20/10/18 主人公についてを考えてみる。なんとか。

 こんなウダウダうだうだ、結論も出ず全然先に進まず、先の見えないエッセイを読んで、他の人は楽しいのだろうか?

 皆様の時間を無駄にしてしまっているのではないか?


 なんて事を不安に思ったりして。


 気にしなァァァい!!

 そんな事気にしてたら脳内垂れ流せなァァァい!!


 三歩進んで二歩下がって、せっかく進んだ大切な一歩を『やっぱナシ!』とマイナス時点まで飛び戻るのが私!!!


 それが! 私!!!


 ハイィ!

 それではいくよ!!

 主人公の目的でっす!!!


 なんで才能豊かな女性が、そんな引退する年齢でもないのに隠居生活してるのか?


 多分、彼女の過去に理由があるんだろうねー。


 そっか。今まで普通の主人公ばっかり書いてたから、今の行動に酷く影響するトラウマ的過去を持つ主人公って、あんま考えてこなかったなぁ。


 そもそも私は「普通の人間が凄い事を成し遂げる」というような話が好きだったから。今回はもとから「強い」設定っていうのがレアなんだよね。

 本当にこんなキャラで書けるかな……


 まぁ、考えてみないとダメかOKか判断つけられないから、取り敢えず考えてみましょうか。


 うーん……

 そうだなぁ。

 少し考えてみたんだけど、せっかく「強い」キャラなら、「実は有名」っていう感じにした方がいいのかなぁ?

「水戸黄門」的というか「暴れん坊将軍」的というか、過去の有名だった肩書を知られると、周りが「そんな!? あの有名な!?」ってなるような。

 でも、主人公自身「そう呼ぶのヤメろ……っ」って苦々しく思うぐらい、嫌な肩書でっていう?

 肩書だけが独り歩きしてしまってっていうのも、いいかもしれないね。

「鋼の錬金術師」もそうだったし、「スレイヤーズ」のリナも不本意な二つ名が独り歩きしていて、ちょっと嫌がったりしていたしね。


 いや、でも、水戸黄門もそうだったけど、それらって旅してまわるヤツなんだよなぁ。

 旅先の人たちが、その二つ名に驚いてどう、とかって感じだからね。

 二つ名は……ない方がいいのかなぁ……


 うーん。

 まだなんかイメージつかないから、普通に主人公の過去を考えるだけにしておくか……


 いくら主人公といえど、生まれた時から達観していたワケじゃないと思うんだよね。

 転生ものならまだしもさ。そういうのにはしたくないから、何か壮絶な人生を送って来ていて、今に至るって感じなんだと思う。

 それってどんなだったのかなぁ。


 特別な血が流れてるとかいうのは絶対に嫌だ。特別な生まれもダメ。

 スターウォーズで、かなり賛否があってむしろ悪い評価が多い「最後のジェダイ」なんだけど、私は好きなんだ。勿論、『それはどうなん?』という部分もあるけど。

「スカイウォーカーの夜明け」で否定されてしまったけれど、「最後のジェダイ」の時点だと主人公レイの親は「名前もない人たち」であり、意味があって独りにされたのではなく単に売られただけで、「自分も親も特別な人間ではない」っていうのが判明したのね。

 他にも、フォースを無意識に使う少年が出てきたりして、フォース自体が「選ばれし者たちだけの特別な力ではない」っていう事が、表現されていたんだよね。


 これって、私のようなオタクには堪らない展開で、「え!? それってつまり、私もジェダイになれる!?」って思わせてくれるワケですよ。

 そういうの、好きなんだよね!!

 スターウォーズは最後の作品でソレを真っ向否定されてなかった事にされてしまったけどね……


 ……ああ。だから、例えば。

 何かあった時に、敵に「何モンだテメェ!?」と言われたら、主人公は「タダのお茶屋のババアですが何か!?」って返事したりすると面白いかもねー。

 んで、「そんなバカ強ェババアがいるか!?」って返されれた時に

「パン屋のおかみさんは元傭兵だよ! 宿屋の大女将さんは経済学の博士号持ってる元教授だ! みんなそれぞれ裏の顔持ってんだよ! 能ある鷹は爪を活用できなくても新しいフィールドで真っ当に生きてんだ! それの何がおかしい!!」って啖呵タンカ切って欲しいねー。


 あー。

 なんか、方向性がうっすら見えた気がする。

 前に私が言っていた「物語だと、女性は誰かの母であり妻であり娘である事が殆どでその属性しか持たないただのアイコンになってしまう」という部分へのアンチテーゼだ。

 主人公はアングラで活躍していた昔を封印して、街角で普通に暮らしている。

 そういう人たちが、実は沢山いるんだって感じがいいかも。

 それこそが二面性か。

 現実にだって、専業主婦になる前はバリキャリだった人、大学院で研究をしていた人、アスリートだった人、その他色々、もともと「個人として凄いスキル」を持っていた人が沢山いる。男性にだって、隠居したけど柔道の段持ちでめっちゃ強い爺さんや、昔は鬼と呼ばれるぐらい厳しい教官だった好好爺こうこうやもいる。

 主人公もその一人で、過去のトラウマがあって足を洗ったんじゃなくて、それ以外に優先させたい事ができたからやめたのかもしれない。


 そういうのでもいいなぁ。


 ま、オーシャンズ8見てて思いついたんだけどね。

 オーシャンズ8に、今は子持ちの主婦だけど、実は物凄い腕の盗品ブローカーだった女性が出てくるんだよね。

 そういうのって、外からは見えないけどあるかもしれない世界だし。

 アレは盗みの話だったけど、別に真っ当な力でもいいわけだし。


 でも、あんまり群像劇にしたくないし、主人公の周りだけに裏では実は凄い人達が集まっているってしたくない。


 あくまで、普通の街中にいる、としたい。


 主人公の周りを固めるより、先に主人公だ主人公……

 ええと。

 今は街の片隅で、例えばお茶屋(喫茶店)をやっていたり、工場の事務をやっていたりと、ぱっとした仕事はせず庶民に埋没して暮らす女性。

 元々はアングラとかで活躍していたり、元スパイとか傭兵とか、そういう凄い能力を持った人。

 でも、それをやめた理由はあるハズ。

「まわりに振り回されるのに疲れた」とか、そういう後ろ向きな理由ではなく、なんか前向きな理由がいいなぁ。


 前向きに生き方を変える理由……

 普通に考えると、結婚するからとか、子供ができたからとかそういう理由がぱっと思いつくなぁ。家族ができるから、人に言えない仕事ではなく、人とちゃんと「生活」できる仕事がしたい、って。

 本人は、裏稼業をやりたくてやっていたワケじゃないのかもしれない? 自然とそういう生き方になった、とか、そういう事なのかな。

 いや、プライドをもってその仕事をしていたって方がいいなぁ。

 エンタメ作品の主人公として、あんまり後ろ向きな行動規範でいて欲しくない。

「今があるのは、全て自分が選んだ道の結果だッ!!」って強く言い切れるぐらいの、強い女性がいい。そうであって欲しい。そういう女性が好きだから。


 ……ここまでの設定をベースに考えると、別に魔法の有無やスチームパンクな世界なだけじゃなく、現代でも過去でもイケるね。世界観はまだ自由に設定出来る。


 ふむ。

 どうしようかな。


 主人公が裏稼業をヤメた理由かぁ……

 旦那や子供がいると、身動きがなかなかとれなくなるけど、制約としては面白いんだよね。

『子供のお迎え行かなきゃいけないから16時までには帰るからね!』とか、あるあるだし。

 いや、仕事の方が重要だろ? とか思うけど、代わりがいなきゃ自分がしなきゃいけないからな。

 ただ……子供がいる生活は、私分からないんだよなぁ……どんだけ大変なのか、子供を育てる上で外からは見えない苦労とか分からないし……

 いや、ネットに情報はゴロゴロしてるから、調べればイケるかも。


 私の作品の読者は年齢層が広いと思われるが、平均年齢は比較的高いかも。なら、主人公に子供がいても構わなそうだけど、いやちょっと待て。さすがにどうなんだ?

 だから、例えば子供が居たとしても、面倒を見る必要はあるけど自分は産んでない、とか?

 旦那がいるかどうかも考えないとなぁ。

 過去いてもいいけど、今はいない方がいいなぁ。あ、いや、コレは個人的願望だけど。

 ハイ! 願望です!! 私の好みの女性主人公ですから! 今はフリーでいて欲しいデス!!!


 さて。

 なんとなーく、主人公のバックグラウンドが見えてきた気がします。


 次は、主人公をもっと深掘りしていこうと思います!


 それでは次回!!

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