20/08/09 ストーリーってなんで思いつかないんだろうか。

 ストーリー……

 ストーリー……

 ストーリー……


 いやー。

 何も出てこないねー。

 ホント、脳みそ干からびてますねー。


 家から出ませんからね。刺激がないので仕方ないです。

 っていうか……


 猫の介護(1年)⇒犬の介護(2年)⇒コロナ禍(半年)

 で、私、3年半ぐらい、家からほぼ出ない生活してる。


 もともとガッツリインドア派なので、家に引きこもる事自体は平気な方なのだけれど、さすがにこれ長すぎて辛い……

 ホテルとかが安くなってるから、普段泊まれないような所に行きたいけど……

 難しいよね、こればっかりは。

 行きたいなー。行きたいなー。

 PCあれば仕事できるから、リゾート先でも仕事する事になるとは思うけど、

 ホラ! 昔の作家もさ! 色々な場所へ赴いてそこで執筆したりしてたんでしょ!?

 そうすればさ! もしかしたら良いアイディアが降ってくるかもいれないしっ!!


 ……まあ、降ってこないっていうのは分かってるんだけどさ。

 現実から少しでも逃避したいなって……ははっ。


 はい。

 逃げません。

 終わるまでは……


 さて。

 ストーリーですよね。


 と、いいつつ。

 途中でヤメてたファイヤーエムブレムの続きをやってました。


 だって!

 インプットも必要でしょ?!

(※長い間途中放置してたし)

 んでね。

 サイドストーリーをやったんですが。


 まぁベタベタなオチだったので、すぐに展開が読めたのですが。


 ここでふと。


 天下のファイヤーエムブレムですら、ベタベタなオチのストーリーを描くんですよね。

 ファイヤーエムブレムはキャラゲーの側面があるので、ベタベタでもOKという事か。


 なるほど理解。


 ゲームはストーリーの面白さよりも、ゲームとしての面白さの方が重要だから、そのままのギミックを小説に持ってる事は難しいけれど、コレこそが今私が求めている事なのかもしれない、と思った。


 そして。

 そのベタベタな展開について、ふと、思った。


 これはファイヤーエムブレムの展開とは違うのだけれど。


 奴隷や元犯罪者や異文化・異宗教の人間が、真っ当な生活が出来ずにコロニーの中で、普通の人からすると酷い生活を送っている、という物を目撃した時に。


 主人公たちが憤慨してコロニーを管理する人や組織を壊し、奴隷たちを解放する、という展開を、時々、見る事がある。


 主人公たちは正義感にかられての行動だし、作品によっては主人公たちが神のように扱われて感謝される、という展開に繋がる事が多いが──


 全員が全員、主人公に感謝しないだろうな、と私は見てて思う事がよくある。


 そのコロニーでしか、生きられない人もいるのが事実なのですよね。

 解放されたとして。

 拠り所がなくなったらさ。

 もっと酷い生活を強いられる未来見える……


 この流れをちゃんと見たのは、マギやアルスラーン戦記(漫画)だったかな。


 主人公たちが、奴隷たちが人未満の権利を持たずに搾取されているのを見て憤慨し、奴隷を解放しようと奮闘してみたら。

 奴隷たちに感謝されるどころか、悪人扱いされた、というヤツね。


 よりリアルに考えるなら『感謝されない』がいい。


 それをそのままやる気はないけれど……


『主人公が良かれと思ってやったら、ありがた迷惑だった』


 っていうのがね。

 ストーリーの起伏を持たせるとしたらアリだよね。


 でも、心折れそうになるなぁ……この展開。

 私が。


『努力が認められる』が好きな私は『余計な事すんなボケェ!』といわれるのが一番心にクる……


 だから、そういう題材を取り上げる時には、ちゃんと『色んな側面から見た視点』で考える必要があるんだな……


 あともう1つ。


 ベタでもわかりやすい『敵』を用意してあげること。

 これは、あくまで『主人公』の敵であって、『悪』という意味ではなく。

 クッサイほど怪しい人とか、主人公の宿敵であれば良いとは思うのだけれど。


 例えば、映画『ホビット』では、映画的な面白さを出す為に、『穢れの王・アゾク』を原作だと結構前に死ぬ設定だったのを最後まで生き残らせて、トーリンの宿敵にした。

 これによって、最後が劇的になったワケだ。


 こういうのが必要なのではないか?


 もしくは、クッサイほど怪しい人物による裏切り行為とか。

 読者が心置きなく『倒されてしまえ!』と思える人物を用意する、と。


 ※ここら辺、頭の中を整理せず言葉の形をとったものから文字にしていってるので、何が言いたいのかわかりにくくなっててゴメンなさい


 んー。

 ああ、そうか。


 例えば、色々問題はあれどなんとか機能している管理されたコロニーが、偽善者によって壊されてしまう。

 偽善者は、それが悪い事だと全く認識しない。

 コロニーが壊された事によって、目の前で子供が死んだとしても、『必要な犠牲だったんだ』とか『助けられなくてゴメン』とか、涙流して悲しむの。

 そもそも、お前が後先考えずにコロニーぶっ壊したのが悪いのに、っていう展開、とか?


 いやー。

 でも、そういうのはどうかなぁ。

 エンタメになるだろうか??


 いや、捻りを入れずに、偽善者によって管理されたヒッドイコロニーを壊して一件落着、の方が単純にみる事ができて楽なのかな……


 私の作品には『ヒキ』がない。

 クッサイほど匂わせるけど、最後まで明言せずにいき、最後の最後に事件を起こした真相を(わざわざ)告白してくれる、という展開の方がいいのか??


 うーん、難しい……


 そもそも。

 バトル前提っていうのは、どうなんだろうか? (※ゲーム脳

 私にはほのぼのキャラものストーリーは書けないっていう事なのか??


 まあ、その切ない事実には目を瞑るとして。


 やはり、私がストーリーとして「書きたい事」というのは、そういう見た聞いた情報へのアンチテーゼだったりするのかもしれない。

 それを「書ききって伝える」事が、私がストーリーを書くエネルギーなんだ。

(※伝わる、とは言ってない。


 でもォ……

 あんまり説教クサイ話は好きじゃないんだよなぁ。


 今って結構、人の社会構造や心理をエグる社会派映画がウケがいいけれど、私自身はそれを描くつもりは全然なくって。

 いや、散りばめたいなぁとは思うけど、それを全面に押し出して──っていうのは考えていない。


 だって、やっぱり私は「エンタメ」が書きたいから。


 ノンフィクションジャンルは置いておくとして、創作物はあくまで「エンタメ」であって欲しい。

 何故なら、創作だからこそ「救われる」という選択肢もとれるから。


 例えばグロい・エグイエンドの創作物があったとして。

 私はそういうのは苦手だけど(ビターエンドは好き)、例えばそういうジャンルが好きな人は、それが「エンタメ」なんだよね。

 勿論、結構賛否が出るけど、それも「好きな人が好きな作品」「刺さる人には刺さる」作品だし。


 私が書く作品も、そうであって欲しい。


 うーん。

 と、した時に。


 どういうものを書くか……

「最近はこういうのが流行っている」っていうのは、正直もう考えたくないから……


 今の私が「何を表現したいか」、か……。

 うーん。

 うーん??

 うーん……


 活劇ではあって欲しい。

 でも「冒険」はなくてもいい。心理的な冒険はあってもいいけれど。

 いや、でもそれはストーリーのギミックでしかない。


 結局は「私がストーリーで表現したいもの」……


 うーん。

 うーん。

 うーん……


 私は最近、何にいきどおりを感じた?


 些末さまついきどおりは常に逐次感じているけれど、入ってくる情報量が多すぎて怒りの熱量が分散されて、一つの事についてずっと怒ってるってないんだよなぁ。

 そんなエネルギーもあんまないし。


 うーん……

 刹那的で長期的視点を持たない意見を持つ人たちには常に一定のいきどおりを感じているけれど、それはサバコン作品で書いたしィー。

「お約束の流れ」「お決まりの展開」に必ずなるワケじゃねぇだろ、自分の意志がそこにあるんならな、というものは30コン作品で書いた。


 いや、満足していないなら、繰り返しそのテーマで書いたらいいんだよなぁ。

 だとしたら、『「お約束の流れ」「お決まりの展開」に必ずなるワケじゃねぇだろ、自分の意志がそこにあるんならな』が、いいかなぁ。


『刹那的で長期的視点を持たない~』の方は、多分読んでても伝わりにくいし。

 読者としても「お? そうくる?」って感じてくれるのは、きっと後者の筈。


 としたら。


 この、「お約束ズラし」で考えてみるのが良いのかもしれない。


 ……今使った「お約束ズラし」は、今考えた言葉ね。


「お約束の流れ」を、ほんの少しだけズラすの。

 A⇒Bへ行くのが典型的な展開だとしたら、A⇒B'にする、って感じ。

 A⇒Cのように外し過ぎず、あくまで「ズラしてる」っていうのがポイント。


 例えば30コン作品だと

「物凄い異能の力を不意に手に入れてしまった」けれど、「主人公は使いこなせない」とか。

「味方っぽい秘密集団に保護される」けれど、「主人公はそこから離反する」とかね。


 いや、お約束展開の方が、安心してエンタメに没頭できるという利点もある。

 読み手が先の展開を、良い意味で「期待する」事ができるから。


 それ、下手をすると読み手が期待した展開にならない為、消化不良を起こす可能性がある。


 私も、勿論「水戸黄門的展開」は好き。ここぞって時にかっこよく誰かが現れたりすると「ハイ待ってましたァ!!」ってなる。気持ちがいい。


 だから……常に「お約束ズラし」をするのではなく、必要な部分はお約束な展開にして、そうじゃない部分は「ズラす」というバランスが必要なのかもしれない。


 と。した時に。


 どんな種類の「お約束」からズラしをしたらいんだろうか?

 そこについて、次は考えてみましょうかね。


 あ! 4000文字に届きそう!!


 今回はここまでね!

 以上っ!!!

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