20/10/16 ドップリハマれる世界観が欲しい。

 最近『現実以外の世界にどっぷり漬かりたい』という欲求がメチャクチャ強くなっております。

 沼です。

 ハマれる沼を探しているんです。


 しかし、色んなモノが枯れて十代の頃のような欲望がなくなってしまった為か、沼にハマれないんです。

 ハマれる程の体力がないのか……

 それとも、ハマれる世界観がないのか……


 絶対体力の問題だと思う。


 ゲーム好きだし結構クリアしてないモノあるんですが、やり続ける体力がなくてハマる前に休んでしまうし。

 ちなみに、折角大好きな聖剣伝説3のリメイク版を買ったのに、3D酔いしてできませんでした……


 でも。


『四六時中ソレの事で頭がいっぱい』

 っていう状態になりたァい!!

 中2の頃の妄想力よ! カムバック!!!


 さて。

 そんな事は置いといて。

 テーマ『二面性』を表現する為のモノを考えようって話になったね。

 ここに辿り着くまでが長かった……

 キャラたちの二面性の他、ストーリー自体にも二面性を持たせたい。


 ……でも、なんかあーだこーだ悩むとドツボにハマるから、最初は深く考えず、なんとなーく感性に任せて、ぼーっと考えてみよう。


 元アングラ世界で活躍してた主人公。今はそこから足を洗って、何も起きないつまらないな日々に何気ない幸せを見つけて生活してる。


 そんな主人公の元に持ち込まれた問題。それが裏で主人公が住む街を脅かす。

 主人公は裏から街を守る。


 物語の最後、街は相変わらずの平穏で、裏でそんな大問題が発生してたとは思えない。

 でも、平穏が守れた事に主人公は満足して、またつまらない日々へと戻る。


 そんな感じの話がいいかなぁ。


 主人公は街の子供にババアと馬鹿にされようと、街のお節介にオールドミスになってもいいのかと余計なお世話を焼かれても。

 人の命が脅かされない世界が維持されてれば、それでいいと思ってる。


『街の救世主なのに、いいんですか?』

 って、事情を知ってる人に聞かれても。


『別に賛美が欲しいワケじゃないし。他人に評価されなくてもアタシはアタシのやった事を知ってる。知らなくていい事をわざわざ知らせる必要なんかないじゃん』

 とサラリと言ってしまえる。


 あ、コレ、一部、エージェント・オブ・カーターのパクり。

 彼女は、シーズン1の最後に、他人に手柄を取られて、友人から「いいのか」と問われた時に、『自分の価値は自分で知ってる。他人は関係ない』って言い切っちゃうんですよ。


 カッコイイ!!


 これ。

 いいよね。

 エージェント・オブ・カーターの主人公、ペギー・カーターも、周りには自分の本当の能力を隠して活動してたりする。

 そういうのがね。

 いいよね。


 でも、コレそのままだったら、まんまパクりだから。

 少しヒネりを入れたいなぁ。


 そういやずっと魔法魔法魔法魔法、壊れたレディオのように繰り返していたからァ。

 出来れば入れたいんだけど……

 現代異能バトルにも心惹かれるオタクです。


 寝しなにぼーっと考えてみたんですが、魔法が出てくる・主人公が実は使える、とした時に、周りの人が『魔法を使う人』についてどう考えているかが、今回の場合キーになるのかな、と。


 ほら。ラノベ世界だと『魔法を使う人』について、何の違和感を感じない事が多いよね。その世界では当たり前だからっていうより「作家がそこまで考えていない」と私はちょっと感じていたりして。


 普通、隣人が自分を指先一つで殺せる力を持ってるって知ったら。

 怖くね??

 しかも、物証も残らない。やり方によっては犯罪し放題。


『魔法を使う人』が少数だとしたら。絶対忌避されるよね。怖い存在といて。

 迫害されてるかも。

 それか、ハリーポッターの世界のように『魔法』という存在が秘匿されているかもしれない。


 それが、もし、半数ぐらいだったら?

 殺伐とした世界になっていそうだなぁ。


 そして、もし、魔法を使う人の方が多い世界だったら?

 逆に、魔法を使えない人が見下されているかもしれないねぇ。


 今考えている作品に当てはめるとしたらどうだろうか??


 主人公は魔法が使える人がいいなぁ、とボンヤリと考えている。

 でも、きっと主人公はそれを隠して生きてる。

 何故か?

 目立ちたくないという事もあるだろうし、他人にひけらかす事ではないと思ってるんだろうなぁ。

 でも、それだけが理由じゃない気もする。


 例えば、その世界では魔法を使う人が鼻持ちならない(※)タイプの人間ばっかで、そういう人間と同類に見られるのが嫌だったとか?

 魔法の存在自体は秘匿されていないけれど、一部の人間の特権みたいな感じで存在していて、魔法が使える人の人数は少ないけど少なすぎるという事もなく、貴族的扱いをされていて、使えない人たちを見下しているのかもしれない。


 そういうのが嫌になったのかも。


 魔法というものがある世界だとしたら、私はソレが血族とかそういうので引き継がれるものであって欲しくないなぁ。

 30コンの時の異能設定もそうだったけど、生まれに関係ない資質で、使える人は使えるし、使えない人は使えないって感じ。体質に近い感じだね。

 でも、この世界では遺伝するものだと根拠なく信じられていて、ハリーポッターの世界のように純血主義を持つ人たちがいるかもしれない。

 魔法使いは魔法使い同士で結婚する事が多い、みたいな。貴族は貴族同士で結婚するのが普通、的な感じで。

 ──ああ、現代で言うところの霊感のようなもの。

 そりゃ遺伝的な要因もあるかもしれないけど、ない事もある、的な。

 また、霊感がそうであるように、霊感があったとしてももいる。人によって、感じる・見える・憑依体質とか色々あるしね、霊感も。


 でも、霊感と違って、その能力を物理的なものに影響させられてしまう。

 だから脅威の力。だから持つ人は『特別感』がある。

 そういう「選民思想」が主人公は嫌いで、そこから離れたのかもしれない。


 うーん……

 ホントにそんな設定でいいのかなぁ……


 そんな世界観の中にいる主人公って、つまり

『嫌なヤツの中の例外的良いヤツ』

 って感じ?

 いや、きっと選民意識の低い魔法使いもいるだろう。そこは絶対どっちかに偏るって事はない。だって人間、色んな人がいるし。

 だから、主人公がそれだけで『特別』っていうのも底の浅い感じがするなぁ。


 それに。

 なんか、それじゃあ『ありきたり』なんだよなぁ……


 そう、だから、私は『魔法』と『スチームパンク』を混ぜたかった。

 魔法だけがある世界、

 技術だけがある世界、

 それなら、もう他に沢山楽しく面白い作品が沢山ある。

 そうじゃないんだ、それじゃない。


 折角せっかく自分で世界を作れるんだから、もっと複雑にしたい。


 ハリウッドが実写化してくれた時に『うわ、すっげぇ』と言えるような。

 また、攻殻機動隊のように『そんな世界もあるかもしれない』と思えるぐらい、生々しい感じがどこかに欲しい。

 別に、それを全部作品の中で明言しなくていいんだけど、


 その……


 どっかの世界観の沼に頭までドップリ漬かりたァい!!!


 自分の中の眠った中二病を再発させたい!

 あわよくば、いたいけ(※)な本当の14歳をどっぷり沼に引きずり込みたい!

 オタクを量産したい!

 自分のような立派なオタクを沢山世に生み出したァい!


 ……それって呪いみたいだよね。

 伝染うつる病気みたい。

 怖っ。


 でも!

 そういう風にしたいんじゃ!


 どうよ!?

 私のエッセイを読んでる方々は、そういう『ちょっと突っ込んで考えるとなんか小難しくて面倒くさい世界』って好き!?

 私は結構好きなんだけど!!!


 その方向で考えてみていいかな!?


 っていうか、考えちゃうからねっ!!


 それでは次回!

『中二病を発病させる世界とは?』


 乞うご期待!!!

(※この次回予告には嘘が含まれております)



 ***

【鼻持ちならない】

 言語や行動ががまんできないほど不愉快、という意味。

 つまり、すんごい嫌なヤツって事。人に対して使う言葉。

「鼻持ちならない」の言葉そのままの意味は「鼻を向けられない」、つまり、メッチャクサイって事。

 そこから転じた言葉なんだって。超絶侮蔑ぶべつ語なんだけど婉曲表現になっているので柔らかく聞こえるマジック。日本語の不思議。


【いたいけ】

 漢字で書くと幼気いたいけ。つまり、おさない、という意味。

 それだけじゃなく「いじらしい」とかそういう意味も持つ。

 どういう感じかっていうと、……例えば幼児とかを見た時に、超可愛い仕草をした時とか、転んで痛いのに頑張って我慢してたりする事あるやん? そういう、思わずキュンとなるような幼い健気けなげな様、って感じ。


 この言葉のような感情が起こるようになったら、もうアナタは立派な中年(※暴論


 この「幼気いたいけ」っていう漢字自体は後からの当て字で、本来は『痛い気』。「胸が痛くなるような気持ち」って事。さっきの「キュンとする」を胸の痛みって感じたんだろうね、昔の人は。確かに、場合によっては本当に心臓ぎゅっとされたみたいに痛くなるよね。

 ……え? もしかしてそれって、心筋梗塞起こしてるだけなのかな??

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