11/30 作品の期待値と裏切り

 どうも。


 カクヨムコン5が始まりしたね。

 結局私は間に合ってないワケですけれども。


 まぁ、見えてた結果なので、いーまーさーらー。

 諦めも肝心だよっ☆


 ※ほら、応募期間中に滑り込めば、それはそれでちゃんと『参加した』って事になるしね? ね?? ね???



 さて。

 今日は作品の『期待値』について、考えさせられたので、それについて思う事を書こうかなって。


 なんでそんな事を書こうかと思ったかってーと。


 ……ドラクエのね、映画がね、気になったからさ……検索してみたの。評判を。せめて、どっちと結婚したのか知りたくて。


 そしたら……




 数日引きずる程のショックを受けました。


 悪い意味でね。


 ※これから観る人は、決して検索しちゃダメ。予測の所にもネタバレが出てくるレベルなので、観に行くなら絶対検索NG。これ、フリじゃなくてマジ。


 ドラクエ映画を低評価している人と同じ理由でショックを受けた。

 本当に、数日布団に包まって悶々とするほどショックを受けた。


 見てないのにね。

 文章で読んだだけでこのショックの受け方だったので、実際に見たら私廃人になってたかも。ある意味見なくて正解だった。


 ※本来、評価とはその作品を実際に見た人だけがして良いものなのだけれど……

 今回は、映画の内容について触れるのではなく、そこから気付いた事を書くので勘弁して欲しい。


 やっと復活した時に。

 ふと疑問になりました。


 ドラクエ映画、絶賛する人もいるワケです。

 私と、何が違うのか。


 高評価をつけている人と、低評価をつけてる人、両方の感想を読んで、理由を考えてみた。


 その結果が分かった。


 理由は

『観客の期待値』


 高評価をつけた人が映画に期待していた事と、

 私が映画に期待していた事が、

 違うのだ。


 だから、評価が真っ二つになってる。


 低評価をつけた人たちや私は、あの映画に期待していた事がある。

 そして、

 それを見事に、超絶嫌な方向に、裏切られたのだ。


 だから、『映画を見た記憶を消したい』と願う程ショックを受けて、低評価をつけるに至ったんだ。


 前にもTwitterで、

『途中まで大好きで応援していた作品が、ある急激な転換をしてしまい、クソつまんなくなった。それを作者に伝えて変えて欲しいとお願いしたいが、どこですべきなのか?』

 という意見を読んだ。


 私はその時は『いや、そんなん一読者がそんな事言う必要すらなくねぇか?』と思ったのだが……


 今回やっと、そのTwitterの意見の気持ちが分かった。


 ユーザーが作品を見る時は、その作品に色んな期待を込めて見る事になる。


 ザマァ展開、復讐劇、溺愛、俺TUEE、色んな期待値がある。


 作り手は、ユーザーの期待値をガンガン上げて呼び込み、そしてそうやって上げた期待値は、期待通りに応える必要がある。


 例えば

『これはザマァ展開です!』

 という事を匂わせておきながら、

 最後の最後に、敵が何の不幸な目にも遭わずに大団円の幸せエンドを迎えたら──

『ふざけんなボケェ!』

 となるよね?


『俺TUEEです』

 と謳われていたのに、

 敵にボッコボコにされたまま主人公が死んで、仲間が『復讐してやる』と意気込んだ所で終わったら、『は?』ってなるよね?


 そういう事だ。


 読んでもらう為には『ユーザーの期待値を上げる事』

 そして、良い評価をもらう為には『その期待に応えて上げる事』がとても重要なのだ。


 どっちが欠けても良くない。

 ただし、後者が欠けた場合は、途中どんな素晴らしい作品でも、ボッコボコにぶっ叩かれる事になる。


 映画のドラクエのようにね。

 ※CGのクオリティや音楽、役者さんも素晴らしいそうですよ。


 私は、

『自分には読む前と序盤でユーザーの期待値を上げる』というスキルが足りない、

 そう思ってた。

 勿論、それは正解。

 でも

 全部ではない。


 私は、読み手の期待に応える事も、良い意味で裏切る事も出来てないのだ。


 だから、素晴らしい作品が書けない。


 私は『どんでん返し』が好きだ。

 そういう仕組みを入れてる作品も多い。

 しかし

 それは諸刃の刃。

 失敗すれば、人格否定される程批判される事になる。


 ポイントは『煽った期待に応えつつ、良い方向で思いもよらない裏切り方をする』だ。


 概念を言葉にするのは簡単だけど、作品でコレを表現するって無茶苦茶難しいね……


 でも。

 折角時間を使って私の作品を読んで下さった方々に、

 私と同じ思いはさせたくない……

 させたくないんだよ……


 特に、小説は『読んでくれた時間コスト』が他の娯楽作品より長い。

 消費された時間コストはどれだけ金を積んでも取り戻せない。

 だから、裏切られると物凄く憤りを感じるのだ。


 なので。

 私自身も肝に銘じる事とする。


 期待を煽ったら、その期待に応えなければならない。


 よし。

 その通りに頑張ろう!!!


 ……そのうち、ね。



 早くしないとカクヨムコン5が終わってまう……

 早く考えないとな……


 ヤバイやばい。

  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る