20/10/30 王道ハイブリッドもどき。もうこれでいい……

 すっごく真面目に作品にとりかかっていると、時々ムショウに勢いだけのコメディを書きたくなるのは、なんて病気ですか?


 いや、今考えてるのだって、書きたい作品なんだけどね。

 でも、ホント、時々どうしょーーーーもない作品を書きたくなる時もあるんですよ。短編とかで。


 傍若無人なドS女子書きたーい。暑苦しいストーカー男書きたーい。

 先の事なんて考えず『どんでん返し? 何ソレどこのメーカー?』っていうぐらいのヤツを書きたーい。

 ただ暴力的な文字の羅列を書きたーい!!

 仕様書とか契約書とかビジネスメール以外の文章が書きたーい!!!


 応援メッセージの返信を書こうとした時に、間違えて『お世話になっております。サーバ管理の担当をさせていただいております、●●●(※会社名)の』まで勢いで書いて「違った……」ってなるの疲れすぎだと思いませーん???


 さて。

 そんな愚痴は置いておきましょう。


 敵の事を考えていましたね。

 そして、主人公がそこに関わる理由も一緒に考えてました。


 ここらへん、頭の中をこねくりまわして色々考えているんだけど、実はここらへの設定とか理由って、単純であった方が他人が理解しやすいよね??

 もしかしなくても、やっぱり私は難しく考え過ぎているのだろうか??


 いや?

 システムと一緒だ。

 使う方(小説なら読む方)としてはシンプルで単純に思える方が、作る側は滅茶苦茶凝っている・手が込んでいる、っていうのがよくある話。

 ここで超絶脳みそ雑巾絞りした結果がシンプルで分かりやすい世界であればいいだけで、考えていない=シンプルな作品、ってわけじゃないよね。


 ……そう思って頑張るよ……


『雨雲発生装置』……こんな便利なものを『壊す』とかって判断して行動するヤツが、本当にいるのだろうか?

 そして、そんな便利なものを、一回入手阻止されたぐらいで諦めるだろうか?

 諦めないだろ……普通。


 主人公なら、これを見た時にどう思うかなぁ。

 関わりたがらないだろうけれど、知ってしまった手前完全無視もできないだろうな。というか、無視できないタイプの女主人公が大好物ですっ!!


 これが発端で、魔法組織と蒸気科学組織の和解を進める、間を取り持つ、という事をやるとか??

 できんのか? 裏稼業をしていただけのただの一般市民が。

 どこか1つの組織や団体が、それを管理するとなると、絶対に他の組織が黙ってはいないだろう。権利を占有するのかってまた衝突の原因となる。

 権利を半々で持つっていうのも、現実問題そんな簡単にはできないから、安易に提案なんてできようもない。

 なんとか、ここを解決する方法はないものか??


 そもそも。

 間を取り持つには、ボッコボコにする敵ボスが、どっちかの組織に属していたらやりにくくないか? だって、自分の組織からそんなヤベェヤツ排出しちゃったら、その組織は引け目を感じると思うのだけど……


 うーん……

 うーん……

 うーん……


 なんかうまい具合に進める方法がないもんか……

 やっぱりぶっ壊してそもそも動かないようにした方がいいのだろうか??

 例えば……そうだなぁ。

『雨雲発生装置』について、あまりに古く、動かそうとしたら暴走しちゃった、止める為にぶっ壊した。もう使えませーん。っていう事にする事って可能なのだろうか?


 ……おお!!

 そもそも『雨雲発生装置』なのではなく『天候操作装置』ならいいのでは!?

 例えば、なんでか知らんがその町が梅雨時期が過ぎてもずーーーーーぅと雨が降り続けてる。こんなんじゃ農作物はダメになるし、地盤が緩んで土砂崩れ多発。

 それを何とかしようと、魔法組織が立ち上がりなんかしたら、雨が上がった。そりゃ凄い! 魔法組織凄い! 最高!! 抱いて!! ってなったけれど、それをオカシク感じたのは蒸気科学組織。

 どうやらとある町の地下奥深くに古い施設があり、そいつが影響しているのではないかという事が判明。魔法組織が実は裏で糸を引いているよう。

 それを調査する事に──


 って! 神殺しの力はどこいった!!!

 ダメじゃーん。


 スランプか?

 まだ一文字も書いてないのに早々にスランプか??


 うわーん!

 なんか全然上手く組み上げられないよう!

 なんでだ?! なんでなんだ?!

 設定盛り込みすぎたのか?!

 そうなのか?!


 そうなのかもしれない!!


 テーマから離れてはいけない!

 テーマは『二面性』だ!

 初心忘るべからずゥ!!


『二面性』をテーマにした時の王道ストーリーってなんだ?


 例えば、王道桃太郎のストーリーだった時、実は桃太郎の方が悪だった、的な事か?


 私はいつも、余計な事を考える。

 シンプルに……シンプルに……


 シンプルな作品に二面性を持たせるんだ……


 そうだよ、こういう時の為の王道ハイブリッド……

 ハイブリッドだよ……


 おうどうはいぶりっど……


 例えば、前半の物語は王道の「悪者が手にいれた凄い力」を、奪い返してハッピーエンド。例えば、アベンジャーズの映画のように。

 しかし、実はそれは主人公を子供から引き離すおとり作戦で、それにより子供に眠った「精神汚染能力」の封印が解かれそうになって大惨事。

 こっちはキングスマンのように。


 こ……この話の構成はどうだろうか……?


 ……完全に、初期の頃に思考が戻ってるけど……大丈夫だよね?

 青い鳥だって、巡り巡って家の中にいたんだし……さ?


 でも、そんな事をする為には、子供の事知ってて、罠を仕込める力を持ってる人じゃないといけないんだよなぁ。

 いるじゃん、復讐を企む子守が。


 そいつが、「精神汚染能力」を魔法組織もしくは蒸気科学組織に売り込んで、復讐を果たそうっていうのか。

 なんて酷い。

 でも、イケる気がする。

 気のせいか……?

 気のせいな気がしてきた……(現在ネガティブゾーン突入中)


 いや、もう、安直でいいんだよ安直で。

 ストーリーの構成の方は、書き方・情報の提示の仕方に「アハ体験」が含まれていればいいだけだから、メインはキャラの魅力ややり取りだ。

 そっちが面白ければ、自然と「面白い」と感じる作品になる、はず、だっ!!

 たぶん!!


 っていうか、ここが全然決まらないから先に進まないんじゃあ!!

 全く形にならないんじゃァ!!!

 早く形にしたいんだよ!


 よし。

 という事で。

 もうこの形ですすめていっちゃおう。

 そして、必要な立場の人間を決めよう。そうしよう。

 もう、そうさせてくれ。

 ここら辺で全力足踏みしすぎて床に穴が開きそうじゃ!!


 よし。

 今回はちょっと短いけど、これでいいとしよう!


 それでは!!

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