20/10/23 主人公以外のキャラについて考える。

 最近寒くなったせいか、生き物としての生きる力が減退中……

 サバイバルでは最初に脱落するタイプです。


 さて。

 結構いい感じになってきた気がするのに、一つだけモヤモヤしている事があります。


 それは!!


「愛情が暑苦しいキャラを出せていない!』

 いや、コレ主人公が子供に対してもかなり暑苦しくするつもりではあるんですが。

 なんて言うか……

 愛情を押し売ってくるキャラとでもいうか!!

 主人公で言えば、単純に親バカ親なんですけど、子供も別にその全部が全部嫌なワケじゃないし子供には面と向かって暑苦しくしません。

 いわばムッツリ。

 オープンな! 暑苦しい人間を描きたい!

 出来れば男で!!

 そう! 私が猫に対して暑苦しい愛情を与えるかの如く! 猫吸いするかの如く!!

 猫に『ちょっとマジでやめて』と真顔で嫌がられるかのような!!


 これはですね。

 私の萌ツボでもあるんですが、私のとある読者さんの萌ツボでもあるんです。

 その方は、『暑苦しい愛情を注ぐAと、それが満更でもないけどやっぱり嫌がるB』が好きなんですよ。


 でも……今のところ出番がない……

 まぁ、まだ登場人物で出るのが確定してるのは、主人公とその子供だけだから、やりようによっては何処かに入れられるんだろうとは思うけど。


 そこを考えるより先に、主人公と、子供と、それを取り巻く過去と現状を仮決定させないとねぇ。


 そうだなぁ。

 何がいいかなぁ。

 なんか、ヒントになる既出の設定ないかなぁ。


 まずはイメージだな。


 ……おー。

 なんかちょっと浮かんだぞ?


 主人公はね、昔まだ若かった頃──年齢がっていうより、気持ちがって感じ。正義感に溢れ、自分のする事は間違っていないと感じていた頃ね。

 とある山間やまあいの小さな村へ仕事で向かった。

 仕事の内容は昔国が保管していたのに盗み出された宝具の奪還。それは盗み出したヤツが逃げ延びた先の小さな村にある事が分かった。事件から200年ぐらい経ってる。

 それを奪還しに主人公と仲間たちは、その宝具が数十年にに一度開かれる祭でご開帳されるのに合わせてその村へと赴く。

 しかしその祭は、村の豊作祈願で赤子を生贄に捧げる祭りでもあった。

 生贄といっても殺したり食べるのではなく、宝具に宿った神が年老いた身体を赤子に取り替える儀式だった。

 主人公と仲間たちは宝具を奪取しようと奔走するけど、怒った神が力を暴走させ、その場にいた人達を精神汚染して殺し合わせる。

 主人公の仲間の一人は、資質的体質的に精神汚染に強く、老人の身体に寄生する神を弱体化させる為に老人の身体を攻撃。神が赤子に身体を移したタイミングで、赤子に術を施して神としての力を弱めた。

 その頃には、無駄に強かった主人公が殺し合いの最後一人生き残ってる状態だった。

 仲間は最後の力を振り絞って、事件の真相を主人公に伝える。

 事件の真相とは。

 本当は、宝具は国のものではなく、国がその精神汚染の力を欲しがり自分達を向かわせた、という事実。

 それにより主人公は組織に不信感を抱く。

 そうか。

 封印した仲間は主人公の師匠的な人だね。

 色々な事を師匠は主人公に伝えて息を引き取る。


 主人公は赤子を連れ帰り、普通の人間として育てる事に。しかし、宝具奪取は失敗して失われたと組織に伝えた。組織に不信感を抱いていたし、師匠に死に際に何かを言われたのかもしれない。

 主人公は、任務の失敗そして精神汚染されてたとはいえ沢山の人を殺した事を罪に問われて、組織を抜ける事になった。


 ***


 ──前に使った30コンの異能設定がそのまま使えるやーん。

 えー。でも魔法がいいんだよなぁ。魔法も使いたーい。神様とか魔物も出したーい!


 ちなみに、さっきの『精神汚染で殺し合い』は、キングスマンとエージェント・オブ・カーターから頂いた。よくある展開や。


 っていうか、なんかこの過去設定で一本小説書けるよね。

 なんでこういうのはツルツル出てくるんだ。これからの作品の方は超絶な産みの苦しみを味わっているというのにっ……!


 まぁいいや。

 こういう経緯があって、主人公は赤子を育てている。


 ……そうか。

 だから主人公は『神殺しの力』みたいなものを欲しがってるんだ。子供に封印された神だけを殺したい。


 やだ!

 なんか中二病がうずく!!

『神殺しの力』!! ヒュウっ!! カッコいい!!!

 因みに『うずく』も中二病をくすぐるね! なんかちょっとエロい気もするし!! (※治らない病気


 はい!

 じゃあ、ここまでの事が仮決定ね!

 細かい部分を決めたり本決定は後々のちのちって事で。


 それでは。


 事件のキーとなる『神殺しの力』とはなんぞや? という事を先に考えようか。

 主人公が子供に使おうと目論んでいたけど、実際は主人公には用のない力だった。

 でも、組織や他の団体も欲しがってる。

 それってなんだろう?


 うーん。

 あんまりにもエグい力だと、『あー。コレ欲しいやつじゃねぇわ。いらね』って主人公が放っておく事に何か違和感がある。

 強い力だけど、世界が滅亡するとかそういうモノではない力。

 でも『神殺し』とかついてるんなら、それなりなんだろう。


 あ。

 それだけ考えればいいんじゃないや。

 子供の封印と、なんらかの関係を持たせて『封印がちょびっと解けそうになって大変になった』も入れたいんだよねぇ。


 あー。

 そうか。

 こういう『利害が関係してる話』は、その利害関係を持って登場人物を揃えてから、その人物たちがどう動くかによって話を構築したほうがいいのかも。


 この時点で絡んでくるのは──


・主人公に仕事を発注してくれる人。

 主人公がもともと所属していた組織Aに今でもいるのかも。組織Aの命を受けて『神殺しの力』を取得しようとしてる。


・組織Aの敵対組織である敵組織B。同じく『神殺しの力』を求めてる。また、そこに所属している人間。


 だね。

 でも……うーん。


 このままだと、子供の設定が絡んで来なーい。

 だから、誰か『子供の本性を知ってて、それをゲットしようとしてる人』が必要だよね。


 ……でもそいつ、何処でその情報知ったんだ??

 昔の事件の生き残りは主人公だけやぞ。

 ──あれ? もしかして、実はもう一人いたのかな??

 たまたまその場におらず、生き残った村人が。

 で。

 その村人は、村人を全滅させたであろう子供(に宿った神様)を探してて、復讐を目論んでいた、とか??

 いや、主人公に復讐しようとしたのかも。殺したのは主人公だと思って。唯一の生存者だしね。

 もしかしたら、両方にかもしれない。


 そいつが、もしかして子守ナニーか?

 子守ナニーとして主人公たちの側にいつつ、ずっと復讐のタイミングを見計らっていた、とか?

 良さそうな気がする。

 もう少し突っ込んで考えてみよう。


 そいつの『二面性』はなんだ??


 ……私お得意の、ちょっと弱腰の男子か??

 人当たりが良くてお人好しなのに、実は復讐者、とか。

 あー。いやー。うーん……自分が書きやすいタイプだから、復讐者、とかだと気持ちが痛い……

 いや、それぐらいの意外性が欲しいかも。

 人が良さそうに見えて、腹にはドス黒い感情を潜ませてるの。

 彼は彼で葛藤を抱いてる。

 子守ナニーとして潜入している時、普通の仲の良い親子として見ると、復讐心が枯れていってしまう。主人公は良い人だし、子供も無邪気で可愛い。

 復讐心を忘れて生きてもいいのかもしれない、そう思える時が何度もあったかもしれない。

 それでも、昔のことを考えるとハラワタが煮え繰り返る。その時の絶望感が蘇る。

 葛藤、ありそうー。


 いつか復讐を──と思いつつ、ズルズル来てしまった彼は、今回のこの事件を利用する事にするかも。それで事件がデカくなるのかな。


 30コンでは、変態男が敵だったけど、今回は味方が敵だった、としたら面白いかなぁ。


 ……ホント、盛り込み過ぎな気がするね……大丈夫かな。


 そういえば。オープンで暑苦しい男を入れるって話、忘れたな。

 結局入れられなかったし。

 まぁいいか。そのうち入るスペースが生まれるかもしれない。

 さすがに登場人物これだけって事はないだろうし。


 次も、主人公たち以外のキャラについてを考えていってみよー。


 今回はここまで!

 以上!!

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