20/09/14 映画に寄り道

 最近、隙間時間をって1エピソードを書いているので、前に何を書いたのか忘れがち。

 そして、合間合間過ぎて長続きせず、更新期間が空きがち。


 没頭できる時間が、1時間でも2時間でもある筈なのに、その時間には別の事をしてしまう──ああ、もう! 時間の使い方が上手になりたいッ!!


 さて。

 前回の続きね。


 あれ?

 途中まで敵の話を考えていたのに、最後には別の事を考えてたね?

 どうしてこうなった??


 うーん、まぁいいや。

 いつもの事だ。


 そういえば、先日TVでやってた映画「マッドマックス 怒りのデスロード」が熱かったね。面白かった。

 あれこそエンタメ作品だっ!!


 そうそう。

「マッドマックス 怒りのデスロード」の敵を見てね。

 いやぁ、コレも秀逸な敵キャラだなぁと唸ったね。

 不死身のジョー様ね。

 圧倒的暴力と洗脳で人を支配してる、映画主人公側から見ると文句ない悪役。


 でも実は、絶対悪じゃないという一面もあるっていうね、凄いね。


 あ。

 勿論、世紀末の倫理観がぶっ壊れた世界だから、ジョー様に同情できる部分とか全然ないんだけどさ。

 脱走した妻たちを取り戻そうとしたのだって、妻たちやお腹に宿った子供に愛情があったわけじゃないし。


 命すら危うい世界だからこそ、ジョー様の管理下にある場所では、一応ギリッギリの生活はできる状態になっていたしね。

 他の略奪者たちから、自分の管理下にある場所は守るしさ。

 必要と思われる人物には信頼も置くし目もかける。

 まぁ、用済みとなったヤツとか、もともと末端の人物たちには目もくれないけど。


 いやぁ、秀逸。

 ムカつくんだけど、憎み切れない側面も実はあるっていうのがね。思わず唸ったね。


 でもまぁ。

「マッドマックス 怒りのデスロード」で、私が一番アガッたのは、そこじゃないけどね。


「鉄馬の女たち」と呼ばれる、バイクぶっ飛ばして戦うババアたち(※愛を込めて、敢えてそう呼ぶ)が、まぁカッコイイ!!!

 いい!! いいよっ!!!

 世紀末ものって、往々にして老女って足手まといやモブとしてしか描かれないのに、この映画のババアたちは銃をぶっぱなして戦うよっ!!!

 バイクにタンデム(※)して殿しんがり(※)をつとめる姿に惚れないワケないじゃない!


 ……いかん。

 本題から逸れる。

 自分の作品の事考えなきゃ。


 そうだなぁ……

 マッドマックスは分かりやすい映画だったなぁ。

 説明が少ない──どころか、そもそもセリフの少ない映画なんだけど、ストーリーそのものが単純なので、分かりやすい。


 むしろ、やっぱりストーリー自体はシンプルにして、登場人物たちを掘り下げて「キャラ」を描いた方が、作品としては面白いのかもしれないなぁ。


 でも、あの映画は、映画だからできたっていう部分も多いんだよなぁ。

 説明やセリフがね、最低限しかないの。

 例えば「マッドマックス 怒りのデスロード」には、火炎放射器搭載のギター(※意味が分からない)をかきならすキャラが出てくるんだけど、彼についての説明はゼロなのね。

 彼が何の役割なのか、どうして追走劇についてくるのか、なんでギター弾いてるのかとかね、一切説明ないの。だから、最初は「なんだコイツ??」ってなる。

 でも、見てると次第に分かってくる。

「ああ、なるほど。戦闘において戦闘員たちのモチベを上げさせる為にいるのか」

 って。

 つまり、部隊を鼓舞こぶ(※)する要員。戦闘部隊の中では戦わない後方支援の、云わばモブ。

 ……の、割には、存在感凄いけどね。


 多分、小説でコレやったら、不評を買うよなぁ……


 いや、でも、ストーリーはシンプルであった方がいい。

 人間関係やその裏にあるものは複雑でもいい、作品そのものはやっぱり、一言で説明できるレベルで単純な話がいいね。


 と、すると。


 今考えている作品も、一言で説明できる方がいい。


 ロード・オブ・ザ・リングなら「ホビットがスッゴイ指輪を山に捨てに行く話」だし、ターミネーター2なら「未来から来た2体のロボットが、未来の人間の指導者(子供)を巡って争う話」。

 ドラクエなら「勇者が仲間たちと魔王を倒して世界を救う話」だ。


 いやでも。

 先にストーリーの大枠を考えようとすると、いつも詰まるから、キャラから考えて、そのキャラがどうするかっていう事を考えた方がいいかもしれない。


 特に、今回の、私の場合は。


 主人公を、現役スパイか元スパイかで最初考えていたけど、元スパイに固定化しよう。

『元』の方が、主人公の動機付けが楽な気がするし。


 ただなぁ……


 ここに来て、また悩んでいる。


 私が思いつく物など、些末さまつでクッソつまんないモノなのではないか、と。

 自分でさえ『これはねぇわ』となるんじゃないか、またエタるんじゃないか──


 あの病気が再発だよ、全くもう。


 一度エタらせた事で自信が無くなったね。

 コンテストもないので、書き上げられないのではないかと、まだ書いてすらいないのに不安になってるよ。


 コンテストって、そういう意味では、良い縛りだったなぁ。

 自分の意思では絶対に変えられない規定と締め切りがあるから。

 社畜根性満載な私は、そういうモノを目の前にぶら下がられると、やらずにはいられなくなる。


 いや、でも、またコンテストに振り回されて、一喜一憂するのは嫌や……


 頑張ろう。

 なんとか頑張ろう。

『コレはつまんないんじゃないか病気』を抱えつつも、末端底辺らしく地面を這いずろうよ。


 うん、頑張る。


 で。

 だよ。

 前回のルーキーズチャレンジの時から、何故か上手くプロットが作れてない。

 プロットが出来たと思っても作品に出来ない。


 何故か?


 書きたいモノが思いついてないから、というのもある。

 しかし、本当にそれだけなのか?

 考えてみた。


 恐らく──


 映像で見えてないから。

 これは、絵にしたりして物理的に目に見えるようにする、という意味ではなく、私の脳内で映像として浮かんでないの。

 今までの作品は、比較的浮いてた。

 漫画読むみたいに。


 まだ、それがない。

 その段階ではないから、と言われたらそうかもしれないけど、

 そもそも、『映像で考えようとしてないから』というのがある。


 ルーキーズチャレンジの時に、兎に角ひたすら文字としてアウトプットしまくった弊害かもしれない。


 なので。

 少しやり方を変えよう。


 基本は今までと変わらないけど、思いついたモノを、映像で組み立ててみよう。

 あ、脳内でね。

 コレをエッセイとして文字に起こすのは大変かもしれないけど、

 まぁぐだぐだなのは前からだから、いいよね?


 よし。

 そうと決まれば。


 えーと……

 何から始めよう。


 ふふ。

 結局、一歩も進まず今回のエピソードも終わりやな。


 クッソ……

 なんで私はこうなんだ……



 ***

【タンデム】

 自転車やバイク等に二人乗りする事。

 本来は、直立二頭立ての馬車の事だって。

 直立二頭立てっていうのは、縦に馬を並べる事。

 飛行機でタンデムっていうと、戦闘機等で操縦席が縦に並んでるヤツの事だったり。

 例えば、スターウォーズのUウィングっていう戦闘機が、操縦者が背中合わせで座る2人乗りなんだよね。珍しかったから熱くなったね。

 ドラマが生まれないワケがない。


【殿】

 しんがり。

 軍等で後退・撤退する時に、最後尾で追っ手を撃退する役割をする人や部隊の事。

 本隊を守る為にその場に留まって、敵部隊を足止めしたり、おとりになったりする。

 そもそも、誰かを逃がす為の役割なので援軍ナシで少数精鋭。しかも、生きて戻れる事は少ない。

 ドラマが生まれないワケがない。


【鼓舞】

 こぶ。

 他人をはげましふるい立たせること。

「受験生を鼓舞する」等、等の使い方をする。

『鼓』はつづみ、和楽器で肩に置いて叩く打楽器。

 つまり、太鼓を叩いて舞を舞って応援する姿──現在の応援団の姿そのままだね。

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