20/10/10② 王道展開のハイブリッド。
王道のハイブリッドかぁ。
『二面性』に合わせて、どんな王道展開をハイブリッドにすればいいのかなぁ。
ぶっちゃけ、私自身は作品の好みに偏りがあるから、「王道展開」の種類には詳しくないんだよなぁ。
だから、知ってる範囲からしか抽出できない。
……もう、行先に暗雲が垂れ込めてるゥー。
気にするな!!
落ち込むのは、最後書き終わった後に、誰にも読了される事なく、
よしやるぞ!!
手始めに。
思いつく「王道展開」を羅列してってみよー!
いや! 思いつくには限界があるから! ググろう!! ホント便利になったよインターネット時代! 万歳!!
──と、思ってググってみたら、なんか超真面目なサイトが出てきて詳しく出てき過ぎて頭混乱した!
そうだよなぁ。
文字が開発される前から「物語」は存在していて、その時の流れの長さの分だけ、「王道」は存在するって事だから、そりゃ沢山あるし研究も散々やられてきたよねぇ。
だからァ……
私が好きな展開を混ぜてみればいいんじゃね??
で、それだと足りない、っていう事があれば、その時にまた考えなおせばいいんじゃね??
よし。
やるぞ。
それではまずゥー。
「必殺仕事人タイプの王道」だね。
昼間は
しかし、夜は暗殺を生業にする暗殺者。でも、依頼は貧乏人や弱者で、表からはどうにもできない
これ、好きなんだよねぇ。
だから、今回の主人公にもそういう「普段は普通の庶民だけど、実は凄い」っていう属性を持たせたい。
これをベースに持っておきたいなぁ。
これと、展開の王道を組み合わせるか。
……いや? どうかな。
例えば「悪役令嬢」は、「悪役が痛い目を見る」と「やり直し」のハイブリッドで、「悪役が痛い目を見たくないからやり直す」という、新たな王道になった。
でも、これただ混ぜたワケじゃない。
「悪役が痛い目を見る」と「やり直し」を混ぜ、今度は「その悪役を主人公にもってくる」という風にした。そういう
だから、私が考える時も、単純に混ぜるのではなく、そこから
まぁ、
基本的に超王道は「悪者が主人公にやっつけられる」だね。
当初「前半の出来事が後半に
「前半、悪者だと思って倒したり壊したりしたものが、実は大切なモノで壊しちゃいけなくて、それによって大事件が引き起こされる」
というものだった。
まぁ、それも実は過去にもあるパターンだよね。
でも、そう。既に存在するパターンで、目新しくはない。
それでも、作品の設定やキャラに魅力があり、流れに勢いがあって筆力があれば問題ないだろう。
私には、そこまでの力はないように感じる。
だから、もう一工夫が必要だ。
でもその一工夫ってなんだろ??
なんだろうなぁ。何かが足りないんだよなぁ。
その『何か』を思いつけるか否かが天才と凡人の違いなんだよね。
知ってる……
私はそんな
頑張るぞ!!
王道をカスタマイズしたいといっても、あんまり複雑にしすぎるのはダメだ。
「王道」は、読み手によっては「初めて触れる物語」である可能性もある。
WEB小説界隈では「悪役令嬢ものの更に発展モノ」が人気があるけど、まだ一般ウケするレベルまでには来ていない。
そもそも「悪役令嬢もの」が世間一般に浸透しきっていないから。
WEB小説界隈は展開が早すぎて、流行が尖り過ぎている部分もあるんじゃないかと。
だから、例えば誰でも知ってる王道展開を利用する方が良いかもしれない。
つまり、王道A⇒王道A’⇒王道A’’、を見つけるのではなく、王道A⇒王道aを見つける感じ?
そんな事出来るんか? 難しいぞ??
そうだよ。
別に王道を作りたいとか、そういう事じゃないんだよね。
王道はあくまで「利用する為のもの」だ。
面白い展開を作る為の、いわば「基本となる調理法」だ。
和食なのか、中華なのか、イタリアンなのかフレンチなのか、今はまだそこを選んでる段階。
料理に例えると分かりやすいけど、和食とイタリアンのハイブリッドが「ナポリタン」だ。和食と洋食のハイブリッドが「おにぎりのツナマヨ」や「カリフォルニアロール」だった。
今は、まずはベースを考える段階。和食をアレンジするのか、イタリアンなのか中華なのか。
それを探している段階。
一歩ずつだよ私……遠回りのように感じても、一歩ずつ堅実に進む事が本当の最短距離なんだ……焦るな私。
よし。
さっきの「実は強かった」は王道ではあるけど、これはストーリーの王道ではなく、主人公の属性の王道だ。
今考えているのは、作品の基本的な流れの「王道」だ。
どの「王道」を選ぶのか。
ここは重要だぞー?
基本の味を選択してるって事だからなー。
醤油味なのか、味噌なのか、塩かトンコツか。
エンタメといえば、やっぱりドキドキハラハラだ。
私が好きなドキドキハラハラは、アクション系だなぁ。知的ミステリーも好きだけど、アレを書けるとは正直思えない……
私が書くアクションもたかが知れてるけど。
と、したら。
王道の「悪いヤツを倒してハッピーエンド」か?
「実は強い主人公」と混ぜるのは問題ない。
でもそれってどこの必殺仕事人??
いや、むしろそれがベースか?
「実は強い主人公が悪いヤツを倒してハッピーエンド」がベース。
これと、他の王道パターンを混ぜるんだ。
……あれ?
なら、当初考えていた
「前半、悪者だと思って倒したり壊したりしたものが、実は大切なモノで壊しちゃいけなくて、それによって大事件が引き起こされる」
で、よくね??
いや、でも、そっちも王道じゃん。
もともとある、
「悪いヤツを倒してハッピーエンド」
と
「どんでん返し」
のハイブリッドじゃん。
新しいものを考えるより、既出のハイブリッドを選んだ方がいいのか?
うーん。
既出のハイブリッドを選ぶのはいつでもできる。
もう少し考えて、自分で思いつけるかやってみるか??
……でも、王道パターンって、既にある程度出尽くしてるだよね。
まだ出てないと思われるものは、既に出た末に
私の読書量では思いつけるものなんてたかが知れてるし。
うーん……
そういえば。
「悪役のやり直し」
の、どこが新しかったんだろうか?
あ。
「やり直し」するのが、悪役だったっていうところか。
まあ、その「悪役」というのはあくまで設定上の話であって、実際に「悪役」として出てくるキャラたちは、めっちゃ善人ばっかだし。
そうそう、悪役が全員である正当性を担保する為に、更に「転生」が使われているんだよね。
おお、基本王道が3つも混ざってるんだ。
「悪役令嬢」ものの強さはコレか。最初にこの流れをメジャーにした作家さんは凄いなぁ。
……そうか。
目新しいのは「設定」の方か。
そこが
なら、私が今このエピソードで書いて来た王道パターンの中に、他の王道パターン設定をいくつかブチ込めば
今回のテーマは『二面性』
主人公は二面性を持ち、二面性に翻弄されて一度ドロップアウトしている。
だから、率先して事件に首を突っ込む事はないだろう。
だから、単純に
「前半、悪者だと思って倒したり壊したりしたものが、実は大切なモノで壊しちゃいけなくて、それによって大事件が引き起こされる」
のままではつまんない。
……いや、ある意味もう「どんでん返し」が1個入ってるけど。
そうだ。
もう、クサイ程その流れを匂わせて「ホラやっぱり。そういう展開だった」と、見せかけておいて──
その中のどっかの設定を、良い意味で裏切ってみるか?
んー……
んー……
んー??
ふふ。
思いつかない☆
ちっくしょう!
やっぱり私は凡人だよ!!
小説の女神様! 今が微笑みの絶好のタイミングです!
今がその時です!! さあ! その絶世の美しき笑顔を私に!!
……。
……。
くださらない!!!
ちっくしょう!
自力で考えるしかねぇか!
分かってたッ!!!
分かったよ!
脳味噌雑巾絞りしてやるわ!
次のエピソードでそれを披露してやるわ!!
それでは次回!!
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