20/08/10 憤りを感じるものと壊したいもの。

 世間は、8/8からお盆休みですって?

 長い人だと9連休ですって?


 それって、どこの世界線のお話?

 私の周りには存在しない概念なんだけど。

 え? もしかして、私だけ実は異世界にいるのかな??



 さて。

 お客様がお盆休みに入って問い合わせ量がガッツリ減って、自分の仕事に注力できる時期ですからねっ!

 普段集中できないぐらい長時間、1つの事に没頭できるよっ!

 仕事、進むね☆


 違う!

 そうじゃない!!

 そうなんだけど、そうじゃない!!!


 ここはそんな世知辛い底辺ITエンジニアの実情を垂れ流すエッセイだけど、読み手はきっとそんな事は求めてなァーい!!


 ストーリーだよストーリー。

 このエッセイは、ほぼ創作実況エッセイだよッ!!


 さて。

 前回までは「お約束ズラし」で作品を書くとして。

 じゃあどの「お約束」からズラすのかっていうのを考えようかって話をしたよね。


 そこを考えていくよー。


 私が、他人の創作物を見ていていきどおりを感じる「お約束」展開ってなんだろうか?


 前回ちらっと話しした「奴隷解放等について」とかかなぁ。

 いや、その展開はちょっと心に悪い意味でものだから、気持ちよく私が書けるとは思えない。書きたい展開でもないし。


 ちょびっと入れるぐらいならいいけど、主題には持ってこれない……


 ここでふと。

 今私がいきどおりを感じる事があった事を思い出した。


 さっきまで、ズラズラずらずら、それに対してのいきどおりを書き連ねていたけれど、やっぱ書いて公開するのやーめた。


 事例をあげて比喩で説明してもいいけれど。

 なんかそれって楽しくないし、説教クサイし、1つの事柄について色々な意見があって、書いててもまとまらないので、つまんないし分かりにくい。


 今回は珍しく、結論を先に言おう。


 ・複雑な事を単純化して全てを理解した気になってしまって、他人に押し付ける風潮が怖いし嫌

 ・表に出てきている事だけがまるで全てであるかのように考え、結論付けてしまう風潮が怖いし嫌

 ・本人の中では理論立てて結論を導いたつもりでも、本当は結論ありきでぶっとび理論を振りかざす風潮が怖いし嫌

 ・自分本位でしか物事を考える事ができず、「他人も考えて意志があり選択の権利もある」という事を、天然で理解できない人がいるのが怖いし嫌


 って感じカナー?


 これは、最近の事ではなく、むかーしむかしからある事象ではあるよね。

 頭の良い人は、人間のこの性質を利用する。

 それも、上手ーく、下心を隠して。


 正直私自身も、自分が怖いし嫌と思っている行動をとってしまっている事もあるだろう。自分の事って客観的には見れないからねー。


 だから、私は上記羅列した事をしてしまっている人たち自身に、説教したり論破したり言い聞かせたりする気はない。そんな度量もないし。褒められた人間でもないし。どっちかって言わなくても底辺寄りだし。

 そもそも、上記は人間の本質に近い為、なかなか是正するのは難しいから。


 嫌なのは。

 それを理解して、操作する側の人間。

 しかも、あまり良くない方向に。

 ジワリジワリと人を追い詰め、不自由な選択をさせて自己責任論に転嫁させる人間。

 などなど……


 これを創作物に置き換えると、

「裏で物事を操る絶対悪のボスが1人いて、全ての元凶はヤツ」

 というのが、鉄板ストーリーだろう。


 でもさぁ。


 私はそういう「1人の絶対悪」なんて、いないと思ってるんだよねー。

 だから、そういう構造のストーリーは理解しやすいけど、なんか物足りない。


 だから。


「複数の人たちの利己主義が、複雑に絡み合って最悪の結果を生んだ」

 っていうのを、書いてみたいんだよなー。

 そして、「それに振り回される、善良だけど少し短慮な人々」っていうのを書いてみたい。


 それを、主人公と味方たちが、自分たち特有の能力を発揮して、大団円ではないけれど、ベターな結果に導く、というものが書きたい。


 ……ふふ。

 ここでちょっと関係ない事柄が頭に浮かんだぞ?


 今の製造業に関わる事象が。ふふ。

 IT業界も、広い意味だと製造業に内包されるんだけどさ。ふふ。


 とある大きな1億円の事業がある。原価はだいたい5000万円ぐらいかかるものとしよう。そうすると、利益は5000万だ。

 それを、とある大企業が受注した時に──

 大企業は、利益5000万のうち半分の2500万をとり、のこり2500万がある状態、つまり7500万で中企業に下請けに出す。

 中企業は、利益2500万のうち、1500万をとり、のこり1000万がある状態、つまり6500万で、複数の小企業と個人事業主に仕事を回す。


 実作業者には、利益1000万しか残らない状態で実作業をさせるワケだ。

 ちなみに、実作業者が一番数が多いのは、労働者人口のピラミッドを見れば一目瞭然。

 ……そりゃさ、世間は不景気なままだよ。

 一番数が多いところに、一番少ないお金しか支払われていないんだから。


 っていう社会構造が頭に浮かんだぞー。

 これ、別に悪いものではないんだけど、あまり健全とは言い難い状況だっていうのは、なんとなく感じてもらえたのではないかと思う。

(※勿論、これが全てではないよ。それに、この構造の利点もあるし。


 前述した話とどう繋がるかっていう事だけど。

 これ、上位企業は下を選択する権利を持っているのね。で、下位企業はその仕事を受けるか否かの選択ができるの。

 でもこれ下位企業は不自由な選択である事が多くって、その仕事を受けないと仕事がなくなるっていう状況にもなり得る。

 だから、多少無理をしてでも仕事を請ける必要があったりするんだよねー。


 これは、企業に限った話ではない。

 上位選択権を持っている側が多大な利益を享受して、下位選択権を持っている人が瀬戸際に立たされながら、キツイ選択に迫られる、という。


 こういう構造そのものを壊すのは無理むりムリ。


 だけれども、こういう現実にある社会的構造を皮肉って、それを壊したりする話は、きっと痛快だろうねェ……


 そう、思わないかい? (※ゲスい笑み


 ま、書けるとは言ってないよ。

 あくまで希望だ。ははっ。夢ならいくらでも語れるぞ。働かずに遊んで暮らしたーい!!!


 うーん。

 壊す対象の規模を大きくすると、収集がつかなくなってしまったり、無理矢理解決までもっていこうとして、ご都合主義になりかねない。

 だから、規模をもう少し小さくして……って、どんな感じなのかなぁ。


 あと、上記を書くにあたってのポイントは『それに振り回される、善良だけど少し短慮な人々』かな。

 これ、振り回されて間違った方向等に洗脳・先導されている人たちって、悪い人はあんまり多くない。あくまで「善良」であり「少し短慮」であるだけ。

 短慮であるかどうかっていうのは、自分では気づかないしね。

 世間で、本当の意味で「悪い事をしてやろう」とか思ってる人って、実は少ないんだよね。(※愉快犯という犯罪者も勿論いるけど

 犯罪者たちにだってそれぞれに言い分がある。罪悪感に苛まれないよう自分自身で認知の歪みを引き起こして、自分の心を守っている事が多い。


 それが、主人公が越えなければならない、壁。

 でも、敵ではない。相手は善良だ。ぶん殴って黙らせるのは違うだろう。

 それをどうぶち壊すのか──見るのは楽しそうだけど、考えるのはキツそうだなぁ……


 なんとか、言いたい事が整理できたように思う。

 最初のまんまだったらとっちらかって大変な事になってたね、多分。

 まあ、読みにくいのには変わりないとは思うけど。


 ……上記を、どう「エンタメ」に昇華すればいいのだろうか……

 勧善懲悪ではなく、工夫してなんとかする、というにはどうしたらいいのだろうか……


 っていうか、敵はどんなのだよ。概要イメージしかないわ……

 しかも、それにどう「暑苦しい執事orメイド」を絡めればいいんだ。

 まったく思いつかない……


 うーん、また難しく考えすぎてしまっているのだろうか?

 単純明快な冒険活劇でも書けばいいのではなかろうか??


 誰もが疲れず、読み流しても意味が通じる、一種15秒CMみたいなもので書けばいいのではなかろうか。


 もう少し……もう少し、書きたい事の形が見えてくれば、解決されるのだろうか……


 考えよう。

 それでは、今日はここまでかな。

 そろそろ仕事しないとねー。


 それではっ!!

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