1/21 新しい物語のキャラを考えようぜ☆

 さて。

 先日『取られたモノを取り返しに行く話』としてストーリーの概要が決定しました。


 ストーリーの筋はこれぐらいシンプルな方がいい。じゃないとすぐブレちゃうから。


 さて。

 問題はキャラです。

 創作で一番大切なのはキャラです。

 もう、これしかないと言っても過言ではありません。

 二次元創作に耐え得る作品とは、そもそもそういったモノだし。

 例外としては、ポケモン。

 アレは世界観が有能なので、同じ世界観で色んな主人公が話を展開出来るっていうヤツだから。


 出来れば、素敵キャラ&有能世界観を目指したいところだけど、絞りカスみたいな私の脳みそでは正直そこまで考えるのは無理!!


 だから。

 まずはキャラ。


 私は『俺TUEEE』はあんまり好きくないので、能力に制限や限界のあるキャラがいいな。


 あ、タカナシさんの【トラックドライバー 異世界へ行く】のイスズさんは例外ね。

 彼は『俺TUEEE』なんだけど、彼は好き。彼は仲間の力を信じてプライドを守ってあげます。なんでもかんでも自分が出張って──っていう事はないの。そして、道交法や法律を遵守する良い大人。……まぁ、相手が女の子でも鉄拳制裁はするけどね。ブレない考えのもと、忠告してるから……いいのかな。


 話が逸れた!

 キャラね。私が書く作品のね。


 うーん……

 私は比較的『人の弱さ』を考えるのが好きなのね。私自身が貧弱なので。

 でも、ブレない強さを持つ人も好き。

 ブレない強さを持つのは私の作品内だと、『例え私が──ても』の京子キョウコ婆さん、30コン作品の朱鷺トキ支局長。

 基本、妙齢の女性。

 年齢が高いのは『経験によってその強さを身につけた人』であって欲しいから。


 これは完全に、『うしおととら』『からくりサーカス』の藤田日出郎さんの作品の影響。

 あの方の作品には、カッコイイ老人が出てくるんだよね。他にも『昔凄腕だった局長』とかの存在がある海外映画・ドラマとかも影響されてる。NCIS:LAのヘティとか。

 映画の『RED』とか、設定メチャクチャ好き!!

 作中出てくる、元MI6のヴィクトリアとか、メチャクチャカッコいいんだよー!!

 惚れる!!!


 ……うん。

 でも、何でもかんでもカッコいい婆さん出したら『またかよ』って言われそうだな……

 便利キャラ過ぎるし、ちょっと他のキャラを考えよう。


 難しいけど、三つ巴の関係っていいよね。

 三すくみは設定として考えるとして。

 主人公A、敵B、別の敵C。

 基本、主人公は『日本からイギリスにアイテムを取り戻しに』出かけているワケだから、味方はいないか少ない。

 なのでそうした時に、例えば敵Cと共闘してBをなんとかするけど、Cとの確執も勿論残っててそこがラストのオチ、的な??

 最初から敵Cと仲が良いのではなく、仕方なしにAは協力する。苦肉の策であり理不尽を感じつつもっていうのがいいよね。そういう複雑さは欲しいところ。

 その為には『そうせざるを得ない』状況が必要で──


 って!

 違うよ!!


 キャラからまず考えるのではなかったでしたっけ?!


 危ないあぶない。

 早速逸れるところだった……

 正直、キャラから考えるって苦手なんだよなー。


 だって、私が考えられるキャラなんてたかが知れてるよー。種類少ないよー。カッコいい婆様かヘタレ男子か強い女子かヤンデレ男子か毒舌女子ぐらいだよー。


 種類少なッ!!


 ああ、でも。

 勿論主人公とかを好きになって貰えるほどの魅力があるに越した事はないけど、問題はヘイトキャラだよね。

 マジこいつムカつく! っていうヤツをコテンパン(※)にしたいよね!!


 主人公のにっくき敵、みたいな、ね。

 ……ん?

 三つ巴でって言ってんだから、それ、難しくない??

 なんかさっきからブレにブレまくってるよー……


 ホントキャラ作るの苦手だ……


 うーん。

 うーん。

 うーん……

 いや、むしろもう少し設定を考えてから、それに合わせてカッコいいキャラを考えた方がいいのか??


『こんなキャラを書きたい!』という欲求がない限り、キャラから考えるのは無謀なのだろうか?


 ……他の人はどうしてるんだろう。

 アレかな。

 大筋ストーリーは決まったのだから、適当なキャラを配置してストーリーを転がすついでにキャラを深掘りしていけばいいのかな??

 うーん……

 ワカラナイ……


 前回どうしてたっけ?


 あ、前回は要項と編集部の傾向から『30代女子』にしたんだ。で、そこに主人公っぽい(ツッコミ)能力を付与したんだった。

 設定の事言われても「いやそもそもソレ何よ」と出来るよう。


 他は?

 どうだっけ??


(エッセイ見直し)


 なるほど。

 まずは要項と編集部向けに主人公を雑に決めて、そこから女性が好みそうな展開と自分が書ける・書きたい展開を混ぜて、そこで必要となる人物を生んでいったんだ。


 んー。

 なるほど。

 考えやすい展開だった(※考えてる当時は死ぬ程脳味噌絞ってるけど)


 システムの要件定義と似た思考展開だから出来たんだなぁ。

 まず、絶対譲れない要項があって、あとはそのユーザーさんの環境を調査し、無意識を含む要望を探し出して、それに合わせて作っていくの。


 そうだった……

 だから私は『自分の好きにどうぞ』が苦手だったんだ。


『自分は何がしたいの?』

 こう質問されると、答えに詰まるタイプだ。


 自分がない、と言われそうだが違うのです。


 自分に突破力がない事を身に染みて理解しているしそのエネルギーがないので、状況に合わせてそつなくこなすのが処世術だから。

 ……周りから浮きまくってて痛い目を散々見たから、自分の欲望や欲求を前に出さず、右ならえをする事で生き延びきてきたからだろうな。


 欲望を前に出すのが苦手なのかな……いや、口にするのが苦手なだけで、欲求はあるよ。……あるよね? あると思うんだけどなぁ。


 そうか。


 これはチャンスやで。


 今回は制限がないのだから、私の好きに作っていいのだ。

 だから。

 自分がどんな話が好きなのかを、深掘りしてみればいいのではないか?

 そして、それを形にするのだ。


 よし、そうしよう。


 そうしよう。

 そうしよう……

 そう……しよう……?


 ジブンノスキナモノガデテコナイヨ……


 ああ、そうだよ。

 自分に制限を無意識にかけていた。


『30コンと同じようなキャラを出してしまったら、二番煎じだし読み手がまたかよって思っちゃうからダメだ』って。


 いいじゃない!!

 別に!

 自分の為の物語を書こうよ!

 自分が読みたい展開を書こうよ!!

 カッコいい婆さん好きなんでしょ?!

 なら書けばいいじゃないか!

 空気読まない毒舌女子が好きなんでしょ?!

 なら書けばいいじゃない!!


 そうだよね!

 書いていいんだよね?!

 誰も『ダメ』なんて言ってないじゃない!!!


 よし、そうしよう。


 ええと

 ええと。

 書きたいのは何かを取り戻す話だったよね。

 スチームパンクスチームパンク言ってるんだから、舞台はソレで考えてみよ!

 スチームパンクっつったらやっぱりロンドンだよね!!(※偏見

 あー。ロンドン行ってみたい……この目で街を見てみたい……街を見るためだけにロンドン行きたい(※パスポート持ってない


 日本からロンドンへ、取られたものを持ち返しにいくの。

 30コン作品の設定を流用して、異能団体に所属する一人として──いや? むしろ、所属しないフリーでもいいかも。

 前回の話では味方だった異能集団・源和げんわ協会を、ライバル、もしくは敵団体として描くと面白いかも。

 あの団体も別に真っ白純白な団体ってワケじゃないからね。

 もしかしたら、あの団体は昔は聖皇せいこう学会(30コンでは敵対勢力)と一つで、第二次世界大戦前は国営だったとか。第二次世界大戦後に民間になった、的な。国鉄とか専売公社みたいな、さ。

 いや、折角ロンドンが舞台なら、敵や周りは別の国の団体がいいな。


 そうだなー……


 まず、その方向で考えてみよう。

 私が出来る方法で。


 では、今日はこのぐらいで勘弁してやろう! (してください)


 それでは!!



 ***

【コテンパン】

 コテンパンにする、とかいう使い方する。

 もはや死語か??

 ボッコボコにする事。物理以外にも、心をバッキバキにへし折ったりする事にも使うかな。

 完膚なきまでに叩き潰す事。

 語源を調べたんだけど、出てこなかった。

 こんな事もあるのか……

 むしろ、誰か知ってたら教えておくれ。ググってもコレといったものが出てこなかった。

 いつから使われて始めたのかすら分からない。

 本当に珍しい。大概はネットでそれらしい語源とかが出てくるんだけどなぁ……

 不思議な言葉だ。

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