第二十六のん♪~遂に高校生活最後の長期休み、冬休みの始まり。今回もお泊まり会、そしてクリスマス会を開催。その前に重大な事実がまたしても発覚!?一体どんな事実なのだろう?~(前編)
桜「皆さんこんにちは!遂に始まったのんくら♪第二十六のん♪ですが、いよいよ高校生活最後の冬休みに突入しました!考えてみればあの衝撃的なあたしたちの出逢いから早3年近くか過ぎようとしています・・・感慨深いものがあるよね・・・」
ひより「実際は連載始まってから2年・・・うぐっ!!」
桜「ひよ子~?余計な事は言わなく良いぞ~?後で裏に来い~?」
ひより「うごごごご・・・ごめん・・・なさい・・・ホンモノのヤンキーさんになっちゃってるよぅ~!怖いよぅ~!!」
桜「誰がヤンキーだ!こんな可憐でキュートなあたしを捕まえておいてぇ~!!!ウリウリウリィィィ~♪」
ひより「痛い・・・痛いからぁぁぁ!!」
照子「あらあら、前回の一件以来桜ちゃんがひよちゃんをとてつもなく可愛がっているわね♪」
詩音「仲良き事は美しきかな・・・まさにその言葉に相応しい状況じゃないか!うむ・・・良き事なり・・・」
桜「だっ!!誰がそんな・・・こいつはいつも余計な事ばかり言うからあたしがお説教しているだけなんだよ!!
ひより「でも、今までみたいな痛いだけのツッコミじゃないよね!痛い後はさり気なくナデ・・・んぐぐぐぐ!!!!!」
桜「おいぃぃぃ~?余計な事は一切言うなって何回言えば分かるんだぁぁぁ~?」
ひより「いだだだだ・・・ごめんなさい・・・もう言いません・・・言いませんからぁぁぁ・・・許してぇぇぇ~!!!」
照子「あらあら♪」
詩音「さぁ、きょうののんくら♪は冬休みと言う事で、いよいよ受験間近となり、あまり遊ぶ事は出来ないけれど、少しだけ・・・そう、その少しだけの部分を皆さまにお届けしたいと思います」
照子「とは言いつつも今回も前半と後半に分かれているので更に凝縮した形でお届け出来ると良いわね」
桜「勿論、後輩ちゃんや、夏休みの時のメンバー総出演でお届け♪」
ひより「秋の一件以来私の食事制限は依然続いているんだけど・・・」
照子「どう?少しずつ慣れて来た感じかしら?」
ひより「うん!おかげさまでようやく人並みの量でもお腹いっぱいになって来たかな・・・」
詩音「頑張っている様だからきっとこの調子を維持出来れば大学を卒業する頃には問題なく海外へ出向く事が出来るだろう」
ひより「私頑張るよ!」
桜「後、本を読み漁るのも少し抑えた方が良いんじゃないのか?」
ひより「それは出来ないよ!これからも沢山の本を読んで頑張るから!!」
照子「凄く燃えているわね!私も頑張らないといけない!!」
桜「でもさ?ここの作者って本全く読まないで育ったみたいだぜ?だからこんなバカなんだよ、きっと・・・」
ひより「本当なの!?・・・そんな・・・作者がバカの理由の一つってそこだったんだ・・・私、ショックかも・・・」
桜「バカって言うかさ、モノ知らなさすぎじゃね?だから書く作品すら人気出ないし中途半端なんだよな・・・おまけに顔も中途半端だし、人生も中途半端・・・そりゃそんな中途半端な人間が作り出した作品なんて中途半端になるよな・・・」
ひより「アレも中途半端って話だし、頭の中も中途半端みたいだし!もっとちゃんとして欲しいよね!!のんくら♪も中途半端な作者じゃなかったら大学編とか続いていたかも知れないし・・・」
詩音「おぃおぃ、いくら何でも言い過ぎなのでは?流石の作者殿も中途半端ではあるもののあまりにも中途半端とばかり言われてしまえば滅入ってしまうのでは?中途半端な人間ほど中途半端と言われてショックを受けるリスクが高い!中途半端には中途半端なりの考え方もあるのだろう。だからせめて中途半端であったとしても優しく、温かく見守る必要性があるだろう・・・」
照子「あの・・・そう言う詩音ちゃんの方が口に出しちゃっているわよ?・・・」
作者「・・・・・・・・・」
桜「あっ、作者だ!ホントだ、ショック受けて顔色真っ青だ・・・」
ひより「えぇっと・・・アレだよね!?中途半端でも活躍している人は世の中に沢山いるし・・・だからそんなに落ち込まなくても良いと思うよ?・・・ね?皆?」
照子「あらあら・・・しぼんじゃったわ?大丈夫?あまり気にしないで?こうやってのんくら♪もちゃんと終結に向けて頑張っているでしょ?ちゃんとやり遂げようと頑張っているのは凄く伝わっているから・・・後は、少しずつ頑張れば良いんじゃないかしら?」
作者「うぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁん・・・ママ~・・・ママ~!!!」
バシンッ!!!
作者「ふごっ・・・・」
バタンッ!!!
照子「貴方にママって呼ばれると不快よ!」
詩音「流石、照子・・・一撃で作者殿を・・・」
桜「実はこの作品の中でママが一番強いんじゃないのか?」
ひより「私もそれは前から思ってた・・・」
照子「さて、今日ののんくら♪は受験シーズン間近で緊迫したムードの中、癒しの空間をお届けする事を前提に進めて行くと言う話を頂いているわ♪だから皆さんもこれを読んで癒されて欲しいなと思います」
桜「綺麗にまとめちゃったよ!つい数十秒程前まで作者に不快だとか言って殴って仕留めていたのに・・・」
詩音「女の怖さと言うモノだろうか?はたまた照子自身の何かなのか!?」
ひより「どっちもあるんじゃないのかな?」
作者「きょ・・・今日も気合の一撃をありがとう御座いました!!」
桜「うわっ!!急に復活したぞ?こいつ・・・キメェ!!」
作者「桜は少々ギャル化が進んだのではないか?」
桜「誰がギャルだよ!!あんたが大好きなビッチギャルってか!?ふざけんな!ぜってぇなってやんないからな!そんなのには!!」
作者「照れなくても良い!何もビッチギャルが悪い訳では無いのだ!今までに見た事の無い世界が見えて来て良い刺激になる事だろう!」
桜「また訳の分からねぇ事言い出したぞ?っつ~かお前の言葉遣いも変になってっぞ?」
作者「ふははははは♪実に良い気分だ!」
詩音「少し眠っていてもらおうか?」
作者「いや!大丈夫だ!今眠りから覚めた状態だからな!気遣い、感謝するぞ!詩音」
ひより「また気持ち悪いのが出て来た・・・本当に作者って何者なの?もう帰って欲しいよぅ~!」
作者「まぁまぁそう急く事は無い!のんくら♪も残りわずかだ!ここで楽しまなくて何処で楽しむと言うのだ?」
照子「おい・・・帰れ!」
作者「ひっ!!!はっ、はい・・・お邪魔しました・・・・」
!バタバタバタバタバタッ
ひより「や・・・やっぱり照ちゃんがのんくら♪の頭首だね・・・きっと・・・」
桜「流石のあたしも本気でビビった!」
詩音「ワタシモダ・・・(ガクブルガクブル)」
桜「姉御が!?・・・姉御にすら恐怖心を与えるママの正体って一体!?」
照子「さぁて、そろそろ本編に進めって指示が出ているわ?早速始めましょう?今日のお話は、またしてもお泊まり会、この寒い冬を夏休みにいたメンバーたちで更に温かくなれるように楽しみましょう♪」
桜「う・・・うん、そうだね・・・(ってママのこの豹変ぶりがマジぱないんだけど!?流石のあたしでも引くわ・・・ドン引き?)」
詩音「まぁ、ブレ過ぎているのがこの作品の良い所でもあると思うようにしよう・・・桜?本当に君は作者殿が言っていた通り、最近ギャル用語に近づいている気がするぞ?」
桜「そんな!?・・・姉御までそんな事言って・・・」
ひより「とりあえず本編始めようよ?照ちゃんがキレちゃったらいけないから・・・ね?」
桜「おっ!そうだった!それで本編開始ぃ~♪」
小雪「は~い!終業式ももう直ぐ終わるけれど、この学年、クラス共に実に優秀でもう一度3年生を始めなければいけない生徒は誰もいませんでした。残り少しだから体調管理を特に重点的に無理をしないで温かくして勉強や就職活動に励んで下さいね。」
ひより「小雪先生の家も温かいですか?」
小雪「え?私の所?・・・それは・・・」
ガラガラガラッ!
雪之丞「すまん、通知表が残っていた。このクラスの数名の分だ!」
小雪「(ピクッ・・・ピクピクッ)」
ひより「あっ、怒ってる・・・小雪先生が怒ってる・・・」
桜「相変わらず懲りねぇな・・・雪之丞先生も・・・」
小雪「皆?少しだけ待っててね?・・・雪之丞先生?会議室へ!!」
雪之丞「えぇ~~~っ!?俺、何かいけない事でもした?通知表を忘れていたから届けに来ただけなのに・・・」
小雪「いいから来なさい!!」
♪ガラガラガラッ
ひより「確かに温かいと言うよりは熱い(別の意味)・・・2人だったね!!」
桜「何上手い事言ってんだよ!?アレはあくまでフェイクだって!怒って喧嘩している様に見せ掛けているけど・・・」
会議室
小雪「もう~♪いつも勝手に入って来ちゃダメって言ってるでしょ?」
雪之丞「すまん・・・通知表を早く渡さないと解散してからだと面倒だろ?」
小雪「ありがと♡本当に貴方は昔から優しいんだから・・・少し空気が読めない所はアレだけれど・・・」
雪之丞「わ、悪いとは思っている・・・気を付けるから・・・」
小雪「学校だから抑えられない気持ちも何としてでも抑えなくちゃいけないけれど、帰ったら・・・ね♡」
雪之丞「あぁ!思い切り温かくなろうぜ!」
桜「な~んてイチャイチャなんだよ!絶対に・・・」
再び会議室
小雪「全く、何度言えば分かるのよ!?ここは家とは違うのよ!?弁えを貴方はいつも忘れているわ!もっと教師なら生徒のお手本にならなければいけないでしょ!?」
雪之丞「は・・・はい・・・すみませんでした・・・以後気を付けますから・・・どうかお怒りをお鎮め下さい」
小雪「全く・・・いつもそうやって反省する素振りは見せてくれるけれど、同じ事ばかり繰り返すわよね!?」
雪之丞「はい・・・面目ない・・・」
小雪「きょうは貴方の大好きなディナーにしたからちゃんと反省して今後に活かして頂戴ね?後・・・」
雪之丞「何だ?」
小雪「・・・思い切り愛して?私を可愛がって・・・欲しい」
雪之丞「当たりめぇだろ!」
詩音「と言う下りなのだろうか?」
桜「意外ぃぃぃ!!まさか姉御がそんな事妄想していたなんて!?」
ひより「まさかぁ~♪流石にここ学校だよ?いくら人目に付かないからってそこまでの事は言わないよぅ~♪」
照子「そうよね・・・流石にそのセリフは私もドン引きしちゃうわ♪」
実際の会議室
小雪「本当に・・・貴方って人は・・・仕方ないんだから・・・その・・・今日は貴方の大好きなボルシチだから早く帰りましょう?それから・・・いつもの様にお風呂に入ってご飯食べて・・・ね?」
雪之丞「あぁ!勿論だ!」
小雪「私を愛して?・・・私を可愛がって?」
雪之丞「最近ご無沙汰になってしまっていたからな・・・きょうは朝まで眠らせねぇぜ!週末だしな!」
放課後・・・
ひより「さてと、やっと終わったよぅ~♪って事で!?」
桜「分かってるな、ひよ子も・・・この流れで!」
照子「いつも悪いわね・・・詩音ちゃん」
詩音「いいや、私も定番になっているから既に準備は整えているよ!後はいつもの通り・・・あっ、返信が来たみたいだ!どれどれ・・・うむ、全員参加可能だそうだ!これでバッチリだな!」
と言う事で今回も終業式翌日から詩音ちゃんの別荘にてお泊まり会を開催する事に!?
勿論クリスマス時期だからプレゼント交換会も開催!!楽しみだなぁ~♪
今年は誰のどんなプレゼントに当たるのかな?ワクワクだよぅ~・・・って急いでプレゼント買いに行かなきゃ!!
桜「と言う訳で明日から姉御の別荘でお世話になるのできょうは忙しいかもしれないけど、先にクリスマスプレゼント交換会のプレゼントを買いに来ました!」
ひより「誰に説明してるの?」
桜「いつもはお前が言うセリフだよな?あたしが代理で言ってやってるんだよ!!」
詩音「ふむ・・・この辺りのファッション雑貨の店ではどうだろうか?」
照子「素敵なお店ね!じゃぁ、このお店で良いかしら?」
沙希「広いですし、アイテム数も凄く多いから皆分かれて何を買ったのか分からない様にして当日を迎えましょう!」
真希「これは時間掛かりそうだな・・・よりどりみどりだし・・・」
唯香「よりどりみどりって今時聞かないわね・・・まぁいいや、私も色々と選んじゃおっと♪家族にも何か買ってあげたいし!」
こうして各々でクリスマス会のプレゼントを選びました。
私はと言うと・・・
ひより「食べ物が良いかな・・・あっちは食べ物コーナーだよ?」
照子「ひよちゃんが食べる訳じゃないのよ?それに食べ物が当たったとして、制限中だから食べる事は難しいかもしれないわ!それよりずっと手元に残るような素敵なアイテムの方が喜んでもらえると思うのだけれど・・・」
ひより「だよね・・・あっ、私あっちのコーナーに行って来る!」
小一時間経過・・・
詩音「そろそろ皆、買う物は決まったかい?」
桜「あたしは完了!」
照子「私も買ったわ♪」
ひより「私も今決まってレジを通したよ!」
沙希「私も既に・・・」
真希「同じく♪楽しみにです!」
唯香「私、実は最初の方に・・・」
詩音「皆それ程大きなアイテムじゃないみたいだね!それでは、きようはこのくらいにして・・・一応先生たちにも伝えてあるし、凛子姉や丹羽坂さんにも既に通知しているから各人で用意はしてくれると思う!」
こうしてクリスマスのプレゼント交換会のアイテムを私たちは購入後、話をしながら帰途に就いた。
さぁ、いよいよ明日は出発だ!
桜「珍しく姉御が状況説明した!」
ひより「引き締まってて良いね♪」
照子「どうしていつも描写毎にツッコミを入れるの?」
詩音「一応、明日出発だと言うイメージを強めたかったのだけれど・・・」
翌日・・・
詩音「一応、今回も勉強道具一色は忘れていないね?」
照子「全員持って来ているみたいよ!」
桜「ママ、その説明ナイスだ!一々全員が持って来てます宣言するのは面倒だもんな!」
ひより「次からはこう言う感じで良いよね♪」
照子(今回は描写に固執するのね・・・毎回色々な所でツッコミが入るけれど、流石に少々やり辛いわね・・・)
沙希(照子先輩、ずっとこう言う状況でツッコミを・・・意外と大変だったのですね!?)
詩音(ようやく後輩たちも分かってくれた様だね・・・意外とパワーが必要なんだ・・・実は・・・)
真希「・・・・・」
唯香「・・・・・」
丹羽坂「それでは、そろそろ出発致しますか!?」
凛子「きょうは私もお願いしますね」
小雪「夏休みの時に続いてお世話になります」
雪之丞「今日から宜しくお願いします。男子チームは我々2人だけですから・・・」
「いやいや、私もおりますのでご安心を・・・」
全員「あんた・・・・・・・誰?」
作者「嫌だなぁ~、作者ですよ!これだけ豪華メンバーが揃っているのに男性チームが2名とは少々バランスが悪いじゃないですか!だから今回は私が・・・ってあれ?もういない?ちょっと?皆さん?私も連れて行って下さいよ~!!!」
バスの中
桜「ったく、あいつはどこでも沸いて出て来るのかよっ!本編で出て来るとか反則だろうが!?」
ひより「流石に本編に登場させるのはダメだよね!!置いて来たから良かったけど・・・本当出しゃばりだよね!!」
詩音「ちょっと待ってくれ!?この高速道路でまともに後ろから全速力で走って来る人の様な形をした誰かが!?・・・ってあれは!?」
照子「嘘でしょ!?・・・作者さんでしょう?あれ!?」
桜「何だって!?・・・マジかよっ!!あいつ超人かよっ!?ここ高速道路だろ!?それも100㎞制限で100㎞で走ってるのに・・・あっ!こけたぞ?」
ドッカーーーーーーーーーーーーン!!!!!!
桜「流石に死んだな?」
ひより「ご愁傷さまでした・・・」
詩音「助けなければ!!丹羽坂さん!!」
照子「大丈夫よ!普通に起き上がって戻って行ったわ!きっと諦めたのね!」
凛子「人間じゃないでしょ!?既に車か何か!?」
丹羽坂「一体彼は何者なのでしょうか!?・・・戻ってくれたから良かったものの、あのまま転倒せずにここまで追いついて来たらどうするつもりだったのでしょうか!?」
沙希(もう、のんくら♪ってどう言う作品だったのか分からなくなっちゃった・・・)
真希(確か、のんびり+ぼんくらが合わさっているって最初に聞いた気がするけど・・・)
唯香(無法地帯?・・・何でもアリなのか!?・・・私も超人になれるかな?)
現地へ到着
桜「のっけから無茶苦茶疲れた気がする・・・」
ひより「私も余計な体力と精神力を使ってしまった気がするよ・・・お腹空いたよぅ~・・・」
照子「ひよちゃんの場合は、全て食事制限の影響だと思うわよ?」
詩音「まぁ・・・皆見なかった事にしよう・・・さて・・・と、ここが今回の別荘だよ!冬だから出来るだけ周りが暖かくなる様に海は避けて山の方にしてみた。日中は太陽がしっかりと当たる場所だからむしろ都会の住宅街より暖かいと思う!」
真希「素敵な所ですねぇ~♪空気も綺麗~♪」
小雪「そうね・・・久しぶりにリフレッシュ出来る様な気がするわね~♪」
雪之丞「良い所じゃないか!!ってあの屋根の上の動物みたいなモノは何だ?」
凛子「あれ、まだ着けていたの!?私もいつここへ訪れてもゾッとするわ・・・」
詩音「あぁ、あれは鳥避けです!鳥が割と寄って来るのですが、糞などもよく落としていってしまうのでそれを避ける為の物です」
雪之丞「えぇっと・・・理屈は分かるのだが・・・何故人間の顔だけがぶら下がった様な作りに!?」
詩音「研究の結果、鳥たちが一番嫌う人間の顔を模造して作ったからです」
沙希「ひぃっ!!今あの顔みたいな物体が少しこっちの方を向いてニヤッとした様な気がするのですが!?」
詩音「ははは♪流石にアレは無機物だから気のせいだと思うよ!」
唯香「私も今動いてこっちを見て来た気がしました・・・ちょっと・・・不気味ですね?」
丹羽坂「実はあの物体はホンモノの人間の顔が・・・」
小雪「きゃぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!!!!!!!!!!!!」
雪之丞「おい、小雪!!大丈夫か!?しっかりしろ!!」
凛子「丹羽坂さん!早く家の中へ運びましょう!」
別荘内にて・・・
桜「全く、ジョークにしてはちょっと過激過ぎじゃないですか!?あたしはそんなの全然平気なタイプですけどこう言うの本気で怖い人沢山いるんですよ?」
丹羽坂「大変粗相を・・・申し訳御座いませんでした」
凛子「丹羽坂さんらしからぬ動きだったわね・・・」
詩音「少しやり過ぎてしまったみたいだ・・・本当にすまない。先生、ごめんなさい」
小雪「でも、妙にリアリティーがあるから鳥だけじゃなくて人も寄っては来ないんじゃない?」
詩音「はい。元よりそう言う意味合もあるんです。実は昔、空き巣に入られた事があったので出来るだけ同じ事にならない様に、目立つ位置に何かをと・・・警察には届は出してあるので問題は無いのですが」
丹羽坂「一度、大切な絵画が盗まれまして、それ以来「厳重に」と言う事は難しい為、何か防犯対策になるモノを踏まえましてあの様な物を・・・」
雪之丞「確かに見た目からしても豪邸だと分かるが色々と別荘を持っていると大変なんだな・・・」
沙希「み、見なければ大丈夫ですよ!・・・ね?外へ出てもアレだけを見なければ・・・」
ひより「見ない様にすればする程そっちの事が気になって見てしまう・・・って人間の心理だよね♪よく非常ベルを押してはいけませんと書いてあったら押したくなっちゃうよね♪」
♪ポカンッ!!
桜「余計な事ばかり言うなって言ってるだろ!!」
ひより「はい・・・すみませんでした・・・もう言いません・・・」
桜「それを何回繰り返してんだよ!お前は!?」
詩音「どうしても周囲に何も無い場所でもあるし、都会の様に人が行き来する所でも無いから対応策が難しくてね・・・」
照子「ずっと思っていたのだけれど、詩音ちゃんってご両親がいらっしゃるのよね?こう言う管理とか色々と詳しそうだけれど?」
詩音「あぁ・・・両親は・・・もういないんだ!」
照子「どう言う事?・・・もしかして?」
詩音「あぁ、あまり人様に話をすべき事では無かったからずっと隠していたのだけれど、既に私の両親は他界しているんだ。」
凛子「・・・・・・・」
ひより「そんな・・・詩音ちゃん・・・」
詩音「大丈夫だよ。お手伝いさんもずっと残ってくれている、丹羽坂さんもずっといてくれているから私に不便な問題は今の所無いよ。それに、高校に入ってから凛子姉ともまたこうして一緒にいる機会が増えたからね。むしろ今の私はとても幸せを感じている」
凛子「詩音・・・」
桜「そんな事一言も聞いていないよ・・・?」
詩音「すまない。桜にも言っていなかったね。」
桜「じゃ、じゃぁ、どうやって暮らして・・・何れ財産とかも尽きるでしょ?」
詩音「あぁ、それなら心配ないよ。既に私は起業しているからね。収入はちゃんとあるんだ」
ひより「嘘っ!?★〇◆×☆∴△◎■・・・」
詩音「ひより・・・顔が崩れているよ?・・・まぁ、小さな会社だけれど・・・だから特に困っている事は無いよ」
沙希「やっぱり、詩音先輩はお強い方ですね!」
詩音「いや、私はむしろ弱い人間だと思うんだ・・・ここにいる皆と出逢う前までの私はただ黙々と目の前に置かれた課題を進めて行く事しか知らなかったから・・・」
ひより「私、詩音ちゃんの会社に入るよ!」
桜「何っ!?あ、あたしだって入るよ!!」
照子「そうよ、皆で詩音ちゃんの会社で働きましょうよ!そして会社を大きくさせて・・・」
詩音「皆・・・ありがとう・・・」
桜「それで?姉御の会社って何やってるの?」
詩音「あぁ・・・大きな仕事って言う訳じゃないのだけれど・・・本を出したり、執筆活動を支援したり、一応、本にまつわる事に関しては1から10まで組み立てているよ」
桜「じゃ、じゃぁさ!ひよ子なんてうってつけじゃん!ママもイラスト描けるみたいだしさ?起用してあげてさ?きっと凄くでっかい会社になると思うよ!」
詩音「桜は?」
桜「え?あたし?・・・あたしは特に・・・そっちの関係の仕事は・・・」
詩音「・・・・・・・・」
桜「あたしは・・・あはは・・・あたしは姉御の家で家政婦みたいな仕事とか・・・ダメかな?何でも出来ると思ってるんだけどさ?料理も出来るし家事も得意だしさ!」
詩音「そうか・・・残念だ!家政婦さんは既にいるから家には必要が今の所無いよ!」
桜「そ・・・そうだね・・・あれだけしっかりとした人が付いているんだし・・・あたしなんて必要無い・・・よね・・・ごめん・・・ちょっと外に出るよ!」
沙希「桜先輩!?」
ひより「どうして?・・・桜ちゃんと一緒にいたいから将来は・・・ってずっと言っていたよね?なのにどうして?」
照子「ひよちゃん!ここは・・・ね?」
ひより「だって・・・それって・・・」
凛子「詩音・・・貴女まさか!?」
詩音「・・・・・・・私も少し頭を冷やして来るよ」
丹羽坂「お嬢様・・・」
外に出た桜は・・・
桜「あぁ~・・・あたしにも何か才能があれば良かったのにな・・・悔しいけど・・・ひよ子もママも才能あるからきっと詩音ちゃんの会社は上手く行く・・・あたしは・・・」
詩音「桜?隣・・・良いかな?」
桜「姉御・・・詩音ちゃん・・・ごめん、今は1人に・・・」
詩音「今度ね、私の所でゲーム、アニメーション関連の制作はサポートを始めようとしている所なんだ。桜は・・・そっちの道には精通している気がしていたのだけれど・・・興味は無いかな?」
桜「えっ!?・・・それは・・・確かに好きな事は好きだけど・・・でも・・・それを仕事にするとなると・・・」
詩音「私はあまりその手の道は無知に等しい。もし少しでも知識があるのなら協力が欲しいんだ。」
桜「でも・・・あたしなんかじゃ・・・」
詩音「私も初めて手を着けるジャンルだから不安や出来る出来ない以前に知識すら持ち合わせていない・・・けれど、桜を見ていて気が付いたんだ!「好き」と言う熱意がどれ程の影響力を持っているのかと言う事を・・・「好き」と言う気持ちがどれ程強く磨かれたものなのかを・・・」
桜「あたしを?・・・見て?・・・」
詩音「あぁ、君を見ていてこの仕事に手を着けようと決めたんだ!実はずっと話は来ていたのだけれど、断り続けて来た。何故なら、私自身知識が皆無の世界で、周囲にその手に関して話が通る人物がいなかったから・・・けれど、桜と出逢ってから色々と私も少なからずそちらの方面の勉強をする様になったんだ。君が熱を上げていたギャルパンと言う作品も網羅したよ。」
桜「詩音ちゃん?・・・そんな!?全くそんな話すらしてくれなかったのに!?いつの間に!?」
詩音「起業家は人が見ていない所で色々な事を勉強しているものだと思うんだ。これが私だとは言い切れないけれど、でも、それでも私は新しい一歩を踏み出そうとする時は少なからず目をそちらの方向へ定めようと意識する。これは1人の起業家と言う理屈では無く、私がこの世で誰よりも大切に想っている桜が好きな事だから・・・と言う理由じゃダメかな?」
桜「詩音ちゃん・・・詩音ちゃぁぁぁぁぁぁぁん!!!」
詩音「その私を抱き締めてくれる強く優しく温かい気持ちを私に貸してはくれないだろうか?」
桜「うぐっ・・・えぐっ・・・うん・・・あたしで出来る事が何なのか分からないけど、あたし、協力するから・・・絶対に詩音ちゃんの会社が上に向く様に頑張るから!!お願い・・・あたし・・・私を・・・私を加えて下さい。お願いします!!」
詩音「合格だね・・・大学生になったら副業にはなってしまうけれど、お手伝い程度で良いから、少しずつ覚えて行ってもらって、卒業後に正式に入社してもらう。後は君のやり方で進めて行ってもらいたいんだ。困った事があれば直ぐに私に伝えて欲しい・・・いいかい?」
桜「うん!はい!宜しくお願いします。」
詩音「ギャルパン・・・凄く素敵な作品だよ。凛子姉が声で出演していると言う部分を差し置いたとしても、小説、コミックス、全てに於いて申し分が無いと思う。」
桜「そうか!凛子さんが出ているもんね!!」
詩音「あ~し、マジ操縦とか苦手っつ~かさ?あんたに出来んの?戦いなんだよ?・・・ってマジウケんだけどぉ~?」
桜「嘘っ!?そんな忘れてしまう様なセリフを!?・・・確か・・・第5話の途中に出て来るセリフだよね!?」
詩音「こうやってセリフを言った途端何処のどの部分のセリフなのかちゃんと桜は把握出来ているよね?そう言う作品に対する情熱を持てる君の姿も私はとても格好良いと思うんだ!」
桜「それ以上言わないで・・・恥ずかしくて顔が・・・見せられなくなるから・・・」
♡チュッ
桜「詩音ちゃん!?・・・」
詩音「私は全てに於いて君に惚れているんだ!だから「君」が欲しい!」
桜「・・・・・・・・詩音ちゃん!?・・・・」
詩音「君が欲しいんだ!」
桜「は・・・はい・・・ふ・・・不束者ですが・・・宜しく・・・お願い・・・します・・・」
♡チュッ
室内にて
丹羽坂「と言う事で、無事に桜様もお嬢様の会社への入社が決まったと言う事だそうで、おめでとう御座います。今後ともよしなに!」
凛子「一件落着ってやつね・・・安心したわ!」
♪パチパチパチパチパチパチ
桜「は、恥ずかしいから・・・あたしだけじゃないだろ?ほら、2人も!」
ひより「う・・・うん・・・えへ・・・えへへへ~♪」
照子「ひよちゃん?涎が出ているわよ?ほら、拭き取らなきゃ・・・はい!これで大丈夫♪」
詩音「まだまだ小さな会社だけれど、君たちにとってもマイナスにはならない様に私も全力で支えて行くつもりだから宜しくお願いします」
沙希「いいなぁ~・・・詩音先輩の会社に入れるなんて!それだけでも名誉だよ・・・」
真希「私たちも入れてくれないかな?」
唯香「私たちにはどんな才能があるのかな?それ次第じゃないの?」
詩音「そうだね・・・それ程人数が多い会社でも無いから君たちが入りたいと言ってくれるならどう言う仕事をしてもらうか判断した後になってしまうかも知れないね」
沙希「受けさせて頂けるんですか!?」
詩音「勿論だよ!受けてくれるなら私も真剣に検討させてもらうよ!」
真希「受けてみない?2人共?まだ先になってしまうかも知れないけど・・・」
唯香「でも・・・枠が残っているかどうかだよ?」
詩音「大丈夫だよ。君たちが高校ないし大学卒業の時期を見計らって声を掛けてくれれば枠は開けておくよ」
沙希「それって!?私たちも!?」
詩音「さて、それはどうかな?」
真希「詩音先輩!?」
唯香「あ、あぁぁぁぁ!!!ありがとうございます!!!!!」
小雪「皆、安泰ね。良かったわね。本当に・・・」
凛子「は~い!じゃぁ、私も入れて下さ~い♪・・・なんてね?(ペロッ♪)」
詩音「事業の方は今後拡大するつもりだから形が整い次第凛子姉の方にも要請を掛けたいと考えていたんだ!その時が来たら話を掛けるからもし・・・良ければ・・・」
凛子「あら!?言ってみるものね!!詩音の所でだったら私、今の10倍は力を出せる自信があるわ!」
桜「あれでまだ完全体じゃないんですか!?・・・それはそれでとてつもない超人の様に思えるんですけど!?」
雪之丞「あの・・・俺も差し支え無ければ・・・」
♪ドゴンッ!!!
雪之丞「いでぇぇぇぇぇ!!!なっ、何しやがる!!」
小雪「調子に乗り過ぎよ!貴方は生徒たちを導く立派なお仕事があるでしょ!?絶対に迷惑を掛けるだけだから止めておきなさい!・・・ごめんなさい榊さん!この人が言った事は気にしないでね?」
詩音「いいえ・・・私は問題ありませんが、副業に関する事については小雪先生の方も・・・」
小雪「え!?・・・あら?・・・な、何の事かしら?私は副業なんて・・・」
詩音「あ~しの名前は花って言うんだぁ~ヨロ~♪一応副隊長ってポジだけどぉ~ってこのメンツで副隊長ってウケるんだけどぉ~?」
小雪「ひゃぁぁぁぁ!!!!!止めて!お願い・・・本当にそれだけは・・・」
詩音「雪之丞先生は私も教師と言う立派なお仕事に従事されていると言う事も、やはり本業一筋の方が向いていると思います。ですので申し訳ありませんがお断りさせて頂きます」
雪之丞「ふむ・・・流石に人を見る目が研ぎ澄まされているな!いや、少々ショックではあるが妥当な意見だと思う・・・ありがとう、教師か・・・そうだな!俺はこれからも道を外しそうな生徒がいたら正さねばならない使命を受けているからな!分かった!新年になってもその意志を貫き通す事にしよう!」
詩音「とても格好良いです雪之丞先生!」
小雪「と・・・ところでどうして私が・・・って分かったの?」
詩音「声色自体は確かに気付かない程違っていましたが、やはり声帯自体は変えられませんので癖の様なモノは残っています。これは誰にも言える事ですが、指紋がある様に声にも声紋と言うモノが存在しています。私は多少の事なら区別が付きます。それに・・・従姉妹の凛子の演じている演技を見ていますので、少しはその影響も受けているのかも知れません」
凛子「ふふっ♪流石、詩音ね・・・小雪さんの件は私も初めて話声を聴いてから薄々感じていたけれど・・・」
桜「えっ!?・・・小雪先生って!?花って!?ギャルパンの花だよね?今の姉御のセリフって・・・どう言う事?」
小雪「えぇっと・・・それはね・・・」
「小雪先生が花役の声優さんだってぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇ!!!!!!!!!?」
小雪「ご・・・ごめんなさい。隠し通すつもりは無かったのだけれど・・・ただ言う理由も無くて・・・」
桜「あ・・・あぁぁぁぁぁぁ・・・さ、サイン下さい!サイン下さいぃぃぃ!!!」
小雪「担任の先生のサイン貰って嬉しい?」
桜「はい!嬉しいです!!」
小雪「ですよねぇ~・・・担任の先生と言うよりは今は大好きな作品のヒロインの1人を演じている声優のサインが欲しいんだよね?」
桜「あの・・・花役をされているなら先生って、超絶プリンスの主人公役もされていましたよね!?」
小雪「えっ!?・・・あ・・・あぁ、そうね・・・超絶プリンス・・・そう言う作品があったわね・・・」
小雪(そうか、1つの作品で見ていると言うより相楽さんは声優個々で作品を観ている傾向があるのね・・・流石ね!流石雪之丞を弟子にしただけの事はあるわね!)
雪之丞「(カクカク・・・カクカク)ごぼっ・・・他の・・・作品にも・・・」
ひより「雪之丞先生が口をカクカクさせながら泡吹いちゃってるよ?」
桜「その様子だと雪之丞先生も知らなかったみたいだな・・・少し幸せなまま夢見心地の状態にさせておいてやろう・・・」
沙希「な、何と言いますか毎回色々と楽しいと言うか凄い展開ですよね!?」
桜「超絶プリンス・・・ギャルパンより前に出た作品でゲームが原作なんだよ!それでヒットを飛ばしてギャルパン、他にも前途多難の異世界活動、今日も一日楽しんじゃえ、今やっている作品だと、魔術無縁の剣術使いでメインヒロイン役をやっているんだよね!!」
真希「小雪先生?本業いつやっているんですか?」
小雪「えぇっと・・・今の技術は凄くて、自宅収録でも十分なのよ!だから時間は何とか・・・」
唯香「先生の家って凄いんですね!?」
雪之丞「それは俺も初耳だが、家は俺がトレーニングで音が凄いから防音装置は完備していてな、色々と音に関しての事は問題ないんだ!だが・・・自宅収録だと!?それは全く気が付かなかったぞ!?流石小雪だな!!」
桜「ひっ!いきなり起きやがった!!」
小雪「わ、分かったから、あまりその話を広げないで欲しいの・・・一応教師が本業だから副業は・・・ね?一応許可は貰ってあるのだけれど・・・生徒たちの手前・・・」
桜「雪之丞先生いいなぁ・・・羨ましいなぁ・・・セリフとか囁いてもらった事あるの?」
雪之丞「いやっ!?・・・そ、それは・・・だな・・・」
桜「あるんだぁ~!いいなぁ~直接セリフを耳元で囁いてもらったりぃ~?」
雪之丞「勘が鋭い奴だな!!・・・まぁ・・・それに近いか・・・」
桜「いいないいな!!絶対に羨ましいぃぃぃ~!!」
「ふ~っ♡あ~しの事忘れてんじゃない?桜さぁ~?ギャルってるっぽいけどピュアだよね?もっと弾けようよ?ウチらの元へ来て花たちを倒そうよ?っつ~かビクッてるケド感じた~?あ~しの囁きボイス癖になっちゃった?じゃぁさ?来なよ?暗黒チームの仲間に加えてやっからさ?さ♡く♡ら・・・ちゃん♪」
桜「・・・・・・・・(トロ~ン♡)・・・・・そ、それってまさか!?・・・姉御って!?」
詩音「やっと気が付いた?あ~しだよ?ギャルパンの敵側の・・・そう、凛子姉の役の姉のマホ役の鬼灯(ほおづき)奏(かなで)ダヨ♡」
桜「嘘・・・だよね?何このギャルパン率!?・・・これあたし何か最高の夢でも見てるの?」
詩音「さて・・・夢なら君にとって至福のひと時だったら嬉しいな♪」
桜「サイン下さい!あたしのおへその下に!書いて下さい!あたしの身も心も・・・」
ひより「はいはいはいはいはい!ちょっと待ったぁぁぁぁぁ!!!桜ちゃん、この上ない幸せなひと時なのはすっごくよく分かるよ!でもここには男の人もいるし、皆もいるんだよ!?しっかりして!?」
桜「ははは~♪最高だよぅ~私今最高に幸せな気持ちだよぅ~あはは・・・あはははははは♡」
ひより「大変だよぅ~!桜ちゃんが私みたいな喋り方になっちゃったよぅ~!どうしよう?」
照子「大丈夫よ!数行後には元通りだから♪」
ひより「おかしいよね!?その説明、絶対におかしいよね~!?」
凛子「まさか、姉の様な立場の私が妹役で妹の様な立場の詩音が姉役を演じていたなんて・・・って私は知っていたんだけどね(・ω<)」
こうして冬休みのお泊まり会初日はまたしてもとんでもない事実が発覚しながら皆も小雪先生と詩音ちゃんのサイン会に変貌を遂げたのでした・・・
桜「って事で本編、冬休み前半のお話が無事に終わりましたが・・・最っ高ぅぅぅぅぅぅ!!!!!!!!!!!今までの最低な状況のお詫びなのかと思える程幸せな展開だったな♡」
詩音「ふ~っ♡さぁて、あんたたちをどう調理してやっか今から楽しみだぜ♪ウチらをホンキで怒らせたらどうなるか分かるよねぇ~?一撃射出で白旗上げさせてやんよ?」
桜「はひゃぁぁぁ~・・・白旗!白旗上げますぅ~上げますからぁぁぁ~♡」
照子「詩音ちゃん?その辺りで抑えておいた方が?」
詩音「すまない・・・ついのめり込んでしまったよ!久しぶりの演技だったからね!」
ひより「でも、まさか詩音ちゃんもギャルパンに出ていたなんて全く気が付かなかったよぅ~!」
詩音「私も演技だからギャルパンは知りませんと言い通す事も結構疲れたよ!」
桜「本当に蕩けてしまったよ・・・でも姉御って鬼灯奏って他にも出てるよね!?」
詩音「あ・・・あぁ・・・少しだけだけれど・・・恥ずかしいからその話は・・・」
桜「ドラゴンツインテールと言う人外アニメとか恋と愛と私なの?やBLアニメにも出てたよね!?確か・・・えっ!?これって・・・男性役なの!?マジかよ!?スゲー!!この主人公のイケメンのウケの方?姉御の演技の幅ってとんでもなく広いんじゃ!?」
ひより「そんなに凄いの!?」
桜「あぁ!幼めの少年役からすっごく可愛い美少女の高めの声、おばあさんやおじいさん、ありとあらゆる声色で演技しているんだよ!凄過ぎるの一言だって!」
詩音「あの、桜・・・すまない、その話題はこれくらいで・・・」
照子「まぁ、人それぞれズバ抜けた部分は、やはり持っているのね!」
桜「と言う事で、冬休み後半へと本編は続いて行く訳だけどさ・・・実はきょう出て来なかった意外な事実が次回に発覚します!まぁ、薄々気が付いてくれている読者さんもいるかも知れないけど・・・後、次回はクリスマス会もあるので楽しみにだな!読者さんもお楽しみに♪」
ひより「完全に読者さんより桜ちゃんが楽しいだけ・・・みたいに思えるね♪」
桜「そう言うひよ子も楽しみみたいな顔だぞ~♪」
照子「まぁ、受験間近と言う事も忘れちゃダメよ?」
桜&ひより「うげぇぇぇぇぇぇぇ・・・」
詩音「面白い程意気投合だね!まぁ、君たち2人は受験は大丈夫だろうが、少しだけでも出題傾向を掴んでおくと楽だと思うよ!」
ひより「はい・・・頑張ります・・・」
桜「はい・・・頑張ります・・・」
詩音「と言う訳で、のんくら♪第二十六のん♪きょうはこの辺りで!次回、第二十七のん♪冬休みの後編のお話でまたお会いしましょう!」
照子「それじゃぁ、また次回に・・・さようなら♪」
第二十六のん♪ 終
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