底辺ITエンジニアの底辺人生のアレとコレとソレ

1/27 好まれるキャラについてを考察する。

　須──監視（保護）者Ｓ様から、前回・前々回のエピソードに面白いコメントをいただいた。

　詳しくは応援コメントを参照してもらいたいところだけれど、

　要は

『読者が好きになるキャラとは？』

　って感じ。

　須──監視（保護）者Ｓ様からは「共感」ではないかというコメントをいただいた。

　ちなみに、私は現在Twitterをやっているのだけど（ほとんど見てるだけ）、そこで『こぴーらいたー＠風倉』さん（https://kakuyomu.jp/users/sram ）さんが他のTwitterユーザーからの「好かれるキャラとは」について書かれていたので、そこからもアイデアをパク──借りていますわ。

　最初に、恐らく揺るぎようもない事を言っちゃいますが。

　男性と女性では、好む異性キャラのタイプが全然違います。

　これはそもそも論、脳みその作りが違うからどうしようもない事なんですけど。

　なので、全部が全部万人から好かれるキャラだらけっていうのは無理って事で！！　諦めましょうハイ！！！

（※ここで異性に対しての性的嗜好を多数派をメインとして書いてるよ。少数派もいる事は勿論理解しているけど、それを入れると話がややこしくなるから、簡単にする為に多数派に寄せてるよ）

　主に同性については『等身大で読者に近い』方が共感を呼ぶ為、好かれやすい傾向にあるようです。これは性別とかあんま関係ないようです。

　では異性はどうなるか。

　これが結構面白いなって思いました。

　読者は異性のキャラに対していは『理想の異性像』を求めます。

　男性読者の場合女の子のキャラなら男に都合の良い、女性読者の場合男の子キャラなら女に都合の良い、そういったキャラの方が好まれるようです。

　ま、当たり前か。

　こぴーらいたー＠風倉さんがTwitterで言っていたのは、女性作者が書く男性キャラが男性読者に好まれない理由みたいな事でしたが。

　要約すると

『男は性欲が基本で動く為、女性作家が書く性欲臭がしないのに独占欲を発揮する男性キャラが気持ち悪く感じる』

　との事でした。

　なるほど。これは面白い。

　つまり、逆に

『女性は独占欲が基本で動く為、男性作家が書く独占欲臭がしないのに性欲を発揮する女性キャラが気持ち悪く感じる』

　って事になりませんかね？？

（※ここで述べてるのは平坦化した意見なので、マイクロレベルで話をしたら勿論そんな単純な話じゃないって事は勿論理解してるよ）

　ほら、よくさ。

「やめて！　私の為に争わないで！！」っていう古典少女漫画にありそうなシチュとかさ。これ登場男性キャラが各自独占欲を発揮して、主人公の女の子を取り合って争う、っていうさ。「ホントにそんな状況あるのかよ」っていうのがさ。典型だと思うんだよね。しかも、それが起こる事を半ば期待している風があるっていうか。それが見たい、的な。

　逆に。

　ハーレムものでは女性同士の争いって起こらないよね。登場人物たちは独占欲皆無なの。だから争わない。そして、男性自身がそんな争いは（面倒臭くて）見たくないから、勿論発生しない。

　これは生殖行動の違いにより仕方ない話なんだよね。

　相容れないの。だって脳味噌も身体の構造も違うんだもん。

　男性はできるだけ自分の遺伝子を沢山残したい。だから、託された女の子たちが独占欲を発揮して殺し合われた困るんだよ。全員仲良く生んで場合によっては協力して子育てしてって欲しいところだよね。

　女性は生涯で子供を産める回数が限られているから、できるだけ強い男性を求めるのね。場合によっては極論殺し合って一番を決めて欲しいものなのではないかと。

（まぁ本当は殺して欲しくはないだろうけど）

　不思議だねぇ。

　ここで気づいたけど、男女ともに「独占欲」はあるんだ。でも、発揮する対象が違う。

　男性は、女性全員に対して「全員独占したい」

　女性は、男性全員に対して「自分を独占して欲しい」

　へー。

　面白い。

　でも、だからといって「リアリティがあるキャラしか書くべきではない！」とはならないよね。だってドキュメンタリー書くわけじゃないんだし。

　確かに、登場するキャラ全員が全員そうだったら、確かにちょっとどうなんだろうとは思うけど、ある程度は構わないと思うんだ。

　だって、想像上の人物なんだし。

　理想を体現したキャラでいいと思う。

　同性であれば『共感』

　異性であれば『理想』

　ここに集約するのかなぁ。

　例えば、私が書いた30コン作品（※2020年1月現在非公開）の主人公は、等身大な30代女性であり自立していた為、女性（と思われる）読者からの反応はすこぶる良かったです。カッコイイという天にも昇るお言葉までいただけました。

　でも逆に、（精神的に）強すぎて可愛げがないので男性（と思われる）読者からの反応はイマイチでしたね。

　まぁ仕方ない。だって私が「精神的に強い女性」が好きだから！　強い女大好きっ！！

　男性ウケが良かったのが、『31cmの贈り物』の主人公・リョーマ、そして『伝説の勇者』の勇者でしたね。

　どっちも私が書きやすいヘタレ男子。（ちょっとタイプは違うけど）

『31cmの贈り物』のリョーマは、ヘタレだけど目標の為に逆境にも（負けそうになりつつも）負けずに頑張るタイプ。

『伝説の勇者』の勇者は、弱いけど未来の人類の為に自己犠牲を厭わないタイプ。

　どっちも『目標の為に猪突猛進』タイプでした。

　これも私が好きなタイプですね！　特にリョーマは書いてて超楽しかった。

　例外も勿論あるけどね！

　私の作品で男女共に抜群の人気を誇ったのは『例え私が──ても』の、胡桃（クルミ）京子（キョウコ）サイバーＢＢＡでした。

　あの婆様を一言で表すなら「カッコいいババア」です。

　フィジカルは弱いですが、いざという時に頼りになるババアですよ。

　あの作品の最後の最後を救ったのは婆様の機転でしたしね。

　そこに痺れる憧（略

　私自身がカッコいい老人が好きなので、カッコよさに全振りしたのが伝わったようです。

　彼女の場合は、好かれた理由が共感ではなかったですね。

「カッコよさ」

　でした。

　ぶっちゃけ、彼女自身に「リアリティ」はあまりありません。

　いないよ、こんなカッコいい老女。いたらマジ惚れるわ。

　極論、彼女も都合の良いキャラでしたけどね。「いざという時にその能力を発揮できる」都合の良いキャラ。ただし、その能力発揮時には「カッコいい！！」ってなるような演出を頑張りましたけどねっ！　だって好きだからっ！！

　他のキャラで他の人に褒められたのって……『至高の一遍』のバーグさんですかね。

　あとは30コン作品のルリさんでした。

　二人とも同じタイプのキャラなんですけど、バーグさんは男性に人気、ルリさんは女性に人気でした。

　これも可愛げかなぁ。なんせルリさんは鋼鉄の精神力の持ち主だし。主人公みたいに揺らがないんだよね、彼女は。確固たる自分を持ってて隙がない。

　バーグさんは短編のキャラなのであんまり深堀されていないけど、何より彼女は欠点の方が顕著でした。『ザ・人の話を聞かない』。空気を読まず「今その話する！？」っていう時に長々話すし、なのに「なんでソレを早く言わないの！？」っていう事もある感じで。

　どっちも書いていて滅茶苦茶楽しかった……

　これは……「共感」でも「カッコよさ」でもないね。

　いうなれば「空気を読まない鋼鉄の心」の持ち主だったってとこかな。

　この場合は「その態度が気持ちがイイぐらい羨ましい」になるのかな？

　ほら、日本人は特に人に気を遣う事が多いじゃん？　でも、２人は「気を遣う」なんて事はしないんだよね（※実はちゃんと相手を見て遊んでるんだけど）

　だから、見てて面白い・気持ちが良いのかもしれない。

「爽快感を与えてくれる人」なのかな。「カッコよさ」に近いけど、少し違う？　同じ系統ってだけで。

　例えば。

　ワンピースのルフィは『猪突猛進型であり空気を読めないがその態度が逆に潔くて気持ちがイイ』タイプかな。ああ、ドラゴンボールの悟空もこのタイプだね。（※ちなみに私はこういうタイプの主人公は苦手）

　彼らは『強い』のは勿論のこと、上記の属性を持っているから好かれているのではないかと思われる。予想。だって私は苦手だから……

　ええと？

　ここまでだと「好かれるキャラ」のタイプは

「共感できる」

「カッコいい」

「潔くて気持ちがイイ」

　と、この３つか。

　須──監視（保護）者Ｓさんからは「共感にはどんなパターンがある？」と聞かれましたが……

　どうしよう。共感のパターンを掘り下げるか、他の好かれるタイプを探すか……

　まずは「共感のパターン」から掘り下げます？？

　ええと。

　共感のパターンね。須──監視（保護）者Ｓさんへのコメントにはなんて返したっけ？？　ええと……

　・読者と同じ悩みを持っている事

　・自分でも達成できるかもしれないけれど、なかなかできない「努力」ができる事

　・逆境に負けない心意気

　の３つでした。

　この３つが、読者に共感を得るのではないかと思ったんです。

　というか、私がこの３パターンに共感できるんです。

　他……他に共感できる部分てなんだろな？？

　ここで皆様にお伺いしたい。

　自分が共感できるパターンって、上記以外で何かありますか？？

　自分ならどんな「共感できるキャラ」を書きますか？（書いてますか？）

　教えて欲しいなぁー！！！

　あ！　ついでに「自分はこういうキャラが好き」も教えてくれると嬉しい！！

　今日はここまででいかがか！

　続きはまた次回ね！！

　それでは！