20/08/26 温故知新
あー。
頭の中に「宝くじ当たりたいー」っていう妄想ばっかが占拠して、生産性のある考えが浮かばなーい。
誰か私に5000兆円くれないかなー。
無理?
じゃあ200万円でいいや。
よし。
真面目に考えよう。
と、思ったのに、中1日空いちゃった。
別に1日休んでたワケじゃなく、小説の事を考える隙間もないほど仕事が立て込んでいただけですが。
細かーい多数の作業(横入り多数含む)といくつかの大きな案件を抱えていると、それらを上手く消化する為だけに、全ての脳コストが消費されてしまい、小説に体力を割けなくなってしまう事が、2日に1回のペースで来るみたーい。
小説を書くにしても仕事にしても、効率の良い事じゃないなぁ。
どうにかせんと、何もできずに一生が終わってまう……
さて。
そんな私の人生の行き詰まりはどうでも良くって。
前回、私が考えていた「異能設定」と「魔法ドーン」の世界が相反しない、やり方によっては、という事が判明しました。
なので、その異能設定やら魔法設定やらには拘らず、「作品の流れ」や「テーマ」について考えていこうと思います。
……ただ、ここについて、最近ずーーーーーーーっとグルグル考えている事があるんですよねェ。
懐古主義ではないんですが……やっぱり「自分の好きなもの」って、パターンが古いものが多い。
人間、思春期前後に触れあって好感を持った作品は、その人の好みのベースとなって一生好きでい続ける──と、聞いた事があるように。
私が「好きなもの」って古いんだよね。
例えば、スレイヤーズとか、エヴァとか、ドラクエ(1~4)とかさ。
これをそのまま再現させたって、他人は勿論面白くないと感じるだけじゃなく、自分ですら大して面白いと感じないだろうなぁって、漠然と思ってるんですよ。
だって、14歳の時にあの作品たちに出会って受けた衝撃に、勝るものなんてあり得ないんだから。
初恋が一番強烈なのと同じですよ。
何事も「一番最初」が一番忘れられないのです。良い事も、悪い事も。
だから、「あの衝撃をもう一度」とかって渇望したって、無理なワケです。(そこ、勘違いして延々追い求める人がいるけどさ)
古いものをそのまま復活させようとしたって労力の無駄になってしまう。
でも、好きなものを全部完全に捨て去る必要もないのではないかと。
要は、温故知新で「自分が好きだったものから、新しいものを生む」努力をすればいいんだよね。
そう。
あのね。
ここずっと、頭ん中で「こういう展開」「ああいう展開」って考えていたのがさ。
ふと客観的に見た時に「古臭くてつまんねぇんじゃね?」って思ったんだよね。
……ふふっ。
書き出す前から「あれ? 自分の作品って、もしかして凄くつまらないんじゃないか」病を発症するとかって、流行先取り過ぎる気もするんだけど。取り越し苦労(※)も
そこには目を
ただ、どうしても物語の整合性を保とうとすると、勢いが消え、突拍子もない事も消え、無難な作品に着地しそうになってしまうんだよね。
出来上がって見たら、自分で思ってたより小物になってしまった、とかさ。
30コン作品で充分だよ……
うーん、でもそれって、書いてみないと分からない気がするんだよねぇ。
だってさぁ。
例えば、作品で扱っている事が「世界の滅亡」であったとしても、書き手の力量
逆に、「近所のコンビニへ行く」話だったとしても、冒険活劇にできる作家さんもいる。
そこ、今から心配しても無駄な気がするなァー。
でも……
気にせずにはいられないんだよなぁ……
どうしたもんか。
……。
……。
「気にしない」以外の解決方法がなかった……
だよね。
薄々気づいてた。
だから、
気にせず「作品」を考えるぞ!!!
以上、前置きでした。
長ッ!!!
さて。
それでは改めて、新しく書きたい「作品」について考えていきましょう!
大前提を先に決めておこうか。
これがブレると収集つかなくなるから。
① これから作る作品は、10万~16万字ぐらいで完結する事。
※シリーズとして終わってなくても、1つの話としては完結させること
② 映像化を前提として考える事
この2つは、絶対にブレさせないようにしよう、そうしよう。
そもそも、①については私は終わらない作品をダラダラ書けるタイプではないから。かといって、中途半端な長さにするより、文庫本1冊分の分量で収まるようにした方が、たぶん、きっと、都合がいい。
ほら、あわよくば、コンテストに出して不労所得欲しいしさ?
②については、「小説という形式にこだわらずに色々やりたい」という、超長期的願望の為に、ね。
ほら。上手くすれば、コミカライズ・アニメ化・映画化で不労所得が(以下略
よし。
これを前提に色々考えていってみようではないかっ!
と。した時に。
ゼロからストーリーを考えると、古臭い小物作品になりかねないから……
「温故知新」
というキーワードをもとにね。
ちょっとね。
色々考えたみたよ。
そこで思いついたのが。
「昔話や童話をモチーフにしたらどうなんだろうか?」
って事だった。
これは、夕方ぐらいに思いついた事なんだけどね。
そもそもそれが気になったのは。
ネットで「【桃太郎】の作品を別の視点で見たらやばかった」みたいな記事を読んだのを思い出したから。
この桃太郎って話さ。
桃から生まれた桃太郎が動物三匹を従えて鬼退治に行き、金銀財宝を持ち帰るってお話じゃん。
これさ。
確かにヤバイ視点があったんだよね。気づいている人は気づいてると思うけど。
そう。退治されちゃう鬼について。
鬼がどんな悪行三昧を働いたのか、絵本等の桃太郎では全然語られてないのね。
概念として「悪い鬼」を退治したってなってんの。
もしかして。
鬼は大して悪い事してねんじゃね? って話だったなぁ。
そして、鬼側視点で見るとさ、桃太郎って酷いんだよね。
「鬼が島で、鬼たちが人間とは別でひっそり生活していたら、突然刀を振り回して無差別殺鬼をしてくる人間が島に乗り込んできて、鬼は全滅させられて、集めていた家財全部ぶんどられてしまいました」
って事になるんだよね。
あんまり考えた事なかったから、この記事を読んだ時は「確かにな」って思ったよ。
近年の絵本では、さすがに理由なく「鬼だから」という理由だけで殲滅しになんて行ったら、もはや桃太郎の方が「差別主義者の略奪者」になっちゃうから、鬼の方に「退治される理由」を付与するようになったらしいけど。
どうやら、伝承そのものの方には「鬼がしでかした悪行」は明示されていないものもあるんだってー。
へー。
もともと桃太郎の話自体、好きじゃなかったけどさ。
そうか……ヤツはただの略奪者だった可能性があるのか……
そう。
そういう、ね。
「昔話の違う側面」
について、考えてみたら面白いんじゃないかなーって、思ったんでございますよ。
これは、昔話だけじゃなくて、その地方地方に伝わっている伝承でもいい。
もともと、私は「現実にある逸話等をモデルに書きたいなぁ」と思っていたし、そうやって書いた方がウケがいいんだよね。
「至高の一篇」や「夜の帳、闇の捕食者」がそうだった。
だからぁ。
私は、知ってる「昔話」や逸話等の中に、何かいいモチーフがないかどうかって、調べてみたよー。
そして見つけた。
面白い題材が。
それは。
「羽衣伝説」
これさ。
日本各地で伝承があるわりに、地域によってオチが違う。
また。
日本だけじゃなく、実は世界各国にある伝説なんだよね。
それが気に入った。
何故、同じような話が世界各国で語られているのか。
それに。
羽衣伝説が持つ「理不尽さ」も面白いなって思って。
「桃太郎」の話の中に潜んでいた理不尽さと同じでね。
ちょびっと調べただけで色々情報が出てきた。
論文とかも出てきたしね!
ウキウキしながら論文読むよ!
最近、論文の面白さに目覚めてしまった……
やっぱり「何故世界で同じタイプの話が言い継がれてきたのか」っていうのとか、その国の文化とか地域性とか地形とか時代背景とか、そういうのを交えて研究している人がいるからさ。
そういう人の論文読むの超楽しい。
だから、ちょっとこの「羽衣伝説」を調べてね、それをモチーフに使えたら面白いなぁと思いました。
と、いうワケで。
しばらく「羽衣伝説」について情報収集を行うんで、またエッセイの更新速度が遅くなるかも。
まぁ気長に待っててくださいねー。
それでは!!
***
【取り越し苦労】
とりこしぐろう。
どうなるかわからないことをあれこれ心配すること。
まだ運転免許も持ってないのに、「運転して事故ったらどうしよう」とか考えるとかね。取ってから心配しろ。
私、結構取り越し苦労する事が多くて。
心が弱いから、予想だにしていない何かにぶち当たると、簡単に精神がペショってなるんだよね。そうならない為に、事前にアレコレ発生しうる嫌な事を全部頭の中に想定しておいて、防御できるようにしておきたいタイプなんです。
……だから「無駄な作業が多い」って怒られるんだけどねェー。
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