第二十五のん♪~秋は物思いに耽るのか食べる事に没頭するのか!?だが、ひよりに非常事態が!?無事に解決出来るのだろうか?~

桜「は~い!のんくら♪きょうは第二十五のん♪で~す。のんくら♪も、もう25回かぁ~。本当に長い様な短い様な・・・」


ひより「ふむふむ・・・思い起こせば楽しい日々が走馬灯の様に思い出されるよ!!」


桜「お前が言うとなんだか胡散臭いよな?」


ひより「そんな事無いよぅ~!皆と出逢えて、一緒にお泊まり会したり遊んだり食べたりして本当に楽しかったよ♪」


桜「「勉強」もしたよな?・・・な?」


ひより「う・・・うん・・・そうだったね・・・そんなに威圧掛けないで?ちょっと怖いから・・・」


詩音「まぁ、高校生活も折り返しを越えようとしているから残りの日々も大切に過ごしたいものだ!」


桜「流石姉御!言葉の重みが何処かのお子ちゃまとは違うよなぁ~!」


ひより「ひっど~い!ちょっといくら何でも怒っちゃうよ?ね?照ちゃん?」


桜「お前の事だろうがっ!!ママ今日まだ喋っていないし・・・全く何処までふざけていて何処からが真剣なのか分からないから困る・・・」


照子「まぁまぁ、そこも含めてひよちゃんの良い所だから許してあげて?」


桜「それはそうと、前回のシナリオは姉御が書いたと言う所で、あたし的にはすっごく良い最後だったんだけど、何て言うか・・・途中が・・・ね?」


詩音「やはり桜には喜んでもらえない内容だった様だね・・・残念だけれど前回のシナリオはこちらで破棄させて頂く事に・・・」


桜「待って!!待って待って!あたしは良いって言ってるから!本当にマジで最高のシナリオだったから!捨てちゃダメだから!・・・ね?」


詩音「ふふふ♪そうか・・・なら良かったよ。と言っても既に投稿済みだから取り返しは付かなかったのだけれど、手元に原本があるからこれなら廃棄は出来ると思ったのだけれど・・・」


桜「下さい!あたしにサイン入りでお願いしますm(_ _)m」


詩音「おや?私のサインとは・・・この間ボディーの方に直接書いてあげたじゃないか?アレではお気に召してはもらえなかったのかい?」


桜「ひっ!それは言っちゃダメなやつでしょ!?」


ひより「えっ!?ボディーに何か書いてあげたの!?何書いたのか教えて?」


桜「コラッ!ひよ子は黙ってろ!また余計な方向へ話が進むだろ!?」


詩音「この写メに・・・ほら、ここだよ?」


ひより「うっ!!おへその下辺りに・・・うわっ!何これ!?凄いセリフが書かれてある!!これは皆さんにはお見せ出来ないね!私たちだけの秘密にしよう!」


照子「あらあら・・・凄いわね!ここまで愛し合っている事を伝える様なセリフが書かれてあるわね!今も残っているのかしら?」


桜「消えた!!消えました!!だからサインが欲しいなって思って言ってみた!!」


ひより「ふふ~ん♪桜ちゃんちょっとお腹見せてくれるかな?」


桜「止めっ!止めろって!嫌だ・・・見ないでお願いだからぁぁぁ!!!」




ひより「はい、私たちは間違いなく確認しました!セリフの右下辺りには確かに詩音ちゃんのサインが入っています!そのセリフとは!?」


照子「ダメよひよちゃん!そのセリフだけは教えちゃダメだから!このお話は健全なお話だからね?」


ひより「教えてあげたいのに・・・2人が如何に愛し合っているのかがキッチリと記されたセリフなのに・・・」


桜「もっ、もう良いだろ!?スッゲー恥ずかしいんだし、お前らの方の話もちゃんとしろよな?」


ひより「お前ら?・・・ふ~ん♪そう言う扱いしちゃうんだ~♪えっとね・・・私、相楽桜の身も心も・・・」


詩音「すまんひより、ちょっと眠っていてくれないか?」


ひより「えっ!?」




バタンッ!




桜「ちょっ!姉御?ひよ子・・・」


詩音「大丈夫だ、一時的に気を失っているだけだから・・・それにしても時折ひよりも悪ノリする傾向にある。この辺りも弁(わきま)えられる様にならなければいけないな?」


照子「そうね・・・少しテンションが上がり過ぎちゃうと昔から悪い癖の様な形でこの様になっちゃう時があるから・・・2人共ごめんなさい」


桜「ママは悪くないよ!ひよ子は悪い奴じゃないのはあたしらはちゃんと知っているけど外れた考えも時々見せて来るから少々厄介っちゃ厄介かも知れないな?」


ひより「ん~・・・ん~・・・私、待乃ひよりは・・・んにゃ・・・むにゃ・・・天海照子ちゃんに身も心も捧げました・・・んっ♡・・・だから・・・照ちゃん?私にも桜ちゃんと同じみたいにおへその下に証明する為に書いて・・・下さい♡」


桜「・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・」


詩音「えぇっと・・・これは・・・」


照子「・・・・・・ごめんなさい」


桜「おいっ!!テメェ!わざとだろ!?本当は起きてるだろ!?コラッ!起きろ!ちゃんと謝れ!この野郎ぅぅぅ!!!!!!!!!」


ひより「んぐ・・・ぐ・・・ぐるじぃ・・・息が・・・いぎがでぎない・・・」


詩音「桜落ち着いて!ひよりの顔が蒼白になって行くぞ?」


桜「こいつは不死身だから大丈夫・・・だっ!・・・おいっ!起きろテメェ!!あたしのこの恥ずかしい気持ちをどうにかしろ!!!!!」


ひより「んぐぐぐぐ・・・・・・」




♪チーン




照子「ひよちゃん?あまりこの様な事は言いたくはないのだけれど・・・人様の合間で隠したい事だってあるのよ?それを人前で晒そうだなんて考え方はいくら私としても賛同出来ないわ?ちゃんと2人に謝って頂戴?」


ひより「はい・・・この度は、桜ちゃんや詩音ちゃんの大切な思い出に割り込んでそれを皆に晒そうとした事を深くお詫び致します。」




(何でこんな空気になってるんだろう?)




桜「本当に反省してるのか?何でこんな空気になってるんだろう?とか考えていないか?」


ひより「(ギクッ!!!)いっ、嫌だなぁ・・・反省してるよぅ~!2人のラブラブな所を邪魔しちゃってごめんね?」


桜「ひ~よ~子~!?覚悟出来てんだろうな?あぁ?」




♪ボキッ・・・ポキッ・・・バキッ・・・




ひより「ひぃっ!!反省してる!してるから殺さないでぇぇぇ~!?」


詩音「ようやく本心から反省した様だね。」


照子「そうね♪詩音ちゃんたちもひよちゃんの事を随分と知ってくれているのね!嬉しいわ♪」


ひより「そっ!そこでのんびりと会話してないで助けてよぅぅぅぅ~!!!桜ちゃん本当にごめんなさ~い!!!」




桜「コホンッ!・・・と言う訳で改めて仕切り直しだ!・・・のんくら♪第二十五のん♪始まりました!前回までは夏休みのお話でしたが、今回は秋に入りました!あたしたちの高校生活も残り半年を切っています。本当に色々な事があったけど、今いるメンバーたちと出逢えてあたしとしては本当に良かったと思ってる!」


ひより「えぇっど・・・ごぼばだじぼ(ゴホッ、私も)・・・ぞう(そう)・・・おぼいばず(思います)・・・」


桜「何言ってるか分からないぞ?ちゃんと喋ろうな?」


ひより「ばい(はい)・・・ずびばぜんでじだ(すみませんでした)・・・」


詩音「少々やり過ぎなのでは?ひよりの顔面全体が凸凹になっているぞ?」


照子「大丈夫よ。数分後には全回復しているから♪」


詩音「さり気なく恐ろしい事を言っている様にも聞こえるが・・・まぁ、大丈夫ならそれで良いだろう。きょうは秋と言う事でひよりの出番だろう。」


ひより「そうなの♪秋と言えば何て言っても食欲の秋だよね♪色々と食べられるから楽しみだよぅ~♪」


桜「ホントだ!?直ぐに全回復してるじゃん!本当にお前一体何者なんだ!?」


ひより「私はただの待乃ひよりだよ♪さてと・・・じゃぁ、早速美味しい食べ物沢山食べたいから本編の方始めちゃうね?皆?準備は良い?」


桜「一度、某ゲームのお姫様とやらと早食い対決させてやりたいな・・・」


詩音「まぁ、食欲が盛んな様なら健全と言う証拠でもあるだろうしほどほどに出来れば問題は無いだろう・・・」


照子「じゃぁ、のんくら♪第二十五のん♪本編の方、スタート♪」







桜「あぁ~・・・もう秋か・・・」


照子「どうかしたの?物思いに耽(ふけ)っちゃって?秋だものね・・・それに今年は大切な時期の直前、願書の提出も済ませたから後は受験目掛けて頑張りましょう?」


ひより「あぁ~・・・もう秋か・・・」


詩音「おや?こちらはひよりかい?どうしたんだい?何か気になる事でもあるのかな?」


ひより「うん・・・秋と言えば秋刀魚や茄子も良いけど、沢山食べ物が美味しい季節だからどれから食べようか悩んでるの!」


詩音「クスッ♪・・・ひよりらしい悩みだね?じゃぁ、順番に思い浮かんだ食材を用いて食べてみるのはどうだろうか?」


ひより「それいいね!!いいね!ボタン100回くらい連打したいくらい良いアイデアだよぅ~!ありがとう詩音ちゃん!」


桜「お前は悩んでねぇだろ!?ただ何を食べようか迷っていただけじゃねぇかよっ!!」


ひより「悩みだよぅ~!美味しい食べ物が沢山あると本当に困っちゃうもん!私一度ね?それで悩み続けた末にその季節に食べ損ねた物があるんだよ!?本当に後悔しているもん!!」


桜「さいですか・・・」


照子「そうね・・・受験勉強も夏休みからずっと続けているからそろそろ一息ついて食べ物を集めた会を開くなんてどうかしら?」


ひより「(ピッカーン☆)照ちゃん最高!素敵だよぅ~!照ちゃん女神様だよぅ~!!それ最高の提案だよ!やろう!皆で集まってやろうよ!」


桜「来たか・・・まぁ、いつもやってるから慣れてるけどな?じゃぁ、来週連休だからその間でやろうぜ?」




こうして連休の日にあたしらは再び姉御の自宅の庭・・・って言うより庭園だな・・・そこで女子会&グルメの会を開く事になった・・・グルメの会?って何だ?




♪ピンポーン




詩音「やぁ、今日も済まないね。出迎えに行けずで・・・さぁ、一度入って?」




一応、お伝えしておくと姉御の自宅は豪邸な屋敷になっていて、大きな門構えがあり、そこでインターホンを鳴らすと車が手配出来れば自宅の母屋まで連れて行ってもらえるのだが、生憎車が手配出来ずきょうはその門から歩いて玄関までやって来たのだ・・・




詩音「桜、説明もありがとう!助かるよ」


桜「ま、いつもの事だからね♪それに毎度の事ながら豪邸だよな・・・」


詩音「桜は一番家に来てくれているから勝手がそろそろ分かってくれたのかな?」


桜「ちょっ!!そんな毎日でも来たそうな感じで言わないでよ!そんなに来て無いから!」


詩音「ははは♪まぁ冗談はさておき、今日は向こうにある庭で進めようと思うんだ!」




中から途中、曲がり角を進んだ先には大きな庭園が見えて来る。

そこできょうは食事会を開催すると言う流れだ。




ひより「ちょっと今日ののんくら♪描写説明が多いよね!?小説らしさが出てるよ!!」


桜「ひよ子、誰に話掛けてるんだ?」


ひより「えっ!?これ本編だとおかしいかな?いつもこんな緩い作品だと思うんだけど!?」


桜「ひよ子は本当に変わってるよな?まぁ、そこが面白いんだけどな?」




(あれ!?私おかしい子になっちゃってる?いつも本編でも無茶苦茶だよね!?)




詩音「じゃぁ、準備も進んでいるみたいだし早速テーブルに座って?始めようか!」


ひより「嘘っ!?これって・・・」


桜「ケータリングだろ!?・・・流石姉御の家だな!」


詩音「色々と秋の食材を用いた小さな食事会だけれど、楽しんでもらえたら嬉しいな?」


ひより「うんうんうんうんうん!!!!!!すっごく私嬉しいよ!!こんな豪華なお食事会!?夢でも見ているかの様だよ!!」




(本当に夢を見ているみたいだよ!!凄い!!豪華でコックさんが沢山いて、机の上に置かれた湯気が立っている料理の数々、見ているだけでも涎が滴っちゃうよ♡)




照子「ひよちゃん?あまり強情な食べ方は謹んでね?きょうは詩音ちゃんの家でお呼ばれして来ているのだから!」


ひより「う・・・うん(ごきゅっ!)・・・じゃ、じゃぁ、早速・・・」




ここからは想像が付いている人がほとんどかも知れないが・・・

ひよりは端から端まで盛り付けられるだけ皿に盛り付けた物をテーブルで堪能していた。




桜「お前、少しは落ち着けって!あまり詰め過ぎるとお腹壊すぞ?」


ひより「もぎゅっもぐもぐ・・・んぐごごごごご!ごごごごごごご♪」


桜「口の中の物飲み込んでから喋れっ!!」


照子「ひよちゃん、お行儀が悪いわよ?ほら、口元にご飯粒が・・・はいっ!取れた!」


ひより「あっ!ごめんねぇ~えへへへ・・・」


桜「はぁぁぁぁぁ・・・全くこれだからひよ子は・・・」


詩音「ひより、きょうは別にバイキングでも無ければ個人宅でやっている食事会だからそんなに慌てなくても料理は逃げて行かないよ?ゆっくり味わってから食べてくれた方が皆さんも喜んでくれるだろうし・・・ですよね、皆さん?」


料理長「はははははは♪お嬢さんは良い食べっぷりですな!久しぶりに我々も意欲が沸きましたよ!まだまだ量はあるからゆっくり食べて下さいよ?」


ひより「えぇっと・・・すっごく美味しくて夢中になっちゃいました!ごめんなさい・・・」




♪はははははははははははははは




こうしてひよりはたらふく耐えらげながらも皆を笑いに包んでいた。




詩音「堪能してくれたみたいで何よりだよ!」


ひより「ごめんね・・・私ばかり食べちゃって・・・」


桜「本当、お前どんな胃袋してんだ?ってくらい食べてたな?ひよ子の胃袋は本当にブラックホールかよ!?」


照子「胃下垂でも無いのよね?本当に感心するわ!」


詩音「代謝が良いのだろうね。私は動くから食べても太らないけれどひよりの場合は消化や体内の動きが活発なんだろう・・・」


ひより「ごめんね、ちょっと、おトイレ行って来るね!」


桜「なるほど・・・体内が活発か・・・」




詩音「ひよりがいないから丁度良い。これは3人だけの秘密にして欲しいんだ。」


桜「えっ!?どったの?何かあった?」


照子「珍しいわね?ひょっとして今日後輩の子たちを呼ばなかったのって・・・?」


詩音「照子、その通りだよ。きょう皆を呼んだのは私たちだけの話にしたかったからなんだ。」


桜「何か・・・あったの?」


詩音「実は・・・ひよりのその食事量の事についてなんだ。」


照子「ひよちゃんは・・・昔からあの様な感じだったけれど・・・」


詩音「そう・・・見た目は何も問題無い様に思えるけれど、ひよりは・・・このままだと長くない・・・らしいんだ・・・」


照子「・・・・・・・」




バタンッ!!




詩音「照子!・・・やはり照子にはまだ伝えない方が良かったか・・・」


桜「ちょっと誰か呼んで来る!」


詩音「いや、通信機があるから・・・」




詩音の部屋




ひより「照ちゃん!照ちゃん!!!」


照子「ん・・・・・あれ?私、さっき・・・」


ひより「良かったぁぁぁ!照ちゃん心配したよ!!本当に良かった!!!」


照子「ごめんなさい・・・心配掛けちゃったわね・・・詩音ちゃんも桜ちゃんもごめんなさい」


詩音「いや、私たちの事は良いんだ。それより、すまない、照子はもう少し休ませてから送るから、悪いけれどひよりと桜はきょうは時間も遅いからこの辺りで・・・」


ひより「そんな、一緒に帰るよ!私も・・・」


桜「ひより、帰ろう。後は任せておこう!」


ひより「・・・・・・・うん・・・分かった。」




帰り道




ひより「照ちゃん大丈夫かな?」


桜「あぁ、ちょっとした目まいだったみたいだから大丈夫だ!」


ひより「ねぇ、桜ちゃん?」


桜「何だ?どうかしたか?」


ひより「何を隠してるの?」


桜「えっ!?・・・何をだよ?あたしら何も隠してないぞ?」


ひより「私、ただのバカじゃないよ?」


桜「おい、何言ってんだよ?誰もお前の事バカだなんて思ってないって!考え過ぎだろ?」


ひより「桜ちゃん、私の事呼んでみてくれない?」


桜「あぁ?何だよ改まって?ひよ子?・・・これでいいか?」


ひより「さっき詩音ちゃんの部屋を出る直前私の事「ひより」って呼んだよね?」


桜「えっと・・・それがどうかしたのかよ?お前の名前はひよりだろ?別に普通に名前呼んだりあだ名で呼んだりしても不思議な事じゃないだろ?」


ひより「ううん!今まで一度も私の事を「ひより」って呼んでくれた事無かった!一度たりとも!それなのにさっき初めて私の本名を呼んだ・・・これって何かあるって思うんだ!」




(何だよ!こう言う所だけは勘が鋭過ぎる程鋭いよな!?えぇっと、下手な事あたしも言えないし・・・何とかしなきゃ・・・)




桜「あぁ~!!真面目な場面であまりあだ名とか使いたくねぇだろ?あたしだってその辺の空気くらい読むぞ?」


ひより「そして、今何を隠してるの?って私聞いたよね?その時桜ちゃん「私ら」って言ったよね?それって私以外の皆が隠しているって事だよね!?」


桜「はぁぁ~・・・ったく、お前はどうしていつもそう言う所に気が付くんだよ?」




(まずいな・・・ある程度の嘘ならバレないだろうが流石にひよ子の命に関わる事だから下手に本人に伝える事は出来ないだろうし・・・ここは・・・)




桜「お前があまりにも食べ過ぎるから病気になり掛けているらしい・・・」


ひより「・・・・・・・・・・・・・・・・・」


桜「・・・・・・・・・・・・・・・」


ひより「・・・・・・・そっか!皆それで心配してくれていたんだね!ごめんね、心配させてしまって♪でも大丈夫だから安心してね?」




ひよりは笑顔でこの様に私に返して来た。

嘘だろ?病気ってどんな病気なの?とか死んじゃうのかな?とかそう言った不安なんて無いのかよ?それってまるで・・・まるで・・・!?




詩音の部屋




詩音「照子、すまない。ショックを受けている事は百も承知だ。けれど・・・」


照子「薄々気が付いていたけれど流石に宣言されたみたいな気がして・・・」


詩音「その様子だとひよりが長く無いと言う事は既に!?」


照子「ひよちゃんは元々勘の鋭い子だから、それを見せない様にしようとしてあの様な振る舞いできょうまでやって来ていたの」


詩音「そうだったのか・・・」


照子「えぇ・・・明るく振る舞ってバカの様に見せておいて・・・でも本当は繊細でか弱い子なの」


詩音「もしかして、夏休みの時の件は・・・」


照子「えぇ、離れ離れになる事に対しての想いが強かったのは確か。けれど、余命が明確になっているのであれば、更に一緒にいる時間を大切にしたいと言うのも最優先に出て来るわ。私はそれがとても辛かった。そして何よりひよちゃん自身が苦しんでいたのだと思う」


詩音「・・・・・・・・・・」




♪コンコンコン




詩音「はい!」


「失礼致します。」


詩音「先生、如何でしたか?」


照子「貴方は先程の料理長の方では!?」


医師(料理長)「はい、先程は大変失礼致しました。」


詩音「先生、ひよりの様子は・・・?」


医師「はい、無理をしている様子は確かに伺えました。学校での検査の結果も伺っておりましたが、現在では解明が出来ない病の様で・・・」


詩音「何とか生き残る手段は無いものか・・・」


医師「彼女の病の直接的な原因は恐らく精神面でしょうね。血液検査のどの項目にも該当する異常は見つからず、食べる量も計測させて頂きましたが、通常のひよりさんの年齢の女性が摂取する1食分の量を5倍程に上回っていました。身体の何処にも異常が見付からず、その摂取量が続いていると言うのは身体の何処かに間違い無く異常を来しているはずなのです。ですがそれが見付からない・・・このままあの様な摂取量を続けていると数年先には突然死の恐れが伺えます。」


詩音「無理矢理食べる量を制限させるのは?」


医師「確かに制限させてじょじょに回復を見計らう必要性は十分にあります。ですが、それを行う事でひよりさんの精神的負荷が過剰に掛かった場合、別の事由によって彼女を苦しめてしまう恐れが考えられます」


照子「私のせいだ・・・私が小さい頃に・・・」


詩音「いや、君のせいじゃない!これはひよりの精神的な部分が絡んでいるんだ!ひよりを開放してあげなければ・・・私たちが早く・・・」




♪プルルルル・・・プルルルル・・・




詩音「桜かい?どうした?もしかしてひよりが気付いたのかい?」


桜「うん!出来る限り話を反らそうとしたんだけどやっぱりひよ子は勘が凄く鋭くて・・・中々聞き入ってもらえなかったから、あんな感じで大食いしているから病気になり掛けているぞって言ったら、笑顔でごめんね?でも大丈夫とか言い出して・・・」


詩音「そうか・・・恐らくひよりは既に自身の身体の事を知っていたのかも知れないね・・・」


桜「どうしよう・・・一応家の前まで送って別れたけど・・・あたし心配で・・・」


照子「ひよちゃんは大丈夫だと思うわ・・・ただ・・・本当にひよちゃんの心に掛かった枷を外してあげなければ・・・」


詩音「聴こえたかい?」


桜「あぁ!分かった。私たちでひよ子を助けよう!」




こうしてあたしたちはひよりの精神的な枷を外す為に翌日からひよりの心の部分に何があるのかを考えて行く事にした。




照子「きょうは連休最後だからひよちゃんとは接触しなくても大丈夫!色々とひよちゃんの事について伝えるわね!」


詩音「お願いするよ!」


桜「早くひよ子を助けないと・・・」


詩音「あれだけ激しいツッコミを入れていたのに一番心配しているんじゃないのかい?桜?」


桜「いやっ!それは・・・その・・・死んじゃうとかなると流石に後味が悪いし・・・」


照子「桜ちゃんは優しいから・・・一先ず始めましょう?」




連休最終日、あたしたちはひよりの過去や抱えている事について照子の家で緊急ミーティングを行った。少しでもひよりが抱えている辛い事を取り除きたい一心で必死に朝から夕方までずっと話し合っていた。




照子「とても優しい子で、ストレスは感じていない振りをしているけれど、本当は誰よりも抱え込む体質なの。だから極力私もひよちゃんにはやりたい様にさせていたの」


桜「それであんなにツッコミが緩かったのか・・・」


照子「そうね・・・私の性格上の事もあるのだけれど・・・それから・・・」


詩音「ん?・・・」


照子「前に言ったかも知れないけれど、ひよちゃんがよく食べる様になったのは私が影響しているの。元々ひよちゃんは身体が弱く、食事も十分に摂取出来ていなかったから、元気に大きくなるには食べる事が重要なんだと教えたばかりに・・・」


桜「クソ真面目なのか?限度があるだろうに・・・」


詩音「色々と2人の間であったんだね?その辺りが関係しているとすればやはり辛いだろうけれど照子がひよりを支えられる可能性が一番高いだろう」


照子「だけど・・・私が今更その様な事を言えた義理は・・・」


桜「でも、もしそれが直接的な理由だとすればやっぱママが押してあげなきゃひよ子も納得出来ないだろう?」


照子「ダメよ!私が言ったらひよちゃんが・・・ひよちゃんが・・・」




パシンッ!!!




詩音「桜っ!何を!?」


照子「桜・・・ちゃん・・・」


桜「痛い?あたしがママをぶったけど痛かった?」


照子「何をするの!?」


桜「ひより、死んじゃうんだぞ?こんなぶたれたくらいの痛みなんて死なないだろ?ひよりは苦しんでいるんだ!助けて欲しいって思っているかもしれない!一時嫌われるかも知れない、そんなの自分勝手な言い分じゃん!ひよりに嫌われたくないから甘やかすのかよ!ひよりがそれで死んじゃったら照子はそれでも良いのかよ!?」


照子「桜ちゃん・・・私・・・私・・・」


桜「ひよりが大きな可能性に向かおうとして海外へ出て行ってもひよりは死んでいないだろ?だったらまたいつでも会える!照子は照子で才能が開花して一緒に海外でタッグを組めば良いじゃん!でもさ・・・一時の喧嘩みたいな事になったとして、それが嫌だから現状を許して二度と会えない所に大切な子が逝ってしまったとしたら・・・どっちを選ぶべきか照子なら分かっているはずだろ!?なのにどうして!?どうして・・・あたしならな!!詩音がひよりみたいな立場だったら命を賭けてでも止めてやる!!絶対にずっと一緒にいたいから手放したくないから!死なせたくないから!!!止める!!絶対に!!!」


照子「そうね!・・・私、甘えてた・・・ひよちゃんに嫌われたくないからずっと言いたい事も黙って来た・・・けれど、桜ちゃんの今の声で目が覚めたわ!ごめんなさい。私もひよちゃんを助けたいの!お願い。私に力を貸して欲しい・・・」


詩音「当たり前だ!ひよりは照子だけのひよりじゃないんだ!私たちの大切なひよりを失う訳にはいかないよ!だからほら、一緒にひよりを助けよう!」




何か分からなかった。でも、あたしはあたしがした事を間違いだったとは思わなかった。

照子をぶって、あの様な事を言ったあたし・・・本当はこんな偉そうな事言えた立場じゃないのは十分に理解していた。けれど、一番諦めてはいけないはずの照子が半ば諦めようとしている様にその時のあたしは感じた・・・だからだろうか、あたしは心の底からその時に感じていた感情を全て照子にぶつけたのだ。




照子「ひよちゃんは、きっと今置かれている現状や過去の自分に負けそうになっているのだと思う。私が明日ひよちゃんに伝えるわ。だから・・・見ていて欲しいの!」


詩音「分かったよ。私たちが出来る事は?」


照子「ううん!もう十分にしてくれたから大丈夫!ここからは私とひよちゃんの問題だから!」


桜「明日までに何かあったら言って欲しいんだ・・・何でもするから!」


照子「ありがとう・・・桜ちゃん・・・本当にありがとう!」




翌日学校の食堂にて




ひより「さぁ、今日も沢山食べるぞ♪」


照子「没収しま~す!」


ひより「ちょっ!どうして?折角楽しみにしていたのにぃ~!酷いよぅ~・・・」


照子「これはひよちゃんの為を思っての行為だから!さぁ、皆も食べましょう?」


ひより「返してよ!?これが無いと私午後の授業頑張れないよぅ~!!」


照子「ダメよ!食べるななんて一言も言っていないから!これだけあれば午後から夜ご飯までのカロリーは十分に補えるわ!」




少々厳しい様な気がしたけど、恐らくわざとこの様な感じで照子は言っているのだろう・・・

黙ってあたしたちは見守る事にした。




ひより「意地悪!!もういいよ!私教室に戻るから!」


照子「ダメ!最低限の食事はしなきゃ!ほら座って!」


ひより「止めて!戻るから!!照ちゃんなんて嫌い!!」


照子「嫌いで結構よ!ちゃんとひよちゃんの為を思って言っているのだから!」




パシンッ!!




照子「つっ!!・・・」




パシンッ!!




ひより「痛っ!!・・・何するの!?」


照子「・・・・・・・」




ガシャーーーン!!!!!!!!!




詩音「おい、ひより勿体無い!」




バシンッ!!!




ひより「うぅぅぅぅぅぅ~!!!!!!!!!照ちゃんなんて大っ嫌い!!!!!!!!」




バタバタバタバタバタ!!!!!!




詩音「照子・・・少々やり過ぎてしまったのでは?」


照子「いいの・・・これで・・・私が今までひよちゃんを甘やかしていたのがいけなかったの!それらの報いだと思えば・・・この程度・・・」


桜「照子・・・」




放課後、ひよりは黙ってあたしたちより先に1人で帰ってしまった。




桜「ひより大丈夫かな?」


詩音「一時の事だと信じよう。照子を信じて・・・」




照子もショックを受けていた様で先に帰りたいと申し出てあたしたち2人より先に帰った。






13年前・・・




ひより「う~ん・・・う~ん・・・」


照子「ひよちゃん、だいじょうぶ?おねつがたかいね・・・」


ひより「てるちゃん・・・ごめんね?あそびにいくはずだったのにまたおねつがあがってしまったから・・・ゲホッ・・・」


照子「ひよちゃんはもっとたくさんたべなくちゃからだがつよくなれないよ?わたしみたいにたくさんたべるようにいっしょにがんばろうね?」


ひより「うん・・・がんばる・・・おねつがひいたらちょっとずつたべるようにしたいな・・・」




その日の夜、ひよりは40度を超える高熱を出してしまい緊急入院する事になった。




照子「ひよちゃんがきんきゅうにゅういん!だいじょうぶかな?」


照子の母親「大丈夫よ。ひよりちゃんはとても良い子だから神様もきっと助けてくれるわ!だからあなたはゆっくりと休んで、きょうは眠りましょうね?」


照子「ひよちゃん・・・うん、きっとひよちゃんたすかるよね!わたし、しんじてねる!」




1週間後、ひよりは無事に退院し、自宅へ戻る事が出来た。




照子「ひよちゃん・・・ひよちゃぁぁぁぁん!!わぁぁぁぁん!よかった・・・よかったよ~!!ひよちゃんがかえってきてくれたぁぁぁ!!」




両手でしっかりとひよりを抱き締め泣きながら照子はひよりの帰りを喜んだ。




ひより「てるちゃん、しんぱいさせちゃってごめんね?きょうからわたし、たくさんたべてはやくてるちゃんみたいにげんきにあかるくいきていけるようにがんばるからね・・・」




ひよりは幼いながらも華奢な身体を照子を包み込むように抱き返した。

以来少しずつひよりは食べる量を増やしていった。




ひより「ん・・・あれ?私、今夢を?・・・そうか・・・私、照ちゃんに助けてもらったのに、その影響で今度は自分を苦しめていたのか・・・助けてもらったはずがそれが原因で死んじゃうかも知れない・・・私ってバカだな・・・」




秋の心地良い空気を感じながら公園のベンチで涙を浮かべ少しの間眠ってしまっていたひよりは昔照子と共にいた時の頃の夢を見ていた。

寝る直線に涙を浮かべていたひよりは起きた時にも涙を浮かべていた。

その涙の質は寝る前と寝た後とでは違っていた。




詩音と桜




詩音「ん?電話が来たみたいだ。もしもし?はい・・・そうですが、一体彼女の身に!?」


桜「ひよりの事かな?」


詩音「はい・・・あぁ、ひよりの事だよ。どうやら余命が入ったみたいだ。1年?ですか!?ですが、今食事制限をすれば間に合うのですか?・・・そうですか!分かりました。私たちが必ず彼女を助けます!はい。お願いします。では」


桜「1年って!?・・・」


詩音「大丈夫だ!今制限を掛けられたら間に合うそうだ!だが油断は出来ない!ひよりの心の問題を解決しなければ!」




照子宅・・・・・




照子「ごめんなさい・・・ひよちゃん・・・私のせいでずっと苦しんで来たのね・・・なのにきょうの態度は・・・決して許されるはずがない・・・」




♪プルルルル・・・プルルルル・・・




照子「誰?・・・ひよちゃん?・・・」




私はひよちゃんからの電話に出るべきか出ないべきか悩んだ。けれど・・・ここで出なければもう・・・ひよちゃんとは二度と寄りを戻せない気がした。思い切って私は電話に出てみる事にした。




ひより「照ちゃん・・・」




泣きそうな声であの時の・・・幼少の頃のひよちゃんの様なか弱い声で私を呼ぶ。

きっと分かってくれたのだと信じたかった。私が何をしたかったのかを・・・

けれど、あまりにも当時のひよちゃんの声だと思えて、もう一つとても嫌な予感もしてしまった。それは・・・このままひよちゃんが二度と会えない場所へ旅立ってしまう様な不安や恐怖心に私は震えながら電話を持ち応答した・・・




照子「ひよ・・・ちゃん?」


ひより「ごめん・・・ね?」


照子「そのごめんって言うのは・・・まさか!?」




私は何事も悪い方を先に考えてしまう・・・

この「ごめん・・・ね?」と言うのはひょっとすると二度と会えなくなってしまう意味なのだろうか?と一瞬頭を過り、一言質問した後私は、何も言葉に出来なくなってしまった。


ひより「うん・・・私が悪いんだ!」




ひよちゃんは私とは真逆で良い事を先に出そうとする。

ここだけは唯一私たちの中で正反対の部分だった。

だからこそ私は安心した。




照子「良かった・・・本当に・・・良かった」




良かったとはひよちゃんが私のした事を理解してくれたのだと言う意味。

きっとこのままの状況が続けば自分は死んでしまうのだとひよちゃんは既に気が付いていて、私がどうしてあんな酷い止め方をしたのか分かってくれたのだと・・・




ひより「照ちゃんに命を救ってくれたのにその切っ掛けで今度は死んじゃう所だった・・・本当にごめんね?私の為を思ってくれていたのに私、ずっと維持になってたんだ・・・」


照子「うぅっ・・・えぐっ・・・」


ひより「照ちゃん、泣いてるの?・・・ごめんね?私、バカだよね?」


照子「ううん・・・バカなのは私の方よ・・・私がちゃんとひよちゃんを止めていたら・・・こんな所までひよちゃんを苦しめなくて済んだのに・・・ごめんね?本当にごめんなさい!!」




無事に落ち着いた為、直ぐに詩音ちゃんと桜ちゃんには連絡して事は落ち着いた。




翌日




詩音「本当に安心したよ!2人共顔色も良くなったね!だがひより?これからはしばらく辛いだろうが食事制限は必ず守ってもらうよ?」


ひより「うん!頑張るよ!」


桜「そう言ってお菓子持ちながら言うのは禁止な?お前の命が掛かってるんだ!あたしらも厳しく対応するからな!覚悟しろよな?」


ひより「えぇぇぇっ!?きょうだけは勘弁してよ?」


桜「死にたいのか?死んだら照子とはもう二度と会えなくなるぞ?それでも良いなら♪」


ひより「うぅぅぅ・・・止めます・・・もうお菓子も食べません・・・」


詩音「ははははは♪まぁ、反省しているみたいだしこの辺りで・・・」


ひより「皆・・・ごめんね?私、色々と迷惑掛けちゃったね・・・」


桜「お前が周りの皆に迷惑掛ける事はいつもの事だろ?特に気にしていないって!」


詩音「そうかそうか・・・桜が一番心配して照子にキレた程なのに?」


桜「そっ!それは言わないでって言っただろ!?」


ひより「えぇっ!?桜ちゃんが私の為に心配してくれていたの!?それに照ちゃんにって!?」


照子「えぇ!桜ちゃんのおかげで私も目が覚めたのよ!そこは桜ちゃんがひよちゃんを心配していたって自身を持って言えるわ!」


ひより「ほへぇぇぇ!!桜ちゃん大好き♡」


桜「コラッ!止めろ!ママまで何言って・・・コラッ!抱きつくな!!離れろ!!あたしは姉御のモンだ!!」






桜「って言う事で・・・泣かせる内容だったな~!」


ひより「もう涙止まらなかったよぅ~!!」


詩音「お菓子片手に涙されてもな?・・・」


照子「ひよちゃん!ここでもお菓子厳禁よ!」


ひより「えぇぇぇぇ~!?ここだけは勘弁してよぅ~!後はちゃんと制限通りにするからぁ!!」


桜「ダメだっ!お菓子は没収だ!」


ひより「ちぇっ!・・・まぁ、桜ちゃんが私の事大事に思っていてくれるってだけで私も嬉しいもん♡」


桜「調子崩すから止めろ!!抱きつくな!!」


照子「桜ちゃんも本当はひよちゃんの事が大好きなのよね?」


桜「こっ!こんな面倒臭い奴誰が!!」


詩音「ふむふむ・・・桜は所謂ツンデレと言う分野の人物か・・・」


桜「ツンデレじゃないからっ!あたしただのJKだから!!」


ひより「こうして抱きついていると桜ちゃんってスタイル凄く良いよね♪」


桜「いいから離れろ!進行出来ないだろっ!」


ひより「はぁぁぁ・・・分かったよ!・・・離れる・・・」


詩音「と言う事でのんくら♪今回は第二十五のん♪をお届けしましたが、こちらののんくら♪実は残りは冬のお話前編、そして後編、大学受験のお話、そして最終話と続いていきます。残り少しではありますが、どうか最後まで私たちの活躍を見守っていて下されば幸いです。」


桜「残念だな・・・でも大学は絶対に受かるぞ!受かって見せる!・・・だから最後は皆で盛大に盛り上がって・・・だよね♪」


照子「そうね!私たちならきっと大丈夫よ!後輩の皆の為にも頑張りましょう♪」


ひより「と言う事で、きょうはこの辺りで終わりだけど、次回はまた前編と後編になるからお楽しみに♪それでは皆さん、またね~♪」
















第二十五のん♪ 終

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