2/4 萌えの深淵を覗く

 この言葉、ちょっと気に入った。


『萌えの深淵を覗く時、またお前も萌えの深淵から覗かれているのだ』

 ニーチェ風に。

 意味不明だねっ!


 さて。

 先日散々暑苦しく自分の好きなものを叫んでみましたが。


 叫んで作品が形になったら苦労はない。


 しかも、形にできる程の情報も揃ってない。

 先日でた情報を要約すると

 ・異能&肉弾戦のギリギリの攻防バトルものが好き

 ・ジレジレ恋愛ものはNG

 ・ハッピーエンドだけど大団円ではないものがいい

 ・簡単には超えられない壁のある関係性が好き


 ……少なっ。

 こんな少ない情報を4000文字近くも叫んでたんか。

 なんだかなぁ……

 こんなんじゃ作品の陰にすらならねぇよっ!!

 ハイすみませんっ!!


 ええと。

 このままだと作品が形にならないので、もっと作品を成形する上で必要な萌えを掘り出そうかー。


 ええとね。

 先日も言ったけど、凸凹コンビが仲良く喧嘩しながらっていうの、好きなんだよね。

 まるで子供の喧嘩みたいに

「ばーか!」

『馬鹿って言った方が馬鹿なんですー!』

「そういうお前の方がよりバーカ!!」

『そうやって同じ事しか言えないのが馬鹿の証拠ですー!』

 みたいな、しょーもない口喧嘩を繰り広げながらも、なんだかんだ仲良いっていうのがイイね☆

 スターウォーズのR2D2とC3POが好きなのは、お喋り好きで解説好きの臆病なC3POと、冒険大好きで行動的だけど体の仕組み的に制限があって人間の言葉は喋れないR2D2のやり取りがね。いいんだ。

 しかもさ、R2D2の言ってる事は人間語じゃないから見てる側は理解できないんだけど、ちゃんとC3POは理解してて言い合いしてるっていうのがいい。

 あと、ロボットだから(←ここ多分重要。

 この「片方は喋れないけど相方には通じている」っていうやり取り、『至高の一遍』でカタリくんとトリがやってるよ。マネしてみた☆


 こういうのも入れられたらいいなぁ。

 関係性や性格は置いておくとして、凸凹コンビっていうのがいい。

「サバコンと私」の方でもちょびっと書いたけど、「ナイトライダー」の主人公とKITTも好きなんだ。KITT、車だけどね。


 あとはー……

 色々書いてて感じたのは、愛情がおかしな方向にいくキャラは書いてて楽しかった。

 30コン作品だと、紫苑さんとルリさん。紫苑さんはまぁ表現されてた通りなんだけど、ルリさんは「好きな人ほど虐めたい」というタイプなんです、実は。

「百年の恋」の勇者は、紫苑さんと同じタイプ(※むしろ、紫苑さんが勇者を参考にして書いたキャラ)

「砂時計」の黒スーツは、自分を愛して欲しくて、自分と相手を無限ループに閉じ込めた人(※いつか愛されると信じてるから、黒スーツはこれが無限ループになっている事に気づいてない

「一番になれないのなら。」の少女は、ハーレムで自分を見てもらう為に他のハーレムの女の子全員とあげく相手の男の子も殺しちゃったし。

「数多の誰かの物語」の「風の歌」章に出てきた闘技場のオーナーは、歌姫が好き過ぎて──だし。

「例え私が──ても」の四葉は可愛さ余って憎さ百倍。李子の事が好きだったから、結果ああいう行動に出た。


 ……結構な頻度で出てくんなぁ。

 愛憎劇好きなのかな。


 愛情がおかしな方向にっていうのは、私にもあるかも。

 私は、以前お仕えしていた人嫌いニャンコお嬢への愛が歪み過ぎたのか。お嬢が居なくなった後何か物足りなくて、フクロウカフェに行った時「噛むから気を付けて!」というフクロウに率先して噛まれに行ったぐらい。(お嬢の方が手加減下手で痛かった)

 うん。歪んでる。

 猫は人慣れしていない方が可愛いとすら思っている。うん。歪んd(略


 健全な関係は興味ないのか自分……


 まぁ、健全な関係は現実生活には喉から手が出る程欲しいけど、創作の世界ではどっかしらおかしい方が面白いしねっ!!


 こういうキャラもやっぱり出したいなー。


 ***


 ここまで書いて、5日間放置してました。

 すみません……


 理由が2つあります。


 ① 地獄のド年度末修羅場祭りが開始されたから

 ② スランプ♡


 ①はね。

 まぁいつも通りなワケですよ。毎年の風物詩みたいなもんです。


 ②がね。

 ドツボにハマってさぁ大変。


 全ッッッッ然、何にも、思いつかなくなっちゃったんですよ。

 びっくりするぐらい真っ白です。


 何が面白いのか、何が書きたいのかも、全然浮かびませんよもう。

 はー、さっぱりさっぱり。


 もうね、今まで自分が小説創作の何処に価値を見出しているのかすら分からないぐらい、なーーーーーーーんにも書けないのですよ。

 びっくりするぐらい何にも浮かびません。


 たすけてー。

 枯れたよー。

 脳味噌枯れたよー。

 どうしようー。


 どうやって小説って書いてたっけ……?

 あれ?

 私何が楽しくて小説書いてたんだっけ……?


 あ……もしや、これが『萌えの深淵』に覗かれている状態……?

 怖ッ!

 萌えの深淵怖ッ!!

 もう萌えの深淵覗かない……


 と、いうワケで。

 しばらくまた低浮上になるかもしれません。

 なんせ、エッセイに書ける事が何も浮かばないのですから。


 久しぶりの更新なのに、全然進まなくて申し訳ない。

 取りあえず、この地獄のド年度末修羅場祭りが終わるのを待ちますわ……


 それでは。

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