20/10/11 どんな王道をハイブリッドするのか?
実は、前回のエピソードって1歩も進んでないんだよね。
全力でその場で足踏みしてただけ。
でも、じょ……助走としては、アリだよね? ね?? ね???
さて。
なんか、結局良いハイブリッドが思いついてないんだよね。
それって多分、まだ具体的に「どこをどう考察して、設定をハイブリッド化する」のか見えてないからかもしれない。
またで申し訳ないけど、分かりやすい「悪役令嬢」ものを参考に、それを考えていってみよう。
悪役令嬢ものは、「悪いヤツが最後にザマァされる」展開について、
・悪役が主人公である
という設定、
・その主人公が転生してきた人間である為、善人になる
という設定、
・先の展開を知ってる事により(実状としてはまだ1回も実施してないけど)やり直しをする
という設定がハイブリッドされていた。
つまり、
「王道ストーリー展開」に3つも
いや、ちょっと待てよ?
「王道ストーリー展開」が、作品中そのまま展開されるワケじゃない。
それをベースにしているだけで……むしろ、私が過去やってた「ステレオタイプ」を利用して読者に先を予想させ、それを分かりやすく裏切ってあげる事によって読者をニヤニヤさせてあげているのか。
だからァ……
私もそうすればいいのか?
「前半、悪者だと思って倒したり壊したりしたものが、実は大切なモノで壊しちゃいけなくて、それによって大事件が引き起こされる」
これをベースにする。
クサイ程匂わせて、「こういう展開やろ」と先を予想させる。
それを「良い意味で裏切りますよ、裏切りますよ?」と匂わせる事も忘れずに。
で?
その中の何を
ええと。
主人公の「実は強い」設定を、その
それってどんなのだろう。
悪役令嬢の方では、黄金ギミックである「転生」と「やり直し」がメインだ。
私が今考えてるパターンだと「実は強い」が黄金ギミックやな。
……あと、もう1つ欲しい。
「実は強い」ともう1つの黄金ギミックを、ストーリーに混ぜ込みたい。
いや、ヘタなものは「混ぜるな危険」か?
今はまず、
「前半、悪者だと思って倒したり壊したりしたものが、実は大切なモノで壊しちゃいけなくて、それによって大事件が引き起こされる」
に「実は強い主人公」をどうなじませるかを考えた方がいいのか。
──全力その場で足踏み足踏み!!
1歩も前に進めなーい!!
先に進めないって事は、ここに来るまでにまたボトルネックがあったのか?
「前半、悪者だと思って倒したり壊したりしたものが、実は大切なモノで壊しちゃいけなくて、それによって大事件が引き起こされる」
これを採用する事自体が間違っているのかもしかして??
ストーリーにも「二面性」を持たせたい、という思いから思いついた事だったけど、それ、もしかしてヤメた方がいいのかな?
どうだろう。
どうかな……
今はまだボトルネックが見えない……
ボトルネックを見つける為に、まず
「前半、悪者だと思って倒したり壊したりしたものが、実は大切なモノで壊しちゃいけなくて、それによって大事件が引き起こされる」
に「実は強い」主人公を当てはめてみるか??
そうだな。
少し、イメージしてみよう……
実は強いという二面性を持つ主人公。
その主人公の力のお蔭で、前半部の悪者と思われていたものを、倒すなり破壊するなりする事ができた。
それが、実は後半部分への伏線で、後半に前半の事件を契機にした事件が起こり、すったもんだする。
最後、なんとかする事ができてハッピーエンド。
これじゃあ、主人公の設定が生かしきれてない。
そうだなぁ。
例えば──物語の前半は、主人公の聖女としての側面で倒す事ができた。で、後半は主人公の悪女としての側面で倒す事ができた、とか??
逆でもいい。前半が悪女設定のおかげ、後半が聖女設定のおかげって感じ。
ストーリーの中で「聖女がいた」という話を逐次出しつつ、主人公がそれである事を読者に匂わせられるだけ匂わせる。(登場人物たちには気づかせないようにする)
で、最後の最後のここぞって時に、主人公の聖女の側面でなんとかする。
演出的には「ハイ待ってましたァ!」的な感じで。
……マジホントどうなんだろう、ソレ……
ベタすぎねぇか、その「聖女設定でなんとかする」って……
いや、二面性が利用できれば、それが聖女でも悪女でもどっちでもいいんだけど。
主人公はどっちの側面であろうと、一人の人間で同一人物だし。まぁ、言ってしまえば使う力が違うって感じかなぁ。
でも、そんな凄い力を持ってるんならさ、最初っから使えよボケェ、って展開になりがちなんだよなぁ。
私、実はそういうのが一番苦手なんだよね……だから、最初から最後の切り札の力が利用できない理由が欲しいところだけど。
それはまだ考える段階ではない気がする。
それは、「この設定でいくぞ☆」って決めてからでも遅くはなかろう。
だから……
この流れでいくかどうか、だなぁ。
……これで、当初考えていた「王道パターンのハイブリッド」に出来てるんだろうか……?
自分では良く分からない。
ミステリーで言えば、トリックから先に考えているから、それが素晴らしいトリックであるかどうかが分からないよ……
それに……
まぁ今まさに『ホントに面白いんか? コレ』病を発症してる真っ最中ではあるんだけれど、それだけじゃなく……
読者が『素敵っ……』って思うようなモノに本当に出来るのかが疑問で仕方ない。
いや、まだ話の展開だけで、キャラとか演出とか全然考えてないから、そこ悩むのはまだ早過ぎるんだけど……
もー!
もー!!
もー!!!
この病気、メチャクチャ厄介!!
消えてくんなぁかな?!
消えてお願いします……土下座でも五体投地でもするからさ……消えて下さいお願いします……
……。
消えなかった……
消えないばかりか、新たな疑問まで提示していきやがった……
新たな疑問
『話の構成凝り過ぎると、キャラの魅力死ぬぜ? このままでいいんか?』
だってさ……
……確かに、そうかもしれない。
いや、でも……
コレ、そんなに『凝ってる』か?
自分がそう思ってるだけで、大して凝ってないかもしんないよ??
うーん??
でも、それはどうだろう? やっぱり凝りすぎてる気もする。
……ホント、自分て客観視が難しいね。
うーん。
何だろう。
今、私は何に悩んでいるんだ?
スッキリ先に進めない理由があるはずだ。
私は今、何を気にしてるんだろうか?
……。
他人の作品は普通に分析できるのに、自分のにそれを上手く当てはめられていないってところかなぁ……
例えば例にあげてる「悪役令嬢」のように、ストンと綺麗に、まるでパズルのピースがハマるかのように、ピタっと来るような感覚がない。
まぁ、まだ考え途中なんだから当たり前だと言われそうなんだけど……
なんていうかね?
上手く書ける時って、まるで最初からそうなるように決まっていたかのようにスラスラいけんねん。
実際は決まっているんじゃなくて、ただ頭の中で整合性が取れない形で
伝わんのか? コレ……
まぁいいや。
兎に角。
なんかまだ「しっくりこない」のですよね。
おそらく、どこかにボトルネックが残ってる。たぶん。
そして、それがまだ見えない。
どこにボトルネックがあるのか……
大概、ここまで来る過程にあるハズだから、そこを見直してみよう。
……。
……。
ん?
ああ、もしかして……
『王道ハイブリッド』に気持ちを持っていかれて、『私の読者に向けて』という視点がすっぽ抜けてねぇか?
そうだよ。
思い出した。
今回の作品は、全ては『私の読者の為』の作品だ。
つまり。
話の構成についても、私の読者が好むと思われるものを見つける必要があったんだ。
世間一般は知ったこっちゃねぇ。
私は今、私を応援してくださっている読者さんしか対象にしていない。
忘れてた!!
……初心忘れるべからず、という言葉を、ホント実感するね。
ついつい忘れがちになっちゃう。
でも、絶対忘れちゃアカンヤツやん。
結局、今回もまた1歩も前に進む事なく、その場で全力足踏みしただけで終わりましたが。
次こそは!!
次こそは先に進むぞ!!
頑張る!!
それでは次回!!
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