ようにしている)し、できれば一生関わりたくないですからね。


 でも、そこは作家特有の『妄想力』でカバーすればいいのでしょうけれど……

 どうやらそこは苦手なのかもしれない??

「頭オカシイ人の言動が予測できない」から、書けないというか。

 私が考えて書けている時点で、それは「予測できている」って事だから、それじゃあ弱いって事になるんだよね。


 うーん。

 なんて難しい問題にぶち当たったのだろうか??


 まぁ、逆に『絶対に自分なら悩む所を悩まない』『絶対に自分が選ばない選択肢を迷わず選ぶ』という風にしていけばいいんだけど、言うは簡単。やるのは難しい。

 普段無意識に選択している部分全てを意識して、『ヤバイ方』の選択肢を敢えて選ばなければならないんだよね。

 言葉尻ひとつ、些細な行動ひとつ、全てにおいて。

 うわ、マジ難しい。


 ヤバイ人以外もそう。

 キャラを生んだら、そのキャラが頭の中で意識せず勝手に動くようになるまでは、全て気をつけないといけない。


 やるしか……ないんだよね。

 うん!なんとかする。


 さて。

 敵キャラやな。


 微妙な小物感が欲しいなぁ。

 態度がデカくて高圧的なのに、漂う小物感。

 コンプレックスが強い人間というのはそういうものなのではないかという、偏見だけど。


 謝る事が無意識に出来ないし、自分の間違いを認めるのも出来ない。だから変な理論を真面目にぶちかますタイプ。

 人に持ち上げて貰わないとダメで、人に媚びる事は出来ず、立場の弱い人間やナチュラルに見下してる人に囲まれてないと嫌なタイプ。

 自信満々ではあるのだけど、真に心が強いタイプはコンプレックスを刺激されて苦手だから、信じるオカシな理論を振りかざして遠ざけようとする、って感じかなぁ。


 ……姿がイメージ出来ないなぁ。


 今まで出会ってきた好ましいタイプの人達は、結構覚えているからそれをモデルに出来るけど、嫌なヤツは記憶から抹消して精神の平穏を保つから、あんま覚えてないんだよなぁ。

 いた筈なんだけど……嫌いな人ってホラ。思い出しムカつきとかあるじゃん? そういうのしたくないじゃん? 心の平穏の為に。

 だから、なるべく脳みそから排除するようにしてるからなぁ。


 映画とかドラマでそういう人いないかなぁ……うーん。


 ステレオタイプのボスってさ、大概、老齢にさしかかる男性だよね。

 それもつまらんなぁ。

 うーん……

 なんかまだやっぱりしっくりこないなぁ。

 何が足りないのだろうか??


 いや、足りない事だらけなのは分かってるんだけど……うーん。


 私は、沢山のアイディアや手札を目の前に全部並べて、そこから良いカードを選ぶのが好きなのですよ。

 なんだけど……「全部出しきれてない」感じがする。足りないんだよなぁ、まだカードが。


 ああ、そうか。

 最近Twitterで色々な炎上案件を遠目に眺めていて、それに対して思う事をさりげなーく作品に込められたらいいなぁ、なんて思っているからか?

 それが、今考えている作品には含まれていないからか?

 入れたいんか?

 入れて大丈夫だとでも思ってるのか愚か者め!!

 そんな器用な事ができるタイプの人間じゃないんだから、詰め込みばっかり考えずにシンプルにする事の方を目指しなさいよ痴れ者!!


 ハイ! すみません!!


 ああもうブレるブレる……

 心が弱いせいか。周りに影響されやすいからか。まったくもう。

 取り敢えず、今のままの方向で、敵キャラを考えようよ。

 また、もしバトルものにするのであれば、表ボス以外にも必要だし、そっちも一緒に考えていったらいいじゃないか。

 どうや??

 ハイ! そうします!!


 と、いう事は。

 表ボスと一緒に、その周りにいる今回の作品で一緒にボコる敵キャラも考える必要があるね。

 ──そういえば、ドS女子も敵として登場させる、って話したけど、それとは別って事だよね?

 だからキャラが被らないようにしないとなぁ。

 どんなのがいいかなぁ。


 共依存っぽい存在がいいかなぁ。

 それとも、キングスマンの時のような感じの「相棒」感がいいかなぁ。

 個人的には共依存っぽい方が好きだなぁ。

 心が病んでるっぽくて。

 うーんと。

 うーんと。


 ……お? おお??


 アレか。

 分かった。

 表ボスはね。

 お坊ちゃまなの。

 でね。敵①はメイドさんなの。敵②は執事さんなの。

 敵①と②は表ボスのアホさとか理解してるの。

 表ボスの行動がダメだっていうのも分かってるの。

 でも、いさめたりする事はなく付き従って、一緒に没落していくタイプの従順系なの。


 どや??


 できれば、執事は老執事ね。強い老人大好き。

 メイドさんは、どうしようかな。老メイドにしたら全国のメイド愛好家に怒られるかな。私はそれでもいいんだけど。いいんだけど。怒られるかな。やっぱり。

 じゃあ普通の若いメイドさんね……(渋々)

 若いメイドさんにしたら、ドS女子とか主人公とキャラが被らないようにしないとなぁ。だからキャラ付け難しいなぁ……ふーむ。


 ああ、でも、書きたかった設定がここに持ってこれると思ったら、なんだか楽しくなってきた!!

 どう?

 どう??

 この設定を読んでる人はどう思う!?


 なんか、周りをそういうキャラで固めれば、表ボスのイメージも自然と固まるような気がするな!!

 いいね!!


 よし。

 じゃあ次回は、表ボス&敵①②についてを更に考えていこうっと!!


 それではね!!

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